JPS5916940B2 - リボン供給巻枠構造体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ０ 本発明はインパクトプリンターに係り、更に具体的
にはこのようなインパクトプリンターのリボン給送すな
わち供給機構に係る。

１秒当り６０サイクル程度の高速度に対処して高品質の
印刷を行うような指向の高速インパクト５ プリンター
の技術開発に関して、新たな要求がプリンターのリボン
構造体及び給送機構に関して起つてきた。

このようなプリンターの速いスループット及びその結果
として印刷される多数の文字の為に、こ０ の先行技術
は比較的安価であるが高品質の印刷を行うリボンを用意
しなければならなかつた。

大部分の従来の織物下地すなわちカーボン膜のリボンを
用いてこれらの要求を満たすことの困難度の為に、この
先行技術は液体インクを含んだナイロン５ のようなプ
ラスチックの網体である最新式のリボンを使用している
。このようなリボン構造体が高品質の印刷処理及び低コ
ストの印刷処理をともに提供すると思われるが、それら
は非常に柔軟であり且つこわれやすい。更に、このよう
なリボン構０造体は高い温度及び高い湿度に敏感である
。たとえば、２５゛Ｃ程度の温度で８０％の相対湿度の
時に、３０１程度のリボン張力は０．６儂幅程度である
網体形式のリボンに欠陥としてたわみを起し且つ破損を
頻繁に起す。５ 従つて、リボンが供給巻枠から取り出
され、プリンターの衝撃地点に向つて給送されている時
に、リボンに対して作用する゛抗力”すなわち摩擦を可
能なかぎり無くしてリボン供給装置及び給送装置が動作
されることが非常に重要になる。

高速印刷処理の比較的こわれやすい膜状のリボンを使用
する場合に含まれる他の重要な問題はリボンの端部を検
出することにある。

この重要性の理由はこのようなリボンのこわれやすい性
質から、装填及び抜き取りのような製造処理の際にリボ
ンの破損をさける為に補強用であるが印刷材でないリボ
ン先縁部及びリボン後縁部の両方を用いることが必要に
なることにある。前述の形式の高速印刷動作【こおいて
、リボン端部検出の不正確性は非印刷処理部のリボン従
続部を導き、そのリボン従続部はリボン端部が最終的に
検出される前にいくつかの文字に至るまで印刷位置へ供
給される。この移動は非印刷文字をまねき、もしも修復
が全くできないならば困難な状態をまねくので高速印刷
装置に許されない。後述かられかるように、本発明は簡
単で安価な装置によつて上述の両方の問題を解決するリ
ボン供給装置を提供している。

このことに関して、本発明の主目的はリボンの゛抗力゛
が最小にされるようなリボン供給装置を提供することで
ある。

本発明の他の目的は非常に正確なリボン端部検出手段を
有したリボン供給装置を提供することである。

更に本発明の目的は正確なリボン端部検出及びリボンの
６抗力１の最小化が簡単で安価な装置によつて与えられ
るようなリボン供給装置を提供することである。

本発明手段の組立体はハブ収容部材のまわりを回転でき
、そのハブ収容部材に関して軸方向に移動でき且つその
部材と同軸であるハブ上に巻きつけられた供給リボンか
ら成る通常のリボン供給巻枠構造体の中に用意される。

この通常の構造体に，組み込まれる本発明の組立体は上
記巻枠にあり、偏光時に、上記巻きつけられたリボンに
向つて作用し且つ抑制される第１の分力と、上記ハブ軸
に沿つて作用する第２の分力を有する力を発生する偏向
可能なスプリング手段と、上記偏向可能なス・プリング
に対抗して上記ハブ軸に沿つて力を発生するスプリング
張力された部材とからなり、それによつて上記偏向可能
なスプリング及び上記スプリング張力された部材は上記
ハブ上に巻きつけられて残つている予定の最小限度巻数
のリボンによつて上記偏向可能なスプリングが抑制され
ている限り上記軸に沿つた或る地点で静的平衡状態に保
たれる。偏向可能なスプリング手段及びスプリング張力
された部材に伴われるスプリングカはハブ収容部材の底
から、巻きつけられたリボンの底とそのハブ収容部材の
底の接触が最小にされ従つてこれらの２つの部品間の摩
擦すなわぢ抗力゛が最小にされる地点へリボン巻枠が持
ち上げられるように軸上の十分な高さにその平衡点があ
るようになるべく選択される。

更に、巻枠ハブ内に偏向可能なスプリング手段を制両す
ることができる巻きつけられた上述の予定の最小限度の
リボン巻数は全てのリボンがハブから実質的に取り出さ
れるとただちに来ることが好ましい。

かくして、解放地点において偏向可能なスプリングは全
てのリボンが実質的に取り出された後ただちｌこ広げら
れる。リボンの取り出しが偏向可能なスプリングを解放
する時に、対抗しているスプリング張力された部材は解
除され、軸に沿つて移動し、リボン端部を指示する連結
されたスイツチを動作させる。

第１図を参照するに、本発明を説明する為に必要なプリ
ンター部が示されている。通常のプリンターにおいて、
リボン１０２はプラテン１０１を通つて移動され、その
プラテン１０１はリボン１０２とプラテン１０１の間に
用紙シート（図示せず）を保持する為の通常の手段１０
５を有している。印刷される異なる文字を携えた夫々の
ペダル１０３を含んでいる通常の印刷ホイル１０４はリ
ボン１０２とハンマーあるいは飛翔体であつてもよい衝
撃手段１０６の間を回転できる。通常の方法において、
印刷ホイルは文字を選択する為に回転され、その選択さ
れた文字の上の衝撃手段１０６は印刷媒体へペダル及び
隣接したリボンを１駆動するように発射される。本発明
装置は任意の標準のリボン供給装置に連結して使用され
てもよい。本実施例の説明の為に、リボンカートリツジ
の供給及びテークアツプ手段が使用される。断片的に第
１図に示されるリボンカートリツジの供給及びテークア
ツプ手段はリボンテークアツプ巻枠を収容する為の芯２
０とリボン供給巻枠を収容する為の芯２１を有するカー
トリツジ底板３から成る。リボンテークアツプ巻枠３３
は芯２０のまわりに示される方向に駆動手段（図示せず
）によつて回転され、通常その，駆動手段は図示される
方向にリボンを回転させる為にリボン１０２の周面に係
合する駆動手段である。本発明の手段は第１図の分解さ
れた斜視図及び第２図の断面図に関して記述される。

リボン１０２は普通ハブ２の上に巻きつけられ、そのハ
ブは普通芯２１とカートリツジ底板３の組み合わせによ
つて形成されるハブ収容部材に着座される。リボンのハ
ブ２は芯２１と同軸であり、芯２１及び軸２３のまわり
を自由に回転できる。かくして、芯２１とカートリツジ
底板３の組立体はリボンハブ収容部材を形成し、そのリ
ボンのハブ収容部材は上記ハブから形成され且つリボン
を巻きつけられるリボン供給巻枠３４の着座位置及び軸
受を与える。ｌ対の溝３５及び３５′はハブ２の上面に
形成される。偏向可能なスプリング部材４は溝３５及び
３５′の中に着座されている。この偏向可能なスプリン
グはそれの両端部に１対の鋳造された案内部材５を有し
、その案内部材は溝３５及び３５′の中でスプリングを
保持している。第１図に示すように、リボンが実質的に
ハブ２から取り出される時に、案内部材５は溝３５及び
３５′から水平に突き出されそして偏向可能なスプリン
グ４は十分広げられる。他方、第２図に示すように、リ
ボン１０２がハブ２に巻きつけられる時に、スプリング
部材４は矢印によつて示される方向に、内側に且つ下方
に偏向される。この下方向のスプリング力は通常のマイ
クロスイツチ１３のスプリング部材によつて与えられる
上方向のスプリングカに対抗されている。マイクロスイ
ツチ１３は偏向可能なハブ用スプリング４がリボンの存
在によつて偏向される時に、偏向されたスイツチ用スプ
リング２５によつて上方に張力をかけられているスイツ
チハンドル２４に作用したスイツチ動作ピン７によつて
、このハブ用スプリングの下方向の力が対抗されるよう
に軸２３に沿つて配置されている。このスイツチ用スプ
リングは１方の端部をスイツチハウジングの上に取りつ
け、枢軸点３１のまわりに枢動的に取り付けられている
スイツチ接点２８に他方の端部を係合させて取り付けて
いる。第２図において、偏向可能なハブ用スプリング４
がリボン１０２の存在によつて抑制されそして偏向され
る時に、この偏向されたスプリングは２分力を発生する
。第１の分力は溝３５及び３５′を介して外側に作用す
る水平力であり、その水平力はスプリング４を水平に抑
制するリボン１０２に向つて案内部材５を押しつける。
前述のように、ハブ用スプリング４の下方向の分力はマ
イクロスイツチ１３のスプリング２５の上方向の分力に
対抗している。後者の上方向のスプリングカはスプリン
グ２５と動作ピン７に係合するスイツチハンドル２４を
介して、矢印によつて示す上方向に伝達される。スプリ
ング４及びマイクロスイツチ２５のスプリング張力の相
対的な軸成分はリボンのハブ２の上にリボンがある限り
、軸２３に沿つて平衡点があり、それに対してハブ２及
びリボン１０２がカートリツジの底板３と巻きつけられ
たリボン１０２の底を摩擦係合しないように十分持ち上
げられそして巻きつけられたリボンの底と底板３の間の
６抗力”すなわち摩擦係合が最小にされるように選択さ
れる。このことに関連して、リボンを適当な位置に垂直
的に保持する為にハブ２に係合して押しつけられている
巻枠カバー９は偏向されたハブ用スプリング４の上方向
への任意の移動を抑制する為に溝３５及び３５′内へ延
びる突起体１０を有する。カートリツジの上板１１はハ
ブ２の任意の微小な垂直移動が前述に提案されたスプリ
ングの平衡点をもたらしてリボン゛抗力゛を減少させる
ような位置に配置される。平衡点を決定するスプリング
部材４と２５の対抗した垂直分力を主に考慮するが、実
施例に示すようにリボン構造体が上下にすなわち垂直軸
に沿つて配列される時に、ハブ２を含んでいるリールア
ツセンブリ一、巻きつけられたリボン１０２及び巻枠カ
バー９の重さは平衡点を決定するスイツチ用スプリング
２５の上方向の力に対抗されなければならない全ての下
方向の力を決定する為にハブ用スプリング４の下方向の
分力とともに考慮されなければならない。

もちろん、もしも巻枠軸が第２図に示した位置から９０
ん回転されて、水平方向に横たえられそして横の軸上に
平衡点が設定されるならば、重量は因数とはならずそし
て平衡点は主に両スプリングの力関係によつて決定され
る。いずれにせよ、この平衡点でこの偏向されたマイク
ロスイツチ用スプリング２５は接点２９に係合させるよ
うにスイツチ接点２８を押しつけ、それによつて指示が
スイツチのリード線３０を通して送られ、リボンの端部
が来てないことを表示する。しかしながら、リボンが印
紬働作の際に使用されそしてその時取り出されるので、
偏向的ハブ用スプリング４を横方向に抑制しうる最小限
度のリボン巻数に達する地点が来る。第１図及び第２図
に示すように提案された実施例において、全てのリボン
がハブ２から実質的に取り出されて溝３５及び３５′の
中の案内部５を開放するまで、この地点は到来しないが
、この最小限度抑制地点がリボンの性質及び偏向された
スプリング部材４の横方向分力に基づいて選択されても
よいことがわかる。従つて、リボン端部を指示するこの
最小限度地点はリボンの２巻あるいは３巻きがまだハブ
のまわりに巻きつけられている間に検出されてもよい。
スプリング部材４がもはや横方向に抑制されない時に、
スプリングの下方向の分力は解放され、スプリング陪Ｖ
：Ｘ）Ｆ２５は点線で示す位置へ上方向に移動する。

従つて、スイツチハンドル２４とスイツチ動作ピン７の
両者は上方向に移動され、接点２８は枢軸点３１のまわ
りに枢動され、点線で示すように接点３２に係合し、そ
の接点３２はリボン端部が来たという信号を接点線３０
を介して出す。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のりホン供給装置の構成部品がその供給
巻枠の回転軸に沿つて分解されて示されている高速プリ
ンター用リボン供給装置の部分的斜視図、第２図は組み
立てられたその構成部品と巻枠上に巻きつけられた十分
な供給量のリボンを線２−２に沿つて切り取つた第１図
の装置の供給巻枠部の断面図である。 １３・・・・・・マイクロスイツチ、２１・・・・・・
ハブ収容部材、２５・・・・・・スプリング、２・・・
・・・ハブ、２４・・・・・・スイツチハンドル、１０
２・・・・・・リボン、７・・・・・・ピン、９・・・
・・・巻枠カバー、４・・・・・・スプリング、１１・
・・・・・カートリツジ上板、５・・・・・・案内部材
、３・・・・・・底板、３５，３５′・・・・・・溝、
２３・・・・・・軸、２８・・・・・・接点。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 供給リボンが巻きつけられたハブがハブ収容部材に
   対し回転可能に且つ該回転の軸の方向に滑動可能に支持
   されたリボン供給巻枠構造体において、端部が上記ハブ
   に滑動支持されて該ハブ内に設けられ予定の巻数以上の
   リボンが上記ハブに残存する間上記端部に対する上記リ
   ボンの圧接によりたわめられて、上記巻きつけられたリ
   ボンを押し戻そうとする第１の力及び上記ハブの回転の
   軸の方向で上記ハブ収容部材に向う第２の力を生じる第
   １のスプリング手段と、上記予定の巻数以上のリボンが
   上記ハブに残存する間上記ハブ及び上記ハブ収容部材の
   間の摩擦を最小とする位置に上記ハブを留めるため上記
   第２の力に抗する大きさの力が第２スプリング手段によ
   り加えられる、上記第１スプリング手段に係合する部材
   とを有することを特徴とする上記リボン供給巻枠構造体
   。