JPS59187067A - 硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤 - Google Patents

硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤

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JPS59187067A
JPS59187067A JP6029283A JP6029283A JPS59187067A JP S59187067 A JPS59187067 A JP S59187067A JP 6029283 A JP6029283 A JP 6029283A JP 6029283 A JP6029283 A JP 6029283A JP S59187067 A JPS59187067 A JP S59187067A
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JP
Japan
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vinyl chloride
adhesive
chloride resin
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weight
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Masanori Hirota
雅則 広田
Yoshizo Shibata
喜三 柴田
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤に係り、更に
詳しくは、特に従来の硬質塩化ビニル系樹脂接着製品に
おけるソルベントクラックの発生を軽減することができ
、しかも貯蔵安定性等の良好な硬質塩化ビニJ’@脂用
接着剤に関するものである。
従来の硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤を用いた硬質塩化
ビニル系樹脂製品は、経時的に応力の大なる部分にソル
ベントクラッキングと称されている亀裂を生じ、遂には
破壊に至るような場合もあった。これらの対策としては
、捷ず上記の従来の接着剤において塩化ビニル系樹脂を
溶1rる溶剤のみを変える方法や溶解させる樹脂を変え
る方法、さらに施工方法として、接合後長時間熱風処理
する方法などの検討がなされている。しかしながら、か
かる従来の対策は、いずれも次のような欠点を含み実用
化されていないのが現状である。すなわち、従来提案さ
れている溶剤を変える方法では溶解性、安全性。
施工方法等に問題があり、一方、塩化ビニル系樹脂以外
の樹脂を溶解させる方法ではコストが一ヒ昇するばかり
か耐薬品性、接着強度等に悪影響を及ぼすといった欠点
がある。
本発明者は、かかる現状に鑑み、接着強度、貯蔵安定性
、乾燥速度等の諸性能が良好でコストが安<、シかも特
に従来よりもソルベントクラッキングの発生を軽減し得
る硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤を提供すべく鋭意検討
した結果、本発明に到達したもので、その要旨とすると
こ口(ri 、’ ]−00〜70重量のシクロヘキサ
ノンと3〜30重量部のアセトフェノンとを含み、さら
にアセトン、テトラハイドロフラン、メチルエチルケト
ン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸プロピル、ジオキサンからなる群から選ばれた少なく
とも]種の溶剤を含む混合溶剤100重量部に、塩化ビ
ニル系樹脂を溶解させてなることを特徴とする硬質塩化
ビニル系樹脂用接着剤にある。
本発明において、塩化ビニル系樹脂の溶解に用いるには
上記組成の混合溶剤100重量部を必須とするが、これ
は捷ず、シクロヘキサノンが10重両部未満では貯蔵安
定性が悪く乾燥速度も速く、70重量部を超えるとソル
ベントタラノキングを起こしやすくなり、まだ、アセト
フェノンが3重量部未満ではノルベントクラ、キングを
軽減することは困難で、30重量部を超えると貯蔵安定
性が悪くなり、いずれも好捷しくないことによるのであ
る。
本発明にあっては、さらに好捷しくけ、シクロへキサノ
ン20〜50 重t 部及びアセトノ1フフ5〜20重
州部とその他の溶剤、即ちアセトン。
テトラハイドロフラン、メチルエチルケトン。
1−ルエン、キシレン、酢酸エチル、酸ハフチル。
酢酸プロピル、ジオキッンからなる群から選はhだ少な
くとも1種の溶剤、特に好捷しくはアセトン、テトラハ
イドロフラン、メチルエチルクートン+トルエン、キシ
レンからなる群から選ばれた少なくとも1種の溶剤40
〜70重量部とを含む混合溶剤100重搦部が々イ適に
使用し得る。
本発明で上記混合溶剤に溶解させる塩化ビニル系樹脂は
、塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルとこれと共
重合し得る他の単隼体との共重合体のうち、塩化ビニル
を主成分とする共重合体を含むものであり、かかる共重
合体としでは、例えば塩化ビニル−エチレン共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を挙げることができ
る。また、これらの樹脂の溶解量は、目的とする接着剤
に要求される粘度に合わせて選べば良いが、好ましくは
前記混合溶剤100重量部に対して5〜50重量部であ
る。かかる特定は、上記の樹脂溶解量が5重量部よりも
少量では溶液濃度が低過ぎて作業性が悪く、一方樹脂溶
解搦が50重量部よりも多量では溶液濃度が高過ぎ却っ
て作業性を低下させ、しかもこのように多量の樹脂を溶
解するには多大な時間と労力を要する、という理由によ
るものである。
なお、本発明の接着剤においては、使用目的に応じて充
てん剤、安定剤、顔11.03塑剤、ゴム成分等の配合
剤を含有させても差支えない。
また、本発明の接着剤が適用される硬質塩化ビニル系樹
脂の製品は、塩化ビニル系樹脂から製造されたもののう
ち可塑剤を含捷ないか含むとしてもわずかに含むものの
製品である。しかも上記の塩化ビニル系樹脂とは、塩化
ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルとこれと共重合し
得る他の畦量体との共重合体のうちの塩化ビニルを主成
分とする共重合体を含むものであり、かかる共重合体と
しては、例えば塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共屯合樹脂等が淫げられる。更に、
上記の塩化ビニル単独重合体及び/又は上記の如き塩化
ビニル共重合樹脂に他の樹脂が少量混合された樹脂組成
物の製品に対しても、本発明の接着剤を好適に適用する
ことができる。そして、硬質塩化ビニル樹脂の製品の形
状は、特に制限されるものでなく、例えば管、板、槽、
棒等のいずれに対しても適用可能である。
次に本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明
する。各例中、「カ」及び「部」は、特に断わらない限
り「重量部」及び「重量部」を意味する。
実施例1〜6及び比較例1〜5 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル15%)
各20部を、後記表−1の実施例1〜G及び比較例1〜
5で示す組成の合計11種の混合溶剤各100部のそれ
ぞれに溶解させ、本発明の接着剤6種と比較用接着剤5
種を得た。
かくして得だ本発明及び比較用の各接着剤試料につき、
接着強度、貯蔵安定性、限界オーブンタイム、ソルベン
トクラッキングの各試験を下記の方法により行い、それ
らの結果を後記衣−2に捷とめて比較表示する。
接着強度試験: 口径13m+nの硬質塩化ビニル樹脂管の管端を加熱グ
リセリン中て加熱して軟化させ、この軟化しだ管端にこ
れと同一口径の他の軟化していない管の管端を押入し軟
化管端を拡径して雌管とする。一方、この押入に用いた
軟化していない管を雄管とし、雄管の外面及び前記雌管
の内面に前記各接着剤試料を塗布した後、直ちに両管を
接合し20℃の温度下に15分間及び2時間放置する。
その後この接合管に20°Cの温度下で引張試験機によ
って毎分10暉の引張速度で張力を負荷して試験し、こ
の時の最大荷重を接着面積で除して接着強度を算出する
貯蔵安定性試験: 前記各接着剤試料をガラス容器に入れ密封後、−20℃
の冷凍庫中に5日間放置した時の前記各試料の溶液状態
を観察する。
限界オープンタイム試験: 前記各接着剤試料を20℃でポリエチレンテレフタレー
トフィルムに#24のバーコーターで塗布して後20℃
の室内に放置し、ロールで塗布面同士を圧着した時接着
剤の2層間の界面で容易に剥離するようになる捷での放
置時間を求める0 ノルベントクラ、キング試験: 第1図に示すように、長さ2,000mm、外径60回
、肉厚4.1咽の硬質塩化ビニル樹脂管1と、長さ50
0flでその他は樹脂管1と同じ硬質塩化ビニル樹脂管
2とを、上記で得られた各接着剤試料52にて硬質塩化
ビニル樹脂製継手4で接合させ室温で2時間放置する。
このように接合1〜で得たそれぞれの接合樹脂管30両
端を5,5′で固定した後、該接合樹脂管3の中央下に
厚さh(50111111)の三角材6を挿入し曲げて
中央部に応力を加え、両端を密封し、−10℃の雰囲気
中で10日間放置する。
ついで、それぞれの接合樹脂管3の中央の上面、即ち引
張応力の最大部分から巾6謳、長さ90ff1mの試験
片Sを採り、20℃の温度下で引張試験機によって各試
験片Sにつき毎分IQm+nの引張強度を算出する。
なお、接着剤を塗布せずに上記試験を行った時の引張強
度は51.5 kv/ C’l’であった。従って、接
着剤試料を塗布して行う上記ソルベントクラッキング試
験における引張強度が接着剤を塗布しない時の引張強度
の515kq/−よりも大きく低下する場合は、塗布し
た接着剤により試験片にソルベントクラ、キングが大き
く発生して破壊し易くなっていることを意味する。すな
わち、第1図に示すように、接合場所より離れていても
第1図の程度であれば、比較例の試験結果に示す通り、
引張応力の最大箇所は接合場所に塗布された従来の接着
剤に含まれる溶剤によりソルベントクラッキングが大き
く発生して破壊し易くなることが多いのである。
表  −1 表  −2 表−2の結果から明らかなように、表−1にその組成を
示す実施例1〜6の本発明の各接着剤を用いた場合は、
接着強度及び貯蔵安定性が良好でかつ臨界オープンタイ
ムが長いので施工時の作業性も良好、しかもこれに加え
てソルベントクラッキング試験における引張強度は、前
記の接着剤を塗布しない時の引張強度5t5ky/a/
l以下−1の低下が全くないかたとえあっても低下が僅
かな点で、特に優れている。
しかるに、比較例1,3.4の接着剤を用いた場合は、
ソルベントクラッキング試験における引張強度は前記5
55kg/−以下への低下が大きく現出する点で特に劣
り、一方、比較例2,5の接着剤を用いた場合は、ノル
ベントクラッキング試験における引張強度は前記515
kg/ QA以下への低下がほとんどみられず良好であ
る半面、貯蔵安定性が劣りゼリー状になるので塗布作業
は困難となり好ましくない。
【図面の簡単な説明】
第1図は接着剤のソルベントクラ、キング試験の一実施
態様を示す断面略図である。 1.2・・・・・硬質塩化ビニル系樹脂管、3・・・・
・・1と2との接合樹脂管、4 ・・・継手、6・・三
角材、S・・・試験片。 特許出願人 三菱樹脂株式会社 代理人 弁理士  小 川 恒 部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 10〜70重量部のシクロヘキサノンと3〜30重量部
    のアセトフェノンとを含み、さらにアセトン、テトラハ
    イドロフラン、メチルエチルケトン、トルエン、キンレ
    ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、ジオキサ
    /からなる群から選ばれた少なくとも1種の溶剤を含む
    混合溶剤100重量部に、塩化ビニル系樹脂を溶解させ
    てなることを特徴とする硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤
JP6029283A 1983-04-06 1983-04-06 硬質塩化ビニル系樹脂用接着剤 Granted JPS59187067A (ja)

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