JPS59190916A - 親水性物質含有軟カプセル - Google Patents

親水性物質含有軟カプセル

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JPS59190916A
JPS59190916A JP58066723A JP6672383A JPS59190916A JP S59190916 A JPS59190916 A JP S59190916A JP 58066723 A JP58066723 A JP 58066723A JP 6672383 A JP6672383 A JP 6672383A JP S59190916 A JPS59190916 A JP S59190916A
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JP
Japan
Prior art keywords
clathrate
oil
hydrophilic substance
soft capsule
soft
Prior art date
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Pending
Application number
JP58066723A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Morishita
森下 孝
Shohachi Tagami
田上 昭八
Shinsuke Sonoi
園井 伸輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morishita Jintan Co Ltd
Original Assignee
Morishita Jintan Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59190916A publication Critical patent/JPS59190916A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軟カプセル、就中、親水性の強い成分を多く含
んだ軟カプセルに関する。
従来からカプセル内に種々の物質、例えば薬剤、植物油
、各種香料等を含むものは多く存在し、各種用途に供さ
れている。
しかしながら、このようなカプセルに充填し得る物質は
ごく限られておシ、特に軟カプセルにおいては一部の物
質、即ち、吸湿化しない物質あるいは微粉状の物質でか
つ油溶性のもののみカプセル化されているのであって、
カプセル化の望ましい物質であっても親水性の強い物質
(例えば、生薬エキス等)は、カプセル化されていない
のが現状である。即ち、このような親水性の強い物質は
、これをカプセル化した場合、物質自体に吸収した水分
がカプセル表面に移動し軟カプセルを溶解軟化する。
また、物質自体に付着する水分を除去しても、軟カプセ
ルを透過する水分によシ、カプセルを軟化するので、軟
カプセルで被覆することができない。
本発明者等は親水性の強い物質のカプセル化を可能にす
るために鋭意研究の結果、本発明を成すに到った。
即ち、本発明は親水性物質を包接化合物に包接させた包
接物を、オイル中に分散させた充填物を含有する親水性
物質含有軟カプセルを提供する。
本発明に用いる包接化合物は、いわゆるゲヌl−(例え
ば、親水性の物質)を包接化合物の有する空洞の内部に
取り入れ、不溶性の複合体を形成するものである。この
包接化合物をオイル中に分散させると親水性物質を含む
安定な分散体を得る。
好捷しい包接化合物の例としては、α−ザイクロデキヌ
トリン、β−サイクロデキストリン、γ−ザイクロデキ
ストリンおよびこれらの混合物等が挙げられる。特に好
ましいものはβ−サイクロデキストリンである。
ゲストとして用いる化合物は、上記包接化合物に包接さ
れ得る粒子径を有する物質であればよい。
従って、粒子の大きい物質は空洞に包接されず適当でな
い。
好適なゲストとしては、生ローヤルゼリー、生薬エキス
、果汁、シロップ等が例示される。
一般に、ゲストを包接化合物に包接するには、包接化合
物の水溶液にゲストを混合し、4〜8時間混合すると包
接物が沈織する。また、溶剤を用いる溶剤法、混線する
混練法等の常套の方法を用いることができる。
包接物の分散に用いるオイルの例としては、小麦胚芽油
、硬化油丑たは中鎖脂肪酸エステル類等が挙げられる。
特に好捷しいオイルとしては、中鎖脂肪酸エステル類(
炭素数8〜10のもの)である。
上記オイルは硬化油を10重量%以上含有しているのが
好ましい。硬化油はカプセル化に際して、カプセル化が
まだ湿度のある状態の時に充填物がカプセル表面に移行
しないように、オイル分散物を硬化するために用いる。
好捷しい硬化油の例としては、椰子まだは菜種硬化油(
mp約39°(lたは68°C)、ミツロウ(mp60
〜67°C)等が挙げられる。
硬化油の配合量は充填物重量の10重量%以上、好−I
I7くは20〜60重量%である。
本発明に使用する軟カブーt!ルの皮膜物質は特に限定
的ではないが、好適なものは(a)ゼラチン、(b>水
溶性多価アルコール捷たはその水溶性誘導体をゲル化処
理して得られる。
軟カプセルの材料のうち、ゼラチンおよび水溶性多価ア
ルコ−)Vまたはその水溶性誘導体は従来のカプセルの
製造に用いられるグレードのものをそのまま使用すれば
よい。
水溶性多価アルコ−)v−4たけその水溶性誘導体とし
てはグリセリン、ポリグリセリン、ツルピッ1−、エチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、酸化エチレン
−酸化プロピレン共重合体、オリゴサツカライド、シュ
ガーエステル、グリセリド、ソルビタンエステル類等が
例示されるが、これに限定されるものではない。
通常ゼラチンの使用量はカプセル皮膜総重量の60〜9
0重量%、壕だ水溶性多価アルコール捷だはその水溶性
誘導体の使用量は皮11’J総重昂の10〜30重量%
、好ましくは15〜25重量%である。
本発明に係わる充填物含有軟カプセルを調製するには、
先ずゼラチンと水溶性多価アルコールまたはその水溶性
誘導体を前記の割合で配合し、これで被カプセル化物で
ある充填物を被覆して軟カプセルを製造する。このよう
な軟カプセルは従来公知の軟カプセル製造法に従って製
造すればよい。
上記のように製造された軟カプセルを乾燥し、洗浄する
ことによって本発明に使用する充填物含有軟カプセルを
得る。
軟カプセル充填物の包接物含有量は50重量%以下、好
ましくは5〜35重量%である。50重量%以上である
と粘度が上昇するため、製造しにくい。
軟カプセルの粒径は封入する充填物や用途により適宜変
えてもよいが、一般的には088〜]omm、好ましく
は3〜BITImの範囲内である。
本発明による軟カプセルは親水性物質のカプセル化を可
能にし、カプセル化される物質が広範囲に拡大する。例
えば、従来ローヤルゼリーにつぃては、凍結乾燥物につ
いてカプセル化が可能であったが経時安定性が極めて悪
く、安定性のよい生ローヤルゼリーは親水性のためカプ
セル化が不可能であった。本発明によれば〈トローヤル
ゼリ−についてもカプセル化が可能になる。まだ、生薬
エキスのような吸湿性の強い物質もカプセル化できる。
捷た、一般に包接物はそのままでも用いることができる
が、包接物その1捷では安定性が良くなく不完全である
。本発明によってカプセル化すれば極めて安定性の良い
ものとなる。
本発明軟カプセ)Vは充填物中の水分が多いにもかかわ
らず、形の良いカプセルが得られ、従来のように変形す
ることは殆んどない。
さらに、本発明軟カプセルを用いれば、薬剤の持続的効
果を持たせることができる。例えば、ある薬物の一部を
β−ザイクロデキヌトリンで包接し、残りの一部は包接
し々いで、この両者を軟カプセル内に封入した場合、包
接されていない薬物は先に溶出し、包接された薬物は遅
れて溶出するので持続効果を持たせることができる。
実施例1 包接物の調製 包接化合物としてβ−ザイクロデキストリンを用い、生
薬エキスとして葛根湯エキスを用いた。
葛根湯水性エキヌ:β−ザイクロデキス)・リン=1:
2の割合で配合し混練した後、凍結乾燥して包接物を得
た。
軟カプセルの調製 以下の処方により軟カプセルを調製した。
成 分         重量部 ゼラチン         75 グリセリン       25 精製水         400 との被覆液を特開昭51−8875号公報に記載の方法
に従い、環状孔から押し出すと同時に環状孔の内側に同
心円状に設けられた内孔口から充填物として、上記包接
物40重量部、中鎖脂肪酸エステル40重量部および椰
子硬化油(mp 39’C) 20重量部を押し出し、
この複合ジェットを冷却液(流動パラフィン)中に放出
し、粒径を7■に造粒した(充填物15.0mg中に葛
根湯エキス20mg)。
得られた軟カプセルを乾燥、洗浄した。
このカプセルの室温または40°Cでの経時変化を調べ
た。結果を表−1に示す。
比較例1 包接物を蕗根湯の乾燥エキス(粉末粒度100メツシユ
以下)に変える以外は実施例1と同様に改カプセルを調
製し、経時変化を調べた。結果を表−1に示す。
表−1 比較例2 充填物の処方を以下のように変える以外は実施例1と同
様にカプセルを調製した。
成 分           重量部 実施例1の包接物       40 中鎖脂肪酸エステl       60硬化油    
         0 得られたカプセルの含水量と安定性を測定した。
実施例1で得られたカプセルとの比軸データーを表−2
に示す。
実施例2 包接物の調製 包接化合物としてβ−サイクロデギストリンを用い、鎮
咳剤として臭化水素酸デキスl−ロメトルファンを用い
た。臭化水素酸デキストロメトルフアン:β−サイクロ
デキストリン−1:1の割合で配合し、配合物1.0 
Ofに対し水30gを加えて5時間混練した後、凍結乾
燥して包接物を得た。
軟カプセルの調製 以下の処方により実施例1と同様に軟カプセルを調製し
た。
成 分             重量部ゼラチン  
           75グリセリン       
    25精製水             400
」二記包接物            20臭化水素酸
デキストロ       10メトルファン 中鎖脂肪酸エステ)v        55揶子硬化油
(mp 68°C)      15得られたカプセル
の粒径は5.2 rimで充填物100〜に臭化水素酸
デキストロメトルファン20■を含んだ。
このカプセルのin vitroの溶出試験(日本薬局
方の溶出試験法、溶媒=水)を行なった。従来(11) の臭化水素酸デキストロメトルファン単品のtallの
溶出試験結果との比較データーを図1に示す。
図1に示されるように、本発明によりカプセル化された
臭化水素酸デキストロメトルファンは徐々に溶出するの
で、薬効が持続することが解った。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2の溶出試験の比較データーである。 02)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 親水性物質を包接化合物に包接させた包接物を、オ
    イル中に分散させた充填物を含有する親水性物質含有軟
    カプセル。 2 親水性物質が生薬エキスである第1項記載の軟カプ
    セル。 3、 包接化合物がサイクロデキストリンである第1項
    記載の軟カプセル。 4、オイルが植物油または中鎖脂肪酸エステルである第
    1項記載の軟カプセル。 5 オイルが硬化油または硬化油を10重量%以上含有
    する第1項記載の軟カプセル。 6 充填物中に包接物を50重量%以下含有する第1項
    記載の軟カプセル。
JP58066723A 1983-04-14 1983-04-14 親水性物質含有軟カプセル Pending JPS59190916A (ja)

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