JPS5917527B2 - 高圧用コイルの製造方法 - Google Patents
高圧用コイルの製造方法Info
- Publication number
- JPS5917527B2 JPS5917527B2 JP51036329A JP3632976A JPS5917527B2 JP S5917527 B2 JPS5917527 B2 JP S5917527B2 JP 51036329 A JP51036329 A JP 51036329A JP 3632976 A JP3632976 A JP 3632976A JP S5917527 B2 JPS5917527 B2 JP S5917527B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage coil
- coil
- impregnating
- impregnating agent
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフライバックトランス等の高圧用コイルの製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
従来の高圧用コイルは、ボビン等に導線を巻回したのち
、真空あるいは常気圧下で含浸剤を含浸させ、その後常
気圧下で加熱硬化させたものである。
、真空あるいは常気圧下で含浸剤を含浸させ、その後常
気圧下で加熱硬化させたものである。
したがつて含浸剤の硬化はその外側より始まり、時間の
経過とともに次第に内側が硬化していくことになる。そ
のため含浸剤の硬化収縮の時間的ずれによつてコイル内
部に歪が生じたサ、外側が先に硬化するために内側のボ
ードがにげにくくコイル内部にそのまま残存したわして
、コロナ放電の生じる原因になつていた。本発明はこの
ような点に鑑みてなされたもので、含浸剤の加熱硬化時
にコイル内部に収縮時の歪やボードを残存させることの
ない高圧用コイルの製造方法を提供することを目的とす
るものであつて、コイルに振動を与えながら含浸剤を硬
化させることをその特徴とするものである。
経過とともに次第に内側が硬化していくことになる。そ
のため含浸剤の硬化収縮の時間的ずれによつてコイル内
部に歪が生じたサ、外側が先に硬化するために内側のボ
ードがにげにくくコイル内部にそのまま残存したわして
、コロナ放電の生じる原因になつていた。本発明はこの
ような点に鑑みてなされたもので、含浸剤の加熱硬化時
にコイル内部に収縮時の歪やボードを残存させることの
ない高圧用コイルの製造方法を提供することを目的とす
るものであつて、コイルに振動を与えながら含浸剤を硬
化させることをその特徴とするものである。
以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第１図において１は含浸剤を含浸する前の高圧５ 用コ
イルであつて、ボビン２の円周面上に、順次層間材を介
して導線を多層巻きしてなるコイル本体３を形成したも
のである。
イルであつて、ボビン２の円周面上に、順次層間材を介
して導線を多層巻きしてなるコイル本体３を形成したも
のである。
この高圧用コイル１に含浸剤を含浸硬化させるには、第
２図に示すように、内底面中央に前記高圧用コイル１の
ボビン１０２の内径と略等しい外径を有する突起４を有
し、かつ内径が高圧用コイル１の外径よりも幾分大きな
含浸容器５内に前記高圧用コイル１を、そのボビン２を
突起４ｆｆＣ嵌合させて配置し、その後この含浸容器５
内に含浸剤６を流し込んでコイル本体１５３内部に含浸
させる。この場合真空中で含浸させれば脱泡効果により
含浸状態は良好となるが、必ずしも真空中で含浸させる
必要はなく常気圧下での含浸であつてもよい。次にこの
含浸された高圧用コイル１を含浸容器５とともに振動装
置７上にｎ 載置して高圧用コイル１に振動を与えなが
ら含浸剤６を加熱硬化させる。なお振動装置Ｔの振動数
は含浸剤の種類、粘度等により適宜最適値を求めればよ
く、下は数１０Ｈ２から上は超音波振動の領域のもので
もよい。また含浸剤６を加熱硬化す２５る場合には、温
度槽中に少なくとも含浸容器５の全体を収納して加熱硬
化させればよい。このようにして形成された含浸剤の含
浸硬化された高圧用コイル１は、含浸容器５よりはずさ
れて、たとえば閉磁路を形成するコアの一辺に構成３０
された低圧用コイル上に嵌合されるとともに絶縁ケース
内に装填され、その絶縁ケースの空隙部に充填剤が充填
されてフライバツタトランスを構成する。
２図に示すように、内底面中央に前記高圧用コイル１の
ボビン１０２の内径と略等しい外径を有する突起４を有
し、かつ内径が高圧用コイル１の外径よりも幾分大きな
含浸容器５内に前記高圧用コイル１を、そのボビン２を
突起４ｆｆＣ嵌合させて配置し、その後この含浸容器５
内に含浸剤６を流し込んでコイル本体１５３内部に含浸
させる。この場合真空中で含浸させれば脱泡効果により
含浸状態は良好となるが、必ずしも真空中で含浸させる
必要はなく常気圧下での含浸であつてもよい。次にこの
含浸された高圧用コイル１を含浸容器５とともに振動装
置７上にｎ 載置して高圧用コイル１に振動を与えなが
ら含浸剤６を加熱硬化させる。なお振動装置Ｔの振動数
は含浸剤の種類、粘度等により適宜最適値を求めればよ
く、下は数１０Ｈ２から上は超音波振動の領域のもので
もよい。また含浸剤６を加熱硬化す２５る場合には、温
度槽中に少なくとも含浸容器５の全体を収納して加熱硬
化させればよい。このようにして形成された含浸剤の含
浸硬化された高圧用コイル１は、含浸容器５よりはずさ
れて、たとえば閉磁路を形成するコアの一辺に構成３０
された低圧用コイル上に嵌合されるとともに絶縁ケース
内に装填され、その絶縁ケースの空隙部に充填剤が充填
されてフライバツタトランスを構成する。
なお高圧用コイル１の形状にあたつては、本実３５施例
のように必ずしもボビン２を必要とするものではなく、
また扁平状の多層平巻きコイルではなくて、複数個の鍔
を有する分割型ボビンに形成された分割巻きコイルであ
つてもよく、特にその形状が限定されるものではない。
のように必ずしもボビン２を必要とするものではなく、
また扁平状の多層平巻きコイルではなくて、複数個の鍔
を有する分割型ボビンに形成された分割巻きコイルであ
つてもよく、特にその形状が限定されるものではない。
また含浸剤の材質も、エポキシ硼臥シリコン樹脂、ポリ
フッジエン樹脂等、所要の諸特性を満足するものであれ
ば任意のものでよく、その含浸方法についても必ずしも
本実施例のような含浸容器５を必要とするものではない
。さらに含浸剤硬化時の振動付与手段および振動付与方
向についても全く任意である。本発明は以上説明したよ
うに、含浸された高圧用コイルのその含浸剤の加熱硬化
にあたク、高圧用コイルに振動を与えながら硬化させる
ようにしたので、含浸剤は振動により移動しつつ硬化さ
れることになる。そのため硬化収縮時に生じる歪が緩和
されるとともに、ボード等も振動によつて移動するため
にコイル外部に逃げやすくなつてコロナ放電の発生原因
が除去され、品質の良好な高圧用コイルを提供すること
ができる。
フッジエン樹脂等、所要の諸特性を満足するものであれ
ば任意のものでよく、その含浸方法についても必ずしも
本実施例のような含浸容器５を必要とするものではない
。さらに含浸剤硬化時の振動付与手段および振動付与方
向についても全く任意である。本発明は以上説明したよ
うに、含浸された高圧用コイルのその含浸剤の加熱硬化
にあたク、高圧用コイルに振動を与えながら硬化させる
ようにしたので、含浸剤は振動により移動しつつ硬化さ
れることになる。そのため硬化収縮時に生じる歪が緩和
されるとともに、ボード等も振動によつて移動するため
にコイル外部に逃げやすくなつてコロナ放電の発生原因
が除去され、品質の良好な高圧用コイルを提供すること
ができる。
第１図は含浸前の高圧用コイルの縦断面図、第２図は本
発明の高圧用コイルの製造方法を説明するための縦断面
図である。 １・・・・・・高圧用コイル、５・・・・・・含浸容器
、６・・・・・・含浸剤、７・・・・・・振動装置。
発明の高圧用コイルの製造方法を説明するための縦断面
図である。 １・・・・・・高圧用コイル、５・・・・・・含浸容器
、６・・・・・・含浸剤、７・・・・・・振動装置。
Claims (1)
- １ 高圧用コイルに含浸された含浸剤を、前記高圧用コ
イルに振動を与えながら加熱硬化させることを特徴とす
る高圧用コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51036329A JPS5917527B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 高圧用コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51036329A JPS5917527B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 高圧用コイルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52118521A JPS52118521A (en) | 1977-10-05 |
| JPS5917527B2 true JPS5917527B2 (ja) | 1984-04-21 |
Family
ID=12466788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51036329A Expired JPS5917527B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 高圧用コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5917527B2 (ja) |
-
1976
- 1976-03-31 JP JP51036329A patent/JPS5917527B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52118521A (en) | 1977-10-05 |
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