JPS59179758A - 自動車排気系部材用高耐食性クロム鋼 - Google Patents

自動車排気系部材用高耐食性クロム鋼

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Publication number
JPS59179758A
JPS59179758A JP5456383A JP5456383A JPS59179758A JP S59179758 A JPS59179758 A JP S59179758A JP 5456383 A JP5456383 A JP 5456383A JP 5456383 A JP5456383 A JP 5456383A JP S59179758 A JPS59179758 A JP S59179758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
steel
automobile
resistance
chromium steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5456383A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineo Kobayashi
小林 未子夫
Shunichiro Akiyama
秋山 俊一郎
Shozo Fujiyama
藤山 昭三
Yukihisa Takahashi
幸久 高橋
Akiyasu Ikeda
了康 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Stainless Steel Co Ltd
Original Assignee
Nippon Stainless Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Stainless Steel Co Ltd filed Critical Nippon Stainless Steel Co Ltd
Priority to JP5456383A priority Critical patent/JPS59179758A/ja
Publication of JPS59179758A publication Critical patent/JPS59179758A/ja
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として自動車触媒コンバーター、マフラー及
び排気管として、自動車排気ガス凝縮液による耐食性及
び高温耐食性の優れたクロム鋼に関するものである。
一般に、自動車の排気系諸部品である触媒コンバーター
、マフラー、排気管などは、排気カス及びその凝縮液に
さらされるためυを気カス加境における高温耐酸化性や
排気カス凝縮液による耐食性が要求されるのみならす、
走行中の外部焦境、就中冬期における路面凍結防止のた
めに散布される岩塩などの付着による高温腐食に対して
も耐える必要かある。
従来は上述の用途に対しては普通鋼やアルミナイズド鋼
を使用する場合が多(・か、環境に対する耐食性が不充
分なため事故の原因と7(つ定り、部品交換の頻度を増
すなど、耐久性に問題が多(・。又それらの欠点を解消
するために用いられるSUH409,F3UF3405
. SUS 410Lなどのステンレス鋼は高価である
はかりでな(、高温耐酸化性及び付着塩類による高温t
I4*について問題が発生することがある。
本発明基らは、さきに5.0%を超え10.0%未満の
Orを含有する鋼に:IM量の81及びCuを添加する
と同時にG、N及びSを極力低下させ、さ排気ガス凝縮
液による副食性を発揮することを見い出した(%願昭5
7−105659号)。
さらにその後、本発明者らは従来の自動車排気部材につ
いての上述の問題点を解消するため、種々の実験を行な
った結果、適量の81の存在下において、AI!とCu
の複合添加により高温耐食性を一段と改善できると(・
う知見を得た。
即ち、Cr含有量が5%を超え10%未満のクロム鋼に
おいて、A/、Gu及び適量の81を含有せしめると同
時にS、a及びNを極力低下させ、さらに所望によりT
i、Nb及びZrを添加することによって、SUH40
9,SUS 405. SUS 410Lなどの16%
Orステンレス鋼と同等以上の自動車排気ガス凝縮液に
よる耐食性、高温耐酸化性及び付着岩塩などによる高温
腐食特性が得られることが判明した。
なお、本発明鋼は電気炉、転炉などの通常の製鋼工程に
より溶製され、必要に応じてVOD。
AODなどの炉外精練が実施される。得られた鋳片は熱
間圧延及び必要に応じて冷間圧延など通常の製造工程を
経て工業的に供給さ才する。
次に本発明鋼の成分限定理由につ(・て述べる。
Siは単独添加でも高温における耐酸化性を向上させる
ことはよ(知られてt・るところであるが、Gu及びA
lとの共存によって、慣に自動車排気ガス凝縮液に対す
る耐食性を改善するのみならす、路面よりの塩類付着に
よる商況腐食をも改善する。即ち、AI!を添加せずに
SlとCUとの複合添加によっても、がなりの改善効果
を示し、この場合Siは1.5%を超える添加が必要で
あることはさぎの発明(%願昭57−105659号)
において述べた通りである。然るに本発明のようにA/
が共存する場合にはSinか0.60%以上で効果を発
揮する。−力、2.0%を超えると鋼質な硬化させて、
冷間加工性を低下させるはかりでな(、溶接性をrJl
 5ため本発明にお(・ではSlの範囲を0.30〜2
.0%とした。
Mnは製鋼工程上不可避の元素であるか、多司の含有は
耐酸化性を損う。A/ 、 Siの共存下では180%
までのMnの含有が許容されるため、上限を1.0%と
した。
Orは低温から高温に至る耐食性を改善する必要不可欠
な基幹元素である。本発明鋼の使用環境としては通常約
800℃までの温度か想定されるか、自動車エンジン不
調による後燃え現象、あるいは昨今のターボチャージャ
ー普及などによる排気ガス系の過酷化を考慮して900
℃程度までの温度領域を包含すれは、より一層信頼性が
高まることは容易に想像し得るところである。この温度
領域における耐食性、耐酸化性を得るためには、5.0
%を超えるOrの添加が必要であるが、10.0%を超
える添加は過剰品質となって廉価な材料という本発明鋼
の趣旨に反するため上限を10.0%とした。
A/は高温における耐酸化性を付与する元素であること
が知られてりるが、本発明鋼においてはOrとの共存に
よりSiの添加及びSの低減による補助的改善作用と相
俟って自動車排気カス凝縮液に対する耐食性及び句着塩
類などによる高温腐食を飛躍的に改善する中心的な元素
である。1.0%未満ではその効果が不充分であり、4
.0%を超えて添加しても効果か飽和するはかりでな(
、熱間加工性、成形性及び溶接性を害するので1.0〜
4.0%に限定した。
Cuは単独に添加しても鋼の耐酸性を改善するが、前述
の如< A/及びSlとの複合添加により本発明の目的
とする耐食性を改善する必須元素である。0.05%未
満では改善効果か少な(,0,08%を超えて添加して
も効果を飽和し、経営的不利を招くのみならす、熱間加
工性を阻害するので0.05〜0.80%に限定した。
なお、この範囲の添加により成形性も改善される。
Sは通常の製鋼工程によって得られるレベルよりも炉外
精練などとの組合せによって極力低減させることによっ
て、本発明の目的とする耐食性を補助的に改善すること
を確認したので0.003%以下とした。
CおよびNは成形性や浴接性を害うはかりでなく、Or
の炭化物、窒化物を析出して耐食性を劣化させるため、
できるだけ低い方が望ましく本発明鋼に必要な特性を維
持゛するため、O,Hのいずれも0.02%以下とした
さらに、必要に応じTi 、Nb及びZrの一種又は二
種以上を添加することにより本発明の目的とする耐食性
、就中、溶接部及びその周辺の耐食性を一段を改善する
ばかりでな(、適量の添加は成形性、溶接性をも改善す
る。特に高温耐酸化性に対して、これら元素の添加量の
合計が0.50%までは生成するAt20.系酸化スケ
ールを補強して保護性を高める働らきを有する。しかし
添加量の合計が0.50%を超えるとそれらの性質の改
善効果が飽和するのみならず、成形性、溶接性を劣化さ
せる傾向を示すため、添加量の合計の上限を0.50%
とした。
以下に本発明の実施例を示す。
第1表に本発明鋼及び比較鋼の化学成分を示す。これら
の鋼は通常の製造工程により溶解、熱間鍛造、冷間圧延
、焼鈍及び酸洗を経て板厚1.2期の冷延鋼板とし必要
な性能を比軟した。
第1表の冷延鋼板を、30 X 30 rtuxの試験
片に加工後、600番湿式研摩し、第、2表に示す試験
条件で自動車排気ガス凝縮液による4食性を評価した。
第6表に試験後の重量変化の測定結果及び腐食状況を示
した。
第3表より本発明鋼は比較鋼及び市販鋼である普通鋼、
アルミナイズド鋼はもとより、5UH409,5US4
05及び5US410Lの各ステンレス鋼よりも優れた
自動車排気カス凝縮液に対する耐食性を示すことかわか
る。
溶接部付近の耐食性を評価するために本発明−の一部に
つ(゛て板中心部にTIC溶接部(フィラーなし)を含
む50 X 50 tubの試験片を月1いて第2表の
試験条件で腐食試験を行なった。
第4表にその結果を示したか、SUS 410L。
SUS 430及びSUS 504の谷ステンレス鋼の
溶接部周辺で粒界腐食が認められるのに対し、本発明鋼
の中でもTi、Nb、Zr  の一種又は二種以上を添
加したものは粒界腐食が見ら′I′1なかった。
路面の凍結防止のために散布される岩塩などの付着によ
って発生する高温腐食に対する耐食性を評価するため、
600番湿式研摩した3゜×60Mの試験片を用い、第
5表に示す試験条件で腐食試験を実施した。第6表に試
験後の最大浸食深さの測定結果を示したが、本発明鋼は
他の比較拐に比べて優れた高温耐食性を示して(・る。
また、高温耐酸化性を評価するため、600番湿式研摩
した3 0X3 Qmの試駈片を用し・本発明鋼の使用
環境として想定される最高湯度レベルの900℃におい
て大気中に200時間保持する試験を実施した。第7表
に試験後の重量増加及び試験片の表面に生成した酸化物
の性状を示した。この結果から本発明鋼は自動車排気環
境において充分な温度と想定される900℃で優れた高
温耐酸化性を有しているのに対し、普通鋼、アルミナイ
ズド、鋼はもとより、5UH409、SUS 405.
SUS 410L、5US460及び5US604の各
ステンレス鋼は保護性を失って(・ることがわかる。
第2表 第3表 第4表 第5表 第6表 第7表 以上述べたように、本発明鋼は自動車抽気ル4−おける
耐食性、塩類に対する尚温耐食性及」湿態酸化性か優れ
ており、さらに、実施例二示さなかったが本発明鋼の用
途上光分な放屁及び溶接性を有するため、自動車P1気
系部ごはじめ、各種燃焼イ残器など広(・用途にゎたス
テンレス鋼より廉価で篩性能をイfする栃して用(・る
ことかできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%にて、G : 0.02%以下、Si 0.
    30〜2.0%、Mn : 1.0%以下、Or : 
    5.0%を超え10.0%未満、Cu : 0.05〜
    0.80%、A7 : 1.0〜4.0%、S : 0
    .003%以下、N : 0.02%以下を含有し、残
    部がFe及び不可避的不純物より成ることを特徴とする
    自動車排気系部材用高耐食性クロム鋼。 2、特許請求の範囲第1項記載の鋼にさらにTi、Nb
    及びZrの1種又は2種以上を合計0.50%以下含有
    することを特徴とする自動車排気系部材用高耐食性クロ
    ム鋼。
JP5456383A 1983-03-30 1983-03-30 自動車排気系部材用高耐食性クロム鋼 Pending JPS59179758A (ja)

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ID=12974151

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JP (1) JPS59179758A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4729929A (en) * 1985-01-17 1988-03-08 Nisshin Steel Co., Ltd. Highly corrosion resistant aluminized steel sheet for the manufacture of parts of exhaust gas system
JPH02156048A (ja) * 1988-12-09 1990-06-15 Kawasaki Steel Corp 耐食性に優れたクロム鋼
JPH05279791A (ja) * 1992-02-07 1993-10-26 Nippon Steel Corp 耐食性の優れた鋼
JPH06179949A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Nippon Steel Corp 耐食性および加工性の優れた鋼

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4729929A (en) * 1985-01-17 1988-03-08 Nisshin Steel Co., Ltd. Highly corrosion resistant aluminized steel sheet for the manufacture of parts of exhaust gas system
JPH02156048A (ja) * 1988-12-09 1990-06-15 Kawasaki Steel Corp 耐食性に優れたクロム鋼
JPH05279791A (ja) * 1992-02-07 1993-10-26 Nippon Steel Corp 耐食性の優れた鋼
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