JPS591727B2 - 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPS591727B2 JPS591727B2 JP12788882A JP12788882A JPS591727B2 JP S591727 B2 JPS591727 B2 JP S591727B2 JP 12788882 A JP12788882 A JP 12788882A JP 12788882 A JP12788882 A JP 12788882A JP S591727 B2 JPS591727 B2 JP S591727B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- styrenic resin
- flame
- retardant styrenic
- halogen atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は成形時の熱安定性に優れ、物性低下の少ない難
燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法に関するものであ
り、かつUL規格Subject94で5E−0〜■級
に適合する難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法に関
するものである。
燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法に関するものであ
り、かつUL規格Subject94で5E−0〜■級
に適合する難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法に関
するものである。
元来、樹脂に対してハロゲン化合物を難燃剤として使用
する場合、機械的特性は低下し、燃焼時に樹脂が滴下す
るなどの難点がある。さらに、難燃剤の補助剤として、
Sb2O3等を併用する必要のある場合があり、機械的
特性は一層低下し、染顔料による着色およびコストも一
層高くなる欠点をまぬがれることはできなかつた。
する場合、機械的特性は低下し、燃焼時に樹脂が滴下す
るなどの難点がある。さらに、難燃剤の補助剤として、
Sb2O3等を併用する必要のある場合があり、機械的
特性は一層低下し、染顔料による着色およびコストも一
層高くなる欠点をまぬがれることはできなかつた。
本発明は以上の諸点を改良するべく鋭意研究の結果、本
発明に到達したものである。本発明は以上の目的を達す
るために、一般式(I)111(X−0−C−CH=C
H−C−0−Y (ただし、Xはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
ルキル基、Yはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
リール基であり、しかもX(5Yをあわせた全ハロゲン
原子数は1以上10以下である)なる化合物を重合体構
成要素として用いるものである。
発明に到達したものである。本発明は以上の目的を達す
るために、一般式(I)111(X−0−C−CH=C
H−C−0−Y (ただし、Xはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
ルキル基、Yはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
リール基であり、しかもX(5Yをあわせた全ハロゲン
原子数は1以上10以下である)なる化合物を重合体構
成要素として用いるものである。
一般式(I)なる化合物は、それぞれの単量体での重合
は困難ではあるが、スチレン・ポリブタジエンの混合モ
ノマーとは比較的容易に重合することができる。一般式
(I)なる化合物としては、例えばペンタブロムフエニ
ルジプロムプロピルフマレート、トリブロムフェニルジ
クロロプロピルマレエート、ペンタブロムフェニルエチ
ルフマレート、ペンタブロムフェニルマレート、ジブロ
モトリブロムプロピルフマレート等があげられる。
は困難ではあるが、スチレン・ポリブタジエンの混合モ
ノマーとは比較的容易に重合することができる。一般式
(I)なる化合物としては、例えばペンタブロムフエニ
ルジプロムプロピルフマレート、トリブロムフェニルジ
クロロプロピルマレエート、ペンタブロムフェニルエチ
ルフマレート、ペンタブロムフェニルマレート、ジブロ
モトリブロムプロピルフマレート等があげられる。
本発明の重合体は、一般式(I)なる化合物との共重合
体であり、しかもスチレン系樹脂中に均一に分散されて
おり、均密組成物として好適である。
体であり、しかもスチレン系樹脂中に均一に分散されて
おり、均密組成物として好適である。
ここで、一般式(I)なる化合物とポリブタジエン系ゴ
ム質重合体を1〜20%溶解してなるスチレンモノマー
混合溶液との混合割合は、前者が95〜5部、より好ま
しくは80〜10部、後者が5〜95部、より好ましく
は20〜90部である。このように限定した理由は、少
なければ重合は容易であるが、消炎性が悪く、多すれば
重合が困難となり、均一重合体は得難くなるためである
。本発明において、かかる共重合体の内、ハロゲン含有
量が3〜40%のものが、そのまま難燃性スチレン系樹
脂組成物として利用できる。また、ハロゲン含有量が十
分に多ければ、一般式(1)なる化合物とスチレン・ポ
リブタジエンとの共重合体は、他のゴム強化ポリスチレ
ンに配合して、ハロゲン含有量を3〜40%として使用
可能であり、さらに他のスチレン・アクリルニトリル共
重合体、スチレン・アクリルニトリル・ブタジエン共重
合体に配合して、ハロゲン含有量を3〜4001)とし
て使用可能である。
ム質重合体を1〜20%溶解してなるスチレンモノマー
混合溶液との混合割合は、前者が95〜5部、より好ま
しくは80〜10部、後者が5〜95部、より好ましく
は20〜90部である。このように限定した理由は、少
なければ重合は容易であるが、消炎性が悪く、多すれば
重合が困難となり、均一重合体は得難くなるためである
。本発明において、かかる共重合体の内、ハロゲン含有
量が3〜40%のものが、そのまま難燃性スチレン系樹
脂組成物として利用できる。また、ハロゲン含有量が十
分に多ければ、一般式(1)なる化合物とスチレン・ポ
リブタジエンとの共重合体は、他のゴム強化ポリスチレ
ンに配合して、ハロゲン含有量を3〜40%として使用
可能であり、さらに他のスチレン・アクリルニトリル共
重合体、スチレン・アクリルニトリル・ブタジエン共重
合体に配合して、ハロゲン含有量を3〜4001)とし
て使用可能である。
ハロゲン含有量3%以下においては、難燃効果が失われ
易く、40%以上では価格的に不利であるばかりでなく
、物性上の劣化が生じるため不適である。
易く、40%以上では価格的に不利であるばかりでなく
、物性上の劣化が生じるため不適である。
なお、熱安定性をさらに向上するために、錫系、フオス
フアイト系、エポキシ系、鉛系等の安定剤も併用可能で
ある。
フアイト系、エポキシ系、鉛系等の安定剤も併用可能で
ある。
実施例 1
ペンタプロムフエニルジブロムプロピルフマレート50
部と、ポリブタジエン10%を溶解したスチレンモノマ
ー混合溶液50部とを、過酸化ベンゾイル0.5%を触
媒として懸濁重合を行つた。
部と、ポリブタジエン10%を溶解したスチレンモノマ
ー混合溶液50部とを、過酸化ベンゾイル0.5%を触
媒として懸濁重合を行つた。
重合は70℃で1時間、ついで80℃で7時間、さらに
95℃で1時間行つた。重合したビーズ(ブロム含有量
35.6%)を洗浄して乾燥後3オンススタリユーイン
ライン型射出成形機(名機製作所製品)にて、成形温度
180℃、射出時間10秒、冷却時間30秒でUL規格
Subject94に定める燃焼試験片を射出成形した
。UL規格SubJect94でテストした所、肉厚1
/16″の燃焼試1験片でいずれも5秒以下で消炎し、
かつ滴下物がなく、SE−0に該当した。
95℃で1時間行つた。重合したビーズ(ブロム含有量
35.6%)を洗浄して乾燥後3オンススタリユーイン
ライン型射出成形機(名機製作所製品)にて、成形温度
180℃、射出時間10秒、冷却時間30秒でUL規格
Subject94に定める燃焼試験片を射出成形した
。UL規格SubJect94でテストした所、肉厚1
/16″の燃焼試1験片でいずれも5秒以下で消炎し、
かつ滴下物がなく、SE−0に該当した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Xはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
ルキル基、Yはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
リール基であり、しかもXとYをあわせた全ハロゲン原
子数は1以上10以下である)なる化合物95〜5部と
、ポリブタジエン系ゴム質重合体を1〜20%溶解した
スチレンモノマー混合溶液5〜95部とを重合させるこ
とを特徴とするハロゲン含有量が3〜40%からなる難
燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12788882A JPS591727B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12788882A JPS591727B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11513773A Division JPS5834485B2 (ja) | 1973-10-12 | 1973-10-12 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859209A JPS5859209A (ja) | 1983-04-08 |
JPS591727B2 true JPS591727B2 (ja) | 1984-01-13 |
Family
ID=14971138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12788882A Expired JPS591727B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591727B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527533Y2 (ja) * | 1988-10-31 | 1993-07-14 |
-
1982
- 1982-07-21 JP JP12788882A patent/JPS591727B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527533Y2 (ja) * | 1988-10-31 | 1993-07-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859209A (ja) | 1983-04-08 |
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