JPS59169045A - 静電型集束偏向装置 - Google Patents
静電型集束偏向装置Info
- Publication number
- JPS59169045A JPS59169045A JP4216683A JP4216683A JPS59169045A JP S59169045 A JPS59169045 A JP S59169045A JP 4216683 A JP4216683 A JP 4216683A JP 4216683 A JP4216683 A JP 4216683A JP S59169045 A JPS59169045 A JP S59169045A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- deflector
- deflection
- electrodes
- deflectors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
- H01J37/147—Arrangements for directing or deflecting the discharge along a desired path
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、静電型のレンズと偏向器に係シ、特に、荷電
粒子線を細く絞った状態で大きく偏向する際に好適な集
束偏向装置に関するものである。
粒子線を細く絞った状態で大きく偏向する際に好適な集
束偏向装置に関するものである。
従来の静電型集束偏向装置は、荷電粒子線を集束させる
レンズに対して、偏向器を物点側もしくは像面側に配置
している。前者は、偏向器を動作させない軸上では粒子
線を細く絞れるが、偏向時には収差によシ絞れなくなる
欠点がある。後者は、レンズが焦点となシ収差が犬キ<
、軸上でさえ十分に絞れない欠点がある。
レンズに対して、偏向器を物点側もしくは像面側に配置
している。前者は、偏向器を動作させない軸上では粒子
線を細く絞れるが、偏向時には収差によシ絞れなくなる
欠点がある。後者は、レンズが焦点となシ収差が犬キ<
、軸上でさえ十分に絞れない欠点がある。
以上のことは磁界型でも同様で、偏向収差を自己打ち消
しさせる光学系が考案されている。第1図にその構成を
示す。物点1よシ出た粒子線は、レンズ4により試料面
孕に結像されている。偏向器1jレンズ4の磁場が発散
しているような領域に配置されておシ、偏向器5に対し
て約90°ねじれて配置されている。さらに、偏向器5
と6の強さは、約1:2の割合で動作させている。この
場合偏向収差の自己打ち消しが可能となシ、ムービング
・オブジェクティブ Qbjective lens )とrう名称でよ
く知られている。しかし、静電型でこの光学系を置き換
えようとしても、レンズ4と偏向器6の配置関係を磁界
型のような構成にすることができないという問題があっ
た。
しさせる光学系が考案されている。第1図にその構成を
示す。物点1よシ出た粒子線は、レンズ4により試料面
孕に結像されている。偏向器1jレンズ4の磁場が発散
しているような領域に配置されておシ、偏向器5に対し
て約90°ねじれて配置されている。さらに、偏向器5
と6の強さは、約1:2の割合で動作させている。この
場合偏向収差の自己打ち消しが可能となシ、ムービング
・オブジェクティブ Qbjective lens )とrう名称でよ
く知られている。しかし、静電型でこの光学系を置き換
えようとしても、レンズ4と偏向器6の配置関係を磁界
型のような構成にすることができないという問題があっ
た。
本発明の目的は、軸上でも大きく偏向しても荷電粒子線
を細く絞れる静電型の集束偏向系を提供することにある
。
を細く絞れる静電型の集束偏向系を提供することにある
。
第1図の磁界型の構成は、粒子線の側内時にレンズ4の
軸外を粒子線が通過するために、異方性の収差が生じ、
これをも取シ除くために取られた構成である。静電型の
レンズではこの異方性の収差が生じない利点があるため
に、磁界型のような構成にする必要がないことに着目し
てなされたもので、偏向器を2個用い、内1個はレンズ
の内部に配置し、偏向器をレンズ電極の1部とし、別の
偏光器は上記レンズを粒子源との間に配置するようにし
て所期の目的を達成したものである。
軸外を粒子線が通過するために、異方性の収差が生じ、
これをも取シ除くために取られた構成である。静電型の
レンズではこの異方性の収差が生じない利点があるため
に、磁界型のような構成にする必要がないことに着目し
てなされたもので、偏向器を2個用い、内1個はレンズ
の内部に配置し、偏向器をレンズ電極の1部とし、別の
偏光器は上記レンズを粒子源との間に配置するようにし
て所期の目的を達成したものである。
実施例
以下、本発明を一実施例によって詳細に説明する。
第1図は本発明による偏向装置の一実施例の構成を示す
図で、物点1よシ出た荷電粒子線2は、レンズ4により
試料面3上に結像されている。偏向器5は、レンズ4と
物点1の間にあシ、偏向器6#−1:レンズ4の内部に
配置されている。電位的には、偏向器5は電極4−1と
同電位(通常は電極4−4、試料3も同電位でアース電
位)を基準として動作させられるが、偏向器6は電極4
−2(4−3も同電位)の電位を基準に動作させられる
。偏向器6の偏向方向は、偏向器5の偏向方向と同一で
ある。このように構成させて、偏向器5と6の偏向強さ
を適当な比で行なえば、偏向収差の自己打ち消しが可能
となることを以下に説明する。
図で、物点1よシ出た荷電粒子線2は、レンズ4により
試料面3上に結像されている。偏向器5は、レンズ4と
物点1の間にあシ、偏向器6#−1:レンズ4の内部に
配置されている。電位的には、偏向器5は電極4−1と
同電位(通常は電極4−4、試料3も同電位でアース電
位)を基準として動作させられるが、偏向器6は電極4
−2(4−3も同電位)の電位を基準に動作させられる
。偏向器6の偏向方向は、偏向器5の偏向方向と同一で
ある。このように構成させて、偏向器5と6の偏向強さ
を適当な比で行なえば、偏向収差の自己打ち消しが可能
となることを以下に説明する。
1例として偏向色収差について説明する。第3図は、第
2図のレンズ部のみを抽出した図である。
2図のレンズ部のみを抽出した図である。
レンズ4I/′i、第2図の電極4−124−2からな
るレンズ4−12と、電極4−3と4−4からなるレン
ズ4−34とから構成されている。物点1から出た粒子
線11は、レンズ4に対しては軌道12.13.14と
なり試料面3上に結像しているが、レンズ4−12と4
−34のように分割して考えると軌道15.14となっ
て結像している。
るレンズ4−12と、電極4−3と4−4からなるレン
ズ4−34とから構成されている。物点1から出た粒子
線11は、レンズ4に対しては軌道12.13.14と
なり試料面3上に結像しているが、レンズ4−12と4
−34のように分割して考えると軌道15.14となっ
て結像している。
ここで、速度のわずかに遅い粒子線を考えるとレンズ4
に対しては軌道12,16.17であり、レンズ4−1
2.4−34に対しては軌道18゜17となって、試料
面3上に結像しない。これがレンズの色収差である。
に対しては軌道12,16.17であり、レンズ4−1
2.4−34に対しては軌道18゜17となって、試料
面3上に結像しない。これがレンズの色収差である。
ここで、偏向器5のみにより偏向された粒子線の偏向色
収差を考える。第4図の作図より分かるように、速度の
遅い粒子線22の試料面3での偏向量24は、速度の速
い粒子21の偏向量23より少ない。すなわち正の符号
を有する。一方、偏向器6のみによシ偏向された粒子線
の偏向色収差を考えるとき第5図のようにレンズ4−1
2と4−34と分割して考える必要がある。軌道の作図
より、第5図に示すように、速度の速い粒子線31の試
料面3上の偏向1ilt33は、遅い粒子線32の偏向
量34よシ小さい。すなわち負の符号を有している。し
たがって、偏向器5と6の偏向方向を同一とし、各々に
よシ生じた偏向色収差の絶対量が同一となるように偏向
器5と6を動作させれば、偏向色収差は自己打ち消しで
きる。
収差を考える。第4図の作図より分かるように、速度の
遅い粒子線22の試料面3での偏向量24は、速度の速
い粒子21の偏向量23より少ない。すなわち正の符号
を有する。一方、偏向器6のみによシ偏向された粒子線
の偏向色収差を考えるとき第5図のようにレンズ4−1
2と4−34と分割して考える必要がある。軌道の作図
より、第5図に示すように、速度の速い粒子線31の試
料面3上の偏向1ilt33は、遅い粒子線32の偏向
量34よシ小さい。すなわち負の符号を有している。し
たがって、偏向器5と6の偏向方向を同一とし、各々に
よシ生じた偏向色収差の絶対量が同一となるように偏向
器5と6を動作させれば、偏向色収差は自己打ち消しで
きる。
このような自己打ち消しは、偏向コマ収差はじめ、偏向
にともなう収差一般に行なうことができる。
にともなう収差一般に行なうことができる。
本発明の偏向器6はレンズ4の中央に配置したが、第3
図〜第5図でもわかるように、レンズの内部にあればよ
い。また、電極4−2と4−3を用いずに偏向器6を共
用させても同様のことが行なえるし、逆にレンズ電極を
第2図に示すものよシ多く用いて4同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。要は、レンズの物点側とレン
ズの内部にそれぞれ1個の偏向器があシ、偏向方向が同
一であれば、本発明の効果は実現できる。
図〜第5図でもわかるように、レンズの内部にあればよ
い。また、電極4−2と4−3を用いずに偏向器6を共
用させても同様のことが行なえるし、逆にレンズ電極を
第2図に示すものよシ多く用いて4同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。要は、レンズの物点側とレン
ズの内部にそれぞれ1個の偏向器があシ、偏向方向が同
一であれば、本発明の効果は実現できる。
本発明によれば、偏向収差の自己打ち消しができるので
、荷電粒子線を細く絞ったままで大角度に偏向できる効
果がある。
、荷電粒子線を細く絞ったままで大角度に偏向できる効
果がある。
第1図は、従来磁界型で行なわれている光学系の基本構
成図、第2図は、本発明の一実施例を示した基本構成図
、第3図は、第2図のレンズ部と粒子線の軌道を示した
図、第4.5図は、それぞれ偏向器5と6により生じる
偏向色収差の符号を説明するための図である。
成図、第2図は、本発明の一実施例を示した基本構成図
、第3図は、第2図のレンズ部と粒子線の軌道を示した
図、第4.5図は、それぞれ偏向器5と6により生じる
偏向色収差の符号を説明するための図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、荷電粒子源から出た粒子線を細く絞り試料面に照射
する手段(レンズ)と上記粒子線を試料面上の所望の位
置に偏向する手段(偏向器)とを具備した装置において
、偏向器を2個用い、内1個(第2偏向器)はレンズの
内部に配置し、偏向電極をレンズ電極の一部となし、別
の偏向器(第1偏向器)Fi上記レンズと粒子源との間
に配置せしめたことを特徴とする静電型集束偏向装置。 2、第2偏向器の偏向方向を第1偏向器の偏向方向に対
して、同一方向としたことを特徴とする第1項記載の静
電型集束偏向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4216683A JPS59169045A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 静電型集束偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4216683A JPS59169045A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 静電型集束偏向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59169045A true JPS59169045A (ja) | 1984-09-22 |
Family
ID=12628375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4216683A Pending JPS59169045A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 静電型集束偏向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59169045A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528944A (ja) * | 1991-07-18 | 1993-02-05 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP4216683A patent/JPS59169045A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528944A (ja) * | 1991-07-18 | 1993-02-05 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
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