JPS59187566A - ひも状合成樹脂発泡体のバラ状緩衝体 - Google Patents

ひも状合成樹脂発泡体のバラ状緩衝体

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JPS59187566A
JPS59187566A JP58059967A JP5996783A JPS59187566A JP S59187566 A JPS59187566 A JP S59187566A JP 58059967 A JP58059967 A JP 58059967A JP 5996783 A JP5996783 A JP 5996783A JP S59187566 A JPS59187566 A JP S59187566A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、実長が約50す以上のひも状合成樹脂硬質発
泡体で成るバラ状緩衝体に関し、更に詳しくは、その発
泡体の長さ方向に直交する断面形状が、従来品の円形に
対して異形状であるバラ状緩衝体に関する。
従来、合成樹脂硬質発泡体を用いたバラ状緩衝体は広く
知られている。このバラ状緩衝体は、同じ合成樹脂発泡
体を緩衝部材とする緩衝分野にあっても、1つの別の技
術分野を形成している。
即ちそれは、例えばポリエチレン軟質発泡体の平板を使
う緩衝は、発泡体の持つ弾性の応力吸収で、或は例えば
ポリスチレン硬質発泡体の平板を使う緩衝は、発泡体が
破壊変形するときに示す応力吸収で、各々内容物にかか
る衝撃応力を吸収する所謂、弾性緩衝機能或は破壊緩衝
機能を応用する緩衝分野であるのに対し、このバラ状緩
衝は、集合体をなす小形発泡体相互間のズリ変形によっ
て、内容物にかかる衝撃応力を吸収する所謂ズリ緩衝分
野のものであるからである。そしてこれ等の緩衝分野の
選択は、対象をする内容物(被包装体)を保護する上で
有効な緩衝能の性質に応じて、各々行なわれるのが実状
である。
一方、バラ状緩衝は、例えば特公昭42−4512号公
報に開示されているような、三次元的に湾曲した実長(
湾曲した発泡体の表面に添って計った長さ)が約50g
以上の、ひも状合成樹脂硬質発泡体の多数個を、互にか
らみ合うように集合させた状態で、内容物の周囲に所定
厚みになるように充填して用いる技術として開発された
。この技術の特質は、緩衝発泡体を外箱と内容物との間
の空間形状に添うように、予め発泡体を成形加工する必
要がない上に、通常の緩衝用発泡体では到達し得ない低
い密度を、からみ合いの集合体の嵩密度として形成し得
るので、手軽で経済的な緩衝手段として重用され汎用さ
れるに至っている。
この場合のひも状発泡体は、長さ方向と直交する断面は
ほぼ円形で、表面が平滑な剛性のある発泡体でできてお
シ、三次元方向の湾曲は、集合体のからみによる充填空
間と、屈曲変形が基となるズリ緩衝を司どる主要因をな
す。従って、ひも状発泡体のバラ状緩衝では、三次元湾
曲を大きくとることが要求されるが、これを大きくする
と均質な充填作業が著るしく困難となる上に、製造上の
ヒズミ等の原因で、衝撃吸収時に発泡体の破壊が生じ、
荷動きによる緩衝不良の原因となる欠点がある。
上記の改良策に開発された技術には、例えば特公昭j7
−30102号公報、実公昭57−58141号公報等
に開示された様な、種々の形状の小型(約20〜40m
x)発泡体を、各々集合体に充填して用いるものが知ら
れている。この技術は充填作業能率は高められるが、ひ
も状品に比べて大巾に充填密度を高めて経済性を損ねる
ことになり、本来のズリ緩衝能を高めようとする方向は
、発泡体の破壊による荷動き不良を生じるし、硬度を高
める破壊防止策には、内容物表面に擦過傷を与える欠点
が生じてしまう問題がある。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、 ・従来のひも状発泡体では達成できない高い充填作業性
能を発揮する。
・従来のひも状発泡体を用いる場合よυ以上に低い充填
密度で、充分なズリ緩衝能を発揮する0 ・荷動きが少なく、繰返しの緩衝能を発揮させ得る。
・内容物表面に擦過傷を与えない。
ことを同時に満たすことができる改良されたひも状発泡
体の緩衝体を提供することである。
上記本発明の目的は、本発明のひも状合成樹脂発泡体を
用いること、即ち[三次元的に湾曲した実長約50+u
以上のひも状合成樹脂硬質発泡体の多数個が、互にから
み合うように集合して成る)くう状緩衝体に於て、上記
ひも状合成樹脂硬質発泡体の長さ方向に直交する断面形
状は、巾約1〜4藺、全長約4〜30寵の帯状物が屈曲
及び(又は)交差して、該帯状物の端部によって長さの
相対比が1〜2の2個以上の突出部を、屈曲・交差部に
よって前記突出部の頂部を収容するに充分な面積の1個
以上の窪部を、各々形成して成る異形形状であって、且
つ該異形形状の実面積(j)と、その異形形状の最大寸
法(H)を直径とする円の面積(S)との比(呪)の値
が1−4〜4の範囲を満たす形状を示すものであること
を特徴とする湾曲したひも状合成樹脂発泡体のバラ状緩
衝体」を採用することによって容易に達成することがで
きる。
本発明の重要な要件は、ひも状発泡体の上記断面の異形
形状にある。
第1.2図を参照しながら、重要要件である断面形状を
整理すると、 (イ)巾(E)約1〜411III+、全長(A)約4
−3−Oxの帯状物1が屈曲しく例えば第1図a、 b
) 。
交差しく例えば第1図c、d)屈曲及び交差して、(例
えば第1図e、f)、該帯状物の端部によって、長さの
相対比が1〜2の2個以上の突出部(2) 、 (2’
) 、 (2’勺・・−金、屈曲、交差部によって、前
記突出部(2) 、 (2’) 、 (2”)・・・・
・・の頂部全収容するに充分な面積の1個以上の窪部(
3) # (3’) 、 (f)・・・・−・全各々形
成して成る異形形状である。(第2図(1) 、 (2
)参照)(ロ)且つ、前記異形形状の実面積())と、
その異形形状の最大寸法(H)を直径とする円の面積(
S)との比(乞)の値が、1.4〜4の範囲にある。(
第2図(3)参照) の上記(イ)、(ロ)を満たす断面形状のものにするこ
とである。
この必要性の終局は、実用されている発泡体の樹脂様及
び発泡体密度等が前提となって、究明され設計されたも
ので、(イ)、(ロ)との組合せに於て本発明の効果が
発揮されるものであるから、これを個々に区分して説明
することは難がしい。しかし説明を理解し易く、且つ簡
素にするために、あえて区分して説明する。
先ず(イ)の盛装性は、 ・断面構造的に発泡体そのものが折れたり欠けたシしな
い上での必要構造強度をもつためのもの、 ・且つ、断面方向にかかる応力を、異形状のしなシ変形
によって吸収させるためのもの、・窪部に突出部がかみ
込んで、発泡体相互のズの組合せ効果を発揮させること
にちる。そしてそのことによって、従来の断面円形のひ
も状発泡体の場合に比べて、三次元的に湾曲する湾曲度
(′L/L、l)、(第3図参照)を比較的小さい状態
にしても、発泡体相互のからみ合いと発泡体の持つ剛性
とによる荷動き防止機能を発揮し、その上にシナリ変形
と発泡体相互のズリとによる応力緩和が加わって、全体
として従来のひも状発泡体の緩衝機能とは別の1.′ズ
リ緩衝に弾性緩衝が加わった形の緩衝機能が発揮される
のである。
そのための帯状物lは、1m未満では強度的に折れ、欠
けが増加するし、4闘を超えて広くなると断面のシナリ
変形が期待できない。従って通常は約2〜4蛯程度の巾
に揃った帯状物であることが望ましいが、発泡体である
点で巾寸法は揃い難く、局部的な寸法変化も含めて、1
〜4吠の寸法になるように調整される仁とになる。
又帯状物の全長(A)は、窪部(3) (3’) (3
“)及び突出部(2) (2’) (2“)を形成させ
るに必要なもので、第2図(1)、 (2>、 (3)
に示すように、各々の帯状物長さの合計である(A=7
0+12+ 13として例示される。)。
次に、本発明でいう突出部の頂部と窪部面積との関係及
び突出部長さく4)、(4)、(4)の相対比1〜2の
関係は、本発明の発泡体の、相互のからみ合い効果を発
揮させる上で望まれる要件で、類似の異形形状物でも、
からみ合い効果の小さいものは、対象としていないので
ある。
第4図(イ)、(ロ)、(ハ)は、比較品(からみ合い
効果のでない)断面形状の発泡体の倒閣である。
第4図(4)、(ロ)、(ハ)の各々断面形状は本発明
品に類似し、且つ帯状物の巾、全長寸法は、本発明でい
う要件を満たしている。しかし第4図(イ)のものは、
1本の突出部長さが長過ぎるために、長さの相対比1〜
2の要件が満さず、第4図(ロ)のものは、窪部の巾が
小さすぎて、突出部の頂部も収容出来る要件を満たさず
、第4図tiは帯状体の屈曲や交差が不適当なために、
窪そのものが実質的なものでない場合の各々の倒閣であ
る。
即ち、本発明でいう異形形状に形成されている窪部及び
突出部は、発泡体相互で、互にかみ合いからみ合うこと
が確率的に多く起るものであることを意味している。そ
のための望ましい異形形状は・入・×・火・H・5・乙
・廿・十・等の形で代表される形状のものであり、更に
は窪の数が3以上になる形状のものが望ましい。又帯状
物の全長(A)の配分は形成される異形断面の形状の複
難さと、異形形状の最大寸法〔異形形状が示す最大の長
さ部分の寸法(H)〕を司どることになるから、帯状物
の全長(A)は、(H)の寸法〔従来の円形断面の場合
の直径に相当〕を発泡体の実用寸法である約1.5〜1
0u の範囲になって更に突出部と窪部との数が揃い、
突出部の長さや窪部の深さが深く揃うような形状になる
ように、配分することが望ましい。
第3図は、三次元的に湾曲した発泡体を平面上に投影し
て示した模形図である。
この第3図は、上述した本発明でいう湾曲度(L/L・
)の意味の理解を深めるだめの説明図で、発泡体の長さ
方向に発泡体に添って測った長さく破線で示す)即ち発
泡体の全長(L)と三次元的に湾曲した発泡体の見掛の
長さくυ)との比(L/X、・)は、単位全長の発泡体
の曲りの大きさと曲り数を示す指標であることを示して
いる。
そこで、上述した従来の円形断面の発泡体の場合と、本
発明の異形断面の場合との、共に要求される湾曲度(%
I)を比較説明すると、従来品は約−2〜25でらった
のに対し、本発明のものは、約1.1〜1.5の範囲で
充分となる利点がある。
ここでいう要求される湾曲度は、発泡体を緩衝材として
充填して使用したとき、衝撃、或はくり返しの振動等に
よって生じる荷動き〔内容物と緩衝材との間に空隙が生
じ、或は生じなくて起る内容物の位置の移動現象〕も最
少限に防ぐ方向からみた要求値である。
所が一方で、この湾曲度の高まりは発泡体を工業的に均
一に充填するときの充填作業性を著るしく悪化させる問
題がある。即ち湾曲度の高い発泡体は、これを集合させ
ると、数多くの発泡体が互塊を形成ししてしまう、そし
てその塊は、それを開放状態にして各々の発泡体に応力
がかがらない状態に置いてもその個々は解除されること
はないのである。そのために、一旦できてしまった塊は
、これを分散配分しようとしてもなし得なくなる現象が
生じることになるのである。
これに対し、本発明の発泡体の荷動きしないからみ構成
の機構は、従来の湾曲度にたよるものでなく、発泡体断
面相互の確率的なかみ合いのからみの要素が大きいので
、荷動き防止と充填作業性が、同時に達成できることに
なるのである。即ち、本発明の発泡体のかみ合いのから
みは、かみ合いの負の方向には容易にそれを解除するこ
とが出来、従って充填作業性を損なわないのに対し、充
填されて出来たからみにかかる衝撃等の応力は、個々の
発泡体を固定的にした上での、かみ合いに対する正方向
の応力として作用するから、必要な密度で充填されてお
れば、発泡体相互がズレ動くことがないのである。
次に本発明の構成要件の上記(ロ)について述べる。
−この(ロ)の必要性は、要件馴)で述べた発泡体に必
要な特性を満たす上での、 一最小限度の充填密度でこれを達成させること、 一発泡体の持つ湾曲度と相俟って、発泡体の長さ方向に
かかる応力を、発泡体のねじれ応力として吸収する。所
謂硬質発泡体そのものに弾性的応力吸収能を付与するこ
と、・発泡体の特性に関連して、内容物表面に擦過傷を
与えないこと、 の機能を発揮させるためのものである。
即ち、例えば、本発明でいう異形形状の最大寸法(H)
は、従来品と円形の直径と同様の約1.5〜10關の寸
法で実用される。その上で本発明でいう面積比(物  
の値は、直接的に使用される発泡体量の省量化、即ち充
填密度そのものの最小限化を意味することであるのは理
解されよう。
しかしながら、上記(シ)は、値がIK近い程ねじれに
よる応力緩衝能が大きくなるはずであるが、反面では衝
撃力を発泡体のねじれ応力に変換することが出来難くな
り、内容物に衝撃を伝播させたり、表面擦過の原因にな
る。又、逆VC(2)の値が大きくなる方向は、ねじれ
易さ丼増加しても構造破壊が生じ易くなる結果、目的と
する弾性的応力吸収が期待できないし、これを材質面で
改善しようとすると、内容物の表面擦過の原因になる。
本発明でいう(〆)=1゜4〜4 の規定は、上記現象
の調和点を見出したもので、発泡体にねじれ緩衝能を付
与し、且つ充填密度を最少限のものにする利点が生じる
範囲である。
本発明の発泡体の製造方法は、例えば特公昭42−45
12号公報に記載の製造方法を、幾分条件変更するとと
で製造できる。その際の変更上のポイントは、押出ダイ
スのリップ形状を目標とする異形断面のものにすること
、発泡条件を使用する樹脂様、目標密度に合うようにす
ること、及び押出後の発泡性ストランドの熟成条件を、
事前に予備実験で確立しておくことである。それは、先
ずダイリップの形状は、必ずしもそのままが発泡体の断
面形状と相似せずに、押出時の樹脂の流動張力及び発泡
変形等で変化し、別の形のものになることがあるからで
ある。又発泡条件は、樹脂様によって最適条件が変るの
は常識的なこととしても、断面の異形状の寸法形状を精
度良く具現させる上では発泡剤の均質な分散が主要にな
るので、混線効果の高い混練押出機を採用することが大
切となる。又、押出された発泡性ストランドは、発泡性
能を損なわせないために、速かに約40℃以下の温度と
なるように急冷される。従ってこのストランドには、押
出時に加えられた大きな剪断応力によるひずみ等を内在
した状態で固化iれているので、後で発泡したときに生
じる湾曲度を目標とする湾曲度に揃うように発泡性スト
ランドの内在ひずみを熟成条件によって整えておくこと
が大切になる。この際、熟成条件の温度は、高すぎると
発泡性を損なうし、低すぎるとひずみ是正には不向きに
なるのは常識としても、例えば樹脂の吸湿性、断面形状
の特異性等によっても、発泡させたときの湾曲度が変る
ので、各々について充分な予備知識が要求されることに
なるからである。
本発明に応用される樹脂は、一般にポリスチレン、スチ
レン成分が主体で他成分がアクリロニトリル、メチルメ
タアクリレート、酢酸ビニル、αメチルスチレン、ブタ
ジェンゴム、スチレンブタジェンゴム、アルキルアクリ
レートゴム等のl 14以上であるスチレン系樹脂、ポ
リビニルトルエン、塩化ビニル(硬質)、ポリメチルメ
タアクリレート、メチルメタアクリレート成分が主体で
、他成分カアルキルアクリレート、スチレンアルキルア
クリレートゴム、スチレンブタジェンゴム、塩化ビニル
、酢酸ビニル等の1種以上であるメチルメタクリレート
系樹脂等の、一般に硬質樹脂と呼称される合成樹脂が用
い得る。中でも、ゴム成分がゴム分で3〜10重量係含
有するスチレン系樹脂、メチルメタアクリル系樹脂を採
用するときは、本発明でいう総合的な緩衝効果を発揮さ
せ易くなるので、このような樹脂を選ぶことが望ましい
これ等の樹脂は、通常その密度が約5oKy/−〜20
に97−の範囲の発泡体になるように発泡させて用いら
れる。この発泡体密度は、包装対象とする内容物の性質
や、期待する緩衝性能に応じて選択されるが、本発明で
いう総合的な緩衝効果を有効に利用する上では、発泡体
密度を約40〜/ゴ〜25Kg/n? の範囲の一定値
に揃えて、使用することが有利となるので望ましい。
これ等の発泡に用いられる発泡剤は、例えば、n−ブタ
ン、イソブタン、n−ペンタン、インペンタン、ヘキサ
ン等の炭化水素系揮発性有機発泡剤、トリクロロフルオ
ロメタン、ジクロロフルオロメタン、テトラクロロジフ
ルオロエタン、トリクロロトリフルオロニータン、ジク
ロロテトラフルオロエタン、クロロペンタフルオロエタ
ン、モノクロロヘプタフルオロシクロブタン、ジクロロ
へキサフルオロシクロブタン等のハロゲン化炭化水素系
揮発性有機発泡剤の単品又は混合品が有効である。
これ等は通常、押出機系内で溶融状態にある樹脂の中に
圧注入され、強力な機械混線を受けて樹脂内に均質分散
される。
本発明でいう評価は次の方法に°よる。
評価用包装体の作成 頑固な木製箱α0(内寸法43CrnX 43cn+X
 46z)を菓5図(1) 、 (H)の縦横側断面円
構造になるように、発泡体住υの各種試料を用いた荷詰
め充填作業を行ない以下の項目について評価する。
尚、被包装物(内容物)Kは、加速度計α邊(受けた加
速度の大きさを、電気信号の太きさとして取出せるよう
にしたもの)を内蔵した巾29 cm 。
長さ32 cm 、高さ29>の木箱(13)を内容物
とし、この内容物にかかる加速度を電気コードで包装体
外部に取出し、増幅器Iで増幅して電磁オシログラフに
減速度(G)として記録させる機能が付与させである。
又この実検の想定は、例えに打点式温度記録計等を実の
内容物とする場合のもので、内容物の総重量は、11に
9になるように調整されている。
(イ)詰込作業性 各々の評価用包装体作成時の、詰込嵩密度に到達する発
泡体の詰込作業に要した時間を測シ次の尺度で評価して
示した。
記号   尺 度 (所要時間) ○ ; 3分未満 △ ; 3分以上〜5分未満 × ; 5分以上 この詰込作業性の大小(○印〜×印)は、連続して能率
的に行いたい包装作渠の作業能率を支配する主要因の1
つに該当する。
(ロ)詰込嵩密度 上記詰込作業時に詰込まれた各発泡体の充填度で、充填
予定空間体積に対する実充填発泡体重量の比で示す。
この詰込嵩密度は、後記する緩衝性能を発揮させる上で
は成る水準以上の嵩密度が必要となるので、この実験で
はその水準以上の嵩密度になる詰込作業を実施した。
eう 落下緩衝性 金属バンドを用いた荷造りを包装体に施こしその包装体
を、1米の高さから水平にコンクリート床(16)に落
下させ、落下した瞬間に示した最フから求め、次の尺度
で評価した。
記号  尺 度     参   考 尚、この評価は、荷扱い中の比較的乱雑な取扱いの発生
を予測したテスト項目である。
に)繰返し落下耐衝撃性 水平落下高+、 50 cnr 、落下回数;1分間隔
で5回の連続、測定項目;各回落下瞬時のG値、の条件
のテストを行ない、1回目のG値と5回目のG値との差
を求めて、次の尺度で評価した記号   尺 度 (G
の差) ○ ;  100未満 △ ;  ZOC以上〜20G未満 x  ;  20G以上、 この評価は、積替え等の荷扱いに必要な繰返しの衝撃に
対する内容物の保護性を評価したものである。
(ホ)耐破損減耗度 上記繰返し落下テスト終了後の包装体を開包し、充填さ
れている発泡体から、明らかに折れたり破損したシして
いる発泡体を選別し、充填されていた発泡体全重量に対
するその発生割合を(→で示し、次の尺度で評価した。
記号    尺 度(破損した発泡体量)○ :25チ
未満 △ ;25チ〜50チ未満 ×;50チ以上 この評価は、繰返し落下時に生じる荷動き及び発泡体の
持つ緩衝能の劣化等の様子を示すものでもある。
(へ)耐振動荷動き 包装体を振動試験機の振動部に固定し、所定の振動を加
えた後、包装体を開包して内容物の荷詰め時の位置から
の移動距離を測り、次の尺度で評価した。
記号   尺 度(移動距離) ○ ;1crn未満 △ ; 1m以上〜2ω未満 ×:2cnt以上 ・使用振動機、仕様(米国連邦規格PPP −C−16
83に準拠した装置) 振動時間 ;60分連続 振動方向; 水平直線方向 振動数;210回/分 振 幅; 約5儒 尚、この評価は、車両等に積載して長距離輸送したとき
に生じる荷動きを想定したものである。
(ト)剛擦過傷付 上記耐振動荷動きに供する包装体内容物(木箱)の表面
に固定した漆塗り木片を(巾200n長さ30m1厚み
0.3 cm )を、上記振動試験後に観察、傷付の有
無を評価する。
記号    尺  度 ○ : 傷が認められない。
Δ ; 傷らしい部分が認められる。
X ; 著る1、しb擦過傷がある。
実施例・比較例−1 熱風循環式の乾燥機を用い、70℃で24時間乾燥した
MMA系樹脂ベレット〔メタクリル酸メチル単位88重
量%、アクリル酸メチル単位7重量%、フルキルアクリ
レートゴム成分5重関係(熱変形温度86℃、吸水率0
.08%)〕を、ステアリン酸カルシウム0.2重量%
とともK 230 ’CK調整された押出機に自動供給
して熱可塑化しつつ混練し、押出機に接続して且っ16
0’CK調温された混合機に圧送し、一方、MMA系樹
脂100重量部に対して10重量部のn−ペンタン発泡
剤を該混合機に圧入してMMA系樹脂を発泡剤とを良く
混線混合させる。次いでこの混線物を混合機に接続した
異形断面(事前の予備実験で、後発泡後第1表試料ml
〜xIIに示す断面形状になることが確認されたリップ
のもの)の小径ノズルを45個配列したダイスから押出
しく但し、試料随、単位毎に別々のダイスを用いること
は当然)、直に約3゜℃に調温した水中に導いて、押出
ストランド群が40℃以下の温度になるまで急冷して引
き上げ、続くストランドカッターで全長約60藺に揃う
ように切断し、発泡性ストランド切断品を得た。
次いで、この発泡性ストランド切断品を、75℃の温水
中で30分間熟成した後、10℃で100チの湿度を有
する密封容器内に充填し、55時間調湿熟成して、スト
ランド内の含水率が1.2重量係に揃うようにした。こ
れを100℃のスチームで20秒間加熱して発泡させ、
各々三次元的に湾曲した実長的130m5のひも状硬質
発泡体とした。
このものの断面形状は第1表試料随I −X[VC示す
もので、密度約40に7、湾曲度1.1〜1.3で細形
状構造は第1表の形状項に示す通りの、均質な微細気泡
を持つ発泡体であった。(この結果は、各N−50個の
代表サンプルの平均値である。)上記試料mI−■01
2種の発泡体の各々について、本文記載の評価方法に従
って、各々、落下緩衝性、繰返し落下耐緩衝性、耐破損
減耗度、耐振動荷動き、耐擦過傷付、並びに包装時の詰
込作業性、詰込嵩密度について評価して、その結果を第
1表にまとめて示した。
第1表の結果を総合すると、本発明の目的を達成させる
ための発泡体断面の異形形状は、巾約1〜4.(sa、
1.liとm、yの関係)、全長約4u以上(N14と
■の関係)の帯状物が、屈曲及び交差して、該帯状物の
端部によって長さの相対比が1〜2 (NFL、 1.
 V、■、■と■の関係)の2個以上の突出部を、又、
前記屈曲、交差部によって前記突出部の頂部を収容する
に充分な面積(例えば、尚。
■、■とに、X[の関係)の1個以上の窪部(Nu、 
L■III■)を形成して成る異形形状で、その異形形
状の実面積(’)と、該異形形状の最大寸法を直径とす
る円の面積(S)との断面積比(sA)は、1.4〜4
(随、■、■とに、X の関係)の値のものである必要
性が分る。このものは、緩衝性能を兼備しているという
点で注目される。
以下余白 実施例、比較例−2 ダイスのリップ形状を、第2表、試料m、xm、xy。
及び罫の断面形状の発泡体になるものに変更すること、
及び押出ストランドに内在するヒズミ量を変更するため
、ダイランド部の寸法形状を変更すること(試料m、x
yとXv)を行なう他は、実施例φ比較例−1と同じ条
件の実験を繰返して、本発明品(m、XII[)と比較
品(Na、 XIV、 XV ) ノひも状発泡体を得
た。
このものの断面形状、寸法(特に断面積比)と発泡体の
湾曲度に着目し、本文記載の評価方法で、包装時の詰込
作業性、詰込嵩密度釜に落下緩衝性、繰返し落下耐衝撃
性、耐破損減耗度、耐振動荷動き、耐擦過傷伺きについ
て評価し、その結果を第2表Kまとめて示した。
第2表の結果によると、本発明品は、評価項目のすべて
の項をすべて満足させる性能を有し、従来品よシ優れた
発泡体であることが分る。特には詰込作業性の高まりを
発泡体の湾曲度を低めることで達成出来た点、繰返しの
落下耐衝撃性が付与されるようになった点で、しかもこ
れ等が詰込嵩密度を従来品より低め得た(即ち断面積比
の差にほぼ見合う分だけ)状態で達成されていることが
特記に価する本発明品の優れた効果でちる。
本発明は上述の構成を持つことにより、発泡体の断面形
状にともなう相互のからみ合い、及びその変形(しなり
・ねじれ)を生じせしめ、その結果従来のひも状発泡体
とは別の、すり応力緩衝に弾性応力緩衝を加味した、新
しい緩衝分野を形成し且つそのことによって、従来のひ
も状発泡体緩衝分野に生じていた欠点を、経済性に優れ
た状態ですべて解消できる利点をもって達成されている
ので、産業界に果す役割の大きい優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図(an by e、 al e、 f )は、本
発明の発泡体の断面形状例を示す断面拡大図、第2〜3
図は発泡体各部位の説明図、第4図(イ99ロ、ハは、
比較品の発泡体断面形状側図、第5図(1,1は発泡体
のバラ状緩衝体を充填した木製箱の縦、横側断面図、第
6図は落下緩衝性、耐衝撃性などテスト装置の略図であ
る。 1・・・帯状物、  2.2’、 2″・・・突出部。 3、 s’、 3”−−・窪部  10−・木製箱、 
11−・・発泡体 )試料、  12−7−加速度計、
13・・・木箱、 14・・・増幅器、 15・・・電
磁オシログラフ、16・・・コンクリート床、 A・・
・帯状物の全長、B・・・帯状物の幅、 11.12.
18・・・突出部の長さ、H・・・最大寸法、 S・・・最大寸法を直径とする円の面積部(単一斜線で
示す)j・−異形形状の実面積部(交差斜線で示す)L
・−・発泡体の全長 L′・・・発泡体の見掛の長さ 特許出願人 旭化成工業株式会社 第3図 イ                ロ第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 三次元的に湾曲した実長約50+u以上のひも状合成樹
    脂硬質発泡体の多数個が、互にからみ合うように集合し
    て成るバラ状緩衝体に於て、上記ひも状合成樹脂硬質発
    泡体の長さ方向に直交する断面形状は、巾約1〜41J
    I 、全要約4〜30Bの帯状物が屈曲及び(又は)交
    差して、該帯状物の端部によ?て長さの相対比が1〜2
    の2個以上の突出部を、屈曲、・交差部によって前記突
    出部の頂部を収容するに充分な面積の1個以上の窪部を
    、各々形成して成る異形形状であって、且つ該異形形状
    の実面積(−6)と、その異形形状の最大寸法(H)を
    直径とする円の面積(S)との比(%)の値が1.4〜
    4の範囲を満たす形状を示すものであることを特徴とす
    る湾曲したひも状合成樹脂発泡体のバラ状緩衝体
JP58059967A 1983-04-07 1983-04-07 ひも状合成樹脂発泡体のバラ状緩衝体 Granted JPS59187566A (ja)

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