JPS59182782A - アルミニウム蒸着金属層による任意模様の転写シ−トの製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、任意模様の転写シートの新規な製法に係わり
、さらに具体的にいえば、アルミニウム蒸着金属層から
なる調筋ないし各線の色筋による金属光沢を有する任意
模様の転写シートがきわめて簡単、容易に、しかも経済
的に有利に得られる方法に関するものである。

商業デザイナ−が、たとえば、ラベル、ディスプレー、
パンケージング、サインなどについて行なったデザイン
決定のために必要とするダミーの作製ないしはプレゼン
テーションにおいて、ホットスタンピング方式によるも
のとほぼ同一効果を有するものを得たい場合、従来はホ
ットスタンピングに代わるものがないため、実際にホッ
トスタンプされたものを使用する外はなかった。

したがって、たとえば、ただ７個のダミーを必要とする
ときでも、そのために４’Ｌ　ｆザインされた所定の模
様、図柄に対応する金型、すなわち、箔押ダイ（型押版
）を真鍮などの金属板に削シ出し加工か腐食加工によっ
て作成し、この箔押ダイを箔押機に取付け、高温夏に加
熱した当該ダイを所定の基材表面に機械操作によって強
く押付け、金属箔をこの箔押ダイの形状、寸法どおりに
打抜くと同時に、該基材の表面に融着させて転写すると
いう誠に手間と時間および多大の費用を要する面倒なプ
ロセス、作業が必要であシ、またその製作についてはき
わめて高価なホットスタンピング設備を備えた特定の業
者に全面的に依頼せざるを得ないという不便、不都合が
あった。

したがって、従来は金属光沢の任意所望の模様を有する
転写シートが欲しい場合でも、その目的、用途などとは
関係なく、また、特にその所要量が比較的僅かであるよ
うなときは、割高になるなどの理由から、それを注文す
ることについては、非常に躊躇されるというのが実１′
〃であった。

本発明者は、このような現吠に鑑み、上述の如き不便、
不利、不都合を解消、除去して、梁界ならびに関係者達
の要請に応えるべくイ重々考死の結果、転写シートのベ
ースフィルムとしては転写に強く、のびたり、しわがよ
ったりしない適当な合成樹脂、たとえば、ポリエステル
、アセテートなどの透明フィルムを用い、その表向にめ
わゆる銀箔、金箔などの打箔を離型皮膜層兼用の接着剤
で貼着し、その上に油性インクによる保護皮膜層、油性
の接着剤層および水溶性の感光剤層を順次重合、形成せ
しめ、ついで別途に作製した任意所望の模様１図柄のネ
ガティブ状の原稿フィルムを該感光剤層の表面に当てて
紫外光線を照射し、焼付けを行なった後、該ネガティブ
フィルムを取去って、水洗いし、上記の露光によって硬
化させた部分以外、すなわち該感光剤層の未感光部分な
らびにその直下において相互に重合して存在する接着剤
層、保護皮膜層および打箔層の部分、さらには残存せる
該感光剤層の感光部分をいずれも溶解、除去することに
よって、金属光沢を有する所定の模様、図柄の転写シー
トがインスタンｔ・に得られるようにしたことを特徴と
する転写シートの製作法を開発し、昭和！７年７０月２
９日付けの特許用Ｈ（％願昭６７−／９０２ｔｌ”１号
）を介して提案した。

この出願明ａ書に開示されている新規な転写シートの製
作法に従えば、たとえば、商業デザインのダミー製作も
しく（−１プレゼンテーシヨンの段階においても、必要
とあれば、いつにても、ホットスタンピング方式による
ものと本質的にほとんど同一効果を有する転写シートが
簡単、容易に、かつ迅速、安価に得られることに明らか
である。

しかしながら本発明者は、任意の模様、図柄を金属の打
箔で形成させるようにした上記の転写シート製作法にお
い−Ｃは、必須不可欠の油付は作業が技術的にかなり困
娃で熟練を要するという事実に鑑み、実施上におけるか
かる不利、欠点を除去、改良すべく、引続き鋭意、病死
を重ねた結果、打箔の代わりにアルミニウムを真空蒸着
して得られるアルミニウム感層金属箔を）Ｉいるととも
に、現在キットとして安価かつ容易に入手できるきわめ
てコンパクトな機材を利用することで、従来のホットス
タンピング方式によるものと効果において多くの場合、
はとんど侵劣のない転写シートが、迅速、１Ｉｌｊ単、
容易に、しかも安価に得られ、必要な場合、潴色剤の併
用も可能な方法を見出し、本発明を完成するにいたった
のでおる。

したがって、本発明の目的は、従来のホットスタンピン
グ方式によるものと、その出来ばえ、効果においてほと
んど遜色が認められないような、金属光沢を有してなる
任意所望の模様、図柄の転写シートが、ｆｔＮ単、容易
、迅速に、しかもきわめて経済的に有利に得られ、特に
その所要数量が比較的少ない場合などにその実施が著し
く好適な転写シートの製法を提供することにある。

このため、本発明に係る転写シートの製法は透明な合成
樹脂フィルム／の表面に帷型皮Ｖ層コを形成させ、所望
の着色剤層３を介在させるかあるいは介在させないで、
この着色剤層または離型皮膜層の表面全体に、アルミニ
ウムを真空蒸着してアルミニウム蒸着金属層グを形成さ
せ、そのうれに油性インクによる保護皮膜層ｊ、油性の
接着剤層ｇおよび水Ｍ性の感光剤層２を順次重合、形成
せしめ、ついで別途に用意された転写させるべき任意所
望の模様、図柄のネガティブ原稿フィルム♂を該感光剤
層７表面に密着させ、紫外光線りによる照射、露光を行
なった後、該ネガティブフィルムとを取去って、該感光
剤層２表面を水洗いし、上記焼付けで硬化させた感光部
分７ａ以外の該感光剤層部分７ｂを溶解、除去すること
で露出せられた該接着剤層部分乙、およびその直下に存
在する該保欣皮膜層部分！８をいずれも油性溶剤で溶解
、除去し、ついで残存せる該感光剤層の上記感光部分７
ａをｊ］！当な溶剤で溶解、または剥難、除去するとと
もに、該アルミニウム蒸着金属層グの露出している部分
グａは適当な化学薬品によるエツチング処理全弁して溶
解、除去するようにしたことを特徴とする。

次に、本発明方法の一実施例につき、転写ノートの製作
工程中の代表的ないくつかの段階における蒸着金属シー
トの略示的断面図を参照してｍｌ明する。

先ず転写に強く、のびたり、しわがよったりしない適当
な合成樹脂、たとえば、ポリエステル、アセテートなど
の透明フィルム／をベースフィルムとして、その表面に
適当な離型液を壁布し、［直型皮膜層λを形成させ、銀
色以外の色彩を有する金属光沢面を必要とする場合は、
所望の透明着色剤層３を介在させ、まだ、それを必要と
しないときは、かかる着色剤層は設けることなく、すな
わち、該着色剤層３あるいは離型皮膜層２の表面全体に
アルミニウム金属を常法にしたがって、真空蒸着し、ア
ルミニウムの蒸着金属層グを形成させ、ついで、その上
に油性インクによる保護皮膜層！、油性の接着剤層乙お
よび水溶性の感光剤／＊７を順次重り重ねて形成させ、
この感光剤層の乾燥を待って、その表面に別途に作製、
用意した、転写させるべき任意所望の模様、図柄のネガ
ティブ原稿フィルムとを密着させ、紫外光線２による照
射、露光を行なう。（第７図参照） なおここで、その理由は後述するが、離型皮膜層２は油
性、そして必要とする透明な着色剤層３は半水性のもの
を使用するのが望ましいが、場合によっては、そのいず
れも油性もしくは半水性のものとすることもできる。

ところで、本発明方法の実施において使用される上記の
水溶性感光剤（部品名・クロマチック■、■・）は東京
都港区三田に本社を有するレトラセットジャパン株式会
社などを通じて、クロマチック、スターティング、キッ
トと杯する所要の機材などとともに容易に入手できるが
、このキットに含まれているコーチインブロンドと作業
台（マット付）を使用して油性の接着剤ノー乙の表面に
上記感光剤を塗布する場合には、所定のピンホール防止
剤の少量をその全面に予め撒布してから行なうのが一般
に望ましい。

紫外光線りによる焼付けが終ったら、ネガティブ原稿フ
ィルムとを取去り、感光剤層２表面を、たとえば水洗台
上で水洗いすると、上記焼付けで硬化しているその感光
部分２ａはそのまま残るが、それ以外の未感光部分２ｂ
がすべて溶出、除去され、その結果、この未感光部分２
ｂの直下にある接着剤層乙の部分ご、が露出する。（第
２図参照） ついで油性溶剤の使用によって油性接着剤層乙の露出部
分にａさらにはその直下に位置する油性の保護皮膜層ｔ
の部分へか溶解、除去される。

スポンジバーにしみ込ませ、硬化した状態で残存してい
る感光剤層２の露光部分２ａの表面を軽くこすることで
Ｆ余去するとともに、アルミニウム蒸着金属層グの露出
している部分グ、に対しては製置が夕〜３０％程度の苛
性ソーダ水溶液でエツチング処理を行なって溶解、除去
する。なお核層色剤層３を組成が適当な半水性のもので
形成させておくと、エツチング処理液としての苛性ソー
ダ溶液により、アルミニウム蒸着金属層グの露出部分グ
ａと同様に、その直下部分３ａも溶解され、しかも所定
の模様、図的の境界線に沿って正確に除去されることか
ら、模様、図柄の辺縁の境界がきわめて鮮明に形成され
た所望の転写シートＡが最終的に得られるというメリッ
トがある。（オグ図参照） このようにして作製された転写シートＡを使用するに当
っては、その最上位にある接着剤層の部分６ｂの表面を
転写しようとする所望、適宜の基材（図示せず）表面の
所定位置に当接させてから、該ベースフィルム／の裏面
、すなわち、離型皮膜層２とは反対側の面から、たとえ
ば、適当な硬度を有する鉄筆その他でこすυ付け、轟該
接着剤層の表面を相手の基材に確実に粘着せしめてから
、合成樹脂フィルム／をめくるようにしてはがすと、透
明な着色剤層３または離型皮膜層λが最終的に転写シー
トＡの表面となり、美麗な金属光沢を有する任意所望の
模様、図柄を所望の基材表面に簡単に転写させることが
できる。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、グラ
フィックデザインにおけるダミーの作製、プレゼンテー
ションのみならず、比較的少量の各種ワッペン、文房具
、ラベル、カバー、ハンドバッグ、財布、香箱サイン、
パッケージング、ディスプレイなどを始め、多種多様な
商品、物品を対象とした転写がきわめて簡単、容易にし
かも経済的に有利に可能となるというすぐれた効果、利
益を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法の一実施例であるその製作工程を図解
するために略示した代表的な各段階における転写シート
の拡大断面図で、オ／図は、ネガティブ原稿フィルムに
紫外光線を照射し、焼付けを行なっている状態、オフ図
は該ネガティブ原稿フィルムを取去り、該感光剤金属表
面を水洗いして、その未感光部分を溶解、除去した後の
べ態、２・３図はこのようにして露出せしめられた接着
剤層部分２よびその直下に存在する保護皮膜部分がいず
れも油性溶剤で溶解、除去された後の状態を示し、また
オグ図は、残存せる該感光剤層の感光部分およびアルミ
ニウム蒸着金属層の露出部分をそれぞれ溶剤、化学薬品
で溶解、除去することで最終的に得られた所望の転写シ
ートの断面図である。 ／１１．透明な合成樹力行フィルム、認１０．碓型皮膜
層、３００．透明な嘴色剤層、グ０９．アルミニウムの
蒸着金属層、！１１．油性インクによる保護皮膜層、ｇ
、、、油性の接着剤層、７１９．水溶性の感光剤層、と
０１．ネガティブの原稿フィルム、　９　、、、紫外線
光線、　Ａ　、、、転写シート。 Ｃ３ダｏｏＦ′ジ　自発　　手　　続　　補　　正　　
書”ｊ＋ｆｔ＋　　ｊ　／　　Ｑ　　／　、２　Ｉｉ、
　　／　Ｆ　　Ｉ＋持前１１　　　　　長１７　　　　
　　　　　　　　Ｉｉ役ｌｌｌ１ｆ’ｌのノンンＪ、 昭和５８年　特　　　　順　第　　５７０２９　　８＋
ＩＣｆ″ｌとの関係　　特　　　　許出願人住１す１　
　　兵庫県芦屋市山芦屋町ター／／４代理人 ８、　補正の内容 します。 （２）　　明細書の全文を別紙の通りに訂正し捷す。 （３）図面の全部を別紙の通りに訂正します。 ９、　添付書類目録 ＋１＋　　全文訂正明細書　　　　　　１通（２）　　
　訂　　正　　図　　面　　　　　　　　　　１通全文
訂正　　　明　　　　細　　　　書１、発明の名称 金属光沢を有する色彩模様の転写用シートとその製造方
法 ２、特許請求の範囲 （Ｉ［［）　　＠記透明着色剤層（３）の上にアルミニ
ウム蒸着層（４）を形成し、 ｆ：伐して他の部分を俗解除去し、 ３、発明の詳細な説明 本発明は、金属光沢を有する任意の色彩模様の転写用シ
ート、ならびに、その製造方法に関するＯ 例え（ば、商業テヂイナーが、ラベル、ティスプレー、
パッグージング、サインなどについて、そのデザイン決
定のために必要とするダミーの作製ないしはプレゼンテ
ーションを行なう場合において、金色や銀色などの金属
光沢を有する美しい任意模様を旬ようとすれば、従来は
、ホットスタンプ方式を用いる他は無かった。 したがって、例えば、ただ７個のダミーシか必要としな
いときでも、そのためにはデザインされた所定の模様や
図柄に対応する金型すなわち箔押ダイ（型押版）を、真
鍮などの金属板に削り出し加工か腐食加工によって製作
し、この箔押ダイを箔押機に取付け、高温度に加熱した
当該ダイを所定の基材表面に機械操作によって強く押付
け、金属箔をこの箔押ダイの形状および寸法どおりに打
抜くと同時に、該基桐の表面に融着させて転写する、と
いう誠に手間表時間および多大の費用を要する面倒なプ
ロセスの作業が必要であり、寸だその製作についてはき
わめて高価なホットスタンピング設備を備えだ特定の業
者に全面的に依頼せざるを得ないきいう不便や不都合が
あった。 つまり、従来は、金属光沢の所望の模様を有する転写用
シートが欲しい場合でも、その目的や用途などとは関係
なく概して、また、特にその所要量が比較的僅かである
ようなときには極めて、割高になるなどの理由から、そ
れを注文することについては、非常に躊躇される′とい
うのが実情であった。 本発明者は、このような現状に鑑み、上述の如き不便や
不都合を解消・除去して、業界ならびに関係者達の強い
要請に応えるべく、長年に亘って鋭意実験・研究を［Ｆ
ねて米た。。 そして、昭和５２年１０月２２日付は出願の特許幀（特
願昭５７−１９０２８１号）により、次のような新技術
〔これを先行技術と称する〕を提案した。 即ち、それは、第１図（ニ）に示すように、透明なベー
スフィルム（ａ）ト、そのベースフィルム（ａ）の片面
上に形成された離型皮膜層（ｂ）と、その離型皮膜層価
）の上に形成された所望の色彩模様を為すアルミニウム
箔などの金属箔層（Ｃ）・・と、その金属箔層（ｃ）・
・の上に形成された保護皮膜層（ｄ）・・と、その保護
皮膜層（ｄ）・・の上に形成された接着剤層（ｅ）とか
ら成り、その最上位にある接着剤層（ｅ）側を転写しよ
うとする対象物に当て付けて、ベースフィルム（ａ）の
他面から適当な硬度を有するローラや棒などでただ中、
にこすり付けるだけの極めて容易な操作で、所望の金属
光沢を有する色彩模様を確実に転写できるシート（、Ｓ
’）を製作する方法を提案したものであって、その具体
的手順は、％１図（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）に示
すように、 ぼ）透明なベースフィルム（ａ）の片面上に接着性を有
する離型皮膜層（ｂ）を形成し、 （「）前記離型皮膜層（ｂ）の上に、所望の色彩の金属
箔を抑圧貼着して金属箔層（Ｃ）を形成し、■）前記金
属箔層（Ｃ）の上に油性インクによる保護皮膜層（ｄ）
を形成し、 （■′）前記油性保護皮膜層（ｄ）の上に油性のりで接
着剤層（ｅ）を形成し、 （Ｖ′）更に、前記油性接着剤層（ｅ）の上に水性感光
剤層（ｆ）を形成し、 （■′）前記感光剤層（ｆ）の上に所望の模様がネガテ
ィブ状の原画フィルム（ｇ）を密着載置して、上方から
紫外線ランプ（ｈ）・・で紫外線を照射して焼付けを行
なってから原画フィルム（ｇ）を除去し、 （■′）次に、前記（■′）から（■′）の手順によっ
て得られた基礎シー）　（＋）を水洗いすることによっ
て、前記水性感光剤層（ｆ）の感光硬化部分（ｆｌ）・
・を残して他の未感光部分（ｆ２）・・を溶解除去し〔
第１図（ロ）参照〕、 関′）更に、前記基礎シー）（ｉ）を油性溶剤で洗うこ
とによって、前記油性接着剤層（ｅ）および油性保護皮
膜層（ｄ）の前記感光剤層（ｆ）の感光硬化部分（ｆ＋
）・・の下方に位置する部分を残して他の部分を溶解除
去し〔第１図（ハ）参照〕、σ′）そして、最後に、前
記感光剤（ｆ）の感光硬化部分（ｆｌ）・・をこすり収
るなどして除去すると共に、前記基礎シー）　（ｉ）を
適当な溶剤を用いてエツチング処理することによって、
前記金属箔層（ｃ）の、前記油性接着剤層（ｅ）および
油性保護皮膜層（ｄ）の残存している部分の下方に位置
する部分を残して他の部分を溶解除去することにより、
所望の転写用シート（ｓ’）を完成する〔第１図（ニ）
参照〕、 製作方法に従えば、例えば商業デザインのダミー製作も
しくはプレゼンテーションの段階において、必要とあれ
ばいつでも、従来のポットスタンピング方式によるもの
と木質的にほとんど同一機能を有する転写用シートを、
その従来方式によるよりもけるかに容易かつ迅速、安価
に得られるようになったのであるが、ただ、前記手順（
ｆｆ）における金属箔を貼着して金属箔層（ｃ）を美麗
に形成するという必須の作業が、技術的に非常に困難で
高度な熟練を会する欠点が残存している。 本発明は、上記の点に鑑みて更なる実験・研究を重ねた
結果なされたものであって、その目的は、上述したよう
な実施上における不利、欠点を除去して、より一層容易
がり能率的に、そして、経済性有利Ｋ、前記したような
優れた機能を有する転写用シートを製造できるようにぜ
んとする点にある。 以下、先ず不発明の実施例を図面（第２図）に基いて詳
述する。 先ず第２図（イ）に示すように、 （Ｉ）　　ＩＥ写のだめの操作に対して強く、のびたり
しわがよったりしない適当な合成樹脂（たとえば、ポリ
エステル、アセテートなど）の透明（半透明も含む）な
フィルムから成るベースフィルムｔ１＋の片面上に、油
性または半水性（水にも油性溶剤にも浴けないが、アル
カリなどのエツチング処理液には浴ける）で弱粘着性を
有する適当な離型液を塗布して離型皮膜層（２）を形成
し、 （■）銀色以外の色彩を有する金属光沢面を必要とする
場合は所望の色彩の、そして、銀色を所望する場合には
無色の半水性透明着色剤層（３）を形成し、 （ＩＩＩ）　　前記透明着色剤層（３）の表面全体に、
アルミニクム金属を常法にしたがって真空蒸着する（Ｉ
■　　前記アルミニウム蒸着層（４）の上に、油性イン
クによる保護皮膜層（５）を形成し、（Ｖ）　　前記油
性保護皮膜層（６）の上に油性のりで接着剤層（６）を
形成し、 （Ｖｌ）　　更に、前記油性接着剤層（６）の上に水性
感光剤層（７）を形成しくなお、この水性感光剤として
は、商品名タロマチック■、■と呼ばれるものを用いる
のが適当であるが、これは東京都港区三田に本社を発す
るレトラセントジャパン株式会社などを通じて、タロマ
チックスターティング　キットと称する所要の機材など
とともに容易に入手でき、このキットに含まれて１へる
コーチインブロンドと作業台（マット竹）を使用して１
０記油性の接着剤層（６）の表面に上記感光剤を塗布す
る場合には、所定のピンホール防止剤の少量をその全面
に予め撒布してから行なうのが一般に望ましい）、（鴨
　前記感光剤層（７）の乾燥を待って、その上に別途作
製用意した所望の模様がネガティブ状の原画フィルム（
８）を密着載置して、上方から例えば紫外線ランプ（１
０ｊ・・で紫外光線を照射して焼付け（露光）を行なっ
てからその原画フィルム（８）を除去し、 （１（ホ）　次に、前記（Ｉ）から例の手順によって得
られた基礎シート（９）を例えば水洗台上で水洗いする
ことによって、第２図（ロ）に示すように、前記水性感
光剤層（７）の感光硬化部分（７□）・・を残して他の
未感光部分（７□）・・を俗解除去して、油性接着剤層
（６）の前記未感光部分（７□）・・直下に位置する部
分を露出させ、 ■　更に、第２図（ハ）に示すように、前記基にシー　
ト＋９１を油性浴剤で洗うことによって、前記油性接着
剤層（６）および油性保訛皮膜Ｊ＠ｔｂ＋の前記感光剤
層（７）の感光硬化部分（７□）・・の−Ｆ方に位置す
る部分を残して他の前記露出部分を俗解除去して、アル
ミニウム蒸着層（４）の前記未感光部分（７□）・・の
下方に位置する部分を露出させ、 （Ｘ）　　そして、最後に、第２図（ニ）に示すように
、前記感光剤１！＋７＋の感光硬化部分（７□）・・を
、例えばタロマチックＤ３′（商品名）等の処理液を浸
み込ませたスポンジバーでこすり収るなどして除去する
と共に、前記アルミニウム蒸着層（４）の、前記油性接
着剤層（６）および油性保護皮膜層（５）の残存してい
る部分の下方に位置する部分を伐して、他の露出部分を
、例えば濃度がｊ〜３０％程度の苛性ソーダ水浴液等の
適当な溶剤を用いてエツチング処理することにより俗解
除去する、 という手順を経て、第２図（ニ）において実線で画かれ
たような、 透明なベースフィルム（１）と、ソのベースフィルム（
１）の片面上に形成された離型皮膜層（２）と、その離
型皮膜層（２）の上に形成された所望の模様を為す透明
着色剤層（３）と、その透明着色剤層（３）の上に形成
されたアルミニウム蒸着層（４）・自と、そのアルミニ
ウム蒸着層（４）・・の上に形成された保護皮膜層＋５
１−−と、その保護皮膜層（５）・・の上に形成された
接着剤層（６）・・とから成ることを特徴とする金属光
沢を有する色彩模様の転写用シート（ｓ）、 を製造するのである。　々お、前記透明着色剤層（３）
は半水性のものであるから、エツチング処理液としての
苛性ソーダ溶液により、アルミニウム蒸着層（４）の露
出部分と同様に、その直下部分も溶解され、しかも所定
の模様・図柄の境界線に沿って正確に除去されることが
ら、模様・図柄の辺縁の境界がきわめて鮮明に形成され
た所望の１版写シート（ｓ）を得ることができる。 前述のようにして製造された転写用シート（ｓ）を使用
するＶＣ捺しては、その最上位にある接着剤層（６）側
を転写しようとする所望の対象物（図示せず）表面の所
定位置に当接させてから、ベースフィルム（１）の他面
側、すなわち、離型皮膜層（２）とは反対側の面から、
たとえば適当な硬度を有するローラや鉄筆等でこすり付
け、接着剤層の表面を相手の対象物に確実に粘着させて
から、ベースフィルムけ）をめくるようにしてはがすと
、透り」な着色剤層（３）が最終的に転写された模様の
表面となる状態で、美麗な金属光沢を有する所望の色彩
の模様を、所望の対象物の表面に簡単に転写させること
ができるのである。 以上要するに、本発明による金属光沢を有する色彩模様
の転写用シートは、 透明ナヘースフイルムと、そのベースフィルムの片面上
に形成された離型皮膜層と、その離型皮膜層の上に形成
された所望の模様を為す透明着色剤層と、その透明着色
剤層の上に形成されたアルミニウム蒸着層と、そのアル
ミニウム蒸着層の上に形成されＬ保護皮膜層と、その保
護皮膜層の上に形成された接着剤層とから成る、 ことを特徴とするものであり、 壕だ、かかる構成の金属光沢を有する色彩模様の転写用
シートを製造するだめの本発明方法は、 （、Ｔ）　　透明なベースフィルムの片面上に離卆皮１
換層を形成し、 （ＩＩ）　　前記離型皮膜層の上に半水性の透明着色剤
層を形成し、 （ＩＩＩ）　　ｔｉ７Ｊ記透明眉色剤ノ※の上にアルミ
ニウム蒸着層を形成し、 （ＩＶ）　　前記アルミニウム蒸着層の上に油性インク
による尿、穫皮幌層を形成し、 （■　前記油性保護皮膜層の上に油性のりで接着剤層を
形成し、 （Ｖｌ）　　更に、前記油性接着剤層の上に水、性感光
剤層を形ｌ現し、 （Ｗ　前記１１Ｎ光剤層の上に所望の模様がネガティグ
状の原画フィルムをｆｆ着載置して、上方がら光線を照
射して焼灼けを行なってから原画フィルムを除去し、 ■　次に、前記（１）から（ｖＩＩｌＯ手１幀によって
得られた基礎シートを水洗いすることによって、前記水
性感光剤層の感光硬化部分分を残して池の未感光部分を
溶解除去し、 皮膜層の前記感光剤層の感光硬化部分の下方に位置する
部分を残して他の部分を俗解除去し、 （Ｘ）　　そして、最後に、前記感光剤層の感光硬化部
分を除去すると共に、前記基礎シートを刷当々浴剤を用
いてエツチング処理することによって、前記アルミニウ
ム蒸着層の、＠記油性接着剤層および油性保護皮膜層の
残存している部分の下方に位置する部分を残して能の部
分を溶解除去する、 という手順によることを特徴としている。 つ捷り、金属光沢を発する層として、冒頭（（記載した
先行技術におけるように金属箔を貼着しだものを用いる
のでは無く、アルミニウム蒸着層を形成するようにした
から、より一層美麗な色彩模様を任意の対象物に転写で
きるという優れた機能を十分に発揮し得る転写用シート
を、極めて容易かつ安価に提供できるに至ったのである
。 ・　図面の簡単な説明 第１図（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）は先行技術に係
る・吠写用シートおよびその製造方法を説Ｑ１１するた
めの流れ図である。 そして、第２図（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）は、本
発明に係る金属光沢を有する色彩模様の転写用シートと
その製造方法に係る実施例を示す流れ図である。 （１）・・・・・ベースフィルム、（２）・・・・・・
離ｙｉｉｉ、（３）・・・・・・透明着色剤層、（４）
・・・・・・アルミ五りム蒸着層、（５）・・・・・・
保護皮膜層、（６）・・・・・・接着剤層、（７）・・
・・・・感光剤層、（７υ・・・・・・感光硬化部分、
（７２）・・・・・・未感光部分、ｔ８）・・・・・・
原画フィルム（９１・・・・・・基礎シート、（Ｓ）・
・・・・・転写用シート。 代理人　弁理士　　北　村　　　修 窮　］　宮 （イ） （ｌ′） （ニ） 第　２１・４ （イ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 透明な合成樹脂フィルム（１）の次面に離型皮膜μノ 層Ｖを形成させ、所望の着色剤層Ｕ）を介在させるかあ
   るいは介在させないで、この着色剤層または離型皮膜層
   の次面全体に、アルミニウムを真空蒸着してアルミニウ
   ム蒸着金属層（匈を形成させ、そのうえに油性インクに
   よる保護皮膜層は）、油性の接着剤層は）および水溶性
   の感光剤層（Ｚを順次重合、形成せしめ、ついで別途に
   用意された転写させるべき任意所望の模様、図柄のネガ
   ティブ原稿フィルム（イ）を該感光剤層（７７表面に密
   着させ、紫外光線（９ンによる照射、露光を行なった後
   、該ネガティブフィルム（（至）ヲ取去ッて、該感光剤
   層（２）次面を水洗いし、上記焼付けで硬化させた感光
   都呻ａ）以外の該感光剤層部ポー）を溶解、除去するこ
   とで露出せられた該接着剤層部へ４）およびその直下に
   存在する該保護皮＋Ｉ４１層部水九）をいずれも油性溶
   剤で溶解、除去し、ついで残存せる該感光剤層の上記感
   光部ｆｆ１７ａ’）を適当な溶剤で溶解、または剥離、
   除去するとともに、該アルミニウム蒸着金属層（りの線
   用している部鉢ａ）は適当な化学薬品によるエツチング
   処理を介して溶解、除去するようにしたことを特徴とす
   る、アルミニウム蒸着金属層による任意模様の転写シー
   トの製法。