JPS59177007A - くし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯および背を有する、プラスチックから成るく
しに関する。

プラスチックから成る調髪用くして髪をとかす際、髪と
くしは、殊に乾燥状態では、たいていは完全に制御不能
に静電気的に帯電する。それにより、髪の調髪能が損な
われる。

とかす際の髪の静電気的帯電は、摩擦電気により生じる
（摩擦電気効果）。

くしおよび髪の絶縁特性のだめに、分離された電荷は流
出しえず、髪およびくしに反対極性の電荷が蓄積する。

これにつき電圧列が存在し、順に並べた物質で摩擦する
際に正の帯電が生起し、先行する物質で摩擦する際には
負の帯電が生・起する。絶縁体に対し、ケーンの帯電通
則によれば、大きい誘電率を有する物質が正に帯電する
。

接触する物質の一方が導体である場合でも、他方の物質
の帯電は、導体でこする際に絶縁体上に生じた電荷が少
なくとも一部はそこに残留するので完全に阻止する事が
出来ない。従って、殊に空気が乾燥している場合（およ
び髪が乾燥している場合）には、金属製くしまたは金属
で被覆されたプラスチック製くしを使用する場合でさえ
、個々に程度に差こそあれ強いかないしは邪魔な静電気
的帯電を避ける事は出来ない。

本発明の課題は、使用に際し髪が特定の方法で、殊に気
付かない程度ないしは邪魔にならな、　い程度に静電気
的に帯電される、プラスチックから成るくしを提供する
事である。

冒頭に挙げた種類のくしにおいては、本発明による解決
策は、少なくともとかす際に髪を負帯電する部片と少な
くともとかす際に髪を正帯電する部片とから構成されて
いる事を特徴とする。

従って、くしは本発明によれば、一方がはじめに述べた
電圧列中で髪の前にあり、他方が電圧列中で髪の後にあ
る材料から構成される。

本発明は、ケーンの帯電通則を引用して、くしは少なく
とも２つの個々の絶縁性部分から構成されていて、その
場合一方の個々の部分の材料は髪よりも低い誘電率を有
し、他方の部分の材料は髪よりも高い誘電率を有すると
記載する事も出来る。

２つのプラスチック（単独ではとがす際に髪をほぼ同じ
強さであるが異なる極性で帯電する）を本発明により使
用する事により、通常とがす際に生じる髪の静電気的電
荷の自動的中和を達成する事が出来る。有利に、２つの
タイプの部片の体積比および／まだは立体的配置は、各
部片により髪に生じた電荷が互いに中和されるように選
択される。

材料、体積および立体的配置が相応に適合していれば、
本発明によるくしでとかされた髪は実際に静電気的帯電
を示さない。

しかし、２つのタイプの部片の個々の材料、体積比およ
び／または立体的配置の選択により特定の所望の静電荷
を与える事も原則的には本発明の範囲内である。

次に、添付図面につき、本発明を詳述する。

第１図および第２図によるくしは、歯１および背２から
成る。たとえば、第２図によりくしを積層構造にし、く
しを全てのｆｎ　１および背２を含む２つの層３および
４から構成するようにする事が出来る。双方の層は、接
着剤層５を用いて結合して完成品にする事が出来る。

第２図によるくしの個々の材料の体積分配の実施例は特
に有利ではあるが、１■能な全ての構造を表わすもので
はない。目指す目的を達成するだめに、たとえばそのつ
と完全な歯を交互に一方または他方のタイプの材料から
製造する事も出来る。

くしの製造のだめの２つのタイプの部片の材料は、前述
の電圧列から、製造されたくしが使用の際に髪の特定の
帯電が生じるが、たいていは髪の帯電が起きないように
選択される。特に有利な実施例では、一方の部片はポリ
アミド、殊にナイロンから成り、他方の部片はポリエチ
レンまたはアクリル・ブタノエン・スチロール共重合体
から成る。

本発明によりナイロンと組み合わすべき特に適当な重合
体は、・々スフ社（ＢＡＳＦ　　ＡＧ、（Ｌｕｄｗｉｇ
ｓｈａｆｅｎ）から商標ルポレン（Ｌｕｐｏｌｅｎ）で
供給される材料である。

【図面の簡単な説明】

第１図はくしの全体図であり、第２図はくしの長手方向
に対する横断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、歯（１）オよび背（２）を有するプラスチックから
   成るくしにおいて、とがず際に髪を負に帯電する少なく
   とも１つの部片（３）およびとかす際に髪を正に帯電す
   る部片（４）から構成されている事を特徴とするくし。 ２．２つのタイプの部片（３，４）の体積の割合および
   ／または立体的配置が、材料特性を考慮して、個々の部
   片にょシ髪に生じる電荷が互いに中和されるように選択
   されている、特許請求の範囲第１項記載のくし。 ３、個々の部片が、そのっど全ての爾（１）を包含する
   互いに接着された２つの層（３，４）から構成されてい
   る、特許請求の範囲第１項まだは第２項記載のくし。 ４、隣接する歯が交互に一方および他方の部片の材料か
   ら成る、特許請求の範囲第１項または第２項記載のくし
   。 ５一方の部片がポリアミド、殊にナイロンから成り、他
   方の部片がポリエチレンまたはアクリル・ブタジェン・
   スチロール共重合体から成る、特許請求の範囲第１項心
   第４項のいずれか１項記載のくし。