JPS5918853Y2 - 磁石発電機の回転子 - Google Patents

磁石発電機の回転子

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JPS5918853Y2
JPS5918853Y2 JP13986878U JP13986878U JPS5918853Y2 JP S5918853 Y2 JPS5918853 Y2 JP S5918853Y2 JP 13986878 U JP13986878 U JP 13986878U JP 13986878 U JP13986878 U JP 13986878U JP S5918853 Y2 JPS5918853 Y2 JP S5918853Y2
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JP
Japan
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magnet
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wedge
shaped
magnets
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JP13986878U
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JPS5556477U (ja
Inventor
有恒 加藤
Original Assignee
株式会社デンソー
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石発電機の回転子における特に磁石の固定構
造の改良に関する。
この種の磁石発電機の回転子における磁石固定構造とし
ては従来から種々のものが知られているが、特にフェラ
イト磁石を使用するものではこれが脆弱な性質を有する
ものであることから、磁石保護用の磁石ケースを用いた
固定構造が広く使用されてきた。
しかしこのような磁石ケースを用いた従来周知の磁石固
定構造は、各磁石ごとに独立した磁石ケースを用意し、
これをそれぞれ2本のビスおよび接着剤により、内部に
収納された磁石と共に、回転子本体に固定することを基
体構造とするものであった。
しかるにこの従来の固定構造では、各磁石ごとにその固
定を行う必要があるので作業煩雑であると共に、ビスの
締付はトルクの管理および接着剤の塗布管理が煩雑であ
り、この結果固定作業の自動化が困難で、しかも部品点
数が増大し価格が上昇してしまうという欠点があった。
そこで本考案は、かかる従来の欠点を解消し、少ない部
品で強固な磁石の固定が可能であり、しかも固定作業の
自動化が容易な磁石固定構造を提供することを目的とし
たものである。
以下図に示す本考案の実施例を説明する。
第1図〜第6図において、回転子本体10は鉄板などの
磁性板をプレス絞り加工で椀状に形成してなるもので、
その内部で円筒部11の内周に沿った部所には、合成樹
脂、アルミニウムなどの非磁性材からなる磁石ケース2
0が配設されている。
この磁石ケース20は後述の磁石を保護した上でその固
定に寄与するもので、リング状の基体部21と、この基
体部上に周方向等間隔で一体に突出形成された複数の柱
状部22とを備えている。
そしてこの磁石ケース20は、基体部21の下面が回転
子本体10の底部内面に、また基体部21の外周面およ
び各柱状部22の外周面が回転子本体円筒部11の内周
面にそれぞれ接して、上記回転子本体10の内部に配設
されている。
上記磁石ケース20の隣合う柱状部22の間にはそれぞ
れ、半径方向に着磁された円弧状のフェライト磁石30
およびその内周面に配置された同じく円弧状の磁極片4
0が収納されている。
その際、各磁石30および磁極片40の下面は基体部2
1の表面に接してここに載置され、また各磁石30の外
周面は回転子本体円筒部11の内周に接し、各磁石30
および磁極片40の周方向両端部はそれぞれ柱状部22
の外側面に接している。
各柱状部22の高さは後述する巻締めの際の凹部の形成
のために、磁石30の軸方向長さより若干小さくするの
が望ましい。
上記各磁石30の収納によって隣合う磁石間に位置する
こととなる磁石ケース20の各柱状部22では横断面が
鳩尾状に形成されており、従ってその内周部側の面外側
面には内周端面側に末広がりとなった斜面状の当り面2
3がそれぞれ形成されている。
これに対応して各磁石30および磁極片40の両端部の
内周面には、同様な斜面状の当り面31、41がそれぞ
れ形成されている。
そして、各柱状部22の当り面23は対応する磁極片4
0の当り面41に内周側から当接している。
第1図に示す磁石30および磁極片40を一体化したも
のでの寸法11に対して、第4図に示す磁石ケース20
のこれに対応する寸法12は若干大きく選定され、従っ
て磁石ケース20の柱状部間に磁石30および磁極片4
0が容易に収納できるようになっている。
なお、各磁極片40は必要に応じて設けられるもので、
場合によっては廃止され、この場合には柱状部22の当
り面23が磁石30の当り面31に直接当接するよう構
成され、また第1図の11に相当する磁石の寸法に対し
て第3図の寸法12が若干大きく構成される。
上記各柱状部22にはその長手方向に延びる三角形状の
くさび挿入用の溝(孔)24が形成され、この各溝24
にくさびリング50の各くさび51が打込まれている。
各柱状部22の内周面には溝24に至り、かつ上端から
下端まで至る切欠状の開口部25が設けられ、溝24の
両側の部分が外方へ膨出し得るようになっている。
また第4図に示す溝24の寸法13に対して、これに挿
入される第6図に示すくさび51の寸法14は若干大き
く形成されており、従って上記くさび51を溝24に打
込むことにより、柱状部22は外方へ膨出され、その当
り面23で磁極片40(磁石30)の当り面41.31
を押圧し、磁極片40および磁石30を回転子本体円筒
部11に押付けている。
なお、磁石30の周方向端面と対応する各柱状部22の
外周面には押え片26が形成され、磁石30の円周方向
の移動が防止されている。
上記くさびリング50は合成樹脂、アルミニュウムなど
の非磁性材からなり、上述の各くさび51と、これと一
体のリング状の磁石押え部52とからなるもので、各く
さび51を各柱状部22の溝24に打込んだ状態で、磁
石押え部52は各磁石30(および磁極片40)の上端
面に当接し、これを押え付けている。
このくさびリング50のくさび51の部分は磁石押え部
52に対してへこんだ段差53が設けである。
これにより、上記磁石30の軸方向長さに対して若干小
さくされた各柱状部22の上面にもリング状部52を押
圧することができる。
なお各くさび51の先端はテーパ状に形成され、溝24
への挿入の容易化が図られている。
しかして、くさびリング50の押え部52の上面外縁に
は回転子本体10の円筒部11の上縁の舌部12が巻締
めされ、これによりくさびリング50従って磁石ケース
20が、磁石30および必要に応じて設けられる磁極片
40と共に、回転子本体10に固定されている。
その際、上記くさびリング50の各段差53に対応する
部分、従って磁石間に位置する磁石ケース20の各柱状
部22と対応する部分は、その他の部分よりも強く巻締
められており、ここに凹部13が形成されている。
なお、必要に応じて回転子本体10、磁石ケース20お
よび磁石30(さらには磁極片40)の各接触部には接
着剤が充填され、このため回転子本体円筒部11の上端
部内周には接着剤充填用のノング溝14が設けられる。
上記構成になる回転子は次のようにして組立てられる。
すなわちまず回転子本体10の内部に磁石ケース20を
挿入し、磁石ケース20の各隣合う柱状部22の間に磁
石30および磁極片40を用いる場合にはこれを挿入す
る。
上述の通り磁石ケニス20の寸法12はここに挿入され
る磁石30および磁極片40の寸法1□より若干大きい
ので、この挿入は容易である。
次に磁石ケース20の各柱状部22の溝24にくさびリ
ング50の各くさび51を打込む。
この際、各くさび51はくさびリング50の磁石押え部
52に一体化されているので、各くさび51を各溝24
に当てて磁石押え部52に力を加えることにより、一度
に全ての溝24へくさび51を打込むことができる。
このくさび51の寸法14は溝24の寸法13より若干
大きいので、上記くさび51の打込みにより、柱状部2
2の当り面23は磁極片40の当り面41(磁石30の
当り面31)を押圧し、磁石30を回転子本体10の円
筒部内周へ押付ける。
同時にくさびリング50の磁石押え部52は磁石30(
および磁極片40)の上面に当接して、下面が接する磁
石ケース基体部21との間に磁石30を挟持する。
その後、リング溝14に必要に応じて接着剤を充填して
各接触部へ浸透させた後、回転子本体円筒部11の舌部
12をくさびリング50の磁石押え部52に巻締める。
その際、各磁石間に位置する部分は強く巻締し、凹部1
3を形成する。
この巻締めによりくさびリング50および磁石ケース2
0は回転子本体1に確実に固定され、従って磁石30お
よび磁極片40 (必要に応じて設けられる)も強固に
固定される。
その上、凹所13の形成によって磁石30(および磁極
片)は周方向にも確実に固定される。
こうして上記構成によれば、簡単な作業で複数の磁石を
あらゆる方向に対して確実に固定することができ、従来
の如く各磁石ごとに用意されたケースをビスにより個々
に固定する場合に比して、きわめて簡単な作業で磁石の
強固な固定を行うことができる。
上記一連の組付作業は自動化も容易で、この面でも磁石
固定作業の簡単化が可能である。
なお本考案では各くさび51に対応して1つづつの凹部
13を形成したが、第7図の如く各部所に2つの凹部1
3′を形成しても良い。
以上説明した通りで本考案によれば、少ない部品点数で
あらゆる方向に対して確実な磁石の固定を行うことがで
き、しかもこの固定作業をきわめて簡単なものとするこ
とができるという優れた効果が遠戚される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる回転子の一実施例を示す半断面平
面図、第2図は第1図の■I−II断面図、第3図は第
1図および第2図に示す回転子の要部の斜視図、第4図
は第1図および第2図に示す磁石ケースの平面図、第5
図は第1図および第2図に示すくさびリングの底面図、
第6図は同くさびノングの断面正面図、第7図は本考案
の他の実施例を示す斜視図である。 10・・・回転子本体、11・・・円筒部、12・・・
舌部、13・・・凹部、20・・・磁石ケース、21・
・・基体部、22・・・柱状部、24・・・溝、30・
・・磁石、50・・・くさびリング、51・・・くさび
、52・・・磁石押え部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 椀状の回転子本体と、 この回転子本体の円筒部内周に配設された複数個の円弧
    状の磁石と、 この各磁石の下面に接するリング状の基体部、並びに該
    基体部と一体に形成され隣合う磁石間にそれぞれ位置し
    て該各磁石の周方向端面近傍の内周面あるいはこれら各
    磁石の内周面に装着される磁石片の周方向端面近傍の内
    周面に接する当り面を有する複数の鳩尾状の柱状部を具
    備し、この各柱状部に長手方向に延びる横断面三角状の
    くさび挿入用の溝を有すると共に、これら各溝の一部を
    内周側に開口して上端から下端にまで至る切欠状の開口
    部を設けた磁石ケースと、 上記各磁石の上面に接するリング状の磁石押え部、該押
    え部と一体に形成されると共に横断面三角状で前記各柱
    状部の溝にそれぞれ打込まれ、この溝の周方向寸法より
    大きい周方向寸法を有する複数のくさびを具備するくさ
    びリングとを備え、上記各くさびが前記各柱状部の溝に
    打込まれたとき前記各柱状部が前記開口より押し広げら
    れ、前記各柱状部の両側面に形成された前記当り面が前
    記磁石または前記磁石片の当り面に圧接して前記磁石が
    前記回転子本体の円筒部内周に押圧されてなり、 さらに、前記くさびリングの前記各くさびに対応する部
    分に前記磁石押え部に対してへこんだ段差が形成され、 かつ上記回転子本体の円筒部上縁が上記くさびリングの
    押え部外縁および段差に巻締めされ、この巻締め部の前
    記段差に対応する部分に凹部が形成されてなる磁石発電
    機の回転子。
JP13986878U 1978-10-11 1978-10-11 磁石発電機の回転子 Expired JPS5918853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPS5556477U JPS5556477U (ja) 1980-04-16
JPS5918853Y2 true JPS5918853Y2 (ja) 1984-05-31

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ID=29114318

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