JPS59173119A - 堆積ダスト除去用ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は堆積ダスト除去用ノズルに関し、さらに詳し
くは脱硝装置において触媒上に堆積したダストを除去す
るためのノズルに関する。

燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物（以下Ｎ。

×と記す）は、そのまま大気に放出されると、光化学ス
モッグをひき起すため、近年その処理対策に大きな関心
が寄せられている。従来からいくつかのＮＯｘ除去方法
が提案されているが、そのうちＮＨａを還元剤として用
いて脱硝触媒の存在下にＮＯｘを接触還元する方法は、
処理ガスに酸素が１容量％以上含まれていても、ＮＨ３
がＮＯｘと選択的に反応するので、還元剤に関する費用
の面で有利な方法である。

石炭燃焼排ガスやこみ焼却排ガスに代表されるように、
燃焼排ガスは多かれ少なかれダストを含む。そのために
、上記ＮＯｘの接触還元法では、ダストの通過性をよく
するように、多数の独立通路よりなる脱硝触媒が使われ
ている。

被処理排ガスのフローがダウン・フローの場合、上記独
立通路を有する触媒ブロックの上端面上に、ダストが堆
積し、ダストの凝結性のために通路が塞がれることがあ
る。このような場合、堆積ダストを除去して通路のガス
流を確保するには、堆積ダストを加圧ガスで吹き飛ばす
方法が有効である。

この発明は加圧ガスで堆積ダス［−を吹き飛ばすための
ノズル構造に関するものであって、堆積ダストを効果的
に吹き飛ばせる構造を有するノズルを提供することを目
的とする。

独立通路を構成する単板の上端に堆積したダストは、そ
の真上から加圧ガスを吹き付けても飛ばされない。ダス
トにその斜め上方からノズルを向けて加圧ガスを吹き付
けると、ダストは容易に吹き飛ぶ。またノズルとしては
、軸心に対し斜め外方に向く複数のガス吹き出し口を有
するものを用いれば、ノズルから出た加圧ガスが、堆積
ダストに斜めに当るので、堆積ダストを効果的に除くこ
とができる。

この発明は、上記のような知見に基づいてなされたもの
であって、軸心に対し斜め外方に向く複数のガス吹き出
し口が設けられている堆積ダスト除去用ノズルである。

実施例 この焼却炉の煙道において電気集塵機の後流で、排ガス
（温度２８０　’Ｃ、ダスト濃度４５ｍｏ／Ｎｍ３）中
のダストを垂直鋼板（ＳＵＳ３０４．１００ｍｍｘ　１
００ｍｍｘ　１　ｍｍ）　（１）上端に堆積させイ」着
させた。第１図に示すように、煙道から鋼板（１）を取
出し、第４図（ａ　）　　（ｂ　）に示す構造の内径３
ＩＩＩＩ１１のノズル（２）を用い、３　ｋ！］／　ｃ
ｍ２圧の加圧空気をいろいろな傾斜角度（θ）で堆積ダ
スト（３）に吹き付け、各角度における堆積ダストの除
去時間を測定した。なお、ノズル先端と堆積ダストの路
離を約２０ｍｍに保った。結果を第２図に示す。

以下、この発明を実施例により具体的に説明する。

第３図において、脱硝装置の触媒充填部に（ま、多数の
垂直独立通路（１１）を有する触媒ブロック（１２）が
充填されている。触媒ブロック（１２）は平板状の触媒
構成単板（１３）とジグザグ状の触媒構成単板（１４）
とが交互に配され、これらが一体化されたものである。

触媒ブロック（１２）の上方には、同ブロック（１２）
の椛成単板（１３）（１４）にその斜め上方からノズル
（２〉が向けられている。ノズル（２）は、第４図（ａ
　）（ｂ）に示すように、先端が閉塞壁（１５）で閉じ
られ、周壁（１６）の先端沓りに、軸心に対し斜め外方
に向く４つのガス吹き出し口（１７）が設けられたもの
である。ノズルく２）の材質（ま耐熱性および耐食性に
すぐれたものであることが求められる。

以上のとおりで、この発明によるノズルは、軸心に対し
斜め外方に向く複数のガス吹き出し口を有するので、加
圧ガスを堆積ダストに斜めに当てることができ、したが
って堆積ダストを効果的に除去することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実験例を示す断面図、第２図は実験結果を示す
傾斜角度と時間の関係グラフ、第３図は触媒充填部の斜
視図、第４図（ａ　）はこの発明の実施例を示すノズル
の正面図、同図（ｂ）は同（ａ　）中の（ｂ）−（ｂ）
線断面図である。 （２）・・・ノズル、（１７）・・・ガス吹き出し口。 以　　上 外４名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 軸心に対し斜め外方に向く複数のガス吹き出し口が設け
   られている堆積ダスト除去用ノズル。