JPS5919121Y2 - オイルタンク - Google Patents
オイルタンクInfo
- Publication number
- JPS5919121Y2 JPS5919121Y2 JP14429779U JP14429779U JPS5919121Y2 JP S5919121 Y2 JPS5919121 Y2 JP S5919121Y2 JP 14429779 U JP14429779 U JP 14429779U JP 14429779 U JP14429779 U JP 14429779U JP S5919121 Y2 JPS5919121 Y2 JP S5919121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- tank body
- support
- tank
- support pedestal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、油圧装置等に用いられるオイルタンクの改
良に関する。
良に関する。
一般に、いわゆるパワーユニットなどの油圧装置にあっ
ては、オイルタンク内のオイルをモータ、ポンプなどの
駆動用として繰り返し用いる。
ては、オイルタンク内のオイルをモータ、ポンプなどの
駆動用として繰り返し用いる。
その結果例えば油圧ポンプからの発熱あるいはリリーフ
バルブから油が逃げるときの発熱等の影響を受けて、前
記オイルタンク内のオイルの温度は徐々に高まるもので
ある。
バルブから油が逃げるときの発熱等の影響を受けて、前
記オイルタンク内のオイルの温度は徐々に高まるもので
ある。
このオイルの温度上昇は好ましくないことはいうまでも
なく、したがって、それを防止するための何らかの冷却
対策が必要となる。
なく、したがって、それを防止するための何らかの冷却
対策が必要となる。
ところで、このようなオイル、つまり作動油の温度上昇
を抑える方法としては、空冷、水冷などにより強制的に
冷却する強制冷却方法と、作動油を貯蔵するオイルタン
クの表面からそのオイルの熱を自然放熱させる自然冷却
方法とが知られている。
を抑える方法としては、空冷、水冷などにより強制的に
冷却する強制冷却方法と、作動油を貯蔵するオイルタン
クの表面からそのオイルの熱を自然放熱させる自然冷却
方法とが知られている。
両方法を比較した場合、強制冷却方法は冷却効果が高い
反面、作動油を冷却するためのそれなりの装置を必要と
することから設備費が高くつき、かつ装置全体が複雑に
なる欠点があるのに対し、自然冷却方法にはその欠点が
ない。
反面、作動油を冷却するためのそれなりの装置を必要と
することから設備費が高くつき、かつ装置全体が複雑に
なる欠点があるのに対し、自然冷却方法にはその欠点が
ない。
したがって、従来は高圧パワーユニットなどのように油
温上昇の激しい一部の油圧装置を除いて、上記自然冷却
方法が採用されていた。
温上昇の激しい一部の油圧装置を除いて、上記自然冷却
方法が採用されていた。
ところが一方、最近、装置の軽量化が図れるとともに油
漏れの原因となる接合部が少ないということで、一般の
四角体タンクに代わり、丸形(円筒形)タンクが多く使
用されるようになってきた。
漏れの原因となる接合部が少ないということで、一般の
四角体タンクに代わり、丸形(円筒形)タンクが多く使
用されるようになってきた。
しかしながら、この丸形タンクは四角形タンクに比較し
て、同−油槽量であってもその表面積が小さいため放熱
量も少なく、自然冷却方法によっては充分な冷却効率が
得られないおそれがある。
て、同−油槽量であってもその表面積が小さいため放熱
量も少なく、自然冷却方法によっては充分な冷却効率が
得られないおそれがある。
この考案は以上の点を考慮してなされたもので、タンク
本体内のオイルに対する冷却効率が高く、しかも構造が
簡単なオイルタンクを提供しようとするものである。
本体内のオイルに対する冷却効率が高く、しかも構造が
簡単なオイルタンクを提供しようとするものである。
この考案の特徴は、複数の支持脚柱を、それぞれ中空部
材から構成するとともに、タンク本体を上下に貫通し、
かつタンク本体から突出した上端部が開口して内部空間
が大気に開放された構成とした点にある。
材から構成するとともに、タンク本体を上下に貫通し、
かつタンク本体から突出した上端部が開口して内部空間
が大気に開放された構成とした点にある。
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を示すもの
で、図中符号1はオイルを貯蔵するタンク本体である。
で、図中符号1はオイルを貯蔵するタンク本体である。
このタンク本体1は、円筒形の筒体2と、この筒体2の
下部に溶接された底板3(一般に鏡板と称される。
下部に溶接された底板3(一般に鏡板と称される。
)と、筒体2の上部開口を塞ぐ蓋体6とから構成されて
いる。
いる。
このように構成されたタンク本体1は、複数(この場合
4本)の支持脚柱4によって支持されている。
4本)の支持脚柱4によって支持されている。
これら支持脚柱4は、それぞれパイプ部材からなるもの
で、その下端部は支承板5に固定され、その上端部は底
板3、筒体1の内部および蓋体6を上下に貫通している
。
で、その下端部は支承板5に固定され、その上端部は底
板3、筒体1の内部および蓋体6を上下に貫通している
。
したがって、支持脚柱4の内部空間は、上端開口部8か
ら大気に開放されている。
ら大気に開放されている。
なお、このタンク本体1の蓋体6の上には通常ポンプ、
モータ、バルブ等の各種機器が載置されるので、蓋体6
にはこれらに耐えられるだけの十分な強度をもたせであ
る。
モータ、バルブ等の各種機器が載置されるので、蓋体6
にはこれらに耐えられるだけの十分な強度をもたせであ
る。
しかして、上記のように構成されたオイルタンクにおい
ては、タンク本体1内のオイルの熱がタンク本体1の外
表面から放出されるばかりでなく、支持脚柱4の内表面
からも放出される。
ては、タンク本体1内のオイルの熱がタンク本体1の外
表面から放出されるばかりでなく、支持脚柱4の内表面
からも放出される。
この支持脚柱4の内表面から放出された熱は、支持脚柱
4内にある空気を熱する。
4内にある空気を熱する。
このとき、支持脚柱4がパイプ部材からなり、上端部が
開口して内部空間が大気に開放されているから、熱せら
れた空気は支持脚柱4の上端開口部8から流出し、温度
の低い大気が支持脚柱4内へと上端開口部8から流入す
る。
開口して内部空間が大気に開放されているから、熱せら
れた空気は支持脚柱4の上端開口部8から流出し、温度
の低い大気が支持脚柱4内へと上端開口部8から流入す
る。
したがって、タンク本体1内のオイルを効率よく冷却す
ることができる。
ることができる。
また、タンク本体1内のオイルの熱は、一般にタンク本
体1の内表面に接する部分からまず放熱され、さらに内
部の比較的高温のオイルと対流を行ないながら順次放熱
されてゆくものであるが、この考案ではタンク本体1の
内部を支持脚柱4が貫通しているから、上記した内部の
比較的高温のオイルはその熱を支持脚柱4により直接放
熱させられるので、タンク本体1内でのオイルの対流に
要する時間が短くなる。
体1の内表面に接する部分からまず放熱され、さらに内
部の比較的高温のオイルと対流を行ないながら順次放熱
されてゆくものであるが、この考案ではタンク本体1の
内部を支持脚柱4が貫通しているから、上記した内部の
比較的高温のオイルはその熱を支持脚柱4により直接放
熱させられるので、タンク本体1内でのオイルの対流に
要する時間が短くなる。
しかも、支持脚柱4が複数本設けられているから、タン
ク本体1内のオイルの対流が各所で生しることになる。
ク本体1内のオイルの対流が各所で生しることになる。
したがって、冷却効率をより一層高めることかで゛きる
。
。
さらに、支持脚柱4を複数本設けることにより、得られ
る冷却効率を一定とした場合には、タンク本体1の支持
脚柱4を設けることによる容積減少割合を小さくするこ
とができるという利点も得られる。
る冷却効率を一定とした場合には、タンク本体1の支持
脚柱4を設けることによる容積減少割合を小さくするこ
とができるという利点も得られる。
すなわち、例えば支持脚柱4の本数を2本とした場合と
1本とした場合とを比較すると、冷却効率を同一にする
ために両者の表面積を同一に設定すると、2本設けた場
合の支持脚柱4の体積は1本設けた場合の支持脚柱4の
体積の半分になる。
1本とした場合とを比較すると、冷却効率を同一にする
ために両者の表面積を同一に設定すると、2本設けた場
合の支持脚柱4の体積は1本設けた場合の支持脚柱4の
体積の半分になる。
したがって、冷却効率を一定とした場合にはタンク本体
1の容積減少割合を小さくすることができるので゛ある
。
1の容積減少割合を小さくすることができるので゛ある
。
このことを換言すれば、容積減少割合を一定とした場合
には、支持脚柱4を複数設置することにより、1本設置
したときに比して冷却効率を高めることができるという
ことになる。
には、支持脚柱4を複数設置することにより、1本設置
したときに比して冷却効率を高めることができるという
ことになる。
また、オイルを冷却するのに特別な装置を設置すること
なく、支持脚柱4によってオイルを冷却するものである
から、オイルタンクを簡単な構造とすることができる。
なく、支持脚柱4によってオイルを冷却するものである
から、オイルタンクを簡単な構造とすることができる。
第3図はこの考案の第2実施例を示すもので、この場合
、先の第1実施例と異なる点は支持脚柱4の下端、すな
わちタンク本体1の底板3より外部に突出した部分の支
持脚柱4にその支持脚柱4の内部に通じる透孔7がそれ
ぞれ設けられている点である。
、先の第1実施例と異なる点は支持脚柱4の下端、すな
わちタンク本体1の底板3より外部に突出した部分の支
持脚柱4にその支持脚柱4の内部に通じる透孔7がそれ
ぞれ設けられている点である。
このように支持脚柱4に透孔7を設けた場合には、支持
脚柱4内の熱せられた空気が支持脚柱4の上部開口8か
ら流出する一方、冷たい大気が透孔7から流入するから
、支持脚柱4内の空気の対流がより一層スムースに行わ
れるようになる。
脚柱4内の熱せられた空気が支持脚柱4の上部開口8か
ら流出する一方、冷たい大気が透孔7から流入するから
、支持脚柱4内の空気の対流がより一層スムースに行わ
れるようになる。
したがって、オイルの冷却効率をさらに高めることか°
できる。
できる。
なお、上記の実施例においては、支持脚柱4をパイプ部
材から構成しているが、これに限られるものでないこと
は勿論である。
材から構成しているが、これに限られるものでないこと
は勿論である。
要は、支持脚柱4の内部に対して空気が流入、流出する
ように、支持脚柱4を上端部が開口した中空部材とすれ
ばよい。
ように、支持脚柱4を上端部が開口した中空部材とすれ
ばよい。
また1、支持脚柱4の断面形状としては、円形に限られ
るものではなく、各種の形状を採用することができるが
、冷却効率を高めるためにその表面積が大きくなるよう
にするのか゛望ましいのは勿論である。
るものではなく、各種の形状を採用することができるが
、冷却効率を高めるためにその表面積が大きくなるよう
にするのか゛望ましいのは勿論である。
以上説明したように、この考案のオイルタンクによれば
、複数の支持脚柱を、それぞれ中空部材によって構成す
るとともに、タンク本体を上下に貫通し、かつタンク本
体から突出した上端部が開口して内部空間が大気に開放
された構成としているから、構造が複雑化することなく
オイルの冷却効率を高めることができ、しかもタンク本
体の容積減少割合を小さくすることができる等の効果が
得られる。
、複数の支持脚柱を、それぞれ中空部材によって構成す
るとともに、タンク本体を上下に貫通し、かつタンク本
体から突出した上端部が開口して内部空間が大気に開放
された構成としているから、構造が複雑化することなく
オイルの冷却効率を高めることができ、しかもタンク本
体の容積減少割合を小さくすることができる等の効果が
得られる。
第1図はこの考案の第1実施例を示すオイルタンクの斜
視図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図、
第3図はこの考案の第2実施例を示すオイルタンクの第
2図同様の断面図である。 1・・・・・・タンク本体、2・・・・・・筒体、3・
・・・・・底板、4・・・・・・支持脚柱、6・・・・
・・蓋体、8・・・・・・開口部。
視図、第2図は第1図のII −II線に沿う断面図、
第3図はこの考案の第2実施例を示すオイルタンクの第
2図同様の断面図である。 1・・・・・・タンク本体、2・・・・・・筒体、3・
・・・・・底板、4・・・・・・支持脚柱、6・・・・
・・蓋体、8・・・・・・開口部。
Claims (1)
- タンク本体を複数の支持脚柱によって支持したオイルタ
ンクにおいて、前記複数の支持脚柱を、それぞれ中空部
材から構成するとともに、前記タンク本体を上下に貫通
し、かつタンク本体から突出した上端部が開口して内部
空間が大気に開放された構成とし、その支持脚柱によっ
てタンク本体内のオイルの熱放散を行なわせるようにし
たことを特徴とするオイルタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14429779U JPS5919121Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | オイルタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14429779U JPS5919121Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | オイルタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5660801U JPS5660801U (ja) | 1981-05-23 |
JPS5919121Y2 true JPS5919121Y2 (ja) | 1984-06-02 |
Family
ID=29375495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14429779U Expired JPS5919121Y2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | オイルタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919121Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001317507A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Daishin Shoko:Kk | 油圧シリンダ装置における油タンクの構造 |
JP7166067B2 (ja) * | 2018-03-22 | 2022-11-07 | 株式会社日立建機ティエラ | 建設機械 |
-
1979
- 1979-10-18 JP JP14429779U patent/JPS5919121Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5660801U (ja) | 1981-05-23 |
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