JPS5919101B2 - 2−アミノチアゾ−ル−4−イル−α−オキシミノ酢酸誘導体 - Google Patents
2−アミノチアゾ−ル−4−イル−α−オキシミノ酢酸誘導体Info
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- JPS5919101B2 JPS5919101B2 JP51001239A JP123976A JPS5919101B2 JP S5919101 B2 JPS5919101 B2 JP S5919101B2 JP 51001239 A JP51001239 A JP 51001239A JP 123976 A JP123976 A JP 123976A JP S5919101 B2 JPS5919101 B2 JP S5919101B2
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- Japan
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- groups
- aminothiazol
- acid
- acid derivative
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Cephalosporin Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、〒般式
U/COORI
CCI〕
〔式中、−COORIは保護されていてもよいカルボキ
シル基を、R2NH−は保護されていてもよいアミノ基
を示す。
シル基を、R2NH−は保護されていてもよいアミノ基
を示す。
〕で表わされる2−アミノチアゾールー4−イルーα−
オキシミノ酢酸誘導体に関するものである。本発明者等
は、種々研究した結果、一般式R2NH□CチOORI
(I) 〔式中、−COORIおよびR2NH−は前記と同意義
。
オキシミノ酢酸誘導体に関するものである。本発明者等
は、種々研究した結果、一般式R2NH□CチOORI
(I) 〔式中、−COORIおよびR2NH−は前記と同意義
。
〕で表わされる2−アミノチアゾールー4−イルーα−
オキシミノ酢酸誘導体はXCH2−C−C−COORI 1111〔■〕 〔式中、Xはハロゲン原子を、−COORIは前記と同
意義を示す。
オキシミノ酢酸誘導体はXCH2−C−C−COORI 1111〔■〕 〔式中、Xはハロゲン原子を、−COORIは前記と同
意義を示す。
〕で表わされるα−オキシミノーβ−ケトーγ−ハロゲ
ノ酪酸エステル類と一般式〔式中、R2NH−は前記と
同意義。
ノ酪酸エステル類と一般式〔式中、R2NH−は前記と
同意義。
〕で表わされるチオ尿素化合物とを反応させ、必要に応
じて保護基を除去すると得られること、および得られた
化合物〔I〕を原料とするアシル化剤で6位または7位
アミノ基をアシル化したペニシリン類またはセフアロス
ポリン類が優れた抗菌作用を有することを見出し、これ
に基づいて本発明を完成した。上記式中=COORIは
、保護されていてもよいカルボキシル基を示し、従つて
R1 は水素原子あるいはカルボキシル基の保護基を示
す。
じて保護基を除去すると得られること、および得られた
化合物〔I〕を原料とするアシル化剤で6位または7位
アミノ基をアシル化したペニシリン類またはセフアロス
ポリン類が優れた抗菌作用を有することを見出し、これ
に基づいて本発明を完成した。上記式中=COORIは
、保護されていてもよいカルボキシル基を示し、従つて
R1 は水素原子あるいはカルボキシル基の保護基を示
す。
このような保護基としては、チアゾール核に影響を与え
ることなく酸性条件、アルカリ性条件、還元条件等の緩
和な条件で除去しうるものなら何でもよく、たとえば一
般にペプチド合成においてカルボキシル基の保護基とし
て用いられるものから選択され、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2ブチル、イ
ソブチル、第3ブチルなどのアルキル基、β−メチルス
ルホニルエチル、トリクロルエチル、ジフエニルメチル
などの置換アルキル基、フエニル、トリルなどのアリー
ル基、p−第3ブチルフエニル、p−ニトロフエニルな
どの置換アリール基、ベンジル、フエネチル、トルベン
ジルなどのアラルキル基、p−メトキシベンジル、.p
−ニトロベンジルなどの置換アラルキル基などが用いら
れる。R2NH− は、保護されていてもよいアミノ基
を示し、従つてR2は水素原子あるいはアミノ基の保護
基を示す。このような保護基としては、ペプチド化学〒
般に使用される脱離容易なアミノ基の保護基が用いられ
、たとえばホルミル、アセチル、プロピオニルなどのア
ルキルカルボニル基、t−ブトキシカルボニルなどのア
ルコキシカルボニル基、メトキシアセチル、メトキシプ
ロピオニルなどのアルコキシアルキルカルボニル基、ト
リクロルエトキシカルボニルなどの置換アルコキシカル
ボニル基、メトキシカルボニルアセチルなどのアルコキ
シカルボニルアセチル基、ベンジルオキシカルボニルな
どのアラルキルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルなどの置換アラルキルオキシカルボ
ニル基などが繁用される。Xは、塩素、臭素、ヨウ素、
フツ素などのハロゲン原子を示す。本発明の化合物〔I
〕は、α−オキシミノ一β一ケト一γ−ハロゲノ酪酸エ
ステル類〔〕とチオ尿素化合物〔〕とを反応させること
により製造することができる。この反応は、たとえばエ
タノール、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中で行な
われる。溶媒には塩基を添加するのがよく、このような
塩基としては、たとえばピリジン、トリエチルアミン、
N − N −ジメチルアニリンなどの第Ξ級塩基が用
いられる。R2が水素原子の場合には、〔〕自体が塩基
として作用するのでさらに塩基を加える必要はない。反
応は、室温ないし還流条件下有利に進行する。反応終了
後、目的物〔I〕を分離しまたは分離せずに、必要に応
じて保護基の除去を行なうことができる。保護基の除去
は、各々の保護基の除去に通常用いられる手段が用いら
れ、たとえばエチル、プロピルなどのアルキル基は酸ま
たはアルカリによつて、ジフエニルメチルなどのジアリ
ールアルキル基、p−メトキシベンジルなどのアルコキ
シアラルキル基は酸によつて、β−メチルスルホニルエ
チルなどのメチルスルホニルアルキル基はアルカリによ
つて、β・β・β一トリクロルエチルなどのハロゲノア
ルキル基は亜鉛と酸によつて、p−ニトロベンジルなど
のp−ニトロアラルキル基は接触還元によつて容易に行
なうことができる。アミノ基の保護基R2、R3の除去
は、たとえばβ・β・β一トリクロルエトキシカルボニ
ルなどのハロゲノアルコキシカルボニル基は亜鉛と酸に
よつて、ホルミル基、t−ブトキシカルボニルなどの第
3級アルコキシカルボニル基は騨によつて、p−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルなどの置換アラルキルオキシ
カルボニル基は接触還元によつて容易に行なうことがで
きる。カルボキシル基およびアミノ基がいずれも保護さ
れている場合には、これらの保護基は同時に行なつても
よく、また保護基の種類を考慮していずれかを先に除去
してもよい。得られる目的物〔I〕は、公知の手段たと
えば溶媒抽出、転溶、液性変換、結晶化、再結晶、蒸留
、クロマトグラフイ一、イオン交換などにより単離精製
することができる。得られる化合物〔I〕は、公知の手
段により単離精製することもできるが、分離することな
く反応液のまま本発明方法の原料に供することもできる
。かくして得られる本願目的化合物〔1〕は、優れた抗
菌力を持つ6位または7位に2−アミノチアゾール−4
−イルグリシルアミド基を有するペニシリン類またはセ
フアロスポリン類の製造に有利な新規中間体である。
ることなく酸性条件、アルカリ性条件、還元条件等の緩
和な条件で除去しうるものなら何でもよく、たとえば一
般にペプチド合成においてカルボキシル基の保護基とし
て用いられるものから選択され、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2ブチル、イ
ソブチル、第3ブチルなどのアルキル基、β−メチルス
ルホニルエチル、トリクロルエチル、ジフエニルメチル
などの置換アルキル基、フエニル、トリルなどのアリー
ル基、p−第3ブチルフエニル、p−ニトロフエニルな
どの置換アリール基、ベンジル、フエネチル、トルベン
ジルなどのアラルキル基、p−メトキシベンジル、.p
−ニトロベンジルなどの置換アラルキル基などが用いら
れる。R2NH− は、保護されていてもよいアミノ基
を示し、従つてR2は水素原子あるいはアミノ基の保護
基を示す。このような保護基としては、ペプチド化学〒
般に使用される脱離容易なアミノ基の保護基が用いられ
、たとえばホルミル、アセチル、プロピオニルなどのア
ルキルカルボニル基、t−ブトキシカルボニルなどのア
ルコキシカルボニル基、メトキシアセチル、メトキシプ
ロピオニルなどのアルコキシアルキルカルボニル基、ト
リクロルエトキシカルボニルなどの置換アルコキシカル
ボニル基、メトキシカルボニルアセチルなどのアルコキ
シカルボニルアセチル基、ベンジルオキシカルボニルな
どのアラルキルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジ
ルオキシカルボニルなどの置換アラルキルオキシカルボ
ニル基などが繁用される。Xは、塩素、臭素、ヨウ素、
フツ素などのハロゲン原子を示す。本発明の化合物〔I
〕は、α−オキシミノ一β一ケト一γ−ハロゲノ酪酸エ
ステル類〔〕とチオ尿素化合物〔〕とを反応させること
により製造することができる。この反応は、たとえばエ
タノール、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中で行な
われる。溶媒には塩基を添加するのがよく、このような
塩基としては、たとえばピリジン、トリエチルアミン、
N − N −ジメチルアニリンなどの第Ξ級塩基が用
いられる。R2が水素原子の場合には、〔〕自体が塩基
として作用するのでさらに塩基を加える必要はない。反
応は、室温ないし還流条件下有利に進行する。反応終了
後、目的物〔I〕を分離しまたは分離せずに、必要に応
じて保護基の除去を行なうことができる。保護基の除去
は、各々の保護基の除去に通常用いられる手段が用いら
れ、たとえばエチル、プロピルなどのアルキル基は酸ま
たはアルカリによつて、ジフエニルメチルなどのジアリ
ールアルキル基、p−メトキシベンジルなどのアルコキ
シアラルキル基は酸によつて、β−メチルスルホニルエ
チルなどのメチルスルホニルアルキル基はアルカリによ
つて、β・β・β一トリクロルエチルなどのハロゲノア
ルキル基は亜鉛と酸によつて、p−ニトロベンジルなど
のp−ニトロアラルキル基は接触還元によつて容易に行
なうことができる。アミノ基の保護基R2、R3の除去
は、たとえばβ・β・β一トリクロルエトキシカルボニ
ルなどのハロゲノアルコキシカルボニル基は亜鉛と酸に
よつて、ホルミル基、t−ブトキシカルボニルなどの第
3級アルコキシカルボニル基は騨によつて、p−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルなどの置換アラルキルオキシ
カルボニル基は接触還元によつて容易に行なうことがで
きる。カルボキシル基およびアミノ基がいずれも保護さ
れている場合には、これらの保護基は同時に行なつても
よく、また保護基の種類を考慮していずれかを先に除去
してもよい。得られる目的物〔I〕は、公知の手段たと
えば溶媒抽出、転溶、液性変換、結晶化、再結晶、蒸留
、クロマトグラフイ一、イオン交換などにより単離精製
することができる。得られる化合物〔I〕は、公知の手
段により単離精製することもできるが、分離することな
く反応液のまま本発明方法の原料に供することもできる
。かくして得られる本願目的化合物〔1〕は、優れた抗
菌力を持つ6位または7位に2−アミノチアゾール−4
−イルグリシルアミド基を有するペニシリン類またはセ
フアロスポリン類の製造に有利な新規中間体である。
たとえば、まず2−アミノチアゾール−4−イル一α−
オキシミノ酢酸誘導体〔1〕を還元して式〔式中、R3
NH−は保護されていてもよいアミノ基を、−COOR
lおよびR2NH−は前記と同意義を示す。
オキシミノ酢酸誘導体〔1〕を還元して式〔式中、R3
NH−は保護されていてもよいアミノ基を、−COOR
lおよびR2NH−は前記と同意義を示す。
〕で表わされる2−アミノチアゾール−4−イルグリシ
ン誘導体を製造する。この還元の方法は、目的物に導き
うる公知の還元手段が用いられ、たとえば触媒(たとえ
ばラネ一・ニツケル、酸化白金、パラジウム炭素、ルテ
ニウム炭素、ロジウム炭素、銅クロム酸化物など)を用
いる接触還元法、ナトリウム、ナトリウムアマルガム、
アルミニウムアマルガムなどの金属と水、アルコールな
どとの併用によつて生ずる発生機の水素を用いる還元手
段、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジエチルアル
ミニウム、水素化ナトリウムアルミニウム、水素化ホウ
素ナトリウムなどの水素化金属錯化合物を用いる還元手
段、無水酢酸、ギ酸または水混合溶媒中亜鉛、鉄などの
金属で処理する還元手段、電解還元などが好都合に用い
られる。還元反応の温度、圧力、溶媒の種類、時間、ぞ
の他の条件は、原料の種類、還元手段に応じて適宜決定
される。かくして得られる化合物〔〕を用(・て常法に
基づいて6位または7位アミノ基のペニシリン類または
セフアロスポリン類をアシル化すれば最終目的物が得ら
れる。例1 α−オキシミノ一β−オキソ一γ−クロロ酪酸エチル1
9.37、チオ尿素8.0tをエタノール200111
に溶解し2時間加熱還流する。
ン誘導体を製造する。この還元の方法は、目的物に導き
うる公知の還元手段が用いられ、たとえば触媒(たとえ
ばラネ一・ニツケル、酸化白金、パラジウム炭素、ルテ
ニウム炭素、ロジウム炭素、銅クロム酸化物など)を用
いる接触還元法、ナトリウム、ナトリウムアマルガム、
アルミニウムアマルガムなどの金属と水、アルコールな
どとの併用によつて生ずる発生機の水素を用いる還元手
段、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジエチルアル
ミニウム、水素化ナトリウムアルミニウム、水素化ホウ
素ナトリウムなどの水素化金属錯化合物を用いる還元手
段、無水酢酸、ギ酸または水混合溶媒中亜鉛、鉄などの
金属で処理する還元手段、電解還元などが好都合に用い
られる。還元反応の温度、圧力、溶媒の種類、時間、ぞ
の他の条件は、原料の種類、還元手段に応じて適宜決定
される。かくして得られる化合物〔〕を用(・て常法に
基づいて6位または7位アミノ基のペニシリン類または
セフアロスポリン類をアシル化すれば最終目的物が得ら
れる。例1 α−オキシミノ一β−オキソ一γ−クロロ酪酸エチル1
9.37、チオ尿素8.0tをエタノール200111
に溶解し2時間加熱還流する。
エタノールを減圧下留去し、残留物を10%塩酸に溶解
する。この溶液から未反応のα−オキシミノ一βオキソ
一γ−クロロ酪酸エチルを除去するためにエーテル各2
00m1で2回洗浄したのち、これに炭酸水素ナトリウ
ムを加えてPH7.O〜7.5に調製しクロロホルム各
100m1で2回抽出する。クロロホルム層を水洗、乾
燥後クロロホルムを留去して2−アミノチアゾール−4
−イル一α−オキシミノ酢酸エチルが得られる。収量6
.43t0本品は融点137〜138℃(分解点)を示
す。この融点は、シン異性体(融点185.5℃)とア
ンチ異性体(融点145.3℃)の混合物であることを
示す。?−1にオキシムの1710cf1−1にエステ
ルの吸収を示す。
する。この溶液から未反応のα−オキシミノ一βオキソ
一γ−クロロ酪酸エチルを除去するためにエーテル各2
00m1で2回洗浄したのち、これに炭酸水素ナトリウ
ムを加えてPH7.O〜7.5に調製しクロロホルム各
100m1で2回抽出する。クロロホルム層を水洗、乾
燥後クロロホルムを留去して2−アミノチアゾール−4
−イル一α−オキシミノ酢酸エチルが得られる。収量6
.43t0本品は融点137〜138℃(分解点)を示
す。この融点は、シン異性体(融点185.5℃)とア
ンチ異性体(融点145.3℃)の混合物であることを
示す。?−1にオキシムの1710cf1−1にエステ
ルの吸収を示す。
例2
α−オキシミノ一β−ケト−γ−ブロモ酪酸エチルエス
テル238即をエタノール10m1に溶かし、これにN
−(β・β・β一トリクロロエトキシカルボニル)チオ
尿素2517n9を加えて6時間加熱し還流させる。
テル238即をエタノール10m1に溶かし、これにN
−(β・β・β一トリクロロエトキシカルボニル)チオ
尿素2517n9を加えて6時間加熱し還流させる。
冷却後、反応混合物にクロロホルム50m1を加えて水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥する。クロロホルムを減
圧留去したのち、シリカゲルカラムクロマトにより精製
して、2(β・β・β一トリクロロエトキシカルボニル
アミノ)チアゾール−4−イル一α−オキシミノ酢酸エ
チルエステルを得る。収量160TI190本品の核磁
気共鳴スペクトル(100MHz1重クロロホルム中)
は1.35および4.36ppmにエチル基の三重線お
よび四重線、4.87ppmにトリクロロエトキシ基の
単線、7.94ppmにチアゾール5位水素の単線共鳴
線を示す。この核磁気共鳴スペクトルはアンチ異性体で
あることを示す。例3(1)例1で得た2−アミノチア
ゾール−4−イルα−オキシミノ酢酸エチル2.15t
を50%ギ酸20m1とメタノール10m1の混合物に
溶解する。
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥する。クロロホルムを減
圧留去したのち、シリカゲルカラムクロマトにより精製
して、2(β・β・β一トリクロロエトキシカルボニル
アミノ)チアゾール−4−イル一α−オキシミノ酢酸エ
チルエステルを得る。収量160TI190本品の核磁
気共鳴スペクトル(100MHz1重クロロホルム中)
は1.35および4.36ppmにエチル基の三重線お
よび四重線、4.87ppmにトリクロロエトキシ基の
単線、7.94ppmにチアゾール5位水素の単線共鳴
線を示す。この核磁気共鳴スペクトルはアンチ異性体で
あることを示す。例3(1)例1で得た2−アミノチア
ゾール−4−イルα−オキシミノ酢酸エチル2.15t
を50%ギ酸20m1とメタノール10m1の混合物に
溶解する。
氷冷下攪拌しながらこれに亜鉛末1.5fを少量ずつ加
え3時間攪拌を続けたのち不溶物を▲去する。f液を減
圧下濃縮して粗製の2−アミノチアゾール−4−イルグ
リシンエチルを含有する溶液を得る。これをそのまま強
酸性イオン交換樹脂(H型)アンバーライトIRl2O
6Odからなるカラムに通し水洗を繰り返してギ酸を除
く。
え3時間攪拌を続けたのち不溶物を▲去する。f液を減
圧下濃縮して粗製の2−アミノチアゾール−4−イルグ
リシンエチルを含有する溶液を得る。これをそのまま強
酸性イオン交換樹脂(H型)アンバーライトIRl2O
6Odからなるカラムに通し水洗を繰り返してギ酸を除
く。
この後10%アンモニア水で溶出し、溶出液を減圧下濃
縮して2−アミノチアゾール−4−イルグリシンが得ら
れる。収量1.49t0(収率86.4%)。本品は含
水エタノールから再結晶して精製され融点186〜19
0℃(分解点)を示す。核磁気共鳴スペクトル(60M
c、トリフルオロ酢酸中)で5.25ppmに側鎖メチ
ン水素の単線、6.75ppmにチアゾール還上水素の
単線共鳴線を示す。
縮して2−アミノチアゾール−4−イルグリシンが得ら
れる。収量1.49t0(収率86.4%)。本品は含
水エタノールから再結晶して精製され融点186〜19
0℃(分解点)を示す。核磁気共鳴スペクトル(60M
c、トリフルオロ酢酸中)で5.25ppmに側鎖メチ
ン水素の単線、6.75ppmにチアゾール還上水素の
単線共鳴線を示す。
ニンヒドリン試薬で紫色を呈する。(2) 2−アミノ
チアゾール−4−イルグリシン3.46tをN−N−ジ
メチルアセトアミド1001Ltにけんがくする。
チアゾール−4−イルグリシン3.46tをN−N−ジ
メチルアセトアミド1001Ltにけんがくする。
室温で攪拌しながら、β・β・β一トリクロルエトキシ
カルボニルクロリド12.66fを30分間で滴下する
。さらに30分間攪拌したのち、反応混合物に酢酸エチ
ル250dを加える。1規定塩酸70111で洗浄した
のち酢酸エチル層を分離する。
カルボニルクロリド12.66fを30分間で滴下する
。さらに30分間攪拌したのち、反応混合物に酢酸エチ
ル250dを加える。1規定塩酸70111で洗浄した
のち酢酸エチル層を分離する。
この酢酸エチル層を3%カセイカリ水溶液50m1で3
回抽出する。水層を酢酸エチルで1回洗浄したのち、1
規定塩酸でPH2.Oにし析出する油状物を酢酸エチル
100m1で3回抽出する。酢酸エチル層を水洗し、硫
酸マグネシウムで乾燥したのち減圧留去する。残留油状
物にn−ヘキサンを加えると結晶化する。酢酸エチル、
リグロイン混合物から再結晶して2−(β・β・β一ト
リクロルエトキシカルボニルアミノ)チアゾール−4−
イル一N−(β・β・β一トリクロルエトキシカルボニ
ル)グリシン510mIf7を得る。本品の核磁気共鳴
スペクトル(100MHz、重クロロホルム中)は4.
80ppmにトリクロルエトキシ基水素にもとずく重な
つた2本の単線、4.65ppmに2位アミノ基水素の
単線、5.48ppmにメチン水素の巾広い二重線、6
.14ppmにα−アミノ基水素の巾広い二重線、6.
95ppmにチアゾール5位水素の単線共鳴線を示す。
例4α−(β・β・β一トリクロルエトキシカルボニル
アミノ)−α一〔2−(β・β・β一トリクロルエトキ
シカルボニルアミノ)チアゾール−4イル〕酢酸1.4
0?をチオニルクロリド25dに溶解して室温で2時間
攪拌する。
回抽出する。水層を酢酸エチルで1回洗浄したのち、1
規定塩酸でPH2.Oにし析出する油状物を酢酸エチル
100m1で3回抽出する。酢酸エチル層を水洗し、硫
酸マグネシウムで乾燥したのち減圧留去する。残留油状
物にn−ヘキサンを加えると結晶化する。酢酸エチル、
リグロイン混合物から再結晶して2−(β・β・β一ト
リクロルエトキシカルボニルアミノ)チアゾール−4−
イル一N−(β・β・β一トリクロルエトキシカルボニ
ル)グリシン510mIf7を得る。本品の核磁気共鳴
スペクトル(100MHz、重クロロホルム中)は4.
80ppmにトリクロルエトキシ基水素にもとずく重な
つた2本の単線、4.65ppmに2位アミノ基水素の
単線、5.48ppmにメチン水素の巾広い二重線、6
.14ppmにα−アミノ基水素の巾広い二重線、6.
95ppmにチアゾール5位水素の単線共鳴線を示す。
例4α−(β・β・β一トリクロルエトキシカルボニル
アミノ)−α一〔2−(β・β・β一トリクロルエトキ
シカルボニルアミノ)チアゾール−4イル〕酢酸1.4
0?をチオニルクロリド25dに溶解して室温で2時間
攪拌する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、−COOR^1は保護されていてもよいカルボ
キシル基を、R^2NH−は保護されていてもよいアミ
ノ基を示す。 〕で表わされる2−アミノチアゾール−4−イル−α−
オキシミノ酢酸誘導体またはその塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51001239A JPS5919101B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−アミノチアゾ−ル−4−イル−α−オキシミノ酢酸誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51001239A JPS5919101B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−アミノチアゾ−ル−4−イル−α−オキシミノ酢酸誘導体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57219696A Division JPS5919946B2 (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 2−アミノチアゾ−ル−4−イルグリシン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5283836A JPS5283836A (en) | 1977-07-13 |
JPS5919101B2 true JPS5919101B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=11495902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51001239A Expired JPS5919101B2 (ja) | 1976-01-01 | 1976-01-01 | 2−アミノチアゾ−ル−4−イル−α−オキシミノ酢酸誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919101B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327202U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-19 | ||
JPH0445682Y2 (ja) * | 1985-01-21 | 1992-10-27 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114031575B (zh) * | 2021-12-15 | 2023-09-12 | 山东金城医药化工有限公司 | 去甲氨噻肟酸乙酯的制备方法 |
-
1976
- 1976-01-01 JP JP51001239A patent/JPS5919101B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445682Y2 (ja) * | 1985-01-21 | 1992-10-27 | ||
JPH0327202U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5283836A (en) | 1977-07-13 |
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