JPS5917390A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はｆｃ濯槽の底部に設けた回転翼を回転させて洗
濯する洗濯機に関し、その目的とするところは布傷みが
少なくて布の上下の入れ替わりが頻繁になりむらなく洗
濯できる洗濯機を得んとするものである。

従来洗濯機は、洗濯槽底部に設けた回転翼を高速で回転
させて渦巻水流を発生させて洗濯する渦巻式のものと、
洗濯槽底部に高さの高い撹拌翼を設けて、この撹拌翼を
左右交互に１回転しないうちに切替えて洗濯する撹拌式
のものとがある。渦巻式のものは強い水流で布の回転が
激しく洗浄力は強いが、布が傷みやすい。又撹拌式のも
のは渦　　　　　　　：′１ビ 巻成に比へ布傷みが少ない代り中央に高きの高い撹拌翼
がある関係から、布の回転特に上の布と下の布との入れ
替わりが少なく、洸いむらが生じ、／１ｃｉｓ力が弱い
等夫々問題を有していた。

本発明は新規な回転翼を使用することにょって、布傷み
が少なく且つ布の上下の入れ替わりが頻繁になり洸いむ
らが少なく洗浄力も良い洗濯機を提供せんとするもので
ある。

以下本発明を図に基すき説明する。

（１）は脱水槽を兼ねる洗濯槽で、その周壁には多数の
脱水孔（２）を有し、その口縁にはバランスリンタ〈３
）か取付けられている。そして洗１槽〈１〉の底部中央
には、新規な回転翼（４）が配設されている。洗濯槽（
１）は外槽（５）内に設けられ、外槽（５）の底部には
、洗濯槽（１）や回転翼（４）を回転せしめる駆動モー
タ（６）やクラ・／テやブレーキ装置等を有する駆動機
構（７）が装着きれ、かかる外槽〈５〉は機枠（８）　
４１部より複数の吊棒（９）にて防振的に吊下されてい
る。

而して前記回転翼（４）は、円形のベース（１０）と、
このベース（ｌＯ）の周縁より中央に向ってしだいに突
出きれた略三角柱状の突出ｇＩ！ｍ）と、この突出部の
三角形の各頂点よりベース〈１０）の周縁に向って突設
された羽根（１２）とから構成される。各羽根（１２）
は第（３）図から明らかな如くベース（１０）の周縁に
向って同方向（図では右方向）にゆるやかに曲線を描い
て偏向している。前記突出部（１１）の高さく旧は円形
ヘー゛ス（１０）の外径（ｄ）の約１７２程度で且つ洗
濯槽（１）の水面の高さくｈ）より低くなるよう定めら
れている。実施例においては、洗濯槽（１）の内径（Ｄ
）＝　４００　［［１１１１１コに対し、円形ベース（
１０）の外径（ｄ）　＝３２０［ｍｍ］　、突出部（１
１）の高さくＨ）−１４０［ｍｍ］である。

前記突出部（１１）の頂部には、一段径の小さくなった
頂部略三角柱（１３）が形成されている。この三角柱（
１３）の側面の傾斜（θ２）は第（４〉図の如くその下
の径の大きい三角柱（前記突出部＜１１＞）の側面上端
の傾斜（θ１）より緩やかになっている。実施例のもの
では（θ２＞＝　１２°、（θ１）＝８°である。図で
（１４）は翼軸（１５）の頂部と嵌合するボスで、回転
翼頂部裏側に設けたポス（１６）にインサートされてい
る。回転翼（４）は翼軸（１５）頂部に取付ネジ（１７
）を締着することにより翼軸に取付けられる。

前記回転翼（４）は左右交互に回転されるが、その回転
数は従来の回転翼の回転数４５０［ｒ、ｐ、ｍ］〜７２
０［ｒ、ｐ、ｍ］に比べ低く　３００［ｒ、ｐ、ｍ］以
下におきえである。実施例のものは約１８０［ｒ、ｐ、
ｍ］に定めである。そして右へ１秒〜２秒間回転せた後
０．５秒〜１秒間停止し、左へ１秒〜２秒間回転し０．
５秒〜１８間停止するという反転サイクルとなっている
。この回転翼（４）の反転サイクルは、回転翼（４ンの
回転にまり洗濯槽（１）内の水面か第（２）図一点鎖線
の如くすり杯状に中央部か低くなっても、前記突出部（
１１）よりも低くならない値となっている。

かかるものにおいて洗濯槽（１）へ給水し布（Ｃ）を入
れ、回転翼（４）を回転させると、回転翼（４）の下部
では従来から使用きれている回転翼と同じように布を水
平方向に回転きせようとする水流を生し、回転翼の上部
では突出部（１１）の三角柱状の面や羽根（１２）によ
って布を浮き沈みさせる力を与える。その結果布は、第
（１）図矢印の如く洗濯槽側壁に沿って一担回転翼の方
ｔ・沈み、その後三角柱状の突出部（１１）に沿って浮
ひ上がってくるような運動をしながら水平方向に回転す
る。

特に回転翼の三一つの羽根（１２）が第（３）図の如（
同方向（右方向）にゆるやかに曲線を描いて偏向してい
るので、回転翼（４）の回転が左と右でその発′トする
水流に差ができ、右回転の場合はより布を上へ浮き上が
らせるような水流が強まる。これは右回転の方がより強
い力を水に与えるので、洗濯横壁に強く当ってその反動
で浮き上がるような水流が生しるのである。この結果布
の上下の動きが大きくなる。

そして突出部（１１）か水面下になるようにしであるの
で、浮び上がってきた布は、突出部（１１〉上を乗り越
えやすくなって大きな動きとなる。この際突出部（１１
）は円筒状ではなく三角柱状になっているので、この突
出部でもって布を周囲へ追いやろうとする水流を発生さ
せ、布が突出部へからみつかないようにしている。

特にこの場合、突出部（１１）の頂部には、一段径の小
さくなった頂部略三角柱（１３）が形成されているので
、大きな径の突出部（１１）の上端部と小さな径の頂部
略三角柱（１３）とでもってこの付近に乱流を発生させ
て、この部分へ布が一層からみつきに＜＜シており、又
突出部（１１）の側面上端の傾斜角（θ１）＜　　頂部
略三角柱（１３）の側面傾斜角（θ２）となっているの
で、布が回転翼（４〉を上を一段と乗り越えやすくなる
。

従来洗濯槽中央部に高さの高い撹拌翼を有する撹拌式の
ものでは、布か撹拌翼にからみつきやすいので、その反
転サイクルを、例えば、０．８秒回転、０．５秒停止と
いう極く短いものにしなければならなかったが、本発明
では布が回転翼の突出部（１１）にからみつきにくいの
で、その反転サイクルを前述した通り従来のものに比へ
長くでき、タイマの反転接点や軸受の寿命やモーターの
温度上昇に有利になり、又洗浄力の向上にもつながる。

更にからみつきにくいのでからみついて布に無理な引張
り力が働らくことがなく布傷みも少なくなる。

又回転翼の回転数か従来のものに比へ低くしであるので
、それたけても布傷みは少なくなり、Ｇこもかかわらす
、布の上下の動きが撹拌式のもの（こ比へ活発になり、
洸いむらか少なくなって１５１１：浄効来が増す。

ところで回転翼（４）の大きさは第（５）図と第（６）
図の実験テークより定められた。第（５）図は、円形ベ
ース（１０）の直径（ｄ）と洸、！槽（１）の内径（Ｄ
）の比に対する布の毎分の水平方向の回転数の関係を示
すグラフで、これによると円形ベース（ｌＯ）の直径か
大きいはと布の回転が多くなり、洗浄力が向上すること
がわかるか、あまり大きいと洗濯槽（１）の強度を丈夫
なものにしにくくなるので、範囲（Ａ＞で示す如＜０．
７＜　　ｄ／Ｄ＜　０．９程度がよい。実施例てはＤ＝
４ｏｏ［ｍｍ］、ａ＝３２ｏ［ｍｍ］たからｄ／Ｄ−〇
、８である。

第（６）図は回転翼（４）の突出部（１１）の高さくＨ
）と円形ヘ−ス（１０）の直径（ｄ）の比と、布の毎分
の上ドの入れ替わり回数及び自動化率の関係を示すグラ
フで、突出部（１１）の高さか高くなるほど、突出部か
邪魔になってさて布の上下の入れ替わり回数か減るか、
一方自動化率（脱水時に異常振動が起こらずに運転が最
終脱水工程まで途中止まらずに自動的に行なわれる割合
）は、突出部〈１１）が高くなるほと布か突出部の周囲
に均等に分布しやすいので高くなり、その結果、布の上
下入れ替わり回数と自動化率を共に満足きせるようなＨ
／ｄは、範囲（Ｂ）で示す如＜０．４＜　　Ｈ／ｄ＜０
．５つまり突出部の高さく）Ｉ）は円形ベースの直径（
ｄ）の約１７２程度ということかわかった。実施例では
ｄ−３２０［ｍｍ］　Ｈ＝１４０　［ｍｍ　３でＨ／ｄ
＝　０．４４である。勿論このようにして定めた突出部
（１１）の高きは、洗濯槽（１）内の水面よりも突出し
ない範囲となっている。尚これらの子−夕は定格負荷量
で溶比（洗濯槽内の水の重さ／布の重Ｆ：１＝１０で行
なった実験に基つくものである。

以上の如く本発明によれは、洗濯槽（１）の底部に、円
形のベース（ｌＯ）と、このベースの周縁より中央へ向
ってしたいに突出きれた略三角柱状の突出部（１１）と
、この突出部の三角形の各頂点よりベースの周縁に向い
突設された羽根（１２）とからなる回転翼（４）を配設
し、突出部の高さを円形ベースの外径の１７２程度て洗
濯槽の水面よりも突出しない範囲とし、かかる回転翼を
毎分３００回転以下の低速で左右交互に回転させたので
、回転翼の布に与える衝撃か従来の渦巻式のものに比へ
柔らけられ、しかも突出部（１１）が三角柱状で且つ水
中に注文回転翼の下部では布を水平方向に回転させ、回
転の上部では布を上下に浮き沈みさせる力を与え、布を
一拒洗濯槽側壁に沿って回転翼の方へ沈ませその後突出
部に沿って上昇させながら水平方向にも回転浮せ、上昇
した布は突出部が水中（こ沈んで三角柱状になっている
関係上、突出部にからみつくことなく突出部を簡単に乗
り越えること力（でき、全体として上下に大きな動きが
発生する。

特に本発明によると、三つの羽根〈１２）が同方向にゆ
るやかに曲線を描いて偏向しているので、回転翼の左右
の回転でその発生する水流に差ができ、偏向している側
に回転すると布を上へ浮き上がらせるような水流が強ま
り、この結果として布の一ヒ下の入れ替わりが頻繁にな
り、布傷みが少な（１のにもかかわらす従来の撹拌式に
比へ洸し）むら力（少なくなって洗浄力を増大すること
ができる。

更に突出部に布がからみつきに＜０ので、撹拌戊に比へ
回転翼の回転時間を長くでき、このことからも洗浄力が
向上し、又タイマの反転接点や軸受やモーターに与える
悪影響を小きくできる等積々の優れた効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は↓゛発明（′ｙｃ躍機を示し、第１図は全体の縦
断面図、第２図は要部拡大縦断面図、第３図は回転翼の
平面図、第４図は第３図ＩＶ−０−ＩＶ線に基つく：断
面図、第５図及び第６図は回転翼の寸法に対する緒特性
図である。 （１）、、、洗濯槽　（１０１，、、ベース（１１）、
、、突出部　　（１２）、、、羽根（４）、　、　、回
転翼 出願人　三洋電機株式会社 代理人　弁理士　佐野静夫 第１図 第２図 ］ 第３図 ０１ ３ 第４図 手　　続　　補　　正　　書（自発） 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和５７年特許願第１２７１７１号 ２、発明の名称 洗濯機 ６、補正をする者 特許出願人 住所　守口市京阪本通２丁目１８番地 名称（１８８）三洋電機株式会社 代表者　井　植　　　薫 ４、代理人 住所　守口市京阪本通２丁目１８番地 連絡先：電話（東京）　８３５−１１１１特許センター
駐在鎌田４、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ５、補正の内容 （１）明細書第９頁第１８行目 ｒ水中に沈」の次に 「んでいるので、この三角柱状部分で乱流を発生許せて
布が突出部にからみつかないようにしており、従来の撹
拌式のように撹拌翼にからみついて無理な引張り力が布
に加わることのないようにしており、布傷みを少なくで
きる。ｊ を追加します。 （２〉明細書第９頁第２０行目 １回転」とあるを 「回転翼」と訂正します０．。 ′、′

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯槽の底部に、円形のベースと、該ベースの周
   縁より中央に向ってしだいに突出された略三角柱状の突
   出部と、該突出部の三角形の各頂点より前記ベースの周
   縁に向い突設された羽根とからなる回転翼を配設し、前
   記突出部の高さは前記ベースの外径の１７２程度で且つ
   洗濯機内の水面よりも突出しない範囲とし、前記各羽根
   は、前記ベース周縁に向−）で夫々同方向にゆるやかな
   曲線を描いて偏向せしめ、かかる回転翼を３００［ｒ、
   ｐ、ｍ、　］以下の低速て左右交互に回転させてなる洗
   濯機。
2. （２）前記洗濯機を脱水槽を兼ねるものとすると共に、
   該洗濯槽の底部中央に前記回転翼を配設してなる特許請
   求の範囲第１項記載の洗濯機。