JPS5917496Y2 - フツク状着脱機構を有するスライデイングノズル装置 - Google Patents
フツク状着脱機構を有するスライデイングノズル装置Info
- Publication number
- JPS5917496Y2 JPS5917496Y2 JP1975093445U JP9344575U JPS5917496Y2 JP S5917496 Y2 JPS5917496 Y2 JP S5917496Y2 JP 1975093445 U JP1975093445 U JP 1975093445U JP 9344575 U JP9344575 U JP 9344575U JP S5917496 Y2 JPS5917496 Y2 JP S5917496Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal frame
- sliding
- hook
- surface pressure
- nozzle device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はプレートの脱着が容易にして狭隘な空間部を
浸漬ノズル取付は上においても効果的に利用出来る溶融
金属容器、例えば取鍋、タンプ゛イシュ等の溶鋼注出流
量制御用機構、即ちスライディングノズル装置に関する
ものである。
浸漬ノズル取付は上においても効果的に利用出来る溶融
金属容器、例えば取鍋、タンプ゛イシュ等の溶鋼注出流
量制御用機構、即ちスライディングノズル装置に関する
ものである。
従来のスライディングノズル装置における面圧負荷設定
時においては、その面圧の保持に当ってボルトナツトに
よって固定するものは、個々のボルトナツトを取扱わね
ばならないという煩雑な作業と時間を要しており、又上
記溶融金属容器と下位に配置される鋳型との相互間に介
在する間隙は溶鋼の注入諸条件を起因として必然的に近
接状態のちとに設定されており、従って、スライディン
グノズル装置或は併用される浸漬ノズルの取付は装置の
大きさが非常に制約され、その結果特に頻繁に行われる
浸漬ノズルの交換作業が難度の高いものとなっていた。
時においては、その面圧の保持に当ってボルトナツトに
よって固定するものは、個々のボルトナツトを取扱わね
ばならないという煩雑な作業と時間を要しており、又上
記溶融金属容器と下位に配置される鋳型との相互間に介
在する間隙は溶鋼の注入諸条件を起因として必然的に近
接状態のちとに設定されており、従って、スライディン
グノズル装置或は併用される浸漬ノズルの取付は装置の
大きさが非常に制約され、その結果特に頻繁に行われる
浸漬ノズルの交換作業が難度の高いものとなっていた。
この考案ではこれ等の欠点を解消せんとするものであり
、その要旨は、溶融金属容器底側注湯口廻りに固定され
る上金枠1、上金枠1に着脱自在に取付けられる下金枠
3、上金枠1と下金枠3間に介在する固定プレー)A及
び摺動プレートB、および摺動金枠2を有し、両プレー
)A、B間の面圧を弾性機素を介して設定するスライデ
ィングノズル装置において、同装置が面圧設定手段の肉
弾性機素と面圧維持手段のみを有し、面圧維持手段は下
金枠1の摺動方向両側部に複数の弾性機素6を配設し、
同下金枠両側部に外方に伸延するフック保合用部材51
1/を突設し、一方基端を上金枠1の対応する両側部に
枢支してなるフック状掛止片4をその係合口4aがノズ
ル孔を通る摺動軸線に向けて開口するようにして下方に
伸延し、同フック状掛止片4をフック保合用部材6″′
と着脱自在に係合させることによって形成したことにあ
る。
、その要旨は、溶融金属容器底側注湯口廻りに固定され
る上金枠1、上金枠1に着脱自在に取付けられる下金枠
3、上金枠1と下金枠3間に介在する固定プレー)A及
び摺動プレートB、および摺動金枠2を有し、両プレー
)A、B間の面圧を弾性機素を介して設定するスライデ
ィングノズル装置において、同装置が面圧設定手段の肉
弾性機素と面圧維持手段のみを有し、面圧維持手段は下
金枠1の摺動方向両側部に複数の弾性機素6を配設し、
同下金枠両側部に外方に伸延するフック保合用部材51
1/を突設し、一方基端を上金枠1の対応する両側部に
枢支してなるフック状掛止片4をその係合口4aがノズ
ル孔を通る摺動軸線に向けて開口するようにして下方に
伸延し、同フック状掛止片4をフック保合用部材6″′
と着脱自在に係合させることによって形成したことにあ
る。
なお図中において、5は容器底、6.6’、 6″、
6″′は下金枠3を構成している弾性機素、保護筒、受
圧プレート及びフック係合部材、7は上ノズル、8は下
ノズル、9はブラケット、10は取手を示す。
6″′は下金枠3を構成している弾性機素、保護筒、受
圧プレート及びフック係合部材、7は上ノズル、8は下
ノズル、9はブラケット、10は取手を示す。
この考案によれば、本考案に係るスライテ゛イングノズ
ル装置(以下単にSN装置と称する)が容器底部にセッ
トされるに当っては、まず容器底部が垂直になるように
容器を横倒状態にして待期させる。
ル装置(以下単にSN装置と称する)が容器底部にセッ
トされるに当っては、まず容器底部が垂直になるように
容器を横倒状態にして待期させる。
その後、予め組立を行い面圧負荷設定等して組立完成し
たSN装置を用意しておいて、このSN装置上のブラケ
ット9を容器底部5より伸びた所要の固定部に取付ける
ことによりセラl−が完了するものであり、これがいわ
ゆるカセット型SN装置の装着である。
たSN装置を用意しておいて、このSN装置上のブラケ
ット9を容器底部5より伸びた所要の固定部に取付ける
ことによりセラl−が完了するものであり、これがいわ
ゆるカセット型SN装置の装着である。
次にSN装置自体の組立に当っては、容器外の床上でな
されるが、そのためには、第1図において上金枠1より
下方の下ノズル8までの構造を同上金枠を一番下に置き
、下ノズル8が上方に向くようにした状態のもとにして
床面で組立てるものであるが、具体的にはまず床面上に
上金枠1の容器底面側を下にして置き、この上に固定プ
レートAをセットし、フック4を外側に拡げておく。
されるが、そのためには、第1図において上金枠1より
下方の下ノズル8までの構造を同上金枠を一番下に置き
、下ノズル8が上方に向くようにした状態のもとにして
床面で組立てるものであるが、具体的にはまず床面上に
上金枠1の容器底面側を下にして置き、この上に固定プ
レートAをセットし、フック4を外側に拡げておく。
次に摺動プレー)Bと、下ノズル8とをセットした摺動
金枠2を載せ、その上に下金枠3、弾性機素であるバネ
6と同バネの受金を一体にしたものを置いた後、バネ締
付手段(図示せず)を上金枠1と下金枠3にかけてバネ
6を圧縮していく。
金枠2を載せ、その上に下金枠3、弾性機素であるバネ
6と同バネの受金を一体にしたものを置いた後、バネ締
付手段(図示せず)を上金枠1と下金枠3にかけてバネ
6を圧縮していく。
およそ同バネが引掛けられそうな予定位置になったとこ
ろ取手10によりフック4を下金枠3の一部より突出し
た個所フック係合部材に引掛けて面圧負荷設定が終り組
立作業も終了する。
ろ取手10によりフック4を下金枠3の一部より突出し
た個所フック係合部材に引掛けて面圧負荷設定が終り組
立作業も終了する。
しかる後面圧負荷装置を外して容器底部へのセット準備
が完了したSN装置本体を得るものである。
が完了したSN装置本体を得るものである。
尚本考案における固定プレー)A摺動プレーt−B間の
面圧は予め所要設定面圧に適合させたバネ特性を有する
弾性機素6を用いれば良く、又弾性機素に附加してその
他慣用の面圧調整手段を用いてを差仕えない。
面圧は予め所要設定面圧に適合させたバネ特性を有する
弾性機素6を用いれば良く、又弾性機素に附加してその
他慣用の面圧調整手段を用いてを差仕えない。
本考案はSN装置を容器底部に取付けたよ・でも行える
事は云う迄もない。
事は云う迄もない。
従って本SN装置は下記の効果を奏することができる。
(1) フック状掛合片のフック係合用ロッドへの瞬
時の保合、離脱により面圧の保持、解除を迅速かつ容易
に行える。
時の保合、離脱により面圧の保持、解除を迅速かつ容易
に行える。
特にフック状掛止片の係合口がノズル孔を通る摺動軸線
に向けて開口しているので、係合、離脱が容易である。
に向けて開口しているので、係合、離脱が容易である。
その結果実作業においてプレート交換は15分程で行う
ことができ弾性機素のみの交換は2分位で行える。
ことができ弾性機素のみの交換は2分位で行える。
これに対して従来のボルトナツト式スライテ゛イングノ
ズル装置は複数のボルトナツトの組を一組ずつ対角に締
付けてゆかねばならず操作者に高熱下において長時間の
重筋作業を強いることになる。
ズル装置は複数のボルトナツトの組を一組ずつ対角に締
付けてゆかねばならず操作者に高熱下において長時間の
重筋作業を強いることになる。
そのため具体的実作業においてプレーI・交換作業は3
0分以上、弾性機素のみの交換であっても10分以上を
要する。
0分以上、弾性機素のみの交換であっても10分以上を
要する。
これによって操業度も悪化し、さらに長く注湯作業を停
止することによってライニングの損傷(鍋耐火物ライニ
ングの冷却によるスポーリング発生による損傷)やスイ
デイングノズル装置側の耐火物プレートも損傷すること
になる。
止することによってライニングの損傷(鍋耐火物ライニ
ングの冷却によるスポーリング発生による損傷)やスイ
デイングノズル装置側の耐火物プレートも損傷すること
になる。
(2)フック式なので均等な面圧を一瞬にして保持する
ことができる。
ことができる。
しかるにボルト・ナツト式では各組のボルト・ナツトの
締付量、ボルト特性の相違によって面圧は不均一となら
ざるを得ない。
締付量、ボルト特性の相違によって面圧は不均一となら
ざるを得ない。
またそれを克服して均一な面圧をかけようとすれば゛何
回もトライアルアンドエラーをやるしかなく作業に相当
の時間を要する。
回もトライアルアンドエラーをやるしかなく作業に相当
の時間を要する。
具体的にはボルト・ナツト式においては摺動プレートを
初期摺動において面圧が変化することから、初期摺動の
前後において面圧調整を行わなくてはならない。
初期摺動において面圧が変化することから、初期摺動の
前後において面圧調整を行わなくてはならない。
(3)下金枠は摺動面からセパレートでき、フック状掛
止片の使用による効果とあいまってプレート交換作業を
容易かつ迅速に行える。
止片の使用による効果とあいまってプレート交換作業を
容易かつ迅速に行える。
(4)さらにフック状掛止片の使用によってスライテ゛
イングノズル装置のその他の構成を簡素化、機能化する
ことができる。
イングノズル装置のその他の構成を簡素化、機能化する
ことができる。
第1図は本考案に係るフック状着脱機構を有するスライ
テ゛イングノズル装置の縦断面図、第2図は第1図I−
I線における一部縦断面図。 A:固定プレート、B:摺動プレート、1:上金枠、2
:摺動金枠、3:下金枠、4:フック状掛止片、6“′
:フツク係合部材。
テ゛イングノズル装置の縦断面図、第2図は第1図I−
I線における一部縦断面図。 A:固定プレート、B:摺動プレート、1:上金枠、2
:摺動金枠、3:下金枠、4:フック状掛止片、6“′
:フツク係合部材。
Claims (1)
- 溶融金属容器底側注湯口廻りに固定される上金枠1、上
金枠1に着脱自在に取付けられる下金枠3、上金枠1と
下金枠3間に介在する固定プレートA及び摺動プレー)
B、および摺動金枠2を有し、両プレー)A、B間の面
圧を弾性機素を介して設定するスライディングノズル装
置において、同装置が面圧設定手段の肉弾性機素と面圧
維持手段のみを有し、面圧維持手段は下金枠3の摺動方
向両側部に複数の弾性機素6を配設し、同下金枠両側部
に外方に伸延するフック係合用部材6″を突設し、一方
基端を上金枠1の対応する両側部に枢支してなるフック
状掛止片4をその係合口4aがノズル孔を通る摺動軸線
に向けて開口するようにして下方に伸延し、同フック状
掛止片4をフック係合用部材6“′と着脱自在に係合さ
せることによって形成したことを特徴とするフック状着
脱機構を有するスライディングノズル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975093445U JPS5917496Y2 (ja) | 1975-07-03 | 1975-07-03 | フツク状着脱機構を有するスライデイングノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975093445U JPS5917496Y2 (ja) | 1975-07-03 | 1975-07-03 | フツク状着脱機構を有するスライデイングノズル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS527817U JPS527817U (ja) | 1977-01-20 |
JPS5917496Y2 true JPS5917496Y2 (ja) | 1984-05-22 |
Family
ID=28575318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975093445U Expired JPS5917496Y2 (ja) | 1975-07-03 | 1975-07-03 | フツク状着脱機構を有するスライデイングノズル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917496Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4875424A (ja) * | 1971-12-29 | 1973-10-11 | ||
JPS4979325A (ja) * | 1972-12-06 | 1974-07-31 |
-
1975
- 1975-07-03 JP JP1975093445U patent/JPS5917496Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4875424A (ja) * | 1971-12-29 | 1973-10-11 | ||
JPS4979325A (ja) * | 1972-12-06 | 1974-07-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS527817U (ja) | 1977-01-20 |
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