JPS5834485B2 - 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPS5834485B2 JPS5834485B2 JP11513773A JP11513773A JPS5834485B2 JP S5834485 B2 JPS5834485 B2 JP S5834485B2 JP 11513773 A JP11513773 A JP 11513773A JP 11513773 A JP11513773 A JP 11513773A JP S5834485 B2 JPS5834485 B2 JP S5834485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- resin composition
- styrenic resin
- retardant styrenic
- producing flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は成形時の熱安定性に優れ、物性低下の少ない難
燃性スチレン系共重合体の製造方法に関するものであり
、かっUL規格5ubject94で5E−0〜■級に
適合する難燃性スチレン系共重合体の製造方法に関する
ものである。
燃性スチレン系共重合体の製造方法に関するものであり
、かっUL規格5ubject94で5E−0〜■級に
適合する難燃性スチレン系共重合体の製造方法に関する
ものである。
元来、樹脂に対してハロゲン化合物を難燃剤として使用
する場合、機械的特性は低下し、難燃時に樹脂が滴下す
るなどの難点がある。
する場合、機械的特性は低下し、難燃時に樹脂が滴下す
るなどの難点がある。
さらに、難燃剤の補助剤として、5b203等を併用す
る必要のある場合があり、機械的特性は一層低下し、染
顔料による着色およびコストも一層高くなる欠点をまぬ
がれることはできなかった。
る必要のある場合があり、機械的特性は一層低下し、染
顔料による着色およびコストも一層高くなる欠点をまぬ
がれることはできなかった。
本発明は以上の諸点を改良するべく鋭意研究の結果、本
発明に到達したものである。
発明に到達したものである。
本発明は以上の目的を達するため、一般式(I)(ただ
し、Xはハロゲン原子数O〜5コのハロゲン化アルキル
基、Yはハロゲン原子数O〜5コのハロゲン化アリール
基であり、しかもXとYをあわせた全ハロゲン原子数は
1以上10以下である)なる化合物を重合体構成要素と
して用いるものである。
し、Xはハロゲン原子数O〜5コのハロゲン化アルキル
基、Yはハロゲン原子数O〜5コのハロゲン化アリール
基であり、しかもXとYをあわせた全ハロゲン原子数は
1以上10以下である)なる化合物を重合体構成要素と
して用いるものである。
一般式(I)なる化合物は、それぞれの単量体での重合
は困難ではあるが、スチレンモノマーとは比較的容易に
重合することができる。
は困難ではあるが、スチレンモノマーとは比較的容易に
重合することができる。
一般式(I)なる化合物としては、例えばペンタブロム
フェニルジブロムプロピルフマレート、トリブロムフェ
ニルジクロロプロピルマレエート、ペンタブロムフェニ
ルエチルフマレート、ペンタブロムフェニルマレート、
ジブロモトリブロムプロビルフマレート等があげられる
。
フェニルジブロムプロピルフマレート、トリブロムフェ
ニルジクロロプロピルマレエート、ペンタブロムフェニ
ルエチルフマレート、ペンタブロムフェニルマレート、
ジブロモトリブロムプロビルフマレート等があげられる
。
本発明の重合体は、一般式(I)なる化合物との共重合
体であり、しかもスチレン系樹脂中に均一に分散されて
おり、均密組成物として好適である。
体であり、しかもスチレン系樹脂中に均一に分散されて
おり、均密組成物として好適である。
ここで、一般式(I)なる化合物とスチレンモノマーと
の混合割合は、前者が95〜5部、より好ましくは80
〜10部、後者が5〜95部、より好ましくは20〜9
0部である。
の混合割合は、前者が95〜5部、より好ましくは80
〜10部、後者が5〜95部、より好ましくは20〜9
0部である。
このように限定した理由は、少なければ重合は容易であ
るが、消炎性が悪く、多すれば重合が困難となり、均一
重合体は得難くなるためである。
るが、消炎性が悪く、多すれば重合が困難となり、均一
重合体は得難くなるためである。
本発明において、かかる共重合体の内、ハロゲン含有量
が3〜40’%のものが、そのまま難燃性スチレン系樹
脂組成物として利用できる。
が3〜40’%のものが、そのまま難燃性スチレン系樹
脂組成物として利用できる。
また、ハロゲン含有量が十分に多ければ、一般式(I)
なる化合物とスチレンとの共重合体は、他のゴム強化ポ
リスチレンに配合して、ハロゲン含有量を3〜40係と
して使用可能であり、さらに他のスチレン・アクリルニ
トリル共重合体、スチレン・アクリルニトリル・ブタジ
ェン共重合体に配合して、ハロゲン含有量を3〜40%
として使用可能である。
なる化合物とスチレンとの共重合体は、他のゴム強化ポ
リスチレンに配合して、ハロゲン含有量を3〜40係と
して使用可能であり、さらに他のスチレン・アクリルニ
トリル共重合体、スチレン・アクリルニトリル・ブタジ
ェン共重合体に配合して、ハロゲン含有量を3〜40%
として使用可能である。
ハロゲン含有量3fo以下においては、難燃効果が失わ
れ易く、40%以上では価格的に不利であるばかりでな
く、物性上の劣化が生じるため不適である。
れ易く、40%以上では価格的に不利であるばかりでな
く、物性上の劣化が生じるため不適である。
なお、熱安定性をさらに向上するために、錫系、フォス
ファイト系、エポキシ系、鉛系等の安定剤も併用可能で
ある。
ファイト系、エポキシ系、鉛系等の安定剤も併用可能で
ある。
実施例 l
ジブロモトリルジブロムプロピルフマレート70部と、
スチレンモノマー30部とを、過酸化ベンゾイル0.5
%を触媒として懸濁重合を行った。
スチレンモノマー30部とを、過酸化ベンゾイル0.5
%を触媒として懸濁重合を行った。
重合は70℃で1時間、ついで80℃で7時間、さらに
95℃で1時間行った。
95℃で1時間行った。
重合したビーズ(ブロム含有量39.7φ)を洗浄した
乾燥後3オンススクリユ一インライン型射出成形機(名
機製作所製品)にて、成形温度180℃、射出時間10
秒、冷却時間30秒でUL規格5ubject94に定
める燃焼試験片を射出成形した。
乾燥後3オンススクリユ一インライン型射出成形機(名
機製作所製品)にて、成形温度180℃、射出時間10
秒、冷却時間30秒でUL規格5ubject94に定
める燃焼試験片を射出成形した。
UL規格5ubject94でテストした所、肉厚1/
16“の燃焼試験片でいずれも5秒以下で消炎し、かつ
滴下物がなく、5E−0に該当した。
16“の燃焼試験片でいずれも5秒以下で消炎し、かつ
滴下物がなく、5E−0に該当した。
実施例 2
ジブロモトリルジブロムプロピルフマレート70部と、
スチレンモノマー30部と、実施例1の条件で懸濁重合
して得られたビーズ(ブロム含有量39.7%)を洗浄
後、当該ビーズ30部をスチレン・ブタジェン共重合体
樹脂(エスチレンH65新日本製鐵化学工業■製)70
部に配合して実施例1の条件で射出成形後燃焼試験を行
った所、UL規格5ubject94で、いずれも20
秒以下で消炎し、5E−IIであった。
スチレンモノマー30部と、実施例1の条件で懸濁重合
して得られたビーズ(ブロム含有量39.7%)を洗浄
後、当該ビーズ30部をスチレン・ブタジェン共重合体
樹脂(エスチレンH65新日本製鐵化学工業■製)70
部に配合して実施例1の条件で射出成形後燃焼試験を行
った所、UL規格5ubject94で、いずれも20
秒以下で消炎し、5E−IIであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一般式(I) (ただし、Xはハロゲン原子数O〜5コのハロゲン化ア
ルキル基、Yはハロゲン原子数0〜5コのハロゲン化ア
リール基であり、しかもXとYをあわせた全ハロゲン原
子数は1以上10以下である)なる化合物95〜5部と
、スチレンモノマー5〜95部とを重合させることを特
徴とするハロゲン含有量が3〜40係からなる難燃性ス
チレン系共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513773A JPS5834485B2 (ja) | 1973-10-12 | 1973-10-12 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513773A JPS5834485B2 (ja) | 1973-10-12 | 1973-10-12 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12788882A Division JPS591727B2 (ja) | 1982-07-21 | 1982-07-21 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5065552A JPS5065552A (ja) | 1975-06-03 |
JPS5834485B2 true JPS5834485B2 (ja) | 1983-07-27 |
Family
ID=14655186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11513773A Expired JPS5834485B2 (ja) | 1973-10-12 | 1973-10-12 | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834485B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629297B2 (ja) * | 1986-01-22 | 1994-04-20 | 日本油脂株式会社 | 新規なフマレ−ト重合体 |
US5296306A (en) * | 1992-11-18 | 1994-03-22 | Great Lakes Chemical Corp. | Flame retardant brominated styrene graft latex coatings |
CN1090864A (zh) * | 1992-11-18 | 1994-08-17 | 大湖化学公司 | 阻燃溴化苯乙烯接枝胶乳组合物 |
-
1973
- 1973-10-12 JP JP11513773A patent/JPS5834485B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5065552A (ja) | 1975-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3269963A (en) | Self-extinguishing styrene polymer compositions | |
JPS5834485B2 (ja) | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 | |
CA1147081A (en) | Abs-moulding compositions having high notched impact strength | |
JPS60245662A (ja) | 耐候性樹脂組成物 | |
JPS591727B2 (ja) | 難燃性スチレン系樹脂組成物の製造方法 | |
ES427707A1 (es) | Procedimiento para clorbromar polibutadieno o un copolimerode butadienoisopreno. | |
JPS58118807A (ja) | ポリ(p−メチルスチレン)の製造方法 | |
US4277567A (en) | Flame-retardant vinyl aromatic polymer compositions | |
JPH02228307A (ja) | オキセタニル基を含む熱可塑性ポリマー | |
JPS62179548A (ja) | 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物 | |
US3939224A (en) | Block copolymers for a sheet or film | |
SU519427A1 (ru) | Способ получени самозатухающего полистирола | |
JPS58456B2 (ja) | ナンネンセイタイシヨウゲキセイジユシ ノ セイゾウホウホウ | |
US3899406A (en) | Antioxidants for ultraviolet curable high vinyl polybutadienes | |
US3042654A (en) | Polystyrene stabilized with methyl methacrylate | |
JPS62153329A (ja) | ゴム組成物 | |
GB874240A (en) | Styrene polymer compositions | |
JPS63156845A (ja) | 熱可塑性成形組成物 | |
JP3549601B2 (ja) | メタクリル樹脂およびその製造方法 | |
KR960022766A (ko) | 비닐방향족 중합체, 고무, 무기 충전재 그리고 짝지음제를 함유하는 조성물의 제조 방법과 이 방법에 의해 얻어진 조성물 | |
ES392710A1 (es) | Procedimiento de fabricacion de copolimeros homogeneos. | |
US3444126A (en) | Monovinylidene aromatic hydrocarbon-unsaturated nitrile copolymers stabilized with hydrocarbons | |
JPS5929609B2 (ja) | アンテイナブロツクキヨウジユウゴウタイソセイブツ | |
JPS5835615B2 (ja) | 改良されたスチレン系ポリマ−押出発泡体の製法 | |
JPS591307B2 (ja) | ナンネンセイジユシソセイブツ |