JPS59177061A - 人工心臓駆動装置 - Google Patents

人工心臓駆動装置

Info

Publication number
JPS59177061A
JPS59177061A JP58052856A JP5285683A JPS59177061A JP S59177061 A JPS59177061 A JP S59177061A JP 58052856 A JP58052856 A JP 58052856A JP 5285683 A JP5285683 A JP 5285683A JP S59177061 A JPS59177061 A JP S59177061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artificial heart
pressure
tube
drive
wheelchair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58052856A
Other languages
English (en)
Inventor
高宮 三四郎
吉沢 陸介
晃 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP58052856A priority Critical patent/JPS59177061A/ja
Priority to DE3448191A priority patent/DE3448191C2/de
Priority to DE19843411489 priority patent/DE3411489A1/de
Priority to US06/594,639 priority patent/US4556997A/en
Publication of JPS59177061A publication Critical patent/JPS59177061A/ja
Priority to US07/427,996 priority patent/USRE35707E/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工心臓の駆動装置に関し、特に人工心臓を装
着した患者を移動可能とした人工心臓駆動装置に関する
人工心臓としてはダイアフラム型、サック型。
ピストン型等種々のものが・知られているが、これらは
一般に空気等の流体から所定の圧力を受けて駆動される
。したがって、人工心臓を駆動する駆動装置と人工心臓
とが、流体圧を伝達するチューブで接続される。つまり
、人工心臓を装着した患者は比較的大型の人工心臓駆動
装置からチューブの長さよりも遠くには離れることがで
きない。
したがって、患者にある程度移動の自由を与えるにはチ
ューブの長さを長くすればよいが、チューブが長いと、
これを人の足9機器等で踏みつける危険性が高い。この
チューブが踏まれるということは人工心臓の機能が停止
することを意味し、チューブが破損した場合は勿論、人
工心臓を装着した患者は体力的に弱っている場合が多い
ので、一時的にでも人工心臓の機能が停止すると患者の
生命に重大な影響を及ぼす。
本発明は、人工心臓を装着した患者を移動可能にすると
ともに、患者の移動に伴なって人工心臓の機能が停止す
る危険性をなくすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明においては、人工心臓
駆動装置の圧力出力端に、所定の配管を形成したリール
状の巻取機構を接続し、その巻取141ffの出力端に
人工心m駆動チューブを接続する。
これによれば、人工心臓駆動チューブを格納しうるので
、そのチューブを長くすることにより患者が人工心臓駆
動装置の近傍で移動できるし、通常はチューブを格納し
露出部分を短くしておくことにより安全性が保たれる。
人工心臓を備える患者の行動範囲を広くするには人工心
臓駆動装置自体を可動とするのが好ましい。そこで本発
明の1つの好ましい態様においては、人工心臓駆動装置
を電動車椅子に搭載するとともに、チューブの巻取状態
を検出して、チューブが所定の格納状態にない場合には
車椅子駆動モータの付勢を禁止する。
これによれば、車椅子により自由に患者が移動できるし
、チューブを格納できしかもチューブが十分格納された
状態でなければ車椅子が動かないので、チューブの長さ
を患者が車椅子の近くを多少移動できる程度に長くして
も、車椅子の走行状態ではチューブが長く引き出された
状態が生ずることがないし、患者が降車している状態で
誤まって車椅子が動き出すこともない。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に人工心臓駆動装置を備える電動車椅子の斜視図
を示し、第2a図、第2b図および第2C図に、第1図
の装置の平面図、側面図および正面図を示す。第1図、
第2a図、第2b図および第2C図を参照して説明する
。この電動車椅子には4つの車軸が備わっており、前輪
51aは比較的小形でキャスター状になっている。後輪
51bは、比較的大形であり、図示しない減速機構を介
して各々の車軸が独立したモータで駆動される。
左右にそれぞれアームレスト52Lおよび52Rが備わ
っている。53がフントレスト、54がバックレストで
ある。
左側アームレスl−52Lの支持軸55の付は根近傍に
見える56が、人工心臓駆動チューブ取り出し口のカバ
ーである。患者が存在する場合には、このカバー56か
ら人工心臓駆動チューブ57Lおよび57Rが突出して
いる。人工心臓駆動チューブの先端にはコネクタが接続
されており、これを介して人工心臓と人工心臓駆動装置
とを接続するようになっている。左側アームレスト52
Lの先端表面にあるTVは小型のモニタテレビである。
右側アームレスト52Rの先端表面に突出している58
が車椅子運転のための操作レバーである。
この操作レバー58は後述するように着脱自在になって
おり、これを抜き取ると第1図に示すようにアームレス
ト52R上に大きな突起物がなくなる。
また、後述するように、アームレスト52Lおよび52
Rは、それぞれ支持軸55を中心として水平方向(52
Lは反時計方向、52Rは時計方向)に90度回動する
ようになっている。アームレスト52Lおよび52Rの
各々の下方に備わっているスイッチ5WILおよび5W
IRが、アームレス1へのロックを解除するための指示
スイッチである。59は人工心臓駆動装置の警報表示部
であり、60が電動車椅子の警報表示部である。これら
の内部にそれぞれ2つの発光ダイオードが備わっており
、常時は緑色を表示するが、異常が生ずると赤色を表示
する。SW2は後述する電動チューブ巻取機構の巻取指
示スイッチであり、これを操作すると人工心臓駆動チュ
ーブ57Lおよび57Rが車椅子の内部に向かって巻き
取られる。61が人工心臓用キースイッチ、62が人工
心臓駆動装置の各制御パラメータを設定指示するための
操作ボードを接続するコネクタ、63はアームレスト上
モニタテレビTVと同様の外部モニタテレビを接続する
ためのコネクタである。64は異常の場合に警報を発す
る警報ブザーである。
第3a図および第3b図に、第1図の装置の分解斜視図
を示す。ただし、これらの図面には紹かい部分までは示
してないので注意されたい。第3a図には主に装置のハ
ウジングを示し、第3b図には車椅子のシャーシと人工
芯lll1M駆動装置の主要構成要素を示しである。第
3a図および第3b図を参照して、人工心臓駆動装置お
よび電動車椅子の主要構成要素を説明する。
71が真空ポンプ、72がコンプレッサ、73がバルブ
ユニット、74がマフラー(消音器)、75が車椅子駆
動モータ制御ユニット、76aおよび76bが人工心臓
駆動装置用のバッテリー、77aおよび77bが車椅子
用のバッテリーである。
>/、1およびM2が、右側後輪および左側後輪をそれ
ぞれ駆動するモータである。なおこれらのモータは直流
モータである。78は、人工心臓駆動チューブを巻き取
るドラムである。
第4図に装置の断面を示す。第4図を参照して説明する
。コンプレッサ71および真空ポンプ72は、騒音防止
のため密閉してあり、大気とはマフラー74を介して連
通ずるようになっている。
コンプレッサ711および真空ポンプ72を覆う両サイ
ドおよび上面の部材はゴムである。これらで覆われる空
間は、コンプレッサ71および真空ポンプ72の発する
熱によって温度が上昇するため、この例ではコンプレッ
サ71の流体流入側をこの空間内に露出させて、マフラ
ー74の穴74aがらの温度の低い空気が空間内を循環
するようにしである。マフラー74と真空ポンプ72と
は、図示しないパイプを介して接続している。コンプレ
ッサ71および真空ポンプ72の圧力出力端は、それぞ
れパイプ79および80を介してバルブユニット73に
接続されている。81および82が、それぞれ2系統分
の人工心臓駆動装置の圧力出力端である。車椅子駆動モ
ータ制御ユニット75を除く電子制御装置は、この例で
はバックレスト54の内部(後側)に装着しである。
ドラム78近傍の構成を第5a図、第5b図。
第5C図、第5d図および一5e図に示す。まず第5d
図を参照して説明する。開口部83および84に、それ
ぞれ人工心臓駆動装置の圧力出力端81および82から
のパイプが接続されている。
第1部材85は、円筒状になっており、その軸方向に貫
通する六85aおよび周面に形成した溝85bを備えて
いる。第2部材86は、開口部84の近傍を除き円筒状
になっており、六86aおよび開口部84と連通する穴
86bが溝85bと対向するように、第1部材85の外
側に嵌合しである。第一2゛部材86の外側に、ベアリ
ング87および88を介して第3部材89を回動自在に
嵌め込んである。第3部材89には、第1部材の溝85
bおよび第2部材の六86aと対向する位置に、第2部
材86の周囲を囲むように溝89aを形成し、この溝8
9aと連通する穴89bを形成しである。また、第3部
材89には第1部材の穴85aと連通する穴89cを形
成しである。
第3部材89に、チューブリール94を接続しである。
第3部材の穴89bおよび89cの圧力出力端に、それ
ぞれ人工心臓駆動チューブ57Rおよび57Lの一端を
接続し、ここから引き出した駆動チューブをチューブリ
ール94の周面に沿わせて外部に出しである。90,9
1.92および93はシールリングである。
第5e図をも参照して説明する。M3がチューブ巻取用
のモータであり、この例ではステッピングモータを使用
している。モータM3は板状の支持部材95に固着され
ており、駆動軸にリール駆動ローラ96を備えている。
支持部材95は一端が点Pで回動自在に支持されており
、他端は電磁アクチュエータ97のプランジャ97aで
支持されている。
電磁アクチュエータ97は、通常は圧縮コイルスプリン
グ97bの力によって、支持部材95を上方に引き上げ
ているが、そのソレノイドを付勢すると、支持部材95
を下方に押圧してリール駆動ローラ96をチューブリー
ルの周面94aに押し付ける。
第5a図、第5b図および第5c図を参照して説明する
。チューブリール94の外側には、人工心臓駆動チュー
ブ57Rおよび57Lがチューブリール94から外れな
いように、局面に沿って8つの回動自在なテフロン製ロ
ーラ98を配置しである。チューブリール94から引き
出される一対(2本)の人工心臓駆動チューブ57Rお
よび57Lは、装置ハウジング内でからまったり引掛か
ったりすることがないように、各々中央部を凹状に形成
した回動自在な2つのテフロン製ローラ99a・99b
、100a・100bおよび101a・101bで、チ
ューブ通路を形成しである。
この例では、各ローラ対の角度を徐々に傾けるようにし
、またローラの大きさを先に進むにしたがって大きくな
るようにして人工心臓駆動チューブを案内している。人
工心臓駆動チューブ57L、57Rの通路に、rg気を
検出する近接スイッチ(センサ)102が備わっており
、人工心臓駆動チューブ57Lには、これが完全に巻き
取られた状態で近接スイッチ102と対向する部分に鉄
片103を装着しである。
第2c図のVT a −VI a線から見たアームレス
ト支持軸55等の支持構造を第6a図に示し、第6a図
のvt b −■b線から見た断面を第6b図に示す。
第6a図および第6b図を参照して説明する。
支持軸55は円筒状になっており、下部に半円状のフラ
ンジ55aが備わっている。支持軸55の一方向の回動
はフランジ55aの一端がハウジング側の突出部110
に当たることで規制され、他方向の回動はハウジング側
の突出部111又はアーム112の突出部112aで規
制される。
アーム112は、一端がビン113で回動自在番こ支持
され、他端が電磁アクチュエータ114で支持されてい
る。アーム112は、常時番よスプiノング114aに
よって支持軸112側し;抑圧されており、この状態す
なわち第6a図に示す状態でlよ、フランジ55aが、
ハウジングの突出部110およびアームの突出部112
aによってロックされる。
電磁アクチュエータ114のソレノイドを付勢すると、
プランジャ114bが引き込まれて、アーム112が時
計方向に回動し、突出部I L2aをフランジ55aか
ら外すので支持軸55のロックが外れる。この状態では
、フランジ55aの移動がハウジングの突出部110お
よび111で規制されるので、支持軸すなわちアームレ
スト52Lが回転角90度の範囲で回動自在となる。
また、アーム112の一端には、アーム112の位置を
検出子るマイクロスイッチ5W3L(他方のアームレス
ト側には5W3Rがある)が備わつており、第6a図に
示すアームレストロック状態でスイッチがオンし、アー
ムレストアンロック状態でスイッチがオフする。なお、
アームレスト上のスイッチ等と装置本体とを接続するコ
ード類は支持軸55の穴の内部を通して配線しである。
操作レバー58の近傍を第7a図に示す。第7a図を参
照して説明する。操作レノベーの先端58aは径が小さ
くなっており、この部分が下方の支持台115の凹部に
嵌合している。操作レノ<−58には、先端58aの一
部を残して中央部を軸方向に貫通する穴が形成してあり
、その部分にロッド116が装着されている。ロッド1
16下端の膨んだ部分の下側には圧縮コイルスプリング
117が、上側には微小球118aおよび118b力へ
それぞれ備わっている。操作レバー先端58aの微小球
118aおよび118bの近傍には、微小球118a、
118bの経よりも僅かに寸法の小さな穴が形成しであ
る。
このため第7a図に示す状態では、ロッド116がスプ
リング117の力で上方に押され、微小球118aおよ
び118bを上に押し上げるので、微小球118aおよ
び−,118bは前記穴から操作レバー58の外側に僅
かに突出する。このときの微/I\球をも含めた操作レ
バー先端58aの外径を、支持台115の四部上方の寸
法よりも大きくなるようにしである。したがって、この
状態では操作、レバー58がロックされ、これを上方に
引く力を与えても操作レバー58は抜けない。
しかし操作レバー58の上面からロッド116を押し下
げる力を与えると、微小球118aおよび118bを外
側に押す力がなくなるので、これらは操作レバー先端5
8aの穴から外れてロックが解除され、操作レバー58
は簡単に引き抜ける。
支持台115には操作レバー58を検出するマイクロス
イッチSW4が備わっており、このスイッチS、W4は
操作レバー58が第7a図のように装着されている状態
では接点がオンし、操作レバー58が抜けると接点がオ
フする。
支持台115は、下方の球状の部分115aで支持され
ており、この部分115aを中心として自由に回動しう
るようになっている。この球状の部分の下方には長いロ
ッド115bが形成してあり、この先端は第7b図に示
すような構成になっている。
第7b図を参照して説明する。半円状に形成した2枚の
薄板1】9および120を直交させて重ねである。板1
19および120には、それぞれ細長く連続する穴11
9aおよび120aを形成してあり、穴119aおよび
120aの交叉した部分にロッド115bを挿入しであ
る。板119および120は、それぞれ両端で回動自在
に支持されている。板119の一端には可変抵抗器12
1のl1ll!l動軸を接続し、板120の一端には可
変抵抗器122の回動軸を接続しである。
第8図に、バルブユニット73の外観を示す。
第8図を参照して説明する。バルブユニット73は、多
数の電磁弁および圧力検出器でなっている。
箱状のケーシングの内部には流路を接続するための穴が
形成されており、各電磁弁の流路を接続するためのパイ
プが不要になっている。この実施例では、同一構成の電
磁弁を12個使用している。
圧力検出器は、第8図では示されていないが4個備わっ
ている。73aが負圧取入口、73bが正圧取入口、8
1および82が、それぞれ独立した系の圧力出力端であ
り、ここに接続されたパイプが、チューブ巻取機構の開
口部83および84に接続されている。
また、バルブユニ:71へ73には、図示しない部分に
、それぞれ81および82と同一の系からの圧力が出力
されるようになっており、この出力端に接続されたパイ
プがチューブ巻取機構を介さずに第2c図に示される緊
急時用エアチューブコネクタ123に直接接続されてい
る。これは、人工心臓駆動チューブ57L又は57Rに
万一異常を生じた場合に使用するもので、通常、コネク
タの出力端は閉じている。
第8図に示す電磁弁(電磁制御弁)の平面図、右側面図
、左側面図および拡大縦断面図を第9a図。
第9b図、第9c図および第9d図に示す。第9a図、
第9b図、第9c図および第9d図を参照して説明する
。電磁制御弁の弁ハウジング11に第1のポート12と
第2のポート13が形成されていや。ハウジング11の
内空間は弁座14で。
第1のポート12に連通ずる第1の内室15と第2のポ
ート13に連通ずる第2の内室16に区分されている。
弁ハウジング11にはシール材17を介して磁性体コイ
ルケース18が固着されている。
ケース18内にはコイル19を巻回したコイルボビン2
0が挿入されており、これを磁性体ベース21.22が
支持している。ベース21には固定磁性体コア23が固
着されている。コア23は中空であり、それを非磁性体
ガイドロッド24が貫通している。ロッド24には可動
磁性体コア25が固着されている。ロッド24の一端は
コイルスプリング26で左方に押されている。ロッド2
4の他端は軸受27およびベローズ28を貫通し、その
端部に弁体29が固着されている。ベローズ28の内空
間は、小孔30および37を通して第1の内室15(図
示状態)又は第2の内室16(ロツド24が右方に駆動
されたとき)に連通ずる。
コイル19が伺勢されると、コア23−コア25−ベー
ス22−ケース18−ベース21−コア23と循環する
磁束を生じ、コア、25にコア23に向けての吸引力が
作用し、ロッド24が、この吸引力とコイルスプリング
2Gの反発力とがバランスする点まで右方に移動し、弁
体29が弁座14より、吸引力に応じた距離離れる。コ
ア23の端面23aは山の字形であり、コア25の端面
25aはその中央突部を受ける凹形であり、しかも山の
字形の両端突部内側面23bにはテーパか付されている
。このテーパの存在により、通電レベル苅ロッド24移
動量(23a−25a間のキャップ)が広い範囲で比例
関係になっている。また、この種の電磁弁は可動部の応
答性が良く高速で開閉制御を行ないうる。
第10図に、第1図の装置全体の概略構成を示す。第1
0図を参照して説明する。IRおよびIL力1人工心臓
である。これらの人工心臓IR,ILは、所定の正圧お
よび負圧を交互に与えることにより、内部のダイアフラ
ムが脈動し、弁の働きよって定まる所定方向に血液を送
る。人工心臓lRおよびILに圧力を与えるチューブ2
aおよび2bが、それぞれ人工心臓駆動チューブ57R
および57Lと、それらの先端に装着されたコネクタに
より連結されている。
人工心11alRおよびILに所定圧のエアーを与える
人工心臓駆動機構300は、人工心臓制御ユニット40
0によって電気的に制御される。表示制御ユニット50
0は、人工心臓制御ユニット400から出力される情報
をモニタテレビTVに表示するためのコンポジットビデ
オ信号を生成する。表示制御ユニット500は、表示信
号メモリ、キャラクタジェネレータ (ROM)、表示
制御LSI等でなる市販のものである。操作ボード60
0は、各種の人工心臓駆動パラメータを変更指示するた
めのスイッチボードであり、人工心臓制御ユニット40
6に接続しうるようになっている。ただし、予め人工心
臓制御ユニット400には最も好ましい値がユニット内
部の読み出し専用メモリ(ROM)に駆動パラメータと
してセットされており、このスイッチボードを使用する
可能性はほとんどない。
車椅子駆動モータ制御ユニット75は、車椅子の2つの
後輪51bにそれぞれ連結された直流モータM1および
M2を制御する。システム制御ユニット200は、各種
スイッチの状態を読み取り、人工心臓制御ユニツl−4
00に信号を送ったり、車椅子駆動モータ制御ユニット
75のオン/オフ。
モニタテレビTVのオン/オフ筈の制御を行なう。
第10図の人工心臓駆動機構300の詳細を第11図に
示す。第11図を参照して説明する。コンプレッサ71
および真空ポンプ72は、マフラー74を介して大気と
連通している。コンプレッサ71および真空ポンプ72
の圧力出力端に、多数の電磁弁等が接続されているが、
これらは2系統に分かれている。一系統は右側人工心臓
IRを駆動する系であり、もう一系統は左側人工心臓I
Lを駆動する系である。
右側の系について説明する。131が人工心臓に印加す
る正圧を調整する圧力調整弁であり、これはその出力端
流路に配置された圧力検出器PSlの出力に応じて開閉
制御される。132は、圧力調整弁131等によって得
られる所定の正圧を人工心raI Rに印加するのをオ
ン/オフ制御する。
圧力調整弁131と並列に接続された電磁弁135は、
人工心臓に印加する圧力の立ち上がり時の圧力低下を補
償するために備わっている。同様に。
電磁弁133が負圧の圧力調整を行ない、電磁弁134
が負圧の人工心臓へのオン/オフを行ない、電磁弁13
6が圧力補償を行なう。PS3がこの系の負圧を検出す
る。左側の系も全く同じであり、電磁弁137,138
および141がそれぞれ正圧系の圧力調整弁、圧力オン
/オフ弁および圧力補償弁であり、電磁弁139,14
0および142がそれぞれ負圧系の圧力調整弁、圧力オ
ン/オフ弁および圧力補償弁である。PS2およびPs
4が、それぞれ正圧および負圧系の圧力を検出する。
第10図の人工心臓制御ユニット400の構成を、第1
2a図および第12b図に示す。まず第12a図を参照
して説明する。この回路は、圧力調整制御を行なう。す
なわち、圧力検出器Psi。
PS2.PS3およびPS4からの信号と−予め設定し
た圧力の値とに応じて、電磁弁131,137.133
および139を開閉制御する。この回路の制御はマイク
ロコンピュータユ二ツ1〜CPU1が行なう。
各圧力検出器P、S1.PS2.PS3およびps4か
らのアナログ信号Rpp、LPP、RNPおよびLNP
は、コネクタJ5を介してアナログ−デジタル変換器7
16に印加される。アナログ−デジタル変換器216は
、入力チャンネルを8つ備え、12ビツトの分解能を有
している。EOCは変換終了を示す信号の出力端、5T
ROBEは変換指示を与える入力端、ENl、EN2お
よびEN3は変換デジタルデータの出力許可/禁止を制
御する入力端、AI、A2.A4およびA8は入力チャ
ンネル指定入力端である。アナログ−デジタル変換器2
16とマイクロコンピュータユニツ1−CPUIは、コ
ネクタJ4を介して接続されている。
コネクタJ3に、圧力調整電磁弁131,137゜13
3および139の各ソレノイドが接続されている。5S
RI、5SR2,5SR3および5SR4が各ソレノイ
ドの通電をオン/オフ制御するソリッドステートリレー
であり、これらはバッファZ1’5を介して、マイクロ
コンピュータユニットCP U 1の出力ポートで制御
される。コネクタJ1に操作ホード600からの信号ラ
インの一部が接続される。Jlに印加される(目量は、
バッファBFIおよびチャタリング除去回路CH1を介
して、マイクロコンピュータユニットCPUIの入力ポ
ートに印加される。CPUIの一部の入力ポートに、シ
ステム制御ユニット200からの信号が印加される。C
PU 1の他のポートに、表示制御回路500が接続さ
れている。
第12biを参照して説明する。この回路は、圧力オン
/オフ制御電磁弁132,138,134および140
の制御と、圧力補償電磁弁135゜141.13’6お
よび142の制御を行なう。この回路全体の制御は、マ
イクロコンピュータユニットCPtJ2が行なう。電磁
弁132,138,134およびi 40のソレノイド
の通電を、それぞれソリッドステートリレー5SR5,
5SR6゜5SR7および5SR8が制御する。各ソリ
ッドステートリレー5SR5,5SR6,5SR7およ
び5SR8は、マイクロコンピュータユニットCP ’
U 2の出力ポートで制御される。
ソリッドステートリレー5SR5,5SR6,5SR7
および5SR8を制御するCPU2の出力ポートには、
それぞれ並列にドライバ回路DVI。
DV2.DV3およびDV4が接続されている。
ドライバ回路DVI、DV2.DV3およびDV4は、
全て同一構成である。
コネクタJ6に、操作ボード600からの信号ラインの
一部が接続される。J6に印加される信号は、バッファ
l3F2およびチャタリング除去回路CH2を介して、
マイクロコンピュータユニットCPU2の入力ポートに
印加される。CPU2の他のポートに、システム制御ユ
ニット200および表示制御ユニット500が接続され
ている。
ドライバ回路DVIについて説明する。TGは入力信号
の立ち下がりを検出するトリガ回路、TMlおよびTM
2はタイマである。
ドライバ回路DVIの動作タイミング等を、第12C図
に示す。第1,20図を参照して説明する。
ソリッドステートリレー5SR5は所定周期でガレ/オ
フを繰り返し、それに応じて電磁弁132が開閉してい
る。タイマTMIおよびTM2は、5SR5を制御する
信号の立ち下がりでトリ力される。TMIの出力レベル
は、トリガされてHに反転し、それからT1の期間だけ
Hを持続する。
TM2も同様にトリガされてHに反転し、それからT2
の期間だけHを持続する。ただしTl<T2に設定しで
ある。
電磁弁135を制御するソリッドステートリレー5SR
9は、TMIの出力レベルがLでしかもTλ42の出力
レベルがHのとき、つまりT3(T2−T1)の期間だ
けオンする。T3のタイミングは、5SR5がオフすな
わち電磁弁132が閉の期間中であるので、コン、プレ
フサ71からの高い圧力が直接人工心臓に印加されるこ
とはない。電磁弁131出力端の圧力は、電磁弁135
開の後、設定圧力よりも多少高くなるが、次に電磁弁1
32を開にすると直ちに所定圧以下になり、人工心臓側
の圧力が設定圧力よりも高くなることはない。
この例では圧力調整弁131,137,133および1
39の圧力出力端にアキュームレータを設けてないが、
電磁弁135,141,136および142を、それぞ
れ電磁弁132,138,134および140開期間中
の所定タイミングで開とすることにより、人工心臓には
第12c図に示′すような立ち上がりの急峻な圧力波形
が現われる。
圧力補償用の電磁弁135,141,136および14
2が開とならない場合には、一点鎖線で示すように立ち
上がりが遅れる。なおこの例では正圧系と負圧系の両者
に圧力補償用電磁弁を設けたが、実際には正圧系のみに
補償用電磁弁を設けた場合でも好ましい結果が得られて
いる。
この実施例で用いているマイクロコンピュータユニット
C:PU1およびCPU2は、日立製のシングルボード
マイクロコンピュータユニットH62SCO1である。
H623CO1の構成概略を第13図に示す。第13図
を参照すると、このユニットはマイクロプロセッサ68
02.I10ボート、タイマ、RAM、ROM等を備え
ている。
第14図に操作ボード600の構成を示す。第14図を
参照して説明する。各スイッチSWI。
SW2.SW3.sw4.SW5.SW6.SW7およ
びSW8は圧力設定の指示を発するものであり、それぞ
れ、左側正圧アップ、左側正圧ダウン、左側負圧アップ
、左側負圧ダウン、右側正圧アップ、右側正圧ダウン、
右側負圧アップおよび右側負圧ダウンを指示するスイッ
チである。SW。
SWI O,SWl、1および5W12は、人工心臓に
印加する圧力の正圧と負圧とのデユーティ比を設定する
ものであり、それぞれ、左側デユーティアップ左側デユ
ーティダウン、右側デユーティアップおよび右側デユー
ティダウンを指示するスイッチである。5W13および
5W14は、それぞれ心拍数のアップおよびダウンを指
示するスイッチである。
第10図の車椅子駆動モータ制御ユニット75の詳細を
第15図に示す。第15図を参照して説明する。車椅子
駆動モータM1およびM2は、それぞれ独立した駆動回
路MDIおよびMD2に接続されている。駆動回路MD
IおよびM I) 2は、I」型の駆動回路であり、対
角線上に位置するいずれかのスイッチング素子をオンす
ることにより、モータの電機子に所定方向に電流を流し
て、モータを所定方向に回転させる。
モータM1の電機子には、並列にリレーRL 1の接点
を接続しである。この接点は、ノーマリクローズタイプ
のものである。したがって、リレーRL1がオンだと接
点が開くが、RLlがオフすると接点が閉じて発電制動
が行なわれる。モータM2にも同様の制動回路が備わっ
ている。
モータ駆動回路MDIおよびMD2の制御はマイクロコ
ンピュータCPU3が行なう。CPU3の出力ポート0
1,02および03に、バッファBF3を介してモータ
駆動回゛路MDIが接続され、CPU3L7)出カポ−
1−04,05および06に、BF3を介してモータ駆
動回路MD2が接続されている。マイクロコンピュータ
CPU3の電源■ccは、安定化電源回路RPSから供
給される。安定化電源回路RPSの入力端には、リレー
RL3を介して24Vのバッテリーが接続されている。
リレーRL3は、システム制御ユニット200によって
制御される。
操作レバー58に連結される2つのポテンショメータ1
21および122の摺動子は、それぞれアナログ−デジ
タル変換器AD2の第1チヤンネルCHIおよび第2チ
ヤンネルCH2に接続されており、AD2の出力端DO
〜D7がマイクロコンピュータCPU3の入力ポートに
接続されている。
ポテンショメータ121および122には、安定化電源
回路RPSから、所定の定電圧が印加される。
第10図に示すシステム制御ユニット200の猜成詳細
を、第16図に示す。第16図を参照して説明する。シ
ステム制御ユニット200の制御はマイクロコンピュー
タユニットCPU4が行なう。CPU4の入力ボートに
は、バッファBF4を介して各種スイッチ5WIL、5
WIR,5W3L、5W3R,SW4および102が接
続されている。
リール巻取指示スイッチSW2は、バッファBF4を介
してパルスモータドライバPMDおよびソレノイドドラ
イバSDIに接続されている。PMDはリール巻取モー
タM3を駆動し一3DIは電磁アクチュエータ97のソ
レノイドSL3を駆動する。CPU4の出力ポートに接
続されたソリッドステートリレー5SRL3,5SR1
7等でなる回路が、第15図に示す電源リレーRL 3
を駆動する。CPUI4の出力ポートに接続されたソリ
ッドステートリレー5SR14および5SRL 5は。
それぞれ左および右のアームレストロック用電磁アクチ
ュエータ114のソレノイドを付勢する。
BZはウオーニングブザーである。LEIおよびLE2
が人工心臓系の警報表示用発光ダイオードであり、第2
a図に示す警報表示部59に備わっている。LE3およ
びLE4が車椅子系の警報表示用発光ダイオードであり
、警報表示部60に備わっている6発光ダイオードLE
IおよびLE3は発光色が赤であり、LE2およびLE
4は発光色が緑である。
CPU4の出力ポートに接続されたソリッドステートリ
レー5SR16は、モニタテレビTVの電源をオン/オ
フ制御する。スイッチSW5は、モニタテレビTVのオ
ン/オフを行なうためのマニュアルスイッチである。I
FI、IF2.IF3およびIF4は、他の回路に信号
を伝送するためのインターフェース回路であり、IFI
およびIF2がCPUIに接続されており、IF3およ
びIF4がCPU2に接続されている。各インターフェ
ース回路IF1.IF2.IF3およびI F41よ、
インバータ、フォ1−カップラPC1等で構成されてい
る。
第17a図、第17b図および第17c図に、第、15
図のマイクロコンピュータCPTJ3の概略動作を示し
、第17d図に動作タイミングの一例を示す。第17a
図がメインルーチン、第17b図が電圧サンプリングサ
ブルーチン、第17c図が割込処理ルーチンである。
概略動作を説明すると、この実施例では、電力のロスを
小さくするために直流モータM1およびM2をスイッチ
ング制御するとともに、このスイッチングパルスのパル
ス幅を、操作レバー58に連結されたポテンショメータ
121および122の位置に応じて変調して、モータ速
度を設定するように動作する。
CI) U 3の出カポ−1〜o2および05に正極性
パルスを印加すると、それぞれモータM1およびM2が
正転駆動され、出力ポート03および06に正極性パル
スを印加すると、それぞれモータM1およびM2が逆転
駆動される。この例では、MlおよびM2を同一速度で
正転駆動すると車椅子が前進し、MlおよびM2を同一
速度で逆転駆動すると車椅子が後進し、それ以外では前
方又は後方にカーブもしくは回転する。モータM1およ
びM2を駆動しない場合には、リレーRLI等がオフし
、モータM1およびM2の電機子が短絡されて制動がか
かる。
第17a図、第17b図、第17c図および第17d図
を参照して、CPU3の動作を順を追って説明する。ま
ず電源がオン、すなわち第15図に示すリレーRL3が
オンすると、CPU3は各出力ポートを初期レベルにセ
ットし、読み書きメモリ (RAM)の内容をクリアし
、読み出し専用メモリ(RO’t、1 )に予め格納さ
れた初期パラメータを、各々のパラメータに割り当てら
れたレジスタ(メモリ)に格納する。初期状態では、C
PU3の出力ポート01および04がLにセットされ、
制動モードになる。またこの状態では割込みを禁止して
いる。
割込み許可にセットされていると、所定時間毎にタイマ
が割り込み要求を発する。割り込みがかかると、CPU
3は第17c図の処理を実行する。
この処理については後で詳細に説明する。
次いで、運転操作レバー58に連結されたポテンショメ
ータ121および122の摺動子電位を読み取る。この
サンプリング処理の詳細が第17b図に示しである。サ
ンプリングの結果、電位が前回のサンプリングの値と異
なる場合、すなわち操作レバー58が動いた場合、各々
のモータの速度指令データを更新し、次のようトこ動作
する。
速度指令データを所定値と比較して、駆動か制動かを判
別する。すなわち、この例ではポテンショメータ121
および122の一端に12Vの定電圧を印加してあり、
操作レバー58が中立位置(停止位置)のときの摺動子
電位は6■程度である。したがって6±0.2v程度の
範囲を停止領域とみなすために、その領域の上限および
下限を示すデータ(すなわち所定値)と速度指令データ
とを比較するようになっている。電圧が停止領域の値よ
りも高いと正転駆動であり、低いと逆転駆動である。
速度指令データが停止レベル(所定値以下)であると、
割込を禁止し、出カポ−1−02,03,○5および0
6に低レベルLをセットしてモータ駆動を禁止し、出力
ポート01および04にLをセラi−して制動モードに
セットし、制動フラグを1″′にセットする。
また速度指令データが駆動レベル(所定値以上)である
と、速度指令データに基づいてモータM1およびM2を
駆動するパルスの幅(時間)LDおよびRDを演算する
。制動フラグがII 111の場合には、次のようにし
て制動モードを解除する。すなわち、カウンタCOTの
値を0にクリアし、出力ポート○lおよび04をHにセ
ント(リレーRL1オン)し、制動フラグを” o ”
にクリアし、割込み要求を許可する。
電圧サンプリング処理(第17b図)を説明する。まず
A/Dコンバータの入力チャンネル指定をCHI(ポテ
ンショメータ121の出力電圧)にセラ1−シ、A/D
変換スタート指示(TRIG)を発し、’A/D変換を
終了するのを、すなわちE○Cが出力されるのを待つ。
変換が終了したら、そのデータを読取って所定のレジス
タに格納する。
次いで入力チャンネル指定をCH2(122の出力電圧
)にセットし、A/D変換スタート指示を発し、A/D
変換が終了するのを待つ。変換が終了したら、そのデー
タを読み取って所定のレジスタに格納する。
第]、 7 c図の割込み処理を、第17d図の動作タ
イミングを参照しながら説明する。カウンタCOTは、
時間をカラン1−するようになっており、具体的には0
,1,2.  ・−−N−1,N、0゜1・・・・とカ
ウントするN進カウンタであって、割込み処理を実行す
る度に1つずっカラン1ヘアツブされる。この数値Nに
対応する時間が、モータ駆動パルスの1周期である。
カウンタCOTの値が0になると、各々のモータの駆動
方向に応じて定まる出力ポートを高レベルト1にセット
する。すなわち、左側モータM lの場合には、正転で
は出力ポート02をHに、逆転では出カポ−1−03を
Hにセットし、右側モータM2の場合には、正転では出
力ポート05を11に、逆転では出力ポート06をHに
セラ1へする。Mlを駆動するパルスとM2を駆動する
パルスの立ち上がりは、同一のタイミングである。
カウンタCOTの値が左側モータ付勢パルスIN LD
になると、出力ポート02およびo3をLにセットし、
カウンタCOTの値が右側モータ付勢パルス幅RDにな
ると、出力ポートo5およびo6をLにセットする。
した力5って、モータM1を付勢するパルスは、coT
の値が0−LDの期間Hにセットされ、それ以外の期間
はLにセット(すなわち消勢)される。
モータM 23付勢するパルスは、coTの値が〇〜R
Dの期間Hにセットされ、それ以外の期間はLにセット
される。モータM1およびM2は、それぞれに印加され
る電力、すなわち付勢される期間と消勢される期間との
デユーティ比に応じた速度で回転するので、LDおよび
RDを変更することによりモータ速度が変わる。
第12a図のマイクロコンピュータCPUI(7)概略
動作を、第18a図および第18b図に示す。
第18a図がメイシルーチンであり、第18b図が割込
み処理ルーチンである。第18a図および第18b図を
参照して説明する。
電源がオンすると、まず出力ポートを初期レベルにセッ
トし、読み古きメモリ (RAM)の内容をクリアし、
読み出し専用メモリ(ROM)に予め格納しであるデー
タを読み出してパラメータに初期値をセラ1へする。C
PUIのパラメータとしては、右側正圧目標値P1.右
側負圧目標値I〕2゜左側正圧目標値P3.左側負圧目
標値1) 4等があるが、この実施例では、圧力p1.
P2.p3およびP4の初期値を、それぞれ+30.−
30゜+100および−50(mrnHg〕tcセノ1
セラである。
またこの処理の後、割り込みを許可する。この1.弓で
は内部タイマによって割込みが4m5ecの周期で周期
的に発生するようになっている。割り込み待ちをした後
、圧力データのサンプリングを行なう。このサンプリン
タ゛処理は、第17b1Δに示した処理と同様であり、
サンプリングの対象か圧力検出器の出力RFP、PNP
、LPPおよびLNPて4種である点、およびデータの
ビット数が12ビツトであるため、1回のサンプリング
あたり2回の読取り処理を行なう点が異なっている。
サンプリングした圧力データをチェックし、異常データ
の有無を判別する。すなわち、検出圧力が目標値に対し
て異常に異なる場合には異常とみなす。なお、この実施
例では圧力補償用の電磁弁135.141,136およ
び142を設けてあり、一時的に圧力が比較的大きくな
る可能性があるが、複数回のサンプリングを行なって各
々の圧力データを平均化することで、これをマスクする
ようにしている。
万一、異常が発生すると、異常データを数値コードデー
タに変換し、このデータと異常の発生した部分を示す異
常表示データを表示制御ユニット500に出力し、モニ
タテレビTVに表示を行なう。
また、異常発生コードデータを、システム制御ユニット
のマイクロコンピュータCPU4にシリアルデータで転
送する。
異常がなければ、読み書きメモリに格納しである過去m
回の圧力データを平均化し、平均化したデータを数値コ
ードに変換し、そのコードデータを表示制御ユニット5
00に送る。システム制御ユニットのマイクロコンピュ
ータCPU4がデータを送信していれば、そのデータを
受信して、受信したデータを表示制御ユニット500に
送る。操作ボード600が接続されている場合には、そ
のキーの状態を読み取り、キー操作があれば、操作され
たキーに応じて、右側正圧目標圧力■〕1.右側負圧目
標圧力P2.左側正圧目標圧力P3又は左側負圧目標圧
力P4の値を所定ステップづつ更新する。ただし、上限
と下限が設定してあり、その範囲を越える圧力設定はで
きないようになっている。
第18゛b図の割込み処理を説明する。まず右側人工心
臓駆動系の正圧RFPをチェックする。所定圧P1より
も小さければ、圧力調整弁131を開にセットし、それ
以外であれば圧力調整弁131を閑にセットする。次い
で右側人工心臓駆動系の負圧RNPをチェックする。R
NPの値(絶対値)がP2よりも小さいと圧力調整弁1
33を開にセットし、そうでなければ圧力調整弁133
を閑にセットする。続いて左側の正圧LPPおよび負圧
LNPを、それぞれP3およびP4と比較して、圧力調
整弁137および139を開又は閉にセラ1〜する。す
なわち、この実施例では目標圧力よりも検出圧力(絶対
値)が小さくなる場合にのみ圧力調整弁を開くようにな
っている。
第12b図のマイクロコンピュータC,PU2の概略動
作を、第19a図および第1.9 b図に示す。
第19a図がメインルーチンであり、第19b図が割り
込み処理ルーチンである。第19a図および第19b図
を参照して説明する。
電源がオンすると、マイクロコンピュータCPU2は、
出力ポートを初期レベルにセットし、読み書きメモリ 
(RA M )の内容をクリアし、読み出し専用メモリ
 (ROM)に予め格納されている値を読み出してパラ
メータに初期値をセットする。
CPU2のパラメータとしては、心拍数PR,左側人工
心臓のデユーティDL、右側人工心臓のデュ−ティDR
等があるが、この例では初期値は、PRが100rpm
 、 DLが45%(継続時間270m5)、DRが5
5%(継続時間330 rn s )にそれぞれ設定し
である。
次いで、割込み待ち、操作ボードからのキー人力゛チェ
ック、パラメータ表示等の処理を含む処理ループを実行
する。キー人力があれば、入カキ−の種別を判別し、パ
ラメータ変更希望値の上限値。
下限値との比較、演算を行ない、変更したパラメータと
関連のあるパラメータの演算処理を行なう。
これらの処理は、各種サブルーチンを実行しながら行な
う。
割込み処理を説明する。カウンタCORおよびC○Lの
値は、割り込み処理を行なう度に1つずつカウントアツ
プされる。また、カラン1−値がP R(心拍数によっ
て定まる時間のパラメータ)になると、それぞれカラン
1−値が0にクリアされる。
カウンタCORの値がOになると、弁132を開、弁1
34を閉(正圧印加モード)にそれぞれセットし、カウ
ンタCORの値がデユーティパラメータの値DRになる
と、弁132を閉、弁134を開(負圧印加モード)に
それぞれセットする。この処理の後、カウンタCORが
カウントアツプされる。
同様に、カウンタCOLの値が0になると、づt・13
8を開、弁140を閉(正圧印加モード)にそれぞれセ
ットし、カウンタCOLの値がデユーティパラメータの
値DLになると、弁138を閉、弁140を開(イ1圧
印加モード)にぞれぞれセットする。
ff116図のマイクロコンピュータユニットCPU4
の概略動作を、第20図に示す。第20図を参照して説
明する。電源がオンすると、出力ポートを初期レベルに
セン1−シ、読み書きメモリ(RA M )の内容をク
リアし、読み出し専用メモリに格納されているプログラ
ムデータに応じて、装置を初期状態にセットする。これ
によって発光ダイオードLEIおよびL E 3が消勢
、LE2およびLE4が付勢にそれぞれセラI−され、
車椅子の異常表示部59および60に、緑色(正常)が
表示される。
この後、各種スイッチの状態を周期的にチェックし、そ
の状態に応じた動作を行なう。アームレストロック解除
スイッチ5WILおよびS W I Rがオンすると、
それぞれ電磁アクチュエータ114のソレノイドSL、
■およびSL2を付勢にセラ1−し、スイッチがオフに
なると、それぞれソレノイドSLIおよびSL2を消勢
にセラj〜する。ソレノイドSLI又はSL2がオンに
なると、ロックが解除されるので左側又は右側のアーム
レストが90度の範囲で回動自在になり、ソレノイドを
消勢した状態でアームレストを運転位置にセラ1−する
と、アームレストはロックされる。
次いで左側アームレスト位置検出スイッチS W 3L
、右側アームレス1ル位置検出スイッチS〜N’ 3R
H人工心臓駆動チューブ位置検出スイッチ1o2゜およ
び運転操作レバー有無検出スイッチsw4の状態をチェ
ックする。
左側アームレスト52Lおよび右側アームレスト52R
が運転位fit(SW3Lおよび5W3Rがオン)にあ
り、人工心臓駆動チューブ57Lおよび57Rが共に格
納位1i(102がオン)にあり、運転操作レバー58
が所定位置に装着されている(SW4がオン)と、使用
者が車椅子上し;存在し、運転の意志があるものと見な
して、リレーRL、3をオンし、車椅子駆動モータ制御
ユニット75の電源をオンにセラI・す−また、動作可
を表示だめのデータを、インターフェース回路IFIを
介してCP U Iに送る。CPUIは、送られたデー
タを表示制御ユニットに転送する。
左側アームレストがアンロック位置、右側アームレスト
がアンロック位置2入工心臓駆動チューブが引き出し位
置又は運転操作レバー無しの状態にあると、リレーRL
3をオフし、車椅子駆動モータ制御ユニット75の電源
をオフにセットする。
したがって、CPU3の出力ポート01,02゜03.
04,05および06のレベルが低レベルLになり、モ
ータM1およびM2に外部がら電力が供給されず、車椅
子の動作が禁止される。またリレーRLIがオフし、1
くLlの接点が閉じるので、モータM1およびM2の電
機子が短絡され、発電制動モードにセットされる。
次いで動作条件、たとえば″運転操作レバーを装着して
下さい″等を表示するためのデータをCPU1に送って
、モニタテレビTVに表示を行なう。
また、発光ダイオードLE3を点灯し、L E /Iを
消灯して、車椅子系の異常表示部60に赤色を表示する
CPUIからデータ送信があると、CPU3に割込みが
かかりCPU3は割込み処理を行なう。割込み処理では
、インターフェース回路I’ F 2を介してデータを
受信し、受信を終了すると受QフラグをII I Hに
セットする。受信フラグがHI IIになると、メイン
ルーチンで、受信データを判別し、異常コードが送られ
たのであれば次のように異常処理動作を行なう。
すなわち、発光ダイオードLEIを点灯しLE2を消灯
して人工心臓異常表示部59に赤色(異常発生)を表示
し、ウオーニングブザーBZを鳴動し、モニタテレビT
Vの電源をオン(SSR16オン)にセットして受信フ
ラグをn Onにクリアする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の外観斜視図である。 第2a図、第2b図および第2c図は、それぞれ第1図
の装置の平面図、側面図および正面図である。 第3a図および第3b図は、それぞれ第1図の装置の概
略分解斜視図である。 第4図は、第1図の装置の内部構造を示す正面図である
。 第5a図、第5b図、第5C図、第5d図および第5c
図はチューブ巻取機構78を示すものであり、それぞれ
第5d図のVa−Va線断面図。 第5a図のvb−vb線断面図、第5a図のVc−Vc
線断面図2第5a図のVd−Vd線断面図および第5d
図のVe−Va線断面図である。 第6a図は第2c図のVI a −Vl a線断面図、
第6b図は第6a図のvtb−vrb線断面図である。 第7a図は運転操作レバー58の近傍を示す断面図、第
7恨図は第7a図に示す機構の下に続く部分を示す斜視
図である。 第8図は、第3b図のバルブユニット73を示す斜視図
である。 第9a図、第9b図、第9c図および第9d図は、それ
ぞれ実施例で用いた電磁弁を示す平面図。 右側面図、左側面図および拡大縦断面図であ′る。 第10図は、第1図の装置の慨略システl、構成を示す
ブロック図である。 第11図は、第10図の人工心臓駆動機t5W 300
を示すブロック図である。 第12a図および第12b図は第1O図の人工心臓制御
ユニット400のブロック図、第12c図は第12a図
の回路の動作を示すタイミングチャートである。 第13図は、マイクロコンピュータユニットCPUIお
よびCPU2の構成を示すブロック図である。 第14図は、操作ボード600の構成を示す電気回路図
である。 第15図は、第10図に示す車椅子駆動モータ制御ユニ
ット75のブロック図である。 第16図は、第10図に示すシステム制御ユニツ1−2
00のブロック図である。 第17a図、第17b図および第17c図はマイクロコ
ンピュータユニットCPU3の概略動作を示すフローチ
ャート、第17d図は車椅子駆動モータ制御ユニット7
5の動作を示すタイミングチャートである。 第18a図および第18b図は、マイクロコンピュータ
ユニニア1−CPUIの概略動作を示すフローチャート
である。 第19a図および第19b図は、マイクロコンピュータ
ユニットCPtJ2の概略動作を示すフローチャートで
ある。 第20図i;i、マイクロコンピュータユニツhcPU
4の概略動作を示すフローチャートである。 51a:前fm     51 b :後軸52L、5
2R:アームレスト 53:フットレス1−54:ハックレスト55:支持軸
    58:運転操作レバー57L、57R:人工心
臓駆動チューブ59.60”:警報表示部 71:真空
ポンプ72:コンプレッサ  73:ハルフユニソ1−
74:マフラー 75:車椅子駆動モータ制御二二ノ1−76a、76、
b、77a、77b:ハッテリ−Ml、M2.M3:モ
ータ 78ニドラム79.80:パイプ 81,82:
)A:、力出力端83.84:開口部  85:第1部
材85b:溝     86:第2部材 86b=穴    87,88:ヘアリンク89:第3
部材   89a:溝 89b、89c:穴  94:チューブリール90.9
1,92,93:シールリング95:支持部材   9
6:リール駆シJローラ97.114:電磁アクチュエ
ータ 102:近接スイッチ  103:鉄片131、132
.133.134.135.136.137.138.
139,140.141 。 142:電磁弁 Psi、PS2.PS3.PS4:圧力検出器特許出願
人 アイシン精機株式会社 他1名第5e図 事5d図 第8図 銅7a図 第7b図 方19a”C ・、サフ ルーテ〉君杼

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中心部を軸方向に貫通する第1の穴および周面の
    一部に形成した溝を備える第1の固定部材;第1の固定
    部材の溝部分に対向する位置に形成した第1の流路およ
    び第2の流路を備え、第1の固定部材の外側に嵌合され
    た第2の固定部材;第1の穴に対向する位置に形成した
    第3の流路および第2の流路と対向する位置に形成した
    第4の流路を備え、第2の固定部材の外側に第2の固定
    部材に対して回動自在に装着された可動部材: 前記可動部材とともに回動するチューブリール; 2つの圧力出力端がそれぞれ第1の穴および第1の流路
    に接続された人工心臓駆動手段;および 第3の流路および第4の流路にそれぞれ接続され、チュ
    ーブリールに沿って配置され、圧力出力端が人工心臓に
    接続された人工心臓駆動チューブ: を備える人工心臓駆動装置。
  2. (2)電動車椅子に搭載された、前記特許請求の範囲第
    (1)項記載の人工心臓駆動装置。
  3. (3)人工心irg7A動手段は、チューブ位置を検出
    する検出手段を備え、チューブが所定の格納状態でない
    と電動車椅子の移動を禁止する、前記特許請求の範囲第
    (2)項記載の人工心臓駆動装置。
  4. (4)チューブリールの近傍に、チューブリールに対し
    て進退動作する電動チューブ巻取機構を備える。前記特
    許請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(3)項記
    載の人工心臓駆動装置。
JP58052856A 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置 Pending JPS59177061A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58052856A JPS59177061A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置
DE3448191A DE3448191C2 (ja) 1983-03-29 1984-03-28
DE19843411489 DE3411489A1 (de) 1983-03-29 1984-03-28 Einrichtung zum betreiben eines medizinischen geraets
US06/594,639 US4556997A (en) 1983-03-29 1984-03-29 Apparatus for driving medical appliances
US07/427,996 USRE35707E (en) 1983-03-29 1989-10-27 Apparatus for driving medical appliances

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58052856A JPS59177061A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59177061A true JPS59177061A (ja) 1984-10-06

Family

ID=12926495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58052856A Pending JPS59177061A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59177061A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4556997A (en) Apparatus for driving medical appliances
JP7072278B2 (ja) 圧力スイング吸着酸素発生器
EP0669141B1 (en) Piston pump and exhalation valve
US8522780B2 (en) Portable ventilator system
US6209670B1 (en) Clutch for multi-directional transportation device
JP2008539841A5 (ja)
US20190189322A1 (en) Electromagnetic actuator
US4726366A (en) Apparatus and method for controlling lung ventilation
EP0318596A1 (en) Spool type change-over valve device
JPH11513335A (ja) アンティロックブレーキシステム用ソレノイド弁及びその製造方法
JPS59177061A (ja) 人工心臓駆動装置
USRE35707E (en) Apparatus for driving medical appliances
JPS59177062A (ja) 人工心臓駆動装置
JPS59177060A (ja) 人工心臓駆動装置
JPS59177048A (ja) 電動車椅子装置
JPS59177049A (ja) 電動車椅子装置
JP2003019201A (ja) 人工呼吸器用呼気弁装置
JPH01262249A (ja) ブレーキ倍力装置
CN110975095A (zh) 管组件、呼吸面罩以及通气治疗设备
CN210872564U (zh) 一种轮椅移动辅助装置
JP2993025B2 (ja) 電動車椅子の前輪転回制御装置
JPS638057A (ja) アンチスキツド装置用液圧調整装置
JPS62153531A (ja) 流体圧を用いる駆動装置
CA2537160C (en) Respirator apparatus
JP2000140094A (ja) 人工心臓および人工心臓用ポンプ