JPS5917107B2 - ビベンジル−4−スルホニルクロリド - Google Patents

ビベンジル−4−スルホニルクロリド

Info

Publication number
JPS5917107B2
JPS5917107B2 JP58017298A JP1729883A JPS5917107B2 JP S5917107 B2 JPS5917107 B2 JP S5917107B2 JP 58017298 A JP58017298 A JP 58017298A JP 1729883 A JP1729883 A JP 1729883A JP S5917107 B2 JPS5917107 B2 JP S5917107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bibenzyl
sulfone
chloride
polymers
prepared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58017298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58150560A (ja
Inventor
フレツド・マツクス・ゾ−ネンバ−グ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CNA Holdings LLC
Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Celanese Corp filed Critical Hoechst Celanese Corp
Publication of JPS58150560A publication Critical patent/JPS58150560A/ja
Publication of JPS5917107B2 publication Critical patent/JPS5917107B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/20Polysulfones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C309/00Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
    • C07C309/78Halides of sulfonic acids
    • C07C309/86Halides of sulfonic acids having halosulfonyl groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S260/00Chemistry of carbon compounds
    • Y10S260/23Fiber

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビベンジルー 4−スルホニルクロリド 2に
関する。
この化合物は、重合体分子中に反復ビベンジルスルホン
基を含有している熱可塑性ポリビベンジルスルホン重合
体および共重合体の製造に使用される。而してこの重合
体および共重合体は高い熱安定性および通常の芳香族ス
ルホン重合 、覆体に比して改善された引張り性を示す
ものである。100℃以上の温度の熱に対する極めて良
好な抵抗性、良好な電気的性質を与えそして化学溶媒の
攻撃に対して比較的不活性な多数の重合体が今日では入
手不可能である。
これら物質の中には、 、9ポリフェニレンオキシド、
ポリスルホン、ポリスルホネート、ポリスルホンポリエ
ステル、ポリスルホンアミドおよびその他同様の物質が
ある。これら重合体は一般的に硫黄、酸素、スルホン、
アミドまたは二価炭化水素基により結合された反復性フ
ェニルまたはビフェニル基を特徴としている。商業的に
入手可能な一つのポリスルホンは、2・2−ビス(4−
ヒドロキシフェノール)プロパンのナトリウム塩と4
・ 4’−ジクロロジフェニルスルホンとの間の反応に
より製造されるものである。この物質は300’P以上
の温度の空気中で安定で9 あり且つかなり剛性であつ
て、室温においてほとんど400000psiの塑性屈
曲モジユラスを示すことを特徴としている。別のポリス
ルホン重合体群は例えば英国特許第1122192号明
細書に開示されているようなポリアリールスルホンで5
ある。これら重合体は非晶質でありそして主として熱
的に安定なエーテルおよびスルホン基で結合されたフェ
ニルおよびビフェニル基により構成されており、そして
これらは、脂肪族基を欠如していることによつて前記の
ポリスルホンから区別す0 ることができる。成型級ポ
リアリールスルホンは射出成形または押出成形技術によ
り加工することができるが、しかし極めて高い温度が要
求される。例えば射出成形機のシリンダーおよびノズル
は通常は800’Fの温度に達するように設備されてい
5 なくてはならず、そして約6000〜750Tの範
囲の温度が押出成形に対しては要求される。同様の性質
を示す他のポリアリールスルホンは、重合体鎖中にジフ
ェニルエーテルスルホン反復単位を有する重合体が製造
される英国特許第01166624号明細書、およびジ
フェニルエーテルスルホンおよび少くとも1種の他の芳
香族スルホン例えばビフェニル、ジフェニルメタンまた
はナフタレンを含有するスルホン共重合体が製造される
英国特許第1060546号明細書に教示5 されてい
る。
前記およびその他のスルホン重合体は100℃以上の温
度そして多くの場合約500℃までの温度では分解しな
い熱可塑性物質に対する長い間の需要を満たすものでは
あるけれども、それらの熱的特性はそれらの加工に対し
て極めて高い温度を必要とするようなものである。
これは次いで高温に適応させた特別のまたは修正された
加工装置の使用および多量のエネルギーの消費を必要と
しうる。従つて、強靭性、可撓性、高温安定性、良好な
引張り応力性、比較的高い熱変形温度および良好な誘電
性を有する芳香族スルホン重合体および共重合体の製造
に有用なビベンジル一4−スルホニルクロリドを提供す
ることが本発明の目的である。
更にその他の目的は、優れた引張り応力および加工性を
示すビベンジルスルホン単位を含有する芳香族スルホン
ホモ重合体および共重合体の製造に適したビベンジル一
4−スルホニルクロリドを提供することである。前記重
合体は、式 の繰返しビベンジルスルホン単位を含有するポリスルホ
ンホモ重合体、またはこの単位をスルホン基を介して異
種の芳香族単位(例えばビフエニル、ジフエニルエーテ
ル、ジフエニルスルフイツドおよびその他の芳香族に化
学的に結合せしめた共重合体である。
ポリビベンジルスルホンホモ重合体はルイス酸触媒を使
用してビベンジル一4−スルホニルクロリドの自己液合
生成物を生成させることによるか、または大約化学量論
的モル量のビベンジルおよびビベンジル一4・4′−ジ
スルホニルクロリドをこれまたルイス酸触媒を使用して
反応させることによつて、最も容易に製造することがで
きる。共重合体は、同じ方法によつて、適当量のビベン
ジルまたはそのモノまたはジスルホニルクロリド誘導体
を、選ばれた共単量体(1種または数量)またはそれら
のモノまたはジスルホニルクロリド誘導体と共重合させ
ることによつて製造できる。本発明の単量体から製造さ
れるビベンジルスルホン重合体は良好な高温安定性、引
張り強度および可撓性を示す。また主成分量のビベンジ
ルスルホン単位を含有する重合体は、慣用の成型または
押出装置を使用して加工することができる。これら重合
体から製造された成形製品は、良好な温度安定性および
可撓性が前提であるような用途例えば熱発生装置用ハウ
ジングまたはパーツ、回路成分、自動車部品、医療用器
具その他に使用することができる。本明細書に開示され
るポリスルホンは、重合体骨格中の基本的反復構造部分
としてビベンジル(ジフエニルエテン)を使用している
ビベンジルは水に不溶性の白色結晶性化合物であり、そ
してこれはベンジルクロリドを金属ナトリウムで処理す
るかまたはベンジルクロリドをベンジルマグネシウムク
ロリドに作用させることによつて合成できる。それはま
た、スチレン製造の間のエチルベンゼンの脱水素におけ
る副生成物として製造されるスチルベンの水素化により
製造しうる。スチルベンはまた、トルエンを熱酸化鉛上
に通すことによつても合成しうる。ポリビベンジルスル
ホンホモ重合体は、触媒量のルイス酸の存在下にビベン
ジル一4−スルホニルクロリドを加熱することによるか
、または本明細書に以後に記載のようにビベンジルとビ
ベンジル一4・4′−ジスルホニルクロリドとの化学量
論的混合物を使用して製造される。
ホモ重合体の製造は、第一にビベンジルのモノまたはジ
スルホニルクロリド誘導体どちらかの合成を必要ならし
める。ビベンジル一4−スルホニルクロリドは、三段階
操作によつて、溶液中でビベンジルを大約等モル量のク
ロロスルホン酸で処理してビベンジルー4−スルホン酸
を生成させ、次いでこれを水性媒体中で水酸化ナトリウ
ムまたはバリウムで中和してナトリウムまたはバリウム
塩を生成させ、これを次いで溶媒中で酸ハライド例えば
チオニルクロリドと処理してビベンジル一4−スルホニ
ルクロリドを生成させることによつて製造しうる。モノ
スルホニルクロリド誘導体の製造に適当な他の一つの技
術は、溶媒中でのビベンジルの遊離スルホン酸誘導体を
ホスゲンと第三級有機アミドのコンプレツクスで処理す
ることを包含する。ビベンジル一4・4′−ジスルホニ
ルクロリドは三段階法によつて、モル過剰のスルホン酸
を使用してビベンジルをスルホン化してビベンジル4・
4′−ジスルホン酸を生成させ、次いでこれを前記に論
じたようにして中和しそしてチオニルクロリドで処理す
ることによつて製造することができる。
それはまた、直接ビベンジルから、クロロホルム中で少
くとも2モル過剰のクロロスルホン酸を使用してクロロ
スルホン化することによつて製造することもできる。そ
れはまた、ビベンジルスルホン酸のナトリウム塩を五塩
化燐およびオキシ塩化燐で処理することによつても製造
されると報告されている〔POlymerScienc
e..U.S.S.R.、A−14、A6.9、210
2−2105(1972)参照〕。次の実施例および参
考例は、ビベンジル一4スルホニルクロリドおよびビベ
ンジル4・4′−ジスルホニルクロリドそれぞれの製造
を示している。
実施例 1100m1のクロロホルム中の54.67(
0.30モル)のビベンジルの溶液に、40m1のクロ
ロホルム中のクロロスルホン酸24m1(0.372モ
ル)を滴下添加した。
2時間攪拌後、この混合物を回転蒸発器上で濃縮し、そ
してその固体をヘキサン100m1で洗つた。
78.77のビベンジル4−スルホン酸が得られた。
前記生成物を1600m1の水に溶解させ、そして沢過
して71.17の可溶性生成物を得た。
この沢液を更に800m1の水で希釈しそして水酸化バ
リウムでその溶液が塩基性になるまで処理した。この固
体を沢別しそして乾燥させると、78.1%の収率のビ
ベンジル4−スルホン酸のバリウム塩が得られた。10
℃におけるDMF5OOml中の前記塩66.0y(0
.10モル)に、44m1(0.60モル)のチオニル
クロリドを滴下添加した。
1時間後この混合物を攪拌しつつ徐々に室温まで加温せ
しめた。
次いでこの混合物を1kgの氷水と混合し、そして15
分間攪拌した。固体を沢過し、水洗しそして真空下に乾
燥させて52.17のビベンジル4スルホニルクロリド
(M.p.83〜86ンC)を得た。前記固体を、リグ
ロイン中で5重量%の濃度で還流させそして得られた不
溶物を沢過することにより精製した。
この沢液を濃縮しそして乾燥させると、80%以上の収
率の精製ビベンジル4−スルホニルクロリド(M.p.
9O〜95℃)が得られた。元素分析計算値:C59.
8、H4.6、Cll2.6、Sll.5、実測値:C
6O.O、H4.8、Cll2.5、Sll.4O参考
例 1 0℃における400m1のクロロホルム中の36.47
(0.20モル)のビベンジルの溶液に、105m1(
1.60モル)のクロロスルホン酸の100m1のクロ
ロホルム中の溶液を滴下添加した。
冷媒を除去しそして1時間攪拌後、この混合物を1kg
の氷水中に注いだ。この混合物を沢過しそして乾燥させ
ると50.7yのビベンジル4・4′−ジスルホニルク
ロリド(M.p.l66〜185℃)が得られた。10
y試料をソツクスレ一管中で1夜200m1のメタノー
ルで抽出した。
乾燥後7.87の白色固体(M.p.l99〜205燥
C)が固収された。元素分析計算値:C44.3、H3
,2、Cll8.7、Sl6.9、実測値:C43.6
、H3.4、Cll8.2、Sl6.7。前記に示唆さ
れているように、ビベンジルスルホンホモ重合体および
共重合体は溶融または溶液重合技術によつて効率よく製
造することができる。
ポリビベンジルスルホンは、自己縮合lビベンジル4−
スルホニルクロリド単量体例えば実施例1で製造された
ものを使用するかまたは等モル量のビベンジルおよびビ
ベンジル4・4′−ジスルホニルクロリドの混合物例え
ば参考例1で製造されたものを縮合させることによつて
製造することができる。ビベンジル部分および1種また
はそれ以上のその他の芳香族部分(例えばジフエニルエ
ーテル、ナフタレン、ジフエニルスルフイツドおよび同
様の芳香族)を含有する共重合体は、ビベンジルモノス
ルホニルクロリドと少くとも1種の他の芳香族モノスル
ホニルクロリドとの適当な混合物を共重合させるか、ま
たは芳香族ジスルホニルクロリドと未置換芳香族化合物
を包含する混合物の共重合によつて製造することができ
る。前記単量体または共単量体は芳香核上に非反応性置
換基で置換されていてもよい。
そのような置換基としては約1〜5個の炭素原子を含有
するアルキルまたはパーフルオロアルキル基、例えば臭
素または塩素のようなハロゲンおよび重合条件下に不活
性のその他の置換基があげられる。重合方法はフリーデ
ルクラフト触媒の存在下に約80〜250℃の温度に単
量体を加熱することによる、芳香族スルホニルクロリド
基と芳香族水素原子との間の繰返し反応を包含する溶融
または溶液縮合法を使用して行うことができる。
適当なフリーデルクラフト触媒としては金属塩または酸
化物例えば塩化第二鉄、臭化第二鉄、酸化第二鉄、塩化
アルミニウム、塩化亜鉛および塩化アンチモンがあげら
れる。
無水弗化水素酸またはトリフルオロメタンスルホン酸も
また使用しうる。これら触媒は、単量体量を基準にして
0.05〜0.5モル%の量で一般に有効でぁる。溶液
重合に有用な適当な不活性溶媒としては、ニトロベンゼ
ンおよびハロゲン含有芳香族または脂肪族溶媒例えばテ
トラクロロエタン、メチレンクロリド、塩素化ビフエニ
ルおよびジフエニルエーテルその他の物質があげられる
重合のための一般的操作は、第一に均一な溶融物を得る
ために単量体または単量体溶液をその融点以上の温度に
加熱することを包含する。
次いで適当量の触媒を加え、そしてこの混合物を通常は
約100〜250℃の範囲内の重合温度に約1〜20時
間重合が完了するまで保持する。次いでこの重合体を通
常の技術により回収する。式中0,01くX〈X<Yく
0.99、すなわちXは0.01〜0.99の範囲内で
あり、そしてX.Zおぐ 本発明の単量体から製造され
た重合体は、一般に25℃のN−メチル−2−ピロリジ
ノン中の1%溶液として測定した場合約0.2〜約1.
0の範囲内の固有粘度を有しておりそしてこれはビベン
ジルモノスルホニルクロリドの縮合反応またはビベンジ
ルモノスルホニルクロリドと1種またはそれ以上の異つ
た芳香族モノスルホニルクロリドとの混合物の縮合反応
により製造されるいわゆるABタイプ重合体を包含でき
、これらは次式1〜により表わされる。
式中nは重合度に等しい正の整数であり、そしてこれは
N−メチル−2−ピロリジノン中の25℃の1%溶液と
して測定した場合の重合体の固有粘度を約0.2〜約1
.0の範囲内とするようなものである。
式中0.01〈X〈0.99、すなわちXは0.01〜
0.99の範囲であり、そしてXは全重合体重量中に存
在するビベンジル4−スルホン単位のモル比に等しく、
nは前記定義のとおりでありそしてZは直接結合、酸素
、硫黄、約1〜5個の炭素原子を含有する低級アルキリ
デンまたは低級アルキレン(エチレン以外)よりなる群
から選ばれた基である。
単位のモル比に等しく、そしてZ1は重合体中に存在す
る特定のz基とは異つたzである。
前記式に相当する典型的AB重合体としては、ポリビベ
ンジルスルホン(式I)、少くとも1モル%のビベンジ
ルスルホン単位を含有するビフエニルスルホン(Zは直
接結合)またはジフエニルエーテルスルホン(Zは酸素
)と共重合せしめられたビベンジルスルホンの共重合体
(式)、および2種の異つた芳香族スルホン単位例えば
ビフエニルスルホン(Zは直接結合)およびジフエニル
エーテルスルホン(Z1は酸素)と共重合せしめられそ
してまた少くとも1モル%のビベンジルスルホン単位を
含有するビベンジルスルホンのターポリマ一(式)があ
げられる。三種以上の異つた芳香族スルホン単位を含有
する適当な共重合体も製造できる。また前述単量体のい
ずれかのものの4 ・ 4’−ジスルホニルクロリド誘
導体の1種と、1種またはそれ以上の未置換単量体との
大約化学量論的量での縮合反応によりいわゆるAABB
タイプ重合体を製造することもまた可能である。
例えば式Iに示されている繰返し単位を有するポリビベ
ンジルスルホンは、大約等モル量のビベンジルとビベン
ジル4 ・ 4’−ジスルホニルクロリドとを反応させ
ることによつて製造できる。共重合体は、大約等モル量
の芳香族基を含有する未置換単量体および芳香族基を含
有する他の異つた単量体の4 ・ 4’一ジスルホニル
クロリド誘導体を反応させることによつて製造でき、こ
の共重合体は式(式中Zおよびnは前記定義のとおりで
ある)によつて表わすことができる。
同様に、大約等モル量の4 ・ 4’−ジスルホニルク
ロリド単量体誘導体および未置換単量体混合物を反応さ
せるかまたは異つた4 ・ 4’−ジスルホニルクロリ
ド単量体誘導体の混合物と大約等モル量の未置換単量体
とを反応させることによつて製造することができる。
そのような重合体の構造は、式のものと同様であるが、
ただしこの重合体は次式により表わされるように4・4
ノージスルホニルクロリド単量体または単量体混合物か
ら導かれた単位を約50モル%含有していなくてはなら
ない。式中aおよびbは1またはそれ以上の正の整数で
あるがしかし必ずしも相互に等しい必要はなく、そして
n、zおよびZ1は前記定義のとおりである。
式Vにより表わされる典型的重合体物質は、ジフエニル
エーテル4 ・ 4’−ジスルホニルクロリド(Zは酸
素)と大約等モル量のビベンジルおよびビフエニル(Z
1は直接結合)との化学量論的反応生成物である。
それからの低温加工性に関する本発明の単量体から製造
された重合体の利点は、ポリビベンジルスルホンホモ重
合体または少くとも25%のビベンジルスルホン部分、
より好ましくは少くとも約50モル%の程度のビベンジ
ルスルホン部分を含有する共重合体において最良に実現
される。
そのような重合体は、一般に商業的に入手可能なある種
のポリスルホンが有しているより高い融点範囲に対して
、200〜260℃の程度の融点範囲を示す。次の参考
例はビベンジルスルホンホモ重合体および共重合体の製
造を示す。
参考例 2 (ビベンジル4−スルホニルクロリドの溶液重合)窒素
下に強制置換したフラスコに10m1のニトロベンゼン
中のビベンジル4スルホニルクロリド5.67(0.0
20モル)を加えた。
この混合物を80℃に加温し、そしてニトロベンゼン中
の塩化第二鉄10%触媒溶液2.0m1を加えた。数分
後多量の塩化水素が発生した。この排ガスを水に通しそ
して次いで1N水酸化ナトリウムで中和した。120℃
に1夜加熱した後、その排ガス中和には全部で39m1
の塩基が必要であつた。
すなわち、理論量の97.5%のHClが縮合重合の間
に遊離された。
全部で80m1のジメチルホルムアミド(DMF)を加
え、そしてこの溶液を100゜Cで10分加熱した。▲
過後この混合物を徐々にブレンダ一中の500m1のメ
タノール中に加えた。この重合体を沢過し、そしてオー
ブン中で乾燥させた。4.57(91.4%収率)のポ
リビベンジルスルホン(M.p.2O3〜205℃)が
得られた。
赤外線スペクトルは、1300および1150?−1n
スルホン特性吸収の強いバンドを示した。25℃でN−
メチルピロリジノン中の溶液として測定されたその固有
粘度は0.16であつた。
参考例 3 (ベンジル4−スルホニルクロリドの溶融ホモ重合)窒
素で強制置換した重合体チユーブにビベンジル4−スル
ホニルクロリド5.6t(0.02モル)を加えた。
このチユーブを管状炉中で120℃に加熱し、そして次
いで0.1yの無水塩化第二鉄を加えた。1分後に塩酸
が発生した。
このチユーブを250℃に2時間加熱し、そして1時間
真空ポンプに接続した。冷却したチユーブに、50m1
f)DMFおよび1/2m1の2・4ペンタンジオンを
加えた。
この内容物を10分間100℃に加熱し、そしていくら
かの粒子を沢別した。この▲液をブレンダ一中の500
m1のメタノールに滴下添加した。重合体をメタノール
で洗いそして次いでオーブン中で乾燥させた。ポリビベ
ンジルスルホン(M.p.2OO〜210℃)の灰色固
体4.4y(収率89.5%)が得られた。赤外線スペ
クトルはスルホン基に特徴的な1300および1150
CTfL−1の強い吸収帯を示した。25℃で1%のN
−メチルピロリジノン中の溶液として測定したその固有
粘度は0.22であつた。
参考例 4 本例は大約等モル量のジフエニルエーテル部分およびビ
ベンジル部分を含有するポリビベンジルスルホンジフエ
ニルエーテルスルホン共重合体の製造を説明する。
窒素下に、14.56y(0.08モル)のビベンジル
、29.967(0.0816モル)のジフエニルエー
テル4・4′−ジスルホニルクロリドおよび30m1の
ニトロベンゼンを加えた。この混合物を120℃に加温
しそして0.207の塩化第二鉄を加えた。120℃に
12時間置いた後、50m1(1)DMFllmlのア
ニリンおよび1/2mjの2・4−ペンタンジオンの添
加によつて重合を停止させた。
この温溶液をブレンダ一中の500m1のメタノールに
滴下添加した。この重合体を沢別しそしてメタノールで
一夜抽出しそしてオープン中で乾燥させた。M.p.2
2O〜250℃範囲の27.47の重合体が71.9%
の収率で得られた。参考例 5 本例は、大約等モル量のジフエニル部分およびビベンジ
ル部分を含有するポリビベンジルスルホンジフエニルス
ルホン共重合体の製造を説明する。
窒素下に5.61f7(0.02モル)のビベンジル4
−スルホニルクロリド、5.067(0.02モル)の
ビフエニル4−スルホニルクロリドおよび40m1のニ
トロベンゼンを加えた。この混合物を120℃に加温し
そして次いで0.107の塩化第二鉄を加えた。120
℃で一夜攪拌後、50m!!のジメチルホルムアミド、
1m1のアニリンおよび0.5m1の2・4−ペンタン
ジオンをこの重合反応物に加えた。
熱混合物を徐々にブレンダ一中のメタノール500m1
に加えた。P過した重合体をメタノールで何回も洗いそ
して50℃のオーブン中で乾燥させた。270〜293
℃の融点範囲およびN−メチル−2−ピロリジノン中の
1%溶液として測定した場合0422の固有粘度を有す
る重合体9、17(収率98.7%)が得られた。
参考例 6例の方法に従つて、単量体として29.96
7(0、0808モル)のジフエニルエーテル、4・4
/−ジスルホニルクロリド、3.657(0.02モル
)のビベンジル、9.257(0.06モノ(へ)のビ
フエニルおよび30m1のニトロベンゼンを使用して、
ポリビベンジルスルホン、ジフエニルエーテルスホンお
よびポリビフエニルジフエニルエーテルスルホン単位を
包含する共重合体を製造した。
110℃で0.20f7の塩化第二鉄触媒を加えそして
この混合物を120℃に一夜加熱した。
280〜290℃の融点範囲の乾燥重合体34.77(
収率94.8y)が得られた。
参考例 7 例Vの方法に従つて、単量体として14.687(0.
04モル)のジフエニルエーテル4・4′−ジスルホニ
ルクロリド、3.647(0.02モル)のビベンジル
、3.08y(0.02モル)のビフエニルおよび20
m1のニトロベンゼンおよび4m1の塩化第二鉄触媒溶
液を使用して、ポリビベンジルスルホン、ジフエニルエ
ーテルスルホンおよびポリビフエニルジフエニルエーテ
ルスルホンの共重合体を製造した。
255〜260℃の融点範囲、175℃以上のビカ一(
Vicat)軟化点および0.17の固有粘度を有する
乾燥重合体16.8y(収率90.0%)が得られた。
参考例3および6により製造された良好なフイルム形成
性を示す重合体の引張りおよび伸長性は、次の方法によ
つてこれら重合体のフイルムを形成することによつて評
価された。
フラスコ中の重合体試料5.07に12.5m1f)N
−メチル−2−ピロリジノンを加えた。
この混合物を振盪装置上に一夜またはそれ以上置いて4
0%溶液を生成させた。この40%溶液の一部を写真プ
レート上に置きそしてこの粘稠物質を約0.10インチ
にセツトされたマイクロメーターにより制御されている
調節可能なクリアランスを有するカードナーフィルム成
形用ナイフを使用してプレート上に流延した。
成形されたフイルムを有するプレートを空気循環オープ
ン中で70℃で一夜乾燥させた。フイルムは手作業で剥
離されるかまたはドライアイスで冷却してそれのガラス
表面からの除去を助成せしめた。フイルムはまた、次の
ような商業的に入手可能なスルホン重合体の3試料から
も同一条件で製造された。
これら試料は次のようである。(A)構造式 を有するジフエニルエーテルスルホンおよびジフエニル
スルホンの共重合体(インペリアル・ケミカル・インダ
ストリース社製品720P)(ト)構造式を有するポリ
エーテルスルホン(インペリアル・ケミカル・インタス
トリート社製品200P) (0構造式 を有するポリスルホン(予ニオン・カーバイド社製品U
dell7OO)。
これら物質の比較的性質を表1に記載されている。
本発明の単量体から製造された熱可塑性重合体は高度の
熱的および化学的安定性を特徴としそして例えば成型ま
たは押出による成形物品の製造に使用するのに理想的に
適している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ビベンジル−4−スルホニルクロリド。
JP58017298A 1976-01-12 1983-02-04 ビベンジル−4−スルホニルクロリド Expired JPS5917107B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US648445 1976-01-12
US05/648,445 US4024119A (en) 1976-01-12 1976-01-12 Polysulfone resins containing bibenzyl sulfone repeating units

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150560A JPS58150560A (ja) 1983-09-07
JPS5917107B2 true JPS5917107B2 (ja) 1984-04-19

Family

ID=24600804

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52001588A Expired JPS5847405B2 (ja) 1976-01-12 1977-01-12 ポリスルホン樹脂
JP58017298A Expired JPS5917107B2 (ja) 1976-01-12 1983-02-04 ビベンジル−4−スルホニルクロリド

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52001588A Expired JPS5847405B2 (ja) 1976-01-12 1977-01-12 ポリスルホン樹脂

Country Status (12)

Country Link
US (2) US4024119A (ja)
JP (2) JPS5847405B2 (ja)
AU (1) AU509335B2 (ja)
BE (1) BE850255A (ja)
BR (1) BR7700208A (ja)
CA (1) CA1097843A (ja)
DE (1) DE2701096C2 (ja)
FR (2) FR2339641A1 (ja)
GB (1) GB1566896A (ja)
IE (1) IE45183B1 (ja)
IT (1) IT1074546B (ja)
NL (1) NL185218C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4585414A (en) * 1983-06-06 1986-04-29 Kottemann William J Orthodontic arch wire
US4659310A (en) * 1985-01-22 1987-04-21 Kottemann William J Orthodontic archwire
US5079079A (en) * 1990-09-20 1992-01-07 Phillips Petroleum Company Reinforced plastic comprising an arylene sulfide sulfone copolymer matrix

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2445569A (en) * 1944-07-17 1948-07-20 Du Pont Sulfonated polybenzyl
GB1016245A (en) * 1962-11-06 1966-01-05 Ici Ltd Manufacture of polysulphones
CA965548A (en) * 1963-04-16 1975-04-01 Herward A. Vogel Polyaryloxysulfones and process therefor
BE667401A (ja) * 1964-08-06
GB1122192A (en) * 1964-11-04 1968-07-31 Minnesota Mining & Mfg Improvements in or relating to aryloxysulfone copolymers
GB1166624A (en) * 1965-10-15 1969-10-08 Ici Ltd Production of Polymeric Aryl Sulphones
US3442857A (en) * 1965-11-10 1969-05-06 Du Pont Boron trifluoride-hydrogen fluoride catalyzed synthesis of poly(aromatic sulfone) and poly(aromatic ketone) polymers
GB1163934A (en) * 1966-02-28 1969-09-10 Ici Ltd Production of Sulphonyl Chlorides
US3629170A (en) * 1968-11-30 1971-12-21 Sumitomo Chemical Co Thermoplastic resin composition and a method for the production thereof
US3726927A (en) * 1969-07-31 1973-04-10 Ici Ltd Aromatic sulphones
GB1337434A (en) * 1970-06-11 1973-11-14 Ici Ltd Polymer composition
CH550777A (de) * 1970-10-01 1974-06-28 Ciba Geigy Ag Verfahren zur herstellung von distyryldiphenylverbindungen.
US3895045A (en) * 1971-06-16 1975-07-15 American Cyanamid Co Bis-phenol sulfate esters
US3787363A (en) * 1971-12-14 1974-01-22 Ici Ltd Aromatic poly sulfones
US3795705A (en) * 1972-08-28 1974-03-05 Stauffer Chemical Co Process for making arylsulfonyl halides
CH569043A5 (ja) * 1973-01-23 1975-11-14 Ciba Geigy Ag
US3875103A (en) * 1973-01-26 1975-04-01 Ici Ltd Polysulphone polymer solution

Also Published As

Publication number Publication date
AU509335B2 (en) 1980-05-08
JPS52115900A (en) 1977-09-28
NL185218B (nl) 1989-09-18
IT1074546B (it) 1985-04-20
FR2339595B1 (ja) 1981-07-31
JPS58150560A (ja) 1983-09-07
NL185218C (nl) 1990-02-16
IE45183B1 (en) 1982-07-14
US4024119A (en) 1977-05-17
JPS5847405B2 (ja) 1983-10-22
GB1566896A (en) 1980-05-08
DE2701096C2 (de) 1985-09-19
FR2339641A1 (fr) 1977-08-26
AU2126277A (en) 1978-07-20
CA1097843A (en) 1981-03-17
FR2339641B1 (ja) 1981-11-06
IE45183L (en) 1977-07-12
US4088683A (en) 1978-05-09
BR7700208A (pt) 1977-09-20
NL7700255A (nl) 1977-07-14
BE850255A (fr) 1977-07-11
FR2339595A1 (fr) 1977-08-26
DE2701096A1 (de) 1977-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3441538A (en) Boron trifluoride - hydrogen fluoride catalyzed synthesis of poly(aromatic ketone) and poly(aromatic sulfone) polymers
AU566373B2 (en) Preparation of aromatic polymers
US3442857A (en) Boron trifluoride-hydrogen fluoride catalyzed synthesis of poly(aromatic sulfone) and poly(aromatic ketone) polymers
JPS6328927B2 (ja)
CA1336219C (en) Aromatic polymer
US3764583A (en) Aromatic polymers of halophenols or halothiophenols
US3321449A (en) Polybicycloarylsulfones
GB2289685A (en) Process for making a crystallisable aromatic polymer
GB2116990A (en) Production of aromatic polyketones
JPS5917107B2 (ja) ビベンジル−4−スルホニルクロリド
US4973650A (en) Polyarylsulfone derived from 1,4"-(bishalophenylsulfone)terphenyl
US3773720A (en) Polyarylsulfones
EP0401603A1 (en) 1,4"-(Bishalophenylsulfone) terphenyl
JPH04220432A (ja) 可溶性ポリアリーレンエーテルスルホン
US3772248A (en) Polyether/polyarylsulfones
CA1082221A (en) Polysulfone resins
CA1099847A (en) High temperature polyester resins
US5008369A (en) Preparation of polysulfones
EP0225194B1 (en) Thermoplastic linear aromatic polyetherdiketones and process for obtaining the same
US3862990A (en) Biphenyl sulfones
JPS6040454B2 (ja) ポリアリ−レンポリエ−テルスルホンの改良重合方法
KR930004616B1 (ko) 폴리(아릴렌 에테르 케톤)의 제조방법
JPS62141024A (ja) 熱可塑性芳香族ポリエ−テルアントラキノンおよびその製造方法
JPS60197727A (ja) 芳香族ポリエ−テルケトン共重合体及びその製造方法
JPS63317A (ja) 芳香族ポリ(チオ)エ−テルケトンの製造法