JPS591694Y2 - 顆粒化された粉体の製造装置 - Google Patents

顆粒化された粉体の製造装置

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Publication number
JPS591694Y2
JPS591694Y2 JP1981002599U JP259981U JPS591694Y2 JP S591694 Y2 JPS591694 Y2 JP S591694Y2 JP 1981002599 U JP1981002599 U JP 1981002599U JP 259981 U JP259981 U JP 259981U JP S591694 Y2 JPS591694 Y2 JP S591694Y2
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JP
Japan
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transfer pipe
powder
tube
granulation
humidifying
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Expired
Application number
JP1981002599U
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English (en)
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JPS56106835U (ja
Inventor
俊春 鎌田
猛男 高崎
一三 斎藤
彰夫 上島
雄峰 千葉
茂 相沢
章 得丸
Original Assignee
明治乳業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、脱脂粉乳、全脂粉乳、調整粉乳又はコーヒ
ー粉その他の粉体に加湿し、これを流送中に顆粒化し、
比較的コンパクトな装置より能率よく良質の粉体顆粒を
得ることを目的とした顆粒化された粉体の製造装置に関
するものである。
従来粉体顆粒の製造装置としては、色々の構造が提案さ
れ、実用に供せられているが、最も一般化された装置と
しては、長大な加湿管内へ粉体と加湿蒸気とを吹き込み
該混合物の流送中に顆粒化し、終端部でサイクロンによ
り空気と固体とを分離するも・のが知られている。
然し乍ら、上記装置は粉体を十分加湿する為に比較的時
間が掛るので、必然的に加湿管が長大となり、これに伴
って各種附属装置も、大型化するばかりでなく、製品中
に比較的微粉が多く混る(例えば250μ以下の粉体が
34%以上)欠点があった。
然るにこの考案は、移送管の終端近くにおいて加湿ノズ
ルを設置し、蒸気を空気と共に吹き出して過飽和状態の
蒸気として粉体と接触させたので、粉体は急速に加湿さ
れ、高速流動する間に顆粒化するので、移送管および加
湿部並びに造粒管は1体であって短かく、能率よく目的
を達成することができる。
また加湿直後に加湿部内壁へ粉体が付着し、遂には流体
の流動を阻害するようになったり、内壁より剥離した凝
集塊が製品中へ混入するなどのおそれがあるので、この
考案においては、内壁へ加圧空気を吹き出して粉体と壁
との間に空気層を設け、顆粒を連続的に能率よく製造で
きるようにしたものである。
次にこの考案の実施例について説明する。
移送管4の始端にフィルター2を設置し、フィルター2
の一側ヘブロア1を設置し、ブロア1より吐出した空気
が、フィルター2を通過することにより清浄化されて移
送管4へ送られる。
移送管4の一側(フィルター2側)には粉体の定量供給
機3が設置しであるので、前記ブロアより送られた空気
に適量の粉体が混入して、移送管4の他側へ送られる。
移送管4の終端部には移送管4内に蒸気ノズル5とその
外側を包むように配置した空気ノズル6より構成された
加湿ノズル7が設置されてあり、粉体は蒸気ノズル5よ
り吹き出る蒸気によって例えば、6×1O−2SeC〜
3×■0−2SeCで瞬間的に低下し、蒸気は過飽和状
態になるので、前記のように急速な加湿が可能になると
共に、加湿時の温度低下によって、粉体は低温(80℃
以下)で顆粒になることにより、製品の溶解性が良好に
なる。
このようにして加湿された混合流体は第2図中鎖線8の
ように、移送管加湿部9の内壁へ衝突する。
またこの考案において使用する加湿ノズルとしては、性
質の異なる流体(例えば蒸気と空気)を内外二重のノズ
ルより同時に吹き出させるようにした二流体ノズル、又
はノズルの吹出部に超音波発振器を設置した超音波ノズ
ル、或いは加湿液を加圧して噴霧化する高圧噴射ノズル
などが考えられる。
移送管4の下端は造粒管12の基端部内に遊嵌連結して
あり、前記移送管4の外壁と造粒管12の内壁との間に
は加圧空気を矢示のように前記造粒管12の内壁に沿っ
て吹き出す環状スリット10が形成されている。
前記環状スリツ) 10の外側には該環状スリツ) 1
0を覆うように環状の加圧空気室27を設け、該加圧空
気室27には送気管28が連結しである。
従って、送気管28により送入され環状スリット10よ
り吹き出した加圧空気は乱流を生ずることなく造粒管の
内壁に沿って降下し、造粒管の内壁に沿って空気層を形
成するので、造粒管の内壁への粉体の付着を有効に阻止
することができる。
前記造粒管12の下部は第1乾燥室15内に挿入しであ
ると共に先端には蛇管11が連結しである。
このようにして得た顆粒は、第1乾燥機15内に入り、
ブロア13、加熱器14を経て吹き込まれた乾燥空気に
よって乾燥され、第2乾燥機16に入り、ついで冷却機
19へ入り、整粒機22を経てシフター23に入り、排
出管24より排出される。
図中17.20はブロア、18は加熱器、21は冷却器
、25は排気より微粒子を分離するサイクロン、26は
排気ファンである。
次にこの考案の運転例を説明する。
実施装置において粉体を1時間585 kg、空気を1
時間350m3供給し、加湿蒸気を1時間90 kg供
給して顆粒とした後、110〜100℃で乾燥し、20
℃まで冷却した所、次のような粒度分布を得た。
2380μ以上 7〜8% 2380〜1000μ 35〜52% 1000〜500μ 20〜30% 500〜250μ 9〜18% 250μ以下 2〜6% 従来知られているデーターによれば、公知装置によって
、顆粒を製造すると250μ以下の粉体量は最低34%
とされている。
従ってこの発明においては、大多数(95%位)のもの
が、250μ以上の程度となるのに対し、従来は約66
%が250μ以上となるもので、この考案の装置により
製造した製品が優れていることも明らかで゛ある。
即ちこの考案によれば、加湿部へ入る直前に加湿蒸気を
吹き出し、瞬間的に加湿するので、装置をコンパクトに
し得る効果がある。
同時に加湿効率を向上させることができ(蒸気泪費量は
従来装置の1/3から1/6ですむ)また低音で顆粒を
製造するので、溶解性がよくなるなどの効果がある。
またこの考案においては環状スリットより加圧空気を造
粒管の内壁に沿って吹き出すので、最も粉体が耐着し易
い場所へ空気層を形成し、粉体の耐着を有効に防止する
ことができる。
次に造粒管の先端へ、蛇管を連結したので、比較的顆粒
になりにくい粉体であっても、蛇管によって粉体の衝突
回数を飛躍的に増大し、顆粒の生成を促進させる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の線図的説明図、第2図はス
リットより加圧空気を供給する部分の一部断面拡大図で
ある。 1・・・・・・ブロア、2・・・・・・フィルター、3
・・・・・・定量供給機、4・・・・・・移送管、5・
・・・・・蒸気ノズル、6・・・・・・空気ノズル、7
・・・・・・加湿ノズル、8・・・・・・鎖線、9・・
・・・・移動管加湿部、10・・・・・・環状スリット
、11・・・・・・蛇管、12・・・・・・造粒管、1
3・・・・・・ブロア、14・・・・・・加熱器、15
・・・・・・第1乾燥機、16・・・・・・第2乾燥機
、17.20・・・・・・ブロア、18・・・・・・加
熱器、19・・・・・・冷却機、21・・・・・・冷却
器、22・・・・・・整粒機、23・・・・・・シフタ
ー、24・・・・・・排出管、25・・・・・・サイク
ロン、26・・・・・・排気ファン、27・・・・・・
加圧空気室、28・・・・・送気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移送管の始端にフィルターを設置し、該フィルターの一
    側ヘブロアを設置し、前記移送管の一側には粉体の定量
    供給機を設置すると共に、前記移送管の終端に加湿部を
    設け、該加湿部へ加湿流体を吹付ける加湿ノズルを移送
    管内に配置し、前記移送管の下端には造粒管を連結する
    と共に前記移送管と造粒管との連結部には加圧空気を前
    記造粒管の内壁に沿って吹き出す環状スリットを設け、
    該環状スリットの外側にこれを覆う環状の加圧空気室を
    設け、前記造粒管の下部を乾燥機内に挿入し、前記造粒
    管の先端には蛇管を連結しであることを特徴とする顆粒
    化された粉体の製造装置。
JP1981002599U 1981-01-12 1981-01-12 顆粒化された粉体の製造装置 Expired JPS591694Y2 (ja)

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JP1981002599U JPS591694Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12 顆粒化された粉体の製造装置

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JP1981002599U JPS591694Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12 顆粒化された粉体の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56106835U JPS56106835U (ja) 1981-08-19
JPS591694Y2 true JPS591694Y2 (ja) 1984-01-18

Family

ID=29599426

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JP1981002599U Expired JPS591694Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12 顆粒化された粉体の製造装置

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