JPS5918460Y2 - 譜面台の支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は基板に下縁において起伏自在に蝶着した譜面台
の背面に、起立位置と倒伏位置とに各安定するようにば
ねで弾発した支持脚を設ける式の譜面台の支持装置に関
する。

従来、この種装置は譜面台の背面に、支持脚を軸着する
ことと、起伏位置に各安定させるためのばねを設けるこ
ととを各別に行なっていたので、組立てに手数を要する
ばかりでなく、故障も多い欠点があった。

本考案はかかる欠点の無い支持装置を提供することを目
的とするもので、基板１に、譜面台２を下縁において起
伏自在に蝶着すると共に、その背面に軸着部材３で軸着
して起伏自在に支持脚４を設ける式のものにおいて、前
記支持脚４は上端に凹入部５を形成してその両側の凹部
５ａ、５ａにわたって丸軸６を設け、該丸軸６の中間に
面取部７を形成し、前記軸着部材３は板状部材からなり
、その中間に前記面取部７に弾圧されるばね部材８を切
り起し形成すると共に、前記丸軸６を受ける半円形の丸
軸受部９を形成して成る。

図面において、１０．１０は軸受部材３を譜面台２に結
着するためのボルト孔、１１．１１はそれに螺入したボ
ルト、１２は支持脚４の下端に取付けた滑り止を示す。

軸受部材３は合成樹脂製の板状部材からなり、ばね部材
８は肉薄にして一端を遊離して面取部７に対してばね力
を与えるようにした。

該面取部７は断面角形に形成して支持脚４の起伏の各位
置で安定するようにした。

かくて、軸受部材３を凹入部５を凹入部５を通して丸軸
６，６を丸軸受部９，９に嵌合した状態で、該軸受部材
３をポル） １１．１１により譜面台２に結着すると、
面取部７がばね部材８に弾発された状態で、支持脚４は
譜面台２に取付けられ、ばね部材８のばね力により、支
持脚４は起伏の各位置に安定し、譜面台２を起立位置に
安定して支持することと、その倒伏状態を維持すること
が行なわれる。

このように本考案によるときは、軸受部材３に丸軸受部
９とばね部材８とを一体に形成したので、該軸受部材３
で支持脚４を譜面台２に取付けることにより該支持脚４
を起伏の各位置に安定し得るようにすることが出来、従
来装置のように各別に取付ける必要がないので、取付け
が簡単であり、而も故障することも少ない等の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施の一例の側面図、第２図はそのＡ
−Ａ線截断面図、第３図はその斜視図、第４図はその分
解斜視図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・譜面台、３・・・
・・・軸着部材、５・・・・・・凹入部、５ａ・・・・
・・凸部、６・・・・・・丸軸、７・・・・・・面取部
、 ８・・・・・・ばね部材、 ９・・・・・・丸軸受部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板１に、譜面台２を下縁において起伏自在に蝶着する
   と共にその背面に軸着部材３で軸着して起伏自在に支持
   脚４を設ける式のものにおいて、前記支持脚４は、その
   上端に凹入部５を形成してその両側の凸部５ａ、５ａに
   わたって丸軸６を設けると共に、該丸軸６の中間に面取
   部７を形成し、前記軸着部材３は板状部材からなり、そ
   の中間に前記面取部７に弾圧されるばね部材８を切り起
   し形成すると共に前記丸軸６を受ける半円形の丸軸受部
   ９を形成して戊る譜面台の支持装置。