JPS59176Y2 - 追掛継手加工機 - Google Patents

追掛継手加工機

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Publication number
JPS59176Y2
JPS59176Y2 JP13559880U JP13559880U JPS59176Y2 JP S59176 Y2 JPS59176 Y2 JP S59176Y2 JP 13559880 U JP13559880 U JP 13559880U JP 13559880 U JP13559880 U JP 13559880U JP S59176 Y2 JPS59176 Y2 JP S59176Y2
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JP
Japan
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workpiece
groove
joint
processing machine
tapered surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP13559880U
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English (en)
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JPS5757914U (ja
Inventor
博則 沢田
Original Assignee
宮川工機株式会社
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Publication date
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は木造建築構造部材におけるけた、はり、母屋
等を長手方向へつなぐための継手(いわゆる追掛継手)
を成形加工する追掛継手加工機に関する。
この追掛継手(以下単に継手という)1はワークWの木
口側が第1図に示すようにその厚さTのほぼ1/2が長
さLにわたって切削されて掛合部2と受溝部3とが成形
されて、相互の掛合部2と受溝部3とが掛継ぎ(第2図
参照)されて連結されるものである。
また、この継手1はその長さLが約360 mmという
比較的長い寸法に形成され、したがって、この継手1を
人手により成形しようとすると極めて時間を要すること
から、機械加工が行われているが、この継手1の掛合部
2と受溝部3とを同時に切削成形するにはその加工長さ
Lを満たす長さの回転刃物Cすなわち第7図に示すよう
に先端側に受溝部3を切削する回転刃物C1と掛合部2
を切削する回転刃物C2とからなる回転刃物Cを一軸に
取付ける必要がある。
しかし、この場合、回転刃物Cの自重および切削抵抗等
により取付軸にたわみを生じて振れが大きくなって、仕
上寸法に誤差を生じたり、加工面が粗くなり、また、こ
のため回転刃物の寿命が短くなり、また、機械全体が振
動する原因となって継手1の加工精度をさらに悪化する
傾向にあった。
このため、この素因を排除するため回転刃物Cをそれぞ
れ回転刃物CI、C2に分割して第8図に示すようにま
ず、回転刃物C2で掛合部2を切削成形しミ次に回転刃
物C1で受講部3を切削成形した後、回転刃物C3によ
り凹部溝8が順次加工されていた。
しかしこの場合各回転刃物毎にモーターMl、M2、M
3を必要とし、また、図示でも明らかなように回転刃物
C1の切削円径を大きくしなければならない欠点があり
、また、他の手段として振れを防止するため第9図に示
すように回転刃物Cの先端に軸受Bを設けて支杆により
支持して振れを防止することが考慮されたが、この場合
図示のように軸受BがワークWに触れない位置とするた
めには必然的に回転刃物CI、C2の切削円径を大きく
しなければならなくなり、その結果出力の大きいモータ
ーを必要とし、また、機械の強度を増大しなければなら
ない欠点があった。
本考案は上記した従来欠点を排除するためなされたもの
で、振れを防止して加工性能の良好な追掛継手加工機を
提供することを目的とするものである。
次に、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。
まず、継手1について説明すると、この継手1はワーク
Wの木口側に成形されるもので、図示のようにワークW
の厚さTの中心線aを境としてそのほぼ1/2が長さL
にわたって切削されて掛合部2と受講部3とが成形され
ている。
この掛合部2と受溝部3とのテーパー面4,5は中心線
aに対し所定の角度aで形成され、かつ平行に形成され
、両部2,3の境となる掛合面6の長さは中心線aを中
心として振分は長さに形成されている。
また、受溝部3の突合面7には凹部溝8が形成され、こ
の凹部溝8の一部は図示のようにテーパ面5と一致する
ように形成されるとともに間溝8の隅角部すは中心線a
上に位置するように形成されている。
次に、上記継手1を切削成形するに供する追掛継手加工
機(以下単に加工機という)10について詳述する。
第3図は加工機10の全体を示し、図の状態は継手1を
切削成形して刃物台17が上昇し終った所を示す。
図中11は加工機10の基台であって、問合11上には
ワークW固定用のテーブル台12と刃物台17を昇降す
る昇降コラム13が設けられている。
12は上記したテーブル台で゛あって、同テーブル台1
2上にはワークWを固定するバイス14が附設されてい
る。
このバイス14の把持体15,15はワークWの中心線
aが所定の取付中心線と一致するようにハンドル16を
介して等量進退されてワークWを求心締結するように構
成されている。
13は上記した昇降コラムであって、同コラム13には
摺動溝18を介して同コラム13に沿って上下方向へ摺
動可能に刃物台17が附設されるとともに同コラム13
には上端に可逆モーター20を有する昇降ねじ19が縦
設され、同昇降ねじ19には刃物台17の一部が螺合さ
れて、刃物台17は昇降ねじ19を介してバイス14に
取付けたワークWの幅H方向へ昇降可能に設けられてい
る。
21は第1加工体であって、モーター22と同モーター
22の回転軸に取付けられた第1回転刃物23とよりな
り、同第1加工体21はワークWの中心線aと直交状と
なる刃物台17の面17aに取付けられている。
この第1回転刃物23は継手1の受溝部3の受溝部3の
テーパー面5の一部を切削成形する正面刃面24、同突
合面7を成形する側刃面25および凹部溝8を成形する
凸状の溝切刃26を有する図示断面凸字形状に形成され
ている。
このように形成された第1回転刃物23を取付けた第1
加工体21は刃物台17の面17 aに対し、その軸線
aがワークWの中心線aに直交する軸線a′に対し図示
のように角度゛αの傾度すなわち正面刃面24がワーク
Wの中心線aに対し角度αのテーパー面5を成形しかつ
溝切刃26の刃先b′が溝8を成形時ワークWの中心線
a上を通過するように取付けられている。
なお、この第1加工体21はその取付傾度αすなわち、
回転刃物23の正面刃面24がワークの中心線aに対し
若干調整可能に取付けられている。
27はワークWの中心線aに平行な刃物台17の面17
bに取付けられた第2加工体であって、第1加工体2
1の取付位置より所定の下方の位置に取付けられている
この第2加工体27はモーター2Bと同モーター28の
回転軸29に着脱可能に取付けられる第2回転刃物30
とからなり、また、回転軸29の先端部には支杆36を
介して軸受部37が設けられ、支杆36の基端部は刃物
台17の面17bに取付けられて、第2加工体27は支
杆36および軸受部37により補強支持されている。
この第2回転刃物30はその図示先端側には受溝部3の
テーパー面5の一部を切削成形するためその傾斜角αに
沿うテーパー状の側刃面32、掛合面6を成形する刃面
33を有する円錐台状の回転刃物31と掛合部2の傾斜
角αのテーパー面4全面を成形するテーパー状の側刃面
35を有する円錐台状の回転刃物34とが一体に形成さ
れている。
このように形成された第2回転刃物30を取付けた第2
加工体27はバイス14に取付けたワークWの中心線a
に対し所定の距離S1を隔てて刃物台17の面17bに
取付けられている。
なお、この第2加工体27はその軸線eに沿って図示左
右方向への移動調整が可能に設けられている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効
果について説明する。
まず、ワークWをテーフ゛ル台12上にノ入ンドル16
を介して把持体15.15によりその中心線aが所定の
求心位置となるように把持する。
なおこの把持体15による把持位置はゲージ(図示せず
)により決定される。
次に、起動スイッチ(図示せず)をONすると、可逆モ
ーター20および第1、第2加工体21.27の各モー
ター22.28が起動されこの可逆モーター20に連結
され昇降ねじ19を介して刃物台17は昇降コラム13
に沿って上昇を開始するとともに第1回転刃物23およ
び第2回転刃物30か゛回転される。
この刃物台17の上昇により、まず、刃物台17に取付
けられた上位の第1加工体21の第1回転刃物23によ
り、第6図に示すようにワークWに第1回転刃物23と
ほぼ同形状の溝部W1すなわち継手1の受溝部3のテー
パー面5の一部、突合面および凹部溝8を切削成形して
行く。
次に、刃物台17に取付けられた下位の第2加工体27
の第2回転刃物30により、第6図に示すようにワーク
Wの木口部W2すなわち受講部3のテーパー面5の一部
、掛合面6および掛合部2のテーパー面4を切削成形し
て行く。
この場合第2加工体27の先端部を支持した軸受部37
は第1加工体21が切削成形した溝部W1内を移動しな
がら上昇する。
このように刃物台17の上昇過程で第1加工体21およ
び第2加工体27により継手1の切削成形して刃物台1
7が所定の上昇位置に達すると可逆モーター20は逆回
転されて刃物台17は降下し、元の位置に復帰した時点
で可逆モーター20およびモーター22.28は停止さ
れて継手1の加工を完了する。
上述したように、本例加工機1は第1加工体21と第2
加工体27とをほぼ直交状に配設するとともに、ワーク
Wに対し第1加工体21により溝部W1を先行切削し、
次位に第2加工体27によりその先端部を補強支持する
軸受部37が溝部W1内を移動しつつ木口部W2を切削
する構成としたものである。
したがって、とくに加工長さの長い第2回転刃物30を
有する第2加工体27にあっては、その先端部を軸受部
37により支持可能であるから回転刃物30自体の自重
および切削抵抗による振れおよび振動を著滅することが
できて加工面の仕上りが良好となり、また、回転刃物3
0の寿命を長く維持することができる。
また、従来のように回転刃物30を分割する必要がない
のでコスト面で有利である。
また、第2加工体27はその先端部を軸受部37により
支持可能であり、かつ同軸受部37は第1加工体21で
切削した溝部W1内を移動するので同加工体27の軸線
eをワークWの中心線aに近接可能であるから回転刃物
30の切削円径を小さくできるとともにモーター28も
小馬力でよい等多くの特長がある。
さて、本考案はワークの木口側にその厚さのほぼ1/2
を切削してテーパー面を有する掛合部と同じくテーパー
面を有する受溝部とからなる追掛継手を成形する加工機
であって、前記ワークの木口側より所定の距離を隔て、
かつワークの中心線に対しほぼ直交状に設けられて前記
受溝部のテーパー面、突合面および凹部溝を含む形状の
溝部を切削する第1回転刃物を有する第1加工体を設け
るとともに、該第1加工体に対しほぼ直交状に変位し、
先端部を軸受部にて補強支持され、前記ワークの中心線
より所定の距離を隔てて平行状に設けられて前記第1加
工体の切削した溝部よりワークの木口側までの前記受溝
部のテーパー面と前記掛合部のテーパー面および掛合面
を切削形成形する第2回転刃物を有する第2加工体を設
け、該第2加工体の先端側軸受部は前記第1加工体によ
り切削した溝部内を移動可能に設けたことにより、とく
に加工長さの長い第2回転刃物を有する第2加工体にあ
っては、その先端部を軸受部により支持可能であるから
回転刃物自体の自重および切削抵抗による振れおよび振
動を著滅することができて加工面の仕上りが良好となり
、また、回転刃物の寿命を長く維持することができる。
また、従来のように回転刃物を分割する必要がないので
コスト面で有利である。
また、第2加工体はその先端部を軸受部により支持可能
であり、かつ同軸受部は第1加工体で切削した溝部内を
移動するので同加工体の軸線をワークWの中心線に近接
可能であるから回転刃物の切削円径を小さくできるとと
もにモーターも小馬力でよい経済性を有するので、追掛
継手加工機として極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は追掛継手部の斜
視図、第2図は継手を揚縄した状態を示す斜視図、第3
図は加工機の斜視図、第4図は継手の加工を説明する略
体平面図、第5図は同じく側面図、第6図は継手の加工
順序を説明する斜視図、第7図ないし第9図は従来の継
手加工を説明する路体平面図である。 1・・・追掛継手、2・・・・・・掛合部、3・・・・
・・受溝部、4.5・・・・・・テーパー面、6・・・
・・・掛合面、7・・・・・・突合面、8・・・・・・
凹部溝、1o・・曲加工機、21・・間第1加工体、2
3・・・・・・第1回転刃物、27・・・・・・第2加
工体、30・・・・・・第2回転刃物、37・・・・・
・軸受部、W・・・・・・ワーク、Wl・・・・・・溝
部、W2・・・・・・木口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークの木口側にその厚さのほぼ1/2を切削してテー
    パー面を有する掛合部と同じくテーパー面を有する受溝
    部とからなる追掛継手を成形する加工機であって、前記
    ワークの木口側より所定の距離を隔て、かつワークの中
    心線に対しほぼ直交状に設けられて前記受溝部のテーパ
    ー面、突合面および凹部溝を含む形状の溝部を切削する
    第1回転刃物を有する第1加工体を設けるとともに、該
    第1加工体に対しほぼ直交状に変位し、先端部を軸受部
    にて補強支持され、前記ワークの中心線より所定の距離
    を隔てて平行状に設けられて前記第1加工体の切削した
    溝部よりワークの木口側までの前記受溝部のテーパー面
    と前記掛合部のテーパー面および掛合面を切削成形する
    第2回転刃物を有する第2加工体を設は該第2加工体の
    先端側軸受部は前記第1加工体により切削した溝部内を
    移動可能に設けたことを特徴とする追掛継手加工機。
JP13559880U 1980-09-22 1980-09-22 追掛継手加工機 Expired JPS59176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13559880U JPS59176Y2 (ja) 1980-09-22 1980-09-22 追掛継手加工機

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JP13559880U JPS59176Y2 (ja) 1980-09-22 1980-09-22 追掛継手加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5757914U JPS5757914U (ja) 1982-04-05
JPS59176Y2 true JPS59176Y2 (ja) 1984-01-06

Family

ID=29495758

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JPS5757914U (ja) 1982-04-05

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