JPS5918939B2 - 金属板の絶縁被覆の修複方法 - Google Patents

金属板の絶縁被覆の修複方法

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Publication number
JPS5918939B2
JPS5918939B2 JP50107279A JP10727975A JPS5918939B2 JP S5918939 B2 JPS5918939 B2 JP S5918939B2 JP 50107279 A JP50107279 A JP 50107279A JP 10727975 A JP10727975 A JP 10727975A JP S5918939 B2 JPS5918939 B2 JP S5918939B2
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JP
Japan
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insulation coating
meth
varnish
metal plate
acrylate
Prior art date
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Expired
Application number
JP50107279A
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English (en)
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JPS5231302A (en
Inventor
康弘 鈴木
誠 角田
恭一 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPS5231302A publication Critical patent/JPS5231302A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は打抜き電気鉄板等の金属板のカエリ取り工程に
おいて生じた絶縁被覆の破損を修復する新規な方法に関
するものであり、本発明の特徴は上記の目的を無溶剤型
の光硬化性ワニスを用い高効率にしかも無公害下で行う
ところにある。
周知のように電機鉄板は大型発電機、モーター類、変圧
器などの鉄芯として使用されるものであり、その表面に
は渦電流を阻止するために高性能の絶縁皮膜が施されて
いる。この絶縁被覆としては無機質あるいは有機系ワニ
スが薄膜(通常数ミクロン〜10ミクロン)としてコー
ティングされ5 ている。電気鉄板は打抜いて鉄芯とし
て組み立てられるものである。
この際、打抜かれたそれぞれの鉄心にはその形状に応じ
カエリが発生している。このカエリは組立てた際に占積
率に大きく影響するこ10とさらにはカエリ部分にはお
おむね絶縁機能が及ぽされないことから短絡問題が重要
となる。したがつて打抜き鉄芯にはカエリ取り工程が必
要である。一方、カエリ取り工程の導入は、初期に電気
鉄板に施こされていた絶縁被覆をも損傷させるこ15と
が多くあり、このための修復が大切な問題となる。従来
の修復方法は有機溶剤を多量に含んだ油性タイプのワニ
スをコーティングし高温度に保持された長大な加熱炉を
通過させてワニス乾燥させる20ものであり、溶剤揮散
による公害および作業安全衛生上の問題、さらには高温
炉の設置に由来する(特に夏季における)作業環境の劣
悪化の解決および省エネルギー化の必要性など多くの要
改善点を有したものである。
25本発明者らは上記した問題点を解消すると共に高効
率を発揮しうる合理的な電気鉄板の絶縁被覆の修復方法
を鋭意研究した結果、本発明を完成した。
本発明の要旨は無溶剤型の光硬化性ワニスを用30い、
カエリ取りにより損傷を受けた鉄芯の絶縁被覆を極めて
合理的に修復する方法に係るものである。
本発明は100%樹脂分の無溶剤型ワニスを使用するも
のであること、またワニスの硬化は室温下で光照射によ
つて行うものであることなどに35より溶剤揮散による
問題ならびに既述した各種の改善要望点は解決されると
共に極めて高速処理をも実現させうるものである。本発
明の方法において使用される光硬化ワニスとしては分子
中に1ケ以上の重合性不飽和基を有する不飽和プレポリ
マ一および(もしくは)該プレポリマ一とモノマーの混
合物に増感剤を添加して成るものである。
ここで不飽和プレポリマ一としては次のようなものを列
挙できる。(メタ)アクリル酸のジグリコールエステル
たとえばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレートなど、(メタ)アクリル酸とポリ
エステルポリコール(たとえばビスヒドロキシアルキル
テレフタレート、ビスヒドキシアルキルイソフタレート
、ビスヒドロキシアルキルフタレート、ビスヒドロキシ
アルキルテトラヒドロフタレート、ビスヒドロキシアル
キルヘキサヒドロフタレートなど)とのジエステル類、
(メタ)アクリル酸とエポキシ樹脂(たとえばビスフエ
ノールAのジグリシジルエーテル、脂環式エポキシ化合
物、グリシジルエステル類など)とを反応させてなるエ
ポキシアクリレート類、(メタ)アクリル酸のモノグリ
コールエステルとウレタン化合物とを反応させて得られ
る不飽和ウレタン樹脂、さらにはα,β不飽和酸(たと
えばマレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸)と飽和二
塩基酸(たとえばフタル酸、イソフタル酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、アジピン
酸、コハク酸など)およびグリコール(たとえばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コールなど)とエステル化させて得られる不飽和ポリエ
ステル樹脂などがある。上記不飽和プレポリマ一と併用
しうるモノマーとしてはたとえばスチレン、ビニルトル
エン、(メタ)アクリル酸のアルコールエステル類(た
とえば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸ブチルなど)、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)
アクリレート、ビニルピロリドン、アリルグリシジルエ
ーテル、ジアリルイソフタレート、ジアリルフタレート
、トリアリルイソシアヌレートなどがある。
また増感剤としては特定波長の光によつてラジカルを発
生するものが使用でき、たとえばベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、アントラキノン、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどがある。
これらの増感剤は通常0.005〜3重量?の添加で効
果を発揮する。光硬化には紫外線を効率よく発生するも
の、たとえば高圧水銀灯、超高圧水銀灯、低圧水銀灯、
キセノンランプ、太陽光などを利用すればよい。
光照射は空気中の酸素によるラジカル反応防害作用を除
去するために、不活性ガス中(たとえばチツ素ガス、炭
酸ガスなど)で行うのが好ましい。以実施例にて本発明
をさらに詳細に説明する。実施例 1無機質系塗料をコ
ーテングされた電気鉄板を発電機用鉄芯として打抜き、
カエリとり工程を経たものは、表面にかなりの絶縁皮覆
が損傷を受けていた。
該鉄芯板に光硬化ワニスとして、ビスアクリロキシエチ
ルヘキサハイドロフタレートに1重量?のベンゾインメ
チルエーテルを添加した無臭性のワニスをフエルトしご
き方式でコーテングし、直ちにチツ素ガス雰囲気中で出
力3KWの超高圧水銀灯下50cirLの位置で光照射
を30秒行つた。これによつて上記鉄芯板には厚さ2〜
4μの鉛筆硬度6H1ゴハン目テスト合格、111ψマ
ンドレルテスト合格、層間抵抗値20Ω/d以上の硬化
皮膜が形成されてをり、完全に絶縁皮覆の修復が行われ
ていた。実施例 2 有機質系ワニスをコーテングされた電気鉄板を発電機用
鉄芯として打抜き、カエリ取り工程を経たものは、表面
にかなりの絶縁皮覆が損傷を受けていた。
該鉄芯板に光硬化塗料として、ビスフエノールAのジグ
リシジルエーテル(シエル化学のエピコート828)1
モル、ダイマー酸のジグリシジルエステル(シエル化学
のエピコート872)1モルをアクリル酸4モルと付加
させたエポキシアクリレート樹脂50重量部をグリシジ
ルメタアクリレート50重量部に溶解したものに、ベン
ゾインメチルエーテルを1重量部添加した無臭性の光硬
化ワニスを実施例1と同様にして塗布し硬化させた。こ
れによつて上記鉄芯板には厚さ3〜4μの鉛筆硬度5H
、ゴバン目はく離テスト合格、171tmψマンドレル
テスト合格、層間抵抗値20Ω/Cd以上の良好な硬化
皮膜が形成されており、完全に絶縁皮覆の修復が行われ
ていた。
以上のように本発明の方法は100%固形分の無溶剤ワ
ニスを用いること、ワニス硬化は加熱手段なしに光照射
によつて行うものであることにより極めて合理的にかつ
高効率下に金属板の絶縁皮覆を修復させるものであり、
この工業的意ギは顕著なものがある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に絶縁被覆を有する打抜かれた金属板のカエリ
    取り工程において生じた上記絶縁被覆の部分的破損部に
    光硬化性ワニスを塗布し、この塗布された光硬化性ワニ
    スを光照射することにより該ワニスを硬化させることを
    特徴とする金属板の絶縁被覆の修復方法。
JP50107279A 1975-09-04 1975-09-04 金属板の絶縁被覆の修複方法 Expired JPS5918939B2 (ja)

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JPS5231302A JPS5231302A (en) 1977-03-09
JPS5918939B2 true JPS5918939B2 (ja) 1984-05-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4946374A (ja) * 1972-07-03 1974-05-02

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