JPS59184257A - ペ−スト組成物 - Google Patents

ペ−スト組成物

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Publication number
JPS59184257A
JPS59184257A JP5852783A JP5852783A JPS59184257A JP S59184257 A JPS59184257 A JP S59184257A JP 5852783 A JP5852783 A JP 5852783A JP 5852783 A JP5852783 A JP 5852783A JP S59184257 A JPS59184257 A JP S59184257A
Authority
JP
Japan
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polyimide
solvent
dianhydride
particle size
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP5852783A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Noda
謙 野田
Toshio Nakajima
中島 登志雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5852783A priority Critical patent/JPS59184257A/ja
Publication of JPS59184257A publication Critical patent/JPS59184257A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、溶剤可溶性のポリイミドをバインダー成分
とし、これにフィラー成分として微粒子状のポリイミド
を配合してなるペースト組成物に関する。
ポリイミド樹脂は、耐熱性、耐薬品性、電気特性7強じ
ん性にすぐれた樹脂として挿々の用途に広く用いられて
いる。このすぐれた特性をもつボリイミド樹脂は、一般
にそのmJ駆体であるポリアミド酸の溶液を被覆面に流
延塗布して皮膜形状として形づくられる。しかし、一定
形状のパターンに沿って皮膜形成するために、スクリー
ン印刷した場合、上記ポリアミド酸の溶液では、だれ、
流れなど非チクソトロピックな性質を有しているため、
印刷後に正確なパターンを形成できないという問題があ
った。
また、被覆面に流延塗布して皮膜化する際に完全にイミ
ド化(閉環)するための加熱処理が必要とされるが、こ
の加熱処理が不充分であるとイミド化皮膜中にアミド酸
構造としてのカルボン酸が一部残存してくる。その結果
、被覆面が半導体素子の表面である場合には、上記カル
ボン酸が半導体素子の耐湿特性ないし耐食性を低下させ
る直接の原因となる。
このため、上記加熱処理は必然的に長くならざるをえず
、特に皮膜中にピンホールなどを発生させないように徐
々に昇温して段階的に加熱したシ、膜厚を約30 /1
以下に調整しなければならないな△ どポリイミド皮膜の成形作業が非常に面倒となる。
そして、このような煩雑な加熱処理を施しても高度の耐
湿特性ないし耐腐食性が要求される半導体素子に対して
必ずしも満足できるイミド化皮膜を形成しうるものとは
いえなかった。
この発明の目的は、以上の観点から、スクリーン印刷可
能なチクソトロピツク性を有して、かつ半導体素子面な
どの被覆すべき面(C塗布したのち簡単な加熱処理によ
ってアミド酸構造としてのカルボン酸をほとんど含まな
い、はぼ完全にイミド化されたポリイミド皮膜を形成し
うる新規かつ有用なペースト組成物を提供することにあ
る。
また、この発明の他の目的は、加熱処理によシ形成され
るポリイミド皮膜にピンホールが仝くみられず、かつこ
の皮膜がガラスなどの珪素含有利、特に半導体素子に対
して良好に密着してその本来の耐熱性、耐薬品性、電気
特性2強じん性などの緒特性と共に耐湿特性に一層好結
果を与えうるような上記ペースト組成物を提供すること
にある。
すなわち、この発明は、3・3′・4・4′−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(以下、  5−BPDA
という)と3・3′・4・4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(以下、BTDAという)とを同成
分の合計量中前者が41〜59モルφ後者が59〜41
モルφとなる混合比率で含むテトラカルボン峻二無水物
と、つぎの一般式; (式中、几、はメチレン基、フェニレン基または置換フ
ェニレン基、Ii、2はメチル基、フェニル基または置
換フェニル基、Xは酸素原子、フェニレン基または置換
フェニレン基、nはItlがフェニレン3もL<U−i
t換フェニレン基の場合は1.メチレン基の場合t/′
i3または4の整数である) で表わされる/リコン系ジアミンを01〜10モルφ含
みかつトルエンンアミンが30モル係未満の割合で含ま
れていてもよいジアミンとの脱水重縮合反応で得られる
溶剤可溶性ポリイミドの有機溶剤溶液中に、芳香族テト
ラカルボン酸二無水物と芳香族ポリイソシアネートとの
有機溶剤中でのび平均粒子径が10μm以下の球状多孔
性のポリイミド粒子のスラリーまたはこのスラリーよI
)直接ろ別ないし遠心分離して得られる上記ポリイミド
粒子の粉体を配合してなるペースト組成物に係るもので
ある。
ノ′ このように、この発明においては、iJ記特定の溶剤可
溶性ポリイミドの有機溶剤溶液をベースとすることによ
って、この種の組成物を被覆面に塗布したのちの加熱処
理を有機溶剤を揮散させる程度のおだやかな加熱条件と
することができ、これによってアミド酸構造としてのカ
ルボン酸を実質的に含まなりポリイミド皮膜の形成が可
能となる一方、上記ポリイミド溶液はポリアミド酸の場
合と同様にそれ自体チクソトロピンク性を有しないが、
これに前記特定のポリイミド粒子のスラリーないし粉体
を分散させたときには良好なチクントロビソク性が付与
され、被覆面への塗布に当たってスクリーン印刷が可能
となり、これによシ一定形状のパターン化ポリイミド皮
膜を容易に得るに至ったものである。
また、」二記特定の溶剤可溶性ポリイミドは、ジアミン
成分の一種として必要にして最小限のシリコン系ジアミ
ンを用すたものであるため、半導体素子などの珪素含有
材に対する密着性が著しく改善され、アミド酸構造とし
てのカルボン酸を含まないことと相俟ってポリイミド硬
化皮膜の耐湿特性を大11」に向上できる。
しかも、上記ポリイミド粒子はこれが球状多孔性である
ことを特徴とし、とくにこの性状によって溶剤可溶性の
ポリイミドポリマーとの密着性ないし親和性を非常に良
好なものとしてこの種ペースト組成物から形成される皮
膜にピンホールが発生するのを有効に防ぎ、また表面外
観にも良好な結果を与える。すなわち、たとえば一般の
ポリアミド酸溶液ないしスラリーからポリアミド酸を沈
殿析出させ、とれを加熱閉環してイミド化したのち粉砕
してつくられる従来公知のポリイミド粉末では微粒子状
のものを得にくいと共に球状多孔性とはなりえないため
、ポリイミドポリマーとの分散性、密着性に欠ける場合
があシ、これが原因で皮膜に微小のピンホールを生じさ
せたシ表面外観を損なうおそれがある。これに対し、こ
の発明に係るポリイミド粒子にはこのような欠点がなく
、このため半導体材料などとして応用したときの電気特
性、耐湿性、耐薬品性などに好結果が得られ、商品価値
も向上する。
なお、上記の溶剤可溶性ポリイミドの製造法については
、すでにこの出願人が特願昭57−154149号とし
て提案しているが、この発明においては上記ポリイミド
の特性を利用した工業的有用なペースト組成物を提供せ
んとするものである。
この発明において上記溶剤可溶性ポリイミドを得るため
に用いられるテトラカルボン酸成分は、5−BPDAと
BTDAとの混合系であって両成分の合計最中に占める
S −B I’ D Aの割合が41〜59モル飴でB
TDAの割合が59〜41モルチとされたものであシ、
両二無水物を上記特定の比率で併用したときには、シリ
コン系ジアミン以外のジアミン成分としてトルエンジア
ミンが30モルφ未満(0も含む)とされた各種のジア
ミンを用いても有機溶剤に可溶性のポリイミドを得るこ
とができる。
なお、かかるテトラカルボン酸二無水物のほかに、25
モルφ未満であれば他のテトラカ2.ボ。
酸成分、たとえば2・3・3′・4′−ビフェニルテト
ラカルホン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3・
3′・4・4′−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
二無水物、2・3・6・7−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物、■・4・5・8−ナフタレンテトラカルボ
ン酸二無水物などを使用できる。これらテトラカルボン
酸成分はいずれも二無水物であることが必要で、他のテ
トラカルボン酸そのものあるいはそのエステルなどでは
ジアミン成分との反応性に劣ったり、副生物として水以
外のアルコールなどが生じるため反応中の副生物の除去
が面倒となって高分子量のポリイミドの形成に好結果を
与えない。
この発明において溶剤可溶性ポリイミドを得るために用
いられるジアミン成分としては、前記一般式で表わされ
るシリコン系ジアミンを少なくとも含み2・4−トルエ
ンジアミンや2・6−トルエンジアミンの如きトルエン
ジアミンが30モルφ未満とされる以外各種のジアミン
を使用できるが、なかでも4・4′−ジアミノジフェニ
ルメタン、4・4′〜ジアミノジフエニルエーテル、3
・3′−ジアミノシフエルメタン、パラフェニレンジア
ミン、メタフェニレンジアミン、ベンチジン、3・3′
−ジメチルベンチジン、3・3′−ジメトキシベンチジ
ン、4・4′−ジアミノジフェニルスルホン、4・4′
−ジアミノジフェニルスルフィド、3・3′−ジアミノ
ジフェニルスルホン、3・3′−シアミ、ノジフェニル
スルフイド、4・4′−ジアミノジフェニルプロパン−
2・2.3・3′−ジアミノジフェニルプロパン−2・
2などの芳香族系のジアミンが好ましい。
シリコン系ジアミンとじ−Cは下記に示されるような構
造式を有す名ものを具体例として挙げることができ、そ
の使用割合は0.1〜10モルφ、好ましくは2〜7モ
ル係である。このような使用割合とすること例よって、
有機溶剤に可溶性であると共に半導体素子などに対する
密着性および耐湿性ないし耐腐食性にすぐれるポリイミ
ドの製造が可能となる。
くシリコン系ジアミンの具体例〉 H3CH3 1[ 061■5C6t=1゜ ]    I こ、の発明において溶剤可溶性ポリイミドを得るには上
記のテトラカル月?ン酸二無水物とジアミン成分とを略
等モル(どちらか一方が多少過剰であってもよい)使用
し、両成分を通常m−クレゾール、p−クレゾール、キ
シレノール、フェノールなどのフェノール系溶剤中80
〜200°Cに加熱して通常2〜10時間反応させる。
この反応は、アミド化反応とこれに引き続くイミド化反
応とからなる脱水重縮合反応を行なわぜるものであるが
、上記イミド化反応時に副生ずる水は反応系外に留去し
て取シ除く。水の除去は反応率を高め高分子量のポリイ
ミドの生成に好結果を与える。
このようにして得られる重合反応物は、はぼ完全にイミ
ド化されかつN−メチル−2−ピロリドン中’5971
00mlの濃度で30℃下で測定される固有粘度〔η〕
が約0.3〜3.0の範囲にある高分子量のポリイミド
とされたものである。
この溶剤可溶性のポリイミドは重合反応時に用いたフェ
ノール系溶剤の溶液として、また必要なら一旦アセトン
やメタノール中に沈でんさせてろ過乾燥して精製したの
ち、クレゾールその他のフェノール系溶剤やN−メチル
−2−ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミドなどの各種有
機溶剤に溶解させた溶液として使用に供される。
上記有(残溶剤溶液中のポリイミドの濃度としては、一
般に5〜50重量φ、好適には10〜40重り才□□□
程度である。この発明ではかかる溶液にフィラー成分と
して特定のポリイミド粒子を分散させてペースト組成物
とする。
フィラー成分として用いるポリイミド粒子は、不融不溶
でかつ最大粒子径が40μm以下および平均粒子径が1
0μm以下の球状多孔性のものであり、かかる特定の粒
子径および性状のものを用いることによってペースト組
成物にテクソトロピソクな性能を付与できると共に、ピ
ンホールレスで表面外観良好なポリイミド皮膜の形成を
可能とする。
このようなポリイミド粒子は、この出願人がすでに特願
昭57−217619号および特願昭57〜21762
0号として提案しているように、芳香族テトラカルボン
酸二無水物と芳香族ポリインンアネートとの有機溶媒中
での加熱重合により得ることができる。このときの重合
温度はコm常60℃以上160℃までとされる。60℃
より低くなるとスラリー状に沈殿析出してくるポリイミ
ド粒子の粒子径があまりに小さくなりすぎて攪拌が困難
となシ充分な反応率が得られなくなる。逆に160℃を
超えるとポリイミドの粒子径が太きくなシすぎるため不
適当である。
重合温度を60〜160℃に設定して得られるポリイミ
ド粒子は、最大粒子径407zm以下、平均A′ヶ子予
後0//m以下の微粒子状となり、しかもマリモ状の球
状体でかつ繊毛状の多孔構造をとる。
このポリイミド粒子は有機溶媒中でスラリー状に沈殿析
出してきたものであるが、この発明ではこのスラリーを
そのまま前記ポリイミドの溶液に配合することができる
。しかし、とくに望ましくは上記スラリーから上記特定
の粒子径および性状を翁するポリイミド粒子を直接ろ別
ないし遠心分p(1[したのち、前記ポリイミドの溶液
に配合するのがよい。
このようなる別ないし遠心分離を行なうためには1、芳
香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ポリインシアネ
ートとの有機溶媒中での重合反応温度をとくに100〜
160℃、好適には110〜150°Cとすべきである
。100℃より低くなる・;′   よ、お。やイL!
o*v(<)、オ1.イア、イワい76、イの粒子径が
非常に小さくなるため生成スラリーから上記粒子を直接
ろ別ないし遠心分離することか難しくなる。この場合、
上記粒子を含むスラリーをアセトンなどに投入し生成す
る沈殿物をろ別したのち粉砕してポリイミド粉体としな
ければならないが、この粉体は微粒子状となシにくくま
た球状多孔性ともなシにくい。
上記100〜160℃の温度範囲で重合させ重合後ろ別
ないし遠心分離して街られる球状多孔性のポリイミド粉
体は、最大粒子径が407ノ−m以下で平均粒子径が1
〜10μmとなり、前記ポリイミドの溶液に添加するフ
ィラー成分としてもつとも好適な粒子径を有している。
このようなポリイミド粒子を得るために用いられる芳香
族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ポリイソシアネー
トとは、両者の重合反応で生成するポリイミドが不融不
溶となる、つまり500°Cまでの温度に加熱しても溶
融せずこれ以上加熱すると溶融することなく分解し、ま
た汎用溶媒はもちろんのこと極性溶媒などの各種溶媒に
溶解することのないものであれば任意に選択使用できる
かかる選択は、不融不溶のポリイミド樹脂に関する化学
常識から当業者であれば容易になしうろことである。な
お、不融不溶のポリイミドを与えうるかどうかは、いう
までもなく芳香族テトラカルボン酸二無水物か芳香族ポ
リイソシアネートかのどちらか一方の種類だけで決まる
場合もあるし、また両者の組み合せによって決まる場合
もある。
たとえば3・3′・4・4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物とトリレンジ゛イソンアネートおよび
ジフェニルメタン−4・4′−ジイソシアネートとの組
み合せの如きは、熱可塑的なまたある場合には有機溶剤
可溶性のポリイミドを与えるから、この発明においては
除外されなければならない。
芳香族テトラカルボン酸二無水物の例を挙げればたとえ
ばピロメリット酸二無水物、3・3′・4・4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3・3′・4・
4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2・3・
3′・4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2
・3−6・7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、
l・2・5・6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物
、1・4・5・8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水
物。
2・2′−ビス(3・4−ジカルボキシフェニル)プロ
パン二m 水物1  ビス(3・4−ジカルボキシフェ
ニル)スルホンニ無水物、  ビス(3・4−ジカルボ
キシフェニル)エーテルニ無水物、2・2′−ヒス(2
・3−ジカルボキシフェニル)プロパン二m 水物、l
・1′−ビス(2・3−ジカルボキシフェニル)エタン
ニ無水物、ベンセン−1・2・3・4−テトラカルボン
酸二無水物、2・3・6・7−アントラセンテトラカル
ボン酸二無水物、1・2・7・8−フェナンスレンテト
ラカルボン酸二無水物などがある。
芳香族ポリイソシアネートの具体例を単げれば、たとえ
ばパラフェニレンジイソシアネート、メタフェニレンジ
インシアネート、ジフェニルメタン−4・4′−ジイソ
シアネ−1−,ジフェニルエーテル−404,’ −フ
ィンシアネート、ジフェニルプロパン−4・4′−ジイ
ンシアネート、ジフェニルスルホン−4・4′−ジイソ
シアネート、ジフェニルスルホン−3・3Lジイソ/ア
ネート、シフェニル−4・4′−ジイソ/アネート、3
・3′−ジメチル/フェニル−4・4′−ジイソシアネ
ート、2・4−トリレンジイソシアネート、2・5〜ト
リレンジイソシアネートなどがある。また、ジフェニル
メタン−4・4′−ジイソシアネート、トリレンジイン
7ア゛ネートまたはキシリレンジイソシアネートなどか
ら合成されるつぎの一般式; %式% で表わされるインシアヌレート環を含有するポリイソシ
アネート、さらにつぎの一般式:で表わされるポリ(メ
チレンフェニレン)ポリイソシアネート、たとえばトリ
フェニルメタントリイソシアネートなどが挙げられる。
上記の芳香族テトラカルボン酸二無水物によび芳香族ポ
リインシアネートのなかからそれぞれの1種もしくは2
種以上を組み合せ使用するが、両成分の使用割合として
は当モルとなるようにするのが好ましい。もちろん、僅
かの範囲内であればどちらか一方の成分が過剰量となっ
ていても差し支えない。
芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ポリイソシア
ネートとの重合反応に当たってその反応速度を上げるた
めに第3級アミンの如き触媒を使用することができる。
具体的にはトリエチルアミン、トリーn−ブチルアミン
、■・8−ジアザビシクロ(5・4・0)ウンデセン−
7およびその酸錯体、ジメチルブチルアミン、N−N−
ジメチル−p−トルイジルなどが挙げられる。使用量は
芳香族テトラカルボン酸二無水物1モルに対し通常00
5〜10モルφ程度でよい。
重合反応に用いる有機溶媒としては、N−メチル−2−
ピロリドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルフオキシド、ヘキサメチルホスホル
アミド、さらにクレゾ°−ル、フェノールおよびキシレ
ノールなどのフェノール類が挙げられる。また、場合に
よシこれら溶媒と共ニヘキサン、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの汎用溶媒を併用することもできる。有機
溶媒の使用量は、芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳
香族ポリイソシアネートとを主成分とした固型分濃度が
5〜80重量嗟、好適には10〜30重t&−%となる
ようにするのがよい。上記固形分濃度があまシ低すぎて
は反応速度がおそくなり、また高すぎては発熱反応によ
シスケールアンプ時の反応制御に問題をきたしやすい。
重合反応は芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ポ
リイソシアネートと要すれば触媒とを有機溶媒中に加え
前記所定温度で加熱攪拌して行なう。各成分がいずれも
有機溶媒に溶解する系では初期に均一溶液となシ重合反
応の進行に伴なって炭酸ガスを発生しながられずかに溶
液粘度が上り、つぎにポリイミド粒子が子ラリー状に沈
殿析出してくる。その後さらに加熱攪拌を続けて反応率
を向上させる。
このようにして得られる不融不溶で最大粒子径が40μ
m以下および平均粒子径が1011m以下の球状多孔性
のポリイミド粒子のスラリーは、前述したように、これ
をそのまま前記ポリイミドの溶液に添加配合してもよく
、よシ好ましくは上記スラリーからろ別ないし遠心分離
により上記粒子径および性状を有するポリイミド粒子を
粉体として取り出したのち前記ポリイミドの溶液に添加
配合する。
上記ろ別ないし遠心分離に際しては一般の吸引ろ過機や
遠心分離機が用いられる。分離されたポリイミド粒子は
その粒子表面に旬着する未反応物や低分子団重合体をこ
れらを溶解しうる溶媒でθL浄除去し、さらにアセトン
、メタノールなどの低沸点溶媒で再洗浄される。その後
、所定温度で加熱乾燥することによシ、前記粒子径およ
び性状を有するポリイミド粉体とする。
なお、この明細書に記述するところのボリイミド粒子の
平均粒子径とは重量平均粒子径(X)を意味し、たとえ
ばセイシン企業■製51(N−500型光透過式粒度分
布測定機を用いて重量累積分布を求め、分布50重量φ
の粒子径を平均粒子径として算出することができる。
この発明においてフィラー成分としてのポリイミド粒子
の使用量としては、溶剤可溶性のポリイミドポリマー1
00重量部に対して通帛′30〜300重量部、好まし
くは50〜200重量部である。この量が少ないと充分
なチクソトロピック性を付与できず、逆に多くなシすぎ
るとペースト組成物がぼさついてスクリーン印刷時に延
びがなくなシ、印刷不適性となる。
ポリイミドの有機溶剤溶液に上記のフィラー成分を分散
させる方法は、ミキサーによる分散かロールによる分散
がよい。特に三本ロールによる分散方法はもつとも効果
的であり、通常高速回転で5〜10回の通しがよい。も
ちろん、上記以外の分散方法でも、フィラーが凝集せず
均一分散されているならば特に制限はない。
このようにして得られるこの発明のペースト組成物には
、必要に応じてシランカップリング剤や有機アルミニウ
ム化合物を少量添加して被覆面に対する密着性をさらに
向上させるようにしてもより、iまた通常用いられてい
る他の公知の添加剤を同様に配合することができる。
この発明のペースト組成物は、高温にさらされる電気・
電子機器の印字用インク、積層板マーキングインク、プ
リント印刷基板用絶縁インキなどマーキング用インクの
耐熱分野での使用に用いられるだけでなく、接着剤、自
動車分野でのプラスチツクーンルダー、乾式変圧器、超
]、81のレフトエラー防止用シールド材料など各種用
途に使用される。この使用に当たシ、各被覆面にスクリ
ーン印刷などの手段で塗布したのち有機溶剤が揮散しう
る程度の加熱条件、通常150〜300℃で1〜60分
間の条件で加熱処理することによシ、目的とするポリイ
ミド皮膜を形成できる。
以下に、この発明の実施例を記載してよシ具体的に説明
する。
実施例 〈ポリイミド溶l夜〉 S J3PDA 1.4.7 g(0,05モル)、B
TDA 16.1.9(0,05モル)、4・4′−ジ
アミノジフェニルエーテル39.4 g(、O,,09
7モル)および前記構造式イで示されるビス(3−アミ
ノプロピル)テトラメチルジシロキサン0.74.!9
(0,003モル)を、工業用のm、p−クレゾール1
54gおよびキシレン20.9中に加え、かきまぜなが
ら1時間で180℃まで昇温した。
昇温途中、一時反応系が固化するがさらに加熱していく
と100℃近くよシ均−溶液となった。
また、反応系が100〜120℃になると脱水反応がお
こシ、イミド化反応が進行し始めた。副生じた水は窒素
ガスを流しながらキシレンと共沸させて反応系外へ留去
した。このようにして、170〜180°Cで8時間加
熱反応させて透明で粘稠な溶液を得た。
この溶液は、固形分濃度(200°Cで2時間加熱して
測定)が26.5重@儂、溶液粘度(回転粘度)が3.
800ボイズ(30℃ハ固翁粘度が0.82であった。
〈ポリイミド粉体〉 300罰の四つロフラスコ中にピロメリット酸二無水物
2.1.8 g(0,1モル)、3・3′−ジメチルジ
フェニル−4・4′−ジインシアネート26.4g(0
,1モル)、N−メチル−2−ピロリドン以下、NPv
llPという)200gおよびジメチルベンジルアミン
0.2gを仕込み、かきまぜながら加熱すると内容物は
透明となった。つぎに、130〜132°Cで約10分
間加熱すると炭酸ガスを激しく発生し粘度が上昇した。
さらに20分経過後に内容物が急に濁シ始め、ポリイミ
ド粒子がスラリー状に沈澱析出してきた。その後さらに
同じ温度で5時間重合反応を続けた。
反応後冷却し、ポリイミド粒子をろ別したのち、NMP
で3回洗浄し、最終的にアセトンで2回洗浄した。洗浄
後250℃で3時間加熱乾燥することによシ、37.2
.l収率95.3重量飴)の球状多孔性のポリイミド粉
体が得られた。
このポリイミド粉体の平均粒子径は4.8μmであり、
赤外線吸収スペクトル(KBr法)によシ、1 1720cm  および1780cm  にイミド基に
基づくカルボニルの吸収が認められた。また、このポリ
イミド粉体U300℃まで加熱しても溶融せず、しかも
N M、 P以外の各種溶媒にも不溶であった。
〈ペースト組成物〉 前記溶液100.!7と−Lfのポリイミド粉体35g
を三本ロールで高速回転で5回通して分散した。
得られたペーストはチクソトロピック性であり、B I
I型粘度計(ロータへh7,30°C)でlQrpmで
4,800ボイズ、2rpmで3,000  ボイズで
あった。このペースト組成物を10rJ)mで2.50
.0ボイズ、2rpmで2,100ポイズを示すまでセ
ロソルブで希釈した。
この組成物をガラス板上に30μm厚にスクリーン印刷
し、マーキングしたところ、だれ、流れのない印字がす
れた。ついで、150℃で10分、250℃で10分間
加熱したところ、アミド酸構造としてのカルボン酸を有
しない硬化皮膜であってかつピンホールがなくしかもガ
ラス板との密着性が非常に良好な耐湿特性および耐食性
にすぐれると共に耐熱性、耐薬品性、電気特性などの諸
特性にすぐれるパターン化ポリイミド皮膜が得られたO

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  3・3′・4・4′〜ビフエニルテトラカル
    ボン酸二無水物と3・:3′・4・4′〜ベンゾフエノ
    ンテトラカルボン酸二無水物とを両成分の合計量中前者
    が41〜59モル係後者が5ク〜41モル%となる混合
    比率で含むテトラカルボン酸二無水物と、っぎの一般式
    ; (式中、1(・1はメチレン基、フェニレン基または1
    1σ換フエニレン、JIS、 、 R,2はメチルノ4
    .  フェニル基または置換フェニル基、Xは酸素原子
    、フェニレン基丑たは置換フェニレン基、n Iff 
    R]カフエニレン基もしくは置換フェニレン基の場合は
    1、メチレン基の場合は3または4の整数である) で表わされるシリコン系ジアミンを01〜10モル[有
    ]含みかつトル¥ンジアミンが30モルチ未満の割合で
    含まれていてもよいジアミンとの脱水重縮合反応で得ら
    れる溶剤可溶性ポリイミドの治機溶剤溶液中に、芳香族
    テトラカルボン酸二無水物と芳香族ポリイソシアネート
    との有機溶剤中での加熱重合により得られる熱に不融性
    でかつ有機溶剤に不溶性である最大粒子径が407zm
    以下および平均粒子径が10μm以下の球状多孔性のポ
    リイミド粒子のスラリーまたはこのスラリーよシ直接ろ
    別ないし遠心分qi Lで得られる上記ポリイミド粒子
    の粉体を配合してなるペースト組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659800A1 (en) * 1993-11-26 1995-06-28 Central Glass Company, Limited Polyimide precursor composition, polyimide composition and process for the production of said polyimide composition
US8853723B2 (en) 2010-08-18 2014-10-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Light emitting diode assembly and thermal control blanket and methods relating thereto

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659800A1 (en) * 1993-11-26 1995-06-28 Central Glass Company, Limited Polyimide precursor composition, polyimide composition and process for the production of said polyimide composition
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