JPS59190921A - 抗ウイルス活性物質 - Google Patents

抗ウイルス活性物質

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JPS59190921A
JPS59190921A JP58063254A JP6325483A JPS59190921A JP S59190921 A JPS59190921 A JP S59190921A JP 58063254 A JP58063254 A JP 58063254A JP 6325483 A JP6325483 A JP 6325483A JP S59190921 A JPS59190921 A JP S59190921A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な抗ウイルス活性物質に関し、さらに詳し
くは、オトギリソウ科オトギリソウ(Hypericu
m erectum)植物に由来する、抗ウイルススペ
クトルが広く、殺ウイルス的作用とウィルス増殖抑制作
用の両件用を兼備し且つ細胞毒性の低い抗ウイルス活性
物質に関する。
従来より抗ウィルス剤(化学療法剤)として各種のもの
が報告されているが、これら従来の抗ウィルス剤はウィ
ルス特異性が大きく特定のウィルス感染症に対してしか
効果がなく、また、ウィルスの宿主細胞内増殖のどこか
の過程を阻害するという作用機序をもつのが基本である
。ところが発病時にはウィルスの増殖は極大に達してい
ることが多く、従来のウィルス増殖阻害作用を基本とす
る抗ウィルス剤だけでは治療効果があまり期待できない
というのが実情である。
本発明者は抗ウイルススペクトルが広く且つウィルス増
殖抑制作用のみならず殺ウイルス作用をも兼ね備えた抗
ウィルス剤を求めて鋭意研究を行なっている過程で、過
熱にも、止血、収斂及び含囃用の生薬として民間で使甲
さねでいるオトギリソウ科オトギリソウ(Hyperi
cum erectum)の抽出成分中に極めて強力な
抗ウィルス活性を有する物質が存在することを姑い出し
、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明により提供される抗ウイルス活性物質
は、オトギリソウ科オトギリソウ植物中に存在する水溶
性成分であり、以下に示す理化学的性質を有する物質で
ある、 (1)分子量は1000以下である。
ここで、[分子t、Jは米国スペクトラム・メディカル
・インダストリーズ社製のスペクトラポアー・メンブレ
ン・チープイングの内、分子量1000をカット・オフ
する透析チューブを用いて透析外液中に活性物質が得ら
れる事により推定したものである。
(2)溶剤に対する溶解性 水、メタノールに易溶で且つエタノール、n−ブタノー
ル、酢酸エチル、2−ブタノン、1,4−ジオキサン、
クロロホルム、石油エーテル及びエーテルに難溶乃至不
溶である。
(3)ペーパークロマトグラム(東洋沖紙A326使用
)上のRf値 (イ)展開溶媒としてピリジン/n−ブタノール/蒸留
水(1:I:1)を使用した場合のRf値は0.75〜
0.78(22〜25℃にて)であるが、 ←)展開溶媒としてn−ブタノール/酢酸/水(4:1
 :5)、n−ブタノール/アンモニア/水(6:]:
2)、n−ブタノール/エタノール/水/アンモニア(
4o:10:49:1)、を使用した場合いずれも原点
にとどまる。
(4)  カラムクロマトグラム セルロース系の支持体(例えばセルロファインGLL−
90m)を充填[7たカラム(例えば直径2、6 cm
 X長さ72 cm )で蒸留水を移動相として流速1
w11分で溶出させると、流出液の約18081〜約2
701の範囲のフラクションに本活性物質が得られる。
(5)イオン交換樹脂に対する吸着特性上記活性物質は
強酸性の陽イオン交換樹脂(例えばアンバーライ)IR
120)にも強塩基性の゛陰イオン交換樹脂(例えばア
ンバーライ)IRA400)にも実質的に吸着されない
。従って、本活性物質はほぼ中性の物質であると考えら
れる。
5− (6)酸、塩基に対する安定性 本発明物質の水溶液を塩酸でp H3又は5、あるいけ
水酸化ナトリウムでpH9に調整して100℃で60分
間の処理を施した後にも抗ウィルス活性は保持されてい
る。
(7)酵素に対する安定性 本発明物質の水溶液をβ−Glrbcosidaseル
ス活性は維持されている。この時の緩衝液は酢酸緩衝液
pH5を用いた。
上記の抗ウイルス活性物質は、オトギリソウ科オトギリ
ソウ(Hypericwm erec、tum Tんw
n−bgrg)からの抽出・精製により製造することが
 6− できる、 オトギリソウは岐阜や富山地方に多く野生する多年草で
あり、本発明においてはオトギリソウの全草を開花期に
収穫1〜だものをその!!まで又は乾燥l、だ後に抽出
する。
抽出・精製操作の詳細は後記実施例に記載するが、その
概略を説明すれば次のとおりである。
抽出はまず50〜100チエタノールで行なう。
このエタノール抽出は約0〜約100℃の温度で、オト
ギリソウ1匂(乾物重)当り5〜10tのエタノール中
に3〜5日間浸漬することにより行なうことができる。
その間適当に攪拌を行なってもよい。抽出を2〜3回〈
り返えした後、このエタノール抽出液を次いで減圧下に
乾固し、固体残留物ヲクロロホルム/メタノール/水不
均−混合溶媒(水1容に対しクロロホルム2.5〜3容
、メタノール1〜1.5の混合物)中で約4〜約30℃
にて充分に混合攪拌した後、メタノール/水層を分離し
蒸発乾固する。得られる残留固形分を更にn−ブタノー
ル(水飽和)と水との間で約4〜約30℃にて充分に混
合攪拌して分配し、n−ブタノール(水飽和)層を分離
し蒸発乾固する。
かくして抗ウィルス活性を有する粗抽出物質が得られ、
このものは必要に応じて、さらに精製することができる
。精製はそれ自体公知のカラムクロマトグラフィー法に
より行なうことができる。
例えば、上記粗抽出物質を1〜5重量%重ソウ水溶液に
溶解しく濃度は1〜3重量%程度が適当である)、得ら
れる溶液を1〜2倍容量の酢酸エチルで少なくとも1回
洗浄した後、該重ソウ溶液を強酸性イオン交換樹脂、例
えばアンバーライトlR120、ダウエックス50など
、及び強塩基性イオン交換樹脂例えばアンバーライ) 
IRA400、アンバーライトIRA410、ダウエッ
クス−1などのカラムに少なくとも1回ずつ、好ましく
は1〜2回ずつかけ、抗ウイルス活性画分を回収する。
このようにして回収された両分は必要に応じて、分子z
ioooのカット・オフ能力をもつ透析膜による透析及
びセルロース系ゲル洒過剤、例えばチッソ(It)製セ
ルロファインGCL−90−m。
同GCL−25m%同GC−15m等によるカラムクロ
マトグラフィーを適宜組合わせて使用するととによりさ
らに精製することができる。
かくして、前述し7た1化学的性質をもつ抗ウイルス活
性物質が得られる。
本発明により捺供される抗ウイルス活性物質は以下に述
べる如き生物活性を有しており(なお、具体的な活性デ
ータは後記参考例に示す)、化学療法剤として各種のウ
ィルス感染症の予紡・治療に使用することができる。
(1)本発明の活性物質は抗ウイルススペクトルが9− 極めて広い。例えば本活性物質は単純庖疹ウィルス、イ
ンフルエンザウィルス、水痘性口内炎ウィルス、狂犬病
ウィルス等のウィルスに対して強力な抗ウィルス活性を
示す。殊に1従来狂犬病ウイルスの増殖を抑制できる物
質は未だ見い出されていないが、本発明の活性物質は狂
犬病ウィルスの増殖をも効果的に抑制する能力を有して
いる点で極めてユニークである。
ウィルス疾患は一般に発症の時点でかなり細胞に変質を
きだしていると考えられるので、作用スペクトルの広い
化学療法剤を病因ウィルスの同定を待たずに早期に投与
できることはウィルス疾患の治療予防上極めて望ましい
ことであわ、本発明の活性物質はこれに応えることがで
きる画期的な薬剤である。
(2)本発明の活性物質は殺ウイルス的作用とウィルス
増殖抑制的作用の両件用を兼ね備えている。
10− 従来の抗ウィルス剤の中にはこれら両部用を兼ね備えて
いるものは知られておらず、本発明の活性物質はこの点
従来の抗ウィルス剤とけ全く異なる新規な抗ウィルス剤
である。
従来の抗ウィルス剤はウィルスの宿主細胞内増殖のどこ
かの過程を阻害するという作用機序をもつのが基本であ
る。ところが、発病時にはウィルスの増殖は極大に達し
ていることが多く、従って、従来の抗ウィルス剤は発病
後に投与1〜でもあまり治療効果が期待できないという
のが実情である。これに対し、本発明の活性物質はウィ
ルス増殖抑制的作用のみならず、強力な殺ウイルス的作
用をも有しているので、発病後に膜力しても細胞外での
感染性ウィルス粒子を不活化し病変拡大を未然にくいと
めることができる。
(3)既知の抗ウィルス剤よりも細胞毒性が少ない。
ウィルスの増殖過程は宿主細胞の代謝系に依存している
ため、ウィルスの増殖抑制は正常な宿主細胞の障害と結
びつき、従来のウィルス増殖抑制タイプの抗ウィルス剤
は副作用の問題は避けられなかった。ところが、本発明
の活性物質は正常な細胞に対する毒作用が極めて少ない
という特徴を有している。
(4)本発明の活性物質はさらに免疾賦活化作用も有し
ている。
v下に実施例及び参考例により本発明をさらに説明する
実施例1 乾燥したHypericum eractuml Kg
をミキサーで粉砕して80チェタノール1. OLに3
日間浸漬して室温で成分を抽出する。ロータリーエバポ
レーターで溶媒を除去したところにクロロホルム/メタ
ノール/蒸留水=1000 : 500 :375を添
加して分配を行いメタノール−蒸留水層をとり、これを
減圧乾固させたのち、n−ブタノール5 Q Q ml
と蒸留水500dを加えて分液しn−ブタノール層を凍
結乾燥して25〜30gの粗抽出物を得る。
上記粗抽出物5gを2.5チ重ソウ水500mにとかし
、これに環部の酢酸エチルを加えて分液して重ソウ水部
をとる。これを強酸性イオン交換樹脂、Amberli
te rRl 20 (O−ム・アンド・ハース社製)
Roomを通過させ通過液を更に強塩基性イオン受検樹
脂、Amherlite TR,A 400(ローム・
アンド・ハース社#)300a+zのカラムにかける。
通過液をロータリーエバポレーターで濃縮後、透析チュ
ーブ、5pectrapor memh−rane  
tubjr+g  (M、W、cutoff: 1 0
00゜Spectrum Medical  Indu
stries INC,製)に入れて蒸留水に対し数日
間透析を行い、その外13− 液を凍結乾燥して次工程へ進む。
凍結乾゛桑物の約30m9を0.5 mlの蒸留水にと
かしてセルロファインG CLi −90m (チッソ
f株)製)を充填したカラム(直径2.6(7)×長さ
? 2 tyn )VCのせ、蒸留水を移動相として流
速1me/分の速さで溶出させると流出液の約180m
1から約270mAのフラクションVC目的物質が流出
する。これを凍結乾燥して活性抽出物的5■を得る。
この活性抽出物は前記(1)〜(7)VC示す理学的性
質を示し、さらに塩1図及び第2図VC示す赤外吸収ス
ペクトル及びOr視−紫外吸収スペクトルを示す。
また、上d已活性抽出物は塩化第二鉄による呈色が1場
性であり、金属ナトリウムによる窒素の検出反応は1均
件であった。
参考1り11 一ヒ記実施1り111で得られた物質の抗ウィルス活性
、宿主、vIII胞に対する毒性および免疾賦活化能V
Cつい−14− て行った実験を下記に参考例として示す。尚、下記にお
いてウィルスの濃度の単位としてはTCID、。
(50チ細胞培養感染価)を用い、又、試供ウィルスと
しては次に示すものを用いた。
1 )  Herpes simplex virus
(単純庖疹ウィルス) :1型(HF株) :1型(miyama株) 上記の2株共Vero細胞を宿主に増殖させた。
2 )  Influenza virus (インフ
ルエンザウィルス) : A /Aichi/ 2 / Fl 8株: A 
/ RI / 5− (H2N2 )株:A/PR/8
/34株 : B / Gi fu、/ 2 / 73株発育鶏卵
で増殖させたPR/8株以外けMDCK細胞を宿主とし
て増殖させた。
3 )  Vesicular stomatitis
 virus(水痘性口内炎ウィルス) : Indi
ana株X細胞を宿主として増殖させた。
4 )  Rabies virus (狂犬病ウィル
ス):PV株 二〇V株 PV株はBHK21細胞を宿主として増殖させ、07株
は狂犬病発症マウスの脳乳剤をウィルス液とした。
5)  B型肝炎ウィルスのS抗原(HBS)HBS陽
性の血清から分離精製した。
全実験を通じて細胞の増殖にはMEM培地(日永製)に
10%の割で牛胎児血清を加えたもの、細胞の維持とウ
ィルスの希釈は同血清を2%に加えたものを用いた。
1 ウィルス不活化試験 一般の消毒剤検定法に順にて行った。
10 ’ TCI Dao/ ’R1のウィル、z、 
l mlと下記表1又け2に示す濃度で実施例1の抽出
物をとかした溶液j mlと混和12、直ち(0分)に
その混液からQ、 2rglを取り出1〜で手早く10
倍階段希釈を行う。
24穴プラスチツクシヤーレに予め準備した宿主細胞の
単層培養に各希釈液を0.5 m、! /穴でチャレン
ジ(chal]enge)後、型の如く3日間保持して
細胞変性効果f’cPE)の出現を検べる。同様に30
分と60分についても不活化されたウィルス量を測定す
る。
混液の保持は室温あるいけ37℃で行い、不活化の温度
依存性についても検討した。
結果 単純庖疹ウィルス(HF株)の不活化状態を下記表1に
示す。
17一 特開昭59−190921(6) A / A i c旧株とB / G i f u株の
両者共に同様な不活化結果であった。又どのウィルスの
場合も室温でも37℃でも不活化状態に差はなかった。
尚、単純庖疹ウィルスmiyama株、インフルエンザ
ウィルスPR/8株更に狂犬病ウィルスCv株の夫々に
実施例1で示した該物質と混和して不活化されたウィル
スは生体内(マウス、ICR。
4〜5週令各群5匹)に投与されてもその毒力を回復し
なかった。この生存状態を下記表3に示す。
考察 本試験では不活化剤とウィルスの混液が宿主細胞の維持
液中に加えられるので不活化剤が細胞内でのウィルス増
殖に影響を与えぬ濃度とするため大量のウィルスを用い
、他方物質は10倍希釈されるとウィルスの細胞内増殖
抑制がみられぬ濃度で試験した。したがってここで得ら
れたものは細胞外でのウィルス不活化の結果であると云
える。
又不活化状態は物質濃度によシ強弱が生じる事も判明し
た。
然し温度依存性はみられない。
尚、本発明の抽出物で一担不活化されたウィルスは生体
内に投与されても病原性を現わさぬ事が確認され、この
点でも大きな意義を有すると考えられる。
2 赤血球凝集阻止試験 精製したHBS抗原(10μg/−1’)の50μt2
2− と本発明物質(500μg/−)の50μLを混和して
室温に30分間静置する。この混液から25μtをとっ
て96穴U字型マイクロプレート上で2倍階段希釈を行
い、そこへ1%HBS抗体感作ヒツジ赤血球の25μt
を加えて攪拌後室温で60分間反応させてから型の如く
判定する。
結果 本発明物質はHBS−感作ヒツジ赤血球の凝集を5〜6
穴阻止した。これは抗原量に換算すると90%以上の阻
止率である。尚、本物質単独では勿論赤血球を凝集しな
い。
長! 赤血球凝集反応の阻止現象として(11立体阻害、(2
)非特異的阻害、(3)ウィルス抗原の変性に基づく阻
害等が考えられている。したがって本発明物質の阻止現
象が上記(1)〜(3)のどの機序によるものかを検べ
る必要がある。そこでまず(1)について考察すると、
本発明物質が分子−JilOOO以下と考えられるので
立体阻害を起す事は否定出来る。(2)については、ウ
ィルス抗原の関与しない抗坑体測定法に基づいてをの反
応系での凝集阻止の有無を検べたところ、その抗抗体測
定法に於ては本物質は作用しなかった。したがって本発
明物質の赤血球凝集阻止反応はウィルス抗原の関与する
反応系に特異的に作用すると思われる。
3 ウィルスの増殖抑制 御) 単純庖疹ウィルス、インフルエンザウィルス、水
痘性口内炎ウィルスについては、12穴プラスチツクシ
ヤーレに3日間で単層とした夫々の宿主細胞(Vero
、MDCK、X)に、培養液を除去して、10″TCI
D5゜のウィルスをチャレンジし、60分間吸着後に維
持液を1m/穴で注ぐ。
この維持液添加時を0分としてその後任意の時間に物質
を加えてウィルスをチャレンジしたのち72時間目の維
持液中の感染性ウィルスの定量を行う。
収量測定は96穴マイクロプレートを用いてCPEで判
定する。
2) 狂犬病ウィルスの場合はBHK、1 (IXl 
0’/Ml )ノ0.2m、!=PV株(10’TCI
D、、)0.1dを混じたところに無血清培地に溶した
実施例1で得られた物質(500〜125μg/l)0
.11を加えてこれらの混合物をラブチック(ラブチッ
ク社製)に植え込み37℃の5チ炭酸ガス含有インキユ
ベーターに保つ。植え込んでから48時間後に直接法で
型の如く螢光抗体染色を施してウィルス抗原出覗の有無
を検べ、他方72時時間項養を維ml−九時のウィルス
の定量も行う。
これらのウィルス増殖の抑制状態を下記表4に示十。尚
この結果はウィルスチャレンジ後θ分で物質を添加した
ものである。
25− 26一 単純庖疹ウィルスの場合、ウィルスチャレンジ後2.4
.8.12の各時間に1回のみ当該物質を加えた結果は
0分と同様である。
単純庖疹ウィルスに対する抗ウィルス剤とU7て知られ
る市販のAr1enine Arahinnside(
Ara−a ) (Warner−Lamberf/P
arke 1)avis。
C11nical  ResearckDepartm
ent4#)を対照にHF株の増殖抑制試験を同様に行
うと、Ara−350μg/atの添加で100チの抑
制がみられる。
考察 ウィルスの増殖は細胞への吸着という現象にはじまりそ
の後いくつかの過程を経て完了する。本発明物質が、そ
れらのどの段階に作用するかまだ不明であるが、最小用
土濃度は比較的少量であろうと推測される。父、ワクチ
ンの効果があまり期待出来々いインフルエンザの如き呼
吸器系疾患、あるいは単純庖疹の様な持続感染性ウィル
スに、更にかつてその増殖を抑制する物質の報口がない
狂犬病ウィルス等に有効と見なされる点で本発明物質は
非常にユニークである。
4 細胞の増殖に対する影肴 ]2穴プラスチツクシヤーレに3日間で単層になる様に
細胞を寸〈。この植え込み時に物質を添加して24時間
、48時間、72時間後の細胞増殖状態を6−’H−サ
イミジンの酸不溶性画分への取り込みを常法に従って検
べる。アイソトープは1マイクロキユーリー/穴で添加
17、いづれの場合も24時間細胞へ取り込ませた。
この実験対照としてAra−aを用いて実施例1で得ら
れた物質と比較した結果を第3図〜第6図に示す。
考察 抗ウィルス剤として報告されている物質は毒性の問題が
あるため使用上の困離を有している。現在臨床上抗ウィ
ルス剤と1〜ではA−ra−aを用いているが、これと
本発明物質とを比較した場合、参考例3で述べた如く本
発明物質けAra−aの約手細胞毒性についてもAra
−aより少ない結果を得た。
以上の如く有効量が少なく更に毒性に関しても現在使用
されている抗ウィルス剤より少ない物質の報告はまだな
されていないため、本発明物質の有効性は大きいと考え
られる。
5 生体における抗ウィルス作用 実験動物としてマウス(ICR,雄、6.5〜7週令、
平均30909日本フレア導入)を用い、ウィルスは単
純@ 疹ウィルスのMiyama株(脳親和性株)を用
いた。
29− 1群10匹に分けてまず全群にMiyama株の10L
D!1゜を腹腔より投与する。その後下記に示す実験ス
ケジュールに従って本発明物質を投与し、対照として用
いた蒸留水投与群との比較を行った。
効果の有無は生死をもって判定した。結果を下表5に示
す。
結果 表5 30− 考察 脳に親和性を有する学純庖疹つィルスをマウスに膜力す
ると辿常5〜7日目に死亡する。ところが本発明物質を
静脈から100μgを3回投与することによって約半数
の救命効果を得た。投与の経路は皮下性より静注の方が
好捷しく思える。■、投与量の増加により更に効果が上
昇する可能性が残されているが、同時に副作用の問題も
詳細に検討すべきであろう。但し100μgでは外観々
変化けVめられ々かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた活性抽出物の赤外吸収スペ
クトルであhl 第2図は実施例1で得られた活性抽出物の可視−紫外吸
収スペクトルであり、 第3図けAra−aのVe「0細胞増殖に対する影響を
示すグラフであゆ、 第4図はAra−aのxMEs増殖に対する影響を示す
グラフであり、 第5図は本発明の物質の”Jero細胞増殖に対する影
響を示すグラフであり、 第6図は本発明の物質のxm胞増殖に対する影響を示す
グラフである。 手続補正書(自発) 昭和58年5 月25日 特許庁長官  若 杉 和 夫   殿1、事件の表示 昭和58年特許軸第63254号 2、発明の名称 抗ウイルス活性物質 3、補正をする渚 事件との関係  特許出願人 住 所東京都新宿区新宿6−15−6の3F64、代 
理 人〒107 明細書の1−発明の詳細な説明」の欄 (1) 明細書第18頁の第1表中、「保持時間30分
」の「不活化ウィルス」の欄の2行目に「) 90 z
 Jとあるを「)991 Jlと訂正する。 (2) 同第26頁の第4表中、左端の「加えた本発明
物質濃度」の欄の1行目に120μ、!i’ / me
 jとあるをFsoμ9 / me 」と、そして2行
目に[50ti 、!i’ / me Jとあるを「2
0μm17m1Jと訂正する。 (3) 同第29頁第6行に「第1図並びに第3図」と
あるを「第5図並びに第6図」と訂正する。 以上 2−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)オトギリソウ利オトギリソウ植物中に存在し、 (b)  分子量が1000以下であり、(C)水、メ
    タノールに易溶で且つエタノール、n−ブタノール、酢
    酸エチル、2−ブタノン、1.4−ジオキサン、クロロ
    ホルム、石油エーテル及びエーテルに離溶乃至不溶であ
    り、 (d)ペーパークロマトグラム〔東洋沖紙A326i展
    開溶媒−ビリジン/n−フリノール/蒸留水(1:1:
    1)〕上ノRf値が0.75〜0.78 (22〜25
    ℃)であり、且つ(e)  はぼ中性 の杭ウィルス活性物質。
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JPH042574B2 (ja) 1992-01-20

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