JPS59174531A - 酸化物磁性粒子の製造方法 - Google Patents
酸化物磁性粒子の製造方法Info
- Publication number
- JPS59174531A JPS59174531A JP58046008A JP4600883A JPS59174531A JP S59174531 A JPS59174531 A JP S59174531A JP 58046008 A JP58046008 A JP 58046008A JP 4600883 A JP4600883 A JP 4600883A JP S59174531 A JPS59174531 A JP S59174531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- oxide
- magnetic recording
- oxides
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compounds Of Iron (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、酸化物磁性粒子の製造方法に関するもので、
特にW組型の結晶構造を呈する六方晶フェライト粒子の
磁気特性を改善することを目的とする。
特にW組型の結晶構造を呈する六方晶フェライト粒子の
磁気特性を改善することを目的とする。
近年、磁気ディスクの出現以来、高密度な磁気記録の技
術が一層発展するとともに、数多くの研究機関で研究が
なされている。
術が一層発展するとともに、数多くの研究機関で研究が
なされている。
このような高密度な磁気記録の一つとして垂直磁気記録
方式が提案されている。(例えば日経エレクトロニクス
誌 扁192,1978.8.7号100111ページ
) 垂直磁気記録方式の磁気媒体として要求されることは概
略的には、(イ)記録面に垂直な磁気異方性を有するこ
と、(ロ)程度の保磁力を有すること、el)高い飽和
磁化を有することが要求される。
方式が提案されている。(例えば日経エレクトロニクス
誌 扁192,1978.8.7号100111ページ
) 垂直磁気記録方式の磁気媒体として要求されることは概
略的には、(イ)記録面に垂直な磁気異方性を有するこ
と、(ロ)程度の保磁力を有すること、el)高い飽和
磁化を有することが要求される。
本発明者の一部は、このような要求を満足できる磁性粒
子として、W組型の六方晶フェライト粒子を用いた磁気
記録媒体を特願昭57−216658号で提案している
。
子として、W組型の六方晶フェライト粒子を用いた磁気
記録媒体を特願昭57−216658号で提案している
。
W組型の六方晶フェライト粒子(以下W相フェライトと
、呼ぶ。)は、一般式BaMe 2 Fe 16027
(但しMe は2価金属)で表わされる。このフェ
ライト粒子の磁化容易軸は板状面に垂直な方向であるか
ら、磁気配向させながらペーステープに塗付すれば、テ
ープ面に垂直な一軸異方性をとることができる。
、呼ぶ。)は、一般式BaMe 2 Fe 16027
(但しMe は2価金属)で表わされる。このフェ
ライト粒子の磁化容易軸は板状面に垂直な方向であるか
ら、磁気配向させながらペーステープに塗付すれば、テ
ープ面に垂直な一軸異方性をとることができる。
ところで、 Fe 等を含むW相フェライトは一般に
熱処理時に雰囲気制御を必要とすることが多い。
熱処理時に雰囲気制御を必要とすることが多い。
W、組型の六方晶フェライト粒子を固相反応いわゆる粉
末冶金法で製造する場合1粒子の最適粒度を得るために
はゾールミルや振動ミルなどによる物理的な粉砕工程を
経なければならない。この結果機械的歪および粒成長、
焼結などによって保磁力IHcが小さくなるという欠点
があった。
末冶金法で製造する場合1粒子の最適粒度を得るために
はゾールミルや振動ミルなどによる物理的な粉砕工程を
経なければならない。この結果機械的歪および粒成長、
焼結などによって保磁力IHcが小さくなるという欠点
があった。
本発明の目的は、このような点に鑑み、飽和磁化を劣化
させることなく、つ気中の熱処理によシ■Hcおよび角
形性を大幅に向上させ得る製造方法を提供することにあ
る。角型比は、テープに塗布した時の垂直磁気異方性に
比例するもので、大きいことが望ましい。またIHcは
、いわゆる中程度。
させることなく、つ気中の熱処理によシ■Hcおよび角
形性を大幅に向上させ得る製造方法を提供することにあ
る。角型比は、テープに塗布した時の垂直磁気異方性に
比例するもので、大きいことが望ましい。またIHcは
、いわゆる中程度。
即ち、実用的に4000e以上、好ましくは6000e
以上15000e以下であることが高い記録密度を得る
ために必要である。
以上15000e以下であることが高い記録密度を得る
ために必要である。
本発明の方法は原料組成物として、 Ba 、 Sr
。
。
pbおよびCaのそれぞれの炭酸塩あるいは酸化物の少
なくとも一種と、 Cu 、 Zn 、 Ni 、 C
o 、 Mn 。
なくとも一種と、 Cu 、 Zn 、 Ni 、 C
o 、 Mn 。
MgおよびFeのそれぞれの酸化物あるいは加熱によシ
該酸化物となる化合物の少なくとも一種と。
該酸化物となる化合物の少なくとも一種と。
酸化鉄あるいは加熱によシ酸化鉄となる鉄化合物との混
合物を仮焼し、物理的に粉砕した後、焼鈍することによ
って、板状のW相を含むフェライト粒子を得ることを特
徴とした酸化物磁性粒子の製造方法である。
合物を仮焼し、物理的に粉砕した後、焼鈍することによ
って、板状のW相を含むフェライト粒子を得ることを特
徴とした酸化物磁性粒子の製造方法である。
ここで、焼鈍は機械的歪を取シ除くためのもので、結晶
粒の成長をきたさない程度で行なうことが必要で、85
0℃〜1250℃の温度範囲で行なうことが良い。
粒の成長をきたさない程度で行なうことが必要で、85
0℃〜1250℃の温度範囲で行なうことが良い。
本発明の方法によシ得られるフェライトは、化学式RM
e:Fe、6027=RO’2MeIIO’8Fe’f
f1O5(但し、RはBa 、 Sr 、 Pb 、
Caの少なくとも一種、 Me はFe 、 Cu1
Zn 、 Cd 、 Ni 、 Mu 、 Mg 、
Coの少なくとも一種)で示される化学量論的組成のW
相型六方晶フェライトのみでな(、RO−u(Me”O
)・vve2o5 (但しUは1.7〜2.3.vは7
.6〜8.4)で表わされる組成物をも包含することを
意味する。
e:Fe、6027=RO’2MeIIO’8Fe’f
f1O5(但し、RはBa 、 Sr 、 Pb 、
Caの少なくとも一種、 Me はFe 、 Cu1
Zn 、 Cd 、 Ni 、 Mu 、 Mg 、
Coの少なくとも一種)で示される化学量論的組成のW
相型六方晶フェライトのみでな(、RO−u(Me”O
)・vve2o5 (但しUは1.7〜2.3.vは7
.6〜8.4)で表わされる組成物をも包含することを
意味する。
またSiO、B’aFe204. CaOその他の添加
物を含むこともできる。
物を含むこともできる。
以下本発明の実施例について詳細に説明する。
実施例−1
出発原料として炭酸バリウムBaCC)s #酸化銅C
uO、亜鉛華ZnOおよび酸化鉄Fe2o3を1モル比
で# BaO:CuO:ZnO:Fe2O3””1 :
0.8 : 1−2 : 8となるようにそれぞれ秤
量し、ボールミルで一様に混合後。
uO、亜鉛華ZnOおよび酸化鉄Fe2o3を1モル比
で# BaO:CuO:ZnO:Fe2O3””1 :
0.8 : 1−2 : 8となるようにそれぞれ秤
量し、ボールミルで一様に混合後。
1250℃で2時間、大気中で仮焼しW型の大方晶フェ
ライトとした。この後粗粉砕して篩分は後。
ライトとした。この後粗粉砕して篩分は後。
−325メツシユの粉末をスチールボールド−緒J
・にゾールミルで粉砕した。
・にゾールミルで粉砕した。
粉砕時間に対応して、粉砕したフェライト粒子の単位重
量当シの飽和磁化モーメントσ と抗磁力tl(cと乾
式磁場配向させた粉末の角形比σr/”sを逐次振動磁
力計で測定した。
量当シの飽和磁化モーメントσ と抗磁力tl(cと乾
式磁場配向させた粉末の角形比σr/”sを逐次振動磁
力計で測定した。
また、これらフェライト粒子を、それぞれ1000℃で
1時間大気中で焼鈍を行った後、同様にσs s IH
cと角型比σr/σ8を測定した。その結果を第1図に
まとめて示す。
1時間大気中で焼鈍を行った後、同様にσs s IH
cと角型比σr/σ8を測定した。その結果を第1図に
まとめて示す。
第1図から明らかなように、σ8は焼鈍によってもtl
とんど変化しないがy IHeは、焼鈍にょシ歪が取シ
のぞかれるため、粉砕土シよシはぼ2倍以上に改善され
る。
とんど変化しないがy IHeは、焼鈍にょシ歪が取シ
のぞかれるため、粉砕土シよシはぼ2倍以上に改善され
る。
垂直磁気記録用の磁気媒体としては、実用的にはσ8は
略60 emu/gr以上m!Hcki略600(Oe
)以上が良く、シかも両者が大きいことが良いとされて
いることに照して、焼鈍による効果の大きいことが理解
されよう。また第1図から角形比σ譜。
略60 emu/gr以上m!Hcki略600(Oe
)以上が良く、シかも両者が大きいことが良いとされて
いることに照して、焼鈍による効果の大きいことが理解
されよう。また第1図から角形比σ譜。
が大幅に向上していることが分り、7o%以上で最高の
ものは80%を越えている。このことは。
ものは80%を越えている。このことは。
この粒子をテープに磁界中で塗付した時には、これ以上
の角形比を得ることが可能なことを意味している。
の角形比を得ることが可能なことを意味している。
実施例−21
組成が1.モル比でBaO:ZnO:CdO:Fe2O
,= 1 : 1.2: 0.8 : 8となるように
、原料炭酸バリウム、亜鉛華、酸化カドミウム酸化鉄を
それぞれ秤量し、前記実施例−1と同様に混合、仮焼、
粉砕し、さらに焼鈍を行った。その時の粉砕時毎の重量
当シの飽和磁化モーメントσ 及び保磁力IHcを第1
表にまとめて示した。
,= 1 : 1.2: 0.8 : 8となるように
、原料炭酸バリウム、亜鉛華、酸化カドミウム酸化鉄を
それぞれ秤量し、前記実施例−1と同様に混合、仮焼、
粉砕し、さらに焼鈍を行った。その時の粉砕時毎の重量
当シの飽和磁化モーメントσ 及び保磁力IHcを第1
表にまとめて示した。
粉砕上シに比して焼鈍後に、σ はわずかに太き〈なっ
ているにすぎないがs IHCは格段に向上し。
ているにすぎないがs IHCは格段に向上し。
2倍以上の値をとっていることが明らかである。
また角形比σr/σ8も大幅に向上していることが明ら
かである。
かである。
以下余白
上記実施例から明かなように1本発明の方法によれば、
保磁力および角型比ともに大巾に改善されたW和製の六
方晶フェライト粒子を得ることができる。
保磁力および角型比ともに大巾に改善されたW和製の六
方晶フェライト粒子を得ることができる。
従って2本発明の方法によって得たフェライト粒子を、
磁気記録媒体用の磁性粒子へ用いた場合。
磁気記録媒体用の磁性粒子へ用いた場合。
高密度な磁気記録を生産性の良い塗布型テープで達成す
ることができる。
ることができる。
また1本発明の方法によって得たフェライト粒子は、前
述したように板状の面に垂直な磁化容易軸を有するので
、磁気配向させれば、垂直磁気記録方式に好適である。
述したように板状の面に垂直な磁化容易軸を有するので
、磁気配向させれば、垂直磁気記録方式に好適である。
本発明の方法によって得たフェライト粒子゛を用いた磁
気記録媒体は従来のフェライトを用いたVTRテープに
比べ、記録密度で50チ以上、最高2倍以上の改善を図
ることができた。
気記録媒体は従来のフェライトを用いたVTRテープに
比べ、記録密度で50チ以上、最高2倍以上の改善を図
ることができた。
第1図は、実施例1におけるフェライト粒子の粉砕上シ
および焼鈍後の飽和磁化モーメントσ8゜角形比σr/
lFsおよび保磁力tHCと粉砕時間との関係を示すグ
ラフである。
および焼鈍後の飽和磁化モーメントσ8゜角形比σr/
lFsおよび保磁力tHCと粉砕時間との関係を示すグ
ラフである。
Claims (1)
- 1、 原料組成物として、 Ba 、 Sr 、 Pb
およびCaのそれぞれの炭酸塩あるいは酸化物の少なく
とも一種と、 Cu 、 Zn 、 Ni 、 Co
、 Mn 、 MgおよびFeのそれぞれの酸化物ある
いは加熱によシ該酸化物となる化合物の少々くとも一種
と、酸化鉄あるいは加熱によシ酸化鉄となる鉄化合物と
の混合物を仮焼し、物理的に粉砕した後、焼鈍すること
によって、板状のW相を含むフェライト粒子を得ること
を特徴とした酸化物磁性粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58046008A JPS59174531A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 酸化物磁性粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58046008A JPS59174531A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 酸化物磁性粒子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59174531A true JPS59174531A (ja) | 1984-10-03 |
Family
ID=12735033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58046008A Pending JPS59174531A (ja) | 1983-03-22 | 1983-03-22 | 酸化物磁性粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59174531A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0220586A2 (de) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | Bayer Ag | Feinteilige isometrische Hexaferritpigmente mit W-Struktur, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung |
US6663843B2 (en) * | 2000-07-28 | 2003-12-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method of producing barium-containing composite metal oxide |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612005A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-05 | Shigemi Suzuki | Steam engine |
-
1983
- 1983-03-22 JP JP58046008A patent/JPS59174531A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612005A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-05 | Shigemi Suzuki | Steam engine |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0220586A2 (de) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | Bayer Ag | Feinteilige isometrische Hexaferritpigmente mit W-Struktur, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung |
US6663843B2 (en) * | 2000-07-28 | 2003-12-16 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method of producing barium-containing composite metal oxide |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0183988A2 (en) | Magnetic powders for magnetic recording media and magnetic recording media employing said magnetic powder therein | |
JP2002313617A (ja) | 永久磁石およびその製造方法 | |
JP3488416B2 (ja) | フェライト磁石の製造方法 | |
US3047505A (en) | Magnetic recording media | |
JPS59174531A (ja) | 酸化物磁性粒子の製造方法 | |
JPH06231930A (ja) | 磁気カード用マグネトプランバイト型フェライト粒子粉末及びその製造法 | |
JPS6217841B2 (ja) | ||
JPS60255628A (ja) | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末及びその製造法 | |
JP3337046B2 (ja) | コバルトと鉄とを主成分とする紡錘状金属磁性粒子粉末及びその製造法 | |
JP2515328B2 (ja) | 六方晶系フェライト微粒子およびその製造方法 | |
JP4469995B2 (ja) | 低保磁力フェライト磁性粉ならびに磁性塗料および磁気シート | |
JPH07201548A (ja) | 六方晶フェライト粒子の製造方法 | |
JPS6011232A (ja) | 酸化物磁性粒子の製造方法 | |
JPH0727809B2 (ja) | 六方晶系フエライト粒子粉末の製造方法 | |
JP2001123207A (ja) | 磁気記録用Fe及びCoを主成分とする紡錘状合金磁性粒子粉末の製造法 | |
JP2775740B2 (ja) | 高周波高透磁率磁性材料 | |
JPS6331924B2 (ja) | ||
JPS6355122A (ja) | 磁性粉末 | |
JP2735281B2 (ja) | 磁気記録媒体用磁性粉末の製造方法 | |
JPH0143687B2 (ja) | ||
JP3052668B2 (ja) | 高い飽和磁化を有する低キュリー点磁気記録粉末 | |
JPH0764567B2 (ja) | 磁気記録用板状マグネトプランバイト型フエライト微粒子粉末 | |
JPH07126704A (ja) | 紡錘状を呈した鉄を主成分とする金属磁性粒子粉末及びその製造法 | |
JP2799590B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH08119634A (ja) | 磁気記録粉末 |