JPS59189185A - ヒドラジン化合物の安定化剤 - Google Patents

ヒドラジン化合物の安定化剤

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JPS59189185A
JPS59189185A JP6198783A JP6198783A JPS59189185A JP S59189185 A JPS59189185 A JP S59189185A JP 6198783 A JP6198783 A JP 6198783A JP 6198783 A JP6198783 A JP 6198783A JP S59189185 A JPS59189185 A JP S59189185A
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hydrazine
stabilizer
surfactant
water
decomposition
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JP6198783A
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Fujiaki Mochizuki
望月 富士秋
Takeshi Konya
紺谷 武司
Shinji Ano
信二 阿野
Shoei Hirano
昭英 平野
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はヒドラジン化合物の安定化剤に関するもので
ある。
ヒドラジン化合物は還元性を有し、用廃水系における水
処理剤として使用されている。水処理剤としては、ボイ
ラ等の密閉系における脱酸素剤、冷却水系、製i我用水
系等の開放系におけるスライム防除剤として、防食剤、
スケール防止剤等の他の臭剤とともに使用されている。
ところが、ヒドラジン化合物は不安定で、水中の溶存酸
素によって分解されるほか、PH4以上で金属イオンが
存在する系や金瀾材料が使われている系では、溶存酸素
に見合う量以上のヒドラジン化合物がで放しく分解する
。このためスライム防止効果等の水処理効果を維持する
ためには、多量のヒドラジン化合・物を使用する必要が
あり、処理コストを高くするとともに、高濃度のヒドラ
ジ/化合物は銅拐料を腐食するなどの問題があった。
この発明は、このような問題点を解決するためのもので
、ヒドラ・ジン化合物の分解を防止し、水処理効果を維
持できる安定化剤を提供することを目的としている。
この発明は界面活性剤を有効成分とするヒドラジン化合
物の安定化剤である。
本発明において安定化の対象となるヒドラジン化合物は
、ヒドラジノ基を有する化合物であって、ヒドラジン、
ヒドラジン水加物、ヒドラジン塩、およびヒドラジン誘
導体が含まれる。ヒドラジン誘導体としては、モノメチ
ルヒドラジン、ジメチルヒドラジン、ターシャルブチル
ヒドラジン、フェニルヒドラジン、マレイン酸ヒドラジ
ド、イノニコチン酸ヒドラジド、2−ヒドラジノベンゾ
チアゾーノへ ヒドロキシエチルヒドラジン、炭酸ヒド
ラジン、インフタル酸ヒドラジド、アジピン酸ジヒドラ
ジド、セバシン酸ジヒドラジド等の二基基1實ジヒドラ
ジド、ならびに塩酸セミカルバジド、チオセミカルバジ
ド等のカルバジド類を含む。
界面活性剤としては、特に制限はなく、ノニオン性、カ
チオン性、アニオン性、両性のいずれでもよく、水処理
の分野で一般的に使用されているものが使用できる。ヒ
ドラジン化合物の安定化の点からいえば、カチオン性界
面活性剤のホスホニウム塩、ならびに両性界面活性剤の
アミノ酸塩が優れている。また配合性の面からいえば、
水処理剤として使用する場合、他に配合するスケール防
止剤などの多くはアニオン性であるため、これらに悪影
響を与えないノニオン性のものが好ましく、特に脂肪酸
エステル型およびアルキルフェニルエーテル型のものが
好ましい。使用可能な界面活性剤は次の通りである。
ノニオン性:高級アルコールエチレンオキシド付加物、
アルキルフェノールエチレンオキシド付加物、脂肪酸エ
チレンオキシド付加物、多価アルコ−/l/ 脂肪酸エ
ステルエチレンオキシド付加II、i% 級7 /l/
ギルアミンエチレンオキシド付加物、脂U31Xllア
ミドエチレンオキシド向加物、油脂のエチレンオキシド
伺加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキシド付
加物、グリセロールの脂肪酸エステル、ペンタエリスリ
トールノ脂肪酸エステル、ノルビタンおよびソルビト−
ルの脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価ア
ルコールのアルキルエーテル、アルカノールアミンの脂
肪酸アミド。
カチオン性:第一アミン、第三アミン、第三アミン、第
四アンモニウム塩、第四ホスホニウム塩。
アニオン性:セッケン、高級アルコール硫酸エステル、
高級アルキルエーテル、硫酸エステル、硫酸化油、硫酸
化脂肪酸エステル、硫酸化オレフィン、アルキルナフタ
レンスルホンdam、パラフィンスルホン酸、高級アル
コールリン酸エステル。
両性ニアミノ酸型、ベタイン型、硫酸ニス7 ル塩、ス
ルホン酸塩、リン酸エステル塩。
これらの界面活性剤はヒドラジン化合物の分解が問題と
なる系に添加して使用される。ヒドラジン化合物の分解
が問題と々る系としては、水処理へ11などの薬剤とし
て使用前の製品に分解が起こる系、ならびに薬剤の使用
中に分解が起こる系などが挙げられる。
使用前に分解、が起こる系では、薬剤中に界面活性剤を
添加する。また使用中に分解が起こる系では、界面活性
剤を薬剤中に配合してもよい。薬品とともにまたは別々
に対象系へ直接添加してもよい。
安定化の対象となるヒドラジン化合物は、単独で対象系
へ添加される場合でもよく、他の薬剤とともに対象系へ
添加される場合でもよい。ヒドラジン化合物は水処理剤
として使用する場合、密閉系においては主に脱酸素剤や
スライム防除剤等として使用され、開放系においては主
にスライム防除剤として使用されておシ、いずれの場合
も単独で使用する場合および他の薬剤との組合せで使用
する場合がある。絹合せで使用する薬剤としては防食剤
、スケール防止剤などが挙げられる。
界面活性剤の添加量(d、薬剤製品中における分解を防
止する場合は、ヒドラジン類に対して0.01〜50重
−姓%、対象系における分解を防止する場合は、界面活
性剤の濃度として01〜100mg/f程度である。
上記説明は、ヒドラジン化合物を水処理薬剤として使用
する場合についてのものであるが、他の用途においても
同様に安定化を行うことができる。
以上説明してきたように、この発明によれば、不安定な
ヒドラジン化合物を安定化して、その分解を防止し、水
処理活性等の活性を高く維持することができ、このため
ヒドラジン比合物の使用量を少なくするとともに、添、
加濃度を低くして銅材等に対する腐食性を低くすること
ができる。またヒドラジン化合物を水処理薬剤として使
用する場合、スライム防除効果を極めて良好にするほか
、スケール防止効果および防食効果も改善される。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 pi−i 8.5、カルシウム硬度300 m9 / 
A as CaCO3、Mアルカリ度300 m9 /
 A as CaCO3の水に矩1テストピース(50
mmx5 Qlllm) 1枚を浸漬し、30’Q、 
 300 rpmでスターシ攪拌した系に、ヒドラジン
20mg7Bおよび各種界面活性剤を表1に示ず添加量
で添加し、ブランクが0となった48時間後のヒドラジ
ンの残留率を次式により求めた。
結果を表1に併記する。
表1中、No、 9はツイン80(花王石鹸KK)、N
11はエソミンT25(ライオンKK)、N012はα
−アルコキシプロピルジメチルベンジルアンモニウムク
ロライド、N013はベルクレン350(チバガイギー
社)、No、14はオパノール516(東邦化学KK 
)、N015はエアロゾルOT(三洋化成工業KlOで
ある。
表1 実施例2 表2の水処理薬剤について、開放循環水系のモニター装
置によシ試験を行った。
モニター装置k(は、保有水量15A、循環水量300
 A / br、流速0.5 m / s 、Ft’d
留時間120hr、伝熱チューブ(SUS製、伝熱面2
ir 0.0471 m2)の入口温度6o’a、出口
温度65′O1平均表面温度50°Cであり、スライム
付着用に非伝熱チューブ(SUS単管、伝熱面積[]、
0471m、’)を使用し、常時60°Cの温水を30
0 A/ hr 、流速5 m / sで通水し、循環
ピット中に軟鋼および銅テストピースを浸漬した。
試、験水は、カルシウム硬度500mσ/ A 、  
Mアルカリ度500m97Aの合成水であり、スライム
発生促進のため活性汚泥を乾燥重量として2g′添加し
、ペプトングルコース培地をBOI)負荷として10 
y−/m’・day投入した。
試5験は表2の薬剤をそれぞれモニター装置の循環水に
、初期には対保有水量あたり2 口Om9/ Aとなる
ように投入し、以後はブロー水あたり200mg / 
Aになるように投入して、約2週間通水し、スライム付
着量、スケール付着量、銅および軟鋼テストピース贋食
速度、ならびにヒドラジン残留a度を測定した。結果を
表6に示す。なおスケール付着量は伝熱、チューブの全
付着物量から強熱減j、tを走引いた値である。
表  6 表6の結果より、本発明薬剤は対照薬剤に比べて、ヒド
ラジン残留濃度が高く、スライム防除効果が極めて良好
であり、スケール防止効果および防食効果も良くなるこ
とがわかる。
代理人 弁理士 柳 原   成

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)界面活性剤を有効成分とするヒドラジン化合物の
    安定化剤。
  2. (2)界面活性剤はノニオン性である特許請求の範囲第
    1項記載のヒドラジン化合物の安定化剤。
  3. (3)界面活性剤は脂肪酸エチレンオキシド付加物、ア
    ルキルフェノールエチレンオキシド伺加物、ソ/l/ 
    ヒタン脂肪酸エステル、ポリプロピレンクリコールエチ
    レンオキシド付加物、ポリオキシエチレンアルキルアミ
    ン、1−12ggアンモニウム4、第四lホスホニウム
    塩、またはアミノ酸j焦シアルギルエステルスルホン酸
    塩である特許請求の範囲第1項記載のヒドラジ/化合物
    の安定化剤。
  4. (4)ヒドラジン化合物はヒドラジン、ヒドラジン水J
    JII 4i 、ヒドラジン塩またはヒドラジン誘導体
    である特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか(
    (記載のヒドラジン化合物の安定化剤。
  5. (5)ヒドラジン化合物は水処理用のものである特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載のヒ(・
    ラジン化合物の安定化剤。
JP6198783A 1983-04-08 1983-04-08 ヒドラジン化合物の安定化剤 Granted JPS59189185A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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