JPS5917241Y2 - 揚げ物調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理器本体内に収容した調理用油容器を電熱に
よって加熱し、各種食品を電熱によって揚げ物調理する
ようにした揚げ物調理器に関するものであり、安定性を
良好とし、衛生的である揚げ物調理器を提案することを
目的とする。

実施例に基づいて説明すると、内側底部に電熱盤６を取
付けた深型の内ケース４、該内ケース４の外側を囲繞す
る外装筒体３、その下側に配設される底カバー５のそれ
ぞれ金属板からなる３部材によって調理器本体１を形成
し、該調理器本体１の内ケース４内に調理用油を収容す
るための深型の調理用油容器２を挿脱自在に収容して構
成さＩｔている。

調理器本体１の内ケース４と底カバー５とは連結部材７
によって結合されている。

内ケース４の底板１５上面にはヒータ線１０を埋込んだ
電熱盤６が固定されている。

電熱盤６の下面には、該電熱盤６の温度を感知して電気
回路中の接点を開閉するためのバイメタル８が取付けら
れている。

外装筒体３はほは゛直円筒状に形成されており、その上
端部は内向きに折曲された７ランジ２３となっている。

このフランジ２３は内ケース４の上端開口縁に形成した
係合部２２と衝合させるためのもので゛、該フランジ２
３の内径は該係合部２２の外径よりやや小径となってい
る。

底カバー５は前記外装筒体３の下端部１２の外径とほぼ
同径の大きさに形成されており、その外周部は立上り周
壁２１が形成されている。

又、該立」二す周壁２１の上端部は内側に折曲げられた
環状の台座２０となっており、この台座２０は外装筒体
３の下端部１２に対して下側から係合するための保合部
として作用する。

前記底カバー５の裏面には、断熱材よりなるブツシュ２
８を介して該底カバー５の下方離間位置で載置皿板２９
がビス３０により固定され、該載置皿板２９の外周縁部
２５を、前記外装筒体３及び底カバー５によって形成さ
れる調理器本体１の外周面並びに容器２の開口周縁２７
より外側に形成しである。

載置皿板２９は、テーブル或いは調理台等に載置され、
その外周縁２５を底面より高くした容器形状をなしてい
る。

また載置皿板２９は、その裏面に凹部２４を形成して、
該凹部２４に、ビス３０を螺合するようにして、該ビス
３０が直接載置面に接触しないようにしである。

一般に揚げ物調理容器にあっては、揚げ物との関係で調
理器本体が全体として胴長に形成され、安定性を欠く嫌
いがあり、それと相俟って容器内には食用油が入れられ
ているため、調理器本体の転倒は極めて危険な事態を招
来する問題がある。

本案によれば、載置皿板の外周縁を、調理器本体の外周
面及び容器の開口周縁より外側に形成しであるため調理
器本体の安定性が全体して良好となり、上記問題点が解
消される。

さらに、容器内の水分、油分が吹きこぼれても載置皿板
に受は入れ得るため、テーブル等の載置面を汚すことが
なく、衛生的なものになる。

なお実施例では、断熱部材よりなるブツシュを介して載
置皿板が取付けられているため、金属板よりなる底カバ
ーとの間に断熱作用を奏し、載置面が熱くならず、熱に
対し比較的弱い例えばビニールクロス上での使用も可能
となり、その使用勝手も良好とする等の実用的効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例にかかる揚げ物調理器の縦断面
図である。 １・・・・・・調理器本体、２・・・・・・内容器、３
・・・・・・外装筒体、４・・・・・・内ケース、５・
・・・・・底カバー、６・・・・・・電熱盤、２９・・
・・・・載置皿板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板の上部に電熱盤を取付けてなる深型の内ケースの外
   側を外装筒体で囲繞しさらに該外装筒体の下側に底カバ
   ーを配置して調理器本体を形成するとともに、前記内ケ
   ース内にその底部が前記電熱盤上に載置されるようにし
   た深型の調理用容器を挿脱自在に収容した揚げ物調理器
   にあって前記底カバーの裏面に、該底カバーの下方離間
   位置で載置皿板を設けて、該載置皿板の外周縁部を、前
   記外装筒体及び底カバーによって形成される調理器本体
   の外面より外側に張り出すように位置させたことを特徴
   とする揚げ物調理器。