JPS591797Y2 - インクジエツトプリンタ用印字ヘツド - Google Patents

インクジエツトプリンタ用印字ヘツド

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JPS591797Y2
JPS591797Y2 JP5210879U JP5210879U JPS591797Y2 JP S591797 Y2 JPS591797 Y2 JP S591797Y2 JP 5210879 U JP5210879 U JP 5210879U JP 5210879 U JP5210879 U JP 5210879U JP S591797 Y2 JPS591797 Y2 JP S591797Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
leaf spring
plunger
nozzle
pressurizing chamber
ink
Prior art date
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Expired
Application number
JP5210879U
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English (en)
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JPS55154149U (ja
Inventor
睦弘 関戸
Original Assignee
沖電気工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 沖電気工業株式会社 filed Critical 沖電気工業株式会社
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印字速度の速いインクジェットプリンタ用の印
字ヘッドに関する。
従来のインクジェットプリンタ用の印字ヘッドを第1図
により説明すると、1は基体で、該基体1にはノズル2
と該ノズル2の後端に位置する加圧室3が設けられてお
り、該加圧室3は細管状のインク給入路4を介してイン
クタンク5に接続されている。
6は圧電素子で、該圧電素子6は前記加圧室3の後面に
配置されていて、前面6aと後面6bとの間に電圧を印
加すると矢印F方向に電歪が生じ、負荷電圧を零にする
と電歪は消える。
7は印字紙で、該印字紙7は前記ノズル2に対向するよ
うに配置されている。
印字を行う場合、圧電素子6の前面6aと後面6bとの
間に電圧をパルス的に印加する。
電圧が印加されると圧電素子6は矢印F方向に電歪が生
じるので加圧室3内のインクが加圧され、それによりノ
ズル2の先端からインクが滴状となって矢印J方向に噴
出して、印字紙7にドツトが印される。
そして圧電素子6の負荷電圧が零になると圧電素子6の
電歪は消え、また噴出によって減少した量のインクが毛
細管現象によりインク給入路4から加圧室3へ供給され
る。
この種のプリンタにおいて、印字速度を速くするには、
圧電素子への電圧の印加周期を速くすることが考えられ
るが、良好な印字品質を得るためには、インク滴を正確
な周期で確実にノズルから噴出しなければならない。
そのためには、高周期の印加電圧に対する圧電素子の電
歪量を大きくして加圧室内のインクを十分に加圧できる
ようにしなければならないが、一般的に圧電素子の電歪
量は非常に小さいものであり、しかも電圧の印加周期が
速くなると、それに比例して電歪量は小さくなるので、
加圧室内のインクを十分に加圧できなくなる。
従って圧電素子への印加電圧の周期を速くして印字の高
速化を図ろうとすると、従来の構造ではインク滴を確実
あるいはまったく噴出することができないことになり、
その結果、印字品質が低下するかあるいは印字が不可能
になるという欠点があった。
本考案は圧電素子の代わりに磁力によって前後動するプ
ランジャと、該プランジャによって変位する板バネを用
いることを特徴とし7、その目的は印字の高速化を計れ
ると共に良好な印字品質が得られるインクジェットプリ
ンタ用印字ヘッドを得ることにある。
本考案の一実施例を第2図により説明すると、1は基体
、2はノズル、3は加圧室、4はインク給入路、5はイ
ンクタンク、7は印字紙で、これ等は第1図と同等に配
置構成されている。
8は前部磁極で、該前部磁極8には前記加圧室3と合致
する凹部9と、プランジャ孔10が設けである。
この前部磁極8は前記基体1の後面に接合されている。
11は板バネで、該板バネ11の一端は前記基体1と前
部磁極8との間に挾まれて固定されており、他の主要部
は固有振動数で自由振動できるように加圧室3と凹部9
の境界面に位置している。
12はプランジャで、該プランジャ12は前記プランジ
ャ孔10に挿入するようにしてその先端を前記板バネ1
1の中腹部に取付けである。
13は防水板で、該防水板13は、周縁部を前記前部磁
極8に取付け、また中央部をプランジャ12に取付けて
プランジャ孔10からインクが漏水するのを防止してい
る。
この防水板13は前記プランジャ12と共に働くので、
屈曲性のよい弾性材を用いている。
14は継鉄で、該継鉄14の縁部は前記前部磁極8に固
定しである。
15はコイルで、該コイル15は、前記前部磁極8と継
鉄14との間に装着しである。
16は後部磁極で、該後部磁極16は前記プランジャ1
2と対向するように前記継鉄14に固定しである。
尚、前記前部磁極8、継鉄14、コイル15及び後部磁
極16は、プランジャ12を吸引・開放する磁界発生手
段を威すものである。
この構成は、印字信号によりコイル15に電流が流れて
磁束が生成される。
生成された磁束はプランジャ12→後部磁極16→継鉄
14→前部磁極8→プランジャ12の如く流れ、それに
よりプランジャ12が後部磁極16側に吸引されて板バ
ネ11が同方向に撓む。
そしてコイル15への通電が停止されると、プランジャ
12が吸引力から開放され、板バネ11は矢印A方向に
撓みを回復して元の位置に復帰し、この復帰動作により
、加圧室3内のインクが加圧されて、ノズル2の先端か
らインク滴が矢印J方向に噴出され、噴出されたインク
滴は印字紙7上にドツトとして印される。
このようにして複数のインクドツトをマトリクス状に印
することにより印字紙7上に文字等を構成することがで
きる。
上記実施例において、インク滴の大きさは、ノズル2の
直径、加圧室3の容積、板バネ11の固有振動数、およ
び板バネ11に与える振幅等に依るものであり、これら
の値の決定は実験による方法が簡単である。
また、インク滴を噴出する周期は、板バネ11の固有振
動数まで速くすることができるので印字の高速化を計る
ことができる。
また、印字速度は、ヘッドをマルチノズル化することに
より、さらに高速化を計ることが可能となる。
その方法は、第3図に示すように基体1に例えば7個の
ノズル2と加圧室3を形成し、また第4図に示すように
、前記加圧室3と対応するように7個の板バネ11を一
体成形した板バネ集合体17を製作して両者を重合わせ
、これに前述した第2図のように前部磁極8、プランジ
ャ12、防水板13、継鉄14、コイル15および後部
磁極16を配置すればマルチノズルヘッドを構成するこ
とができる。
また、このようにマルチノズルヘッドを構成すると分解
能も高まる。
なお、上記マルチノズルヘッド用の基体1はフォトエツ
チング等によりノズル2および加圧室3を精度よく形成
することができ、また、複数の板バネ11を有する板バ
ネ集合体17はプレス加工等によって製作することが可
能である。
以上説明したように、上記実施例は、プランジャ12を
吸引することによって撓わませた板バネ11の復帰力に
より加圧室3内のインクを加圧して、ノズル2からイン
ク滴を噴出させる構成としているので、板バネ11の振
幅を適度に選ぶことにより、加圧室3内のインクを十分
に加圧することができ、また、板バネ11の固有振動数
を高くすることによってインク滴の噴出周期を速くする
ことができるので、印字速度の高速化を計ることができ
ると共に良好な印字品質が得られるものである。
次に本考案の他の実施例について説明すると、第5図は
インク系と加圧系とを分離して構成した実施例で、板バ
ネ11の自由端に屈曲自在なワイヤ18を介して加圧板
19を設け、該加圧板19を基体1の加圧室3内に摺動
自在に嵌装している。
この実施例は、板バネ11の撓み復帰力により加圧板1
9を介して間接的に加圧室3内のインクを加圧してノズ
ル2の先端からインク滴を噴出するものであり、第2図
の実施例と同様の効果が得られる。
また、この他の実施例としては、第6図に示すように、
後部磁極16の代わりに永久磁石20を用いて構成する
ことが考えられる。
この構成では、印字を行わない時は、永久磁石20によ
りプランジャ12が吸引されで板バネ11に撓みが与え
られている。
そして、印字を行う時に永久磁石20の磁界と逆の磁界
を生成するようにコイル15に通電され、すると、プラ
ンジャ12が吸引力から開放されて板バネ11が復帰し
、この復帰動作により加圧室3内のインクが加圧されて
ノズル2の先端からインク滴が噴出される。
以上説明したように、この実施例でも第2図の実施例と
同様の効果を得ることができ、しかも、この実施例では
、コイル15への通電を止めるとプランジャ12が永久
磁石20に吸引されるため、板バネ11の自由振動を早
く減衰させることができるという利点もある。
なお、後部磁極16の代わりに永久磁石20を用いるこ
とは、第5図の実施例でも適用可能である。
以上説明したように、本考案は板バネにより加圧室内の
インクを直接または間接的に加圧し7てインク滴をノズ
ルから噴出させる構造としているため、十分な加圧力で
インク滴を確実に噴出することができると共に噴出周期
を速くできるので高速印字が可能となり、かつ、良好な
印字品質が得られるので、インクジエツl〜プリンタ、
インクジェットファックス等の印字ヘッドとして利用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す側断面図、第2図は本考案の一実
施例を示す側断面図、第3図はマルチノズル化した基体
の一例を示す後面図、第4図は第3図の基体に適用され
る板バネ集合体を示す正面図、第5図は本考案の他の実
施例を示す側断面図、第6図は本考案の他の実施例を示
す側断面図である。 1・・・基体、2・・・ノズル、3・・・加圧室、8・
・・前部磁極、9・・・凹部、10・・・プランジャ孔
、11・・・板バネ、12・・・プランジャ、13・・
・防水板、14・・・継鉄、15・・・コイル、16・
・・後部磁極、17・・・板バネ集合体、18・・・ワ
イヤ、19・・・加圧板、20・・・永久磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ノズル及び該ノズルの後端に位置する加圧室を有す
    る基体と、前記加圧室内のインクを加圧するために一端
    が前記基体に固定されかつ他の主要部は固有振動数で自
    由振動できるように前記加圧室に配置された板バネと、
    前記加圧室を密閉するように板バネの後方に設けられた
    屈曲性のよい防水板と、該防水板を介して前記板バネに
    固着されたプランジャと、該プランジャを吸引・開放し
    て前記板バネに加圧力を与える磁界発生手段とを備えて
    いることを特徴とするインクジェットプリンタ用印字ヘ
    ッド。 2 複数のノズル及び加圧室を有する基体と、前記各加
    圧室に対応する複数の片持ちばつ状の板バネを一体に形
    成した板バネ集合体を用いてマルチノズル化したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のインク
    ジェットプリンタ用印字ヘッド8
JP5210879U 1979-04-20 1979-04-20 インクジエツトプリンタ用印字ヘツド Expired JPS591797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5210879U JPS591797Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 インクジエツトプリンタ用印字ヘツド

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55154149U JPS55154149U (ja) 1980-11-06
JPS591797Y2 true JPS591797Y2 (ja) 1984-01-19

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ID=28942689

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JP5210879U Expired JPS591797Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 インクジエツトプリンタ用印字ヘツド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4418355A (en) * 1982-01-04 1983-11-29 Exxon Research And Engineering Co. Ink jet apparatus with preloaded diaphragm and method of making same
JPS5938048U (ja) * 1982-09-01 1984-03-10 コニカ株式会社 インクジエツト記録用印字ヘツド

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JPS55154149U (ja) 1980-11-06

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