JPS5916846Y2 - 渦電流プロ−ブの磁界測定器 - Google Patents
渦電流プロ−ブの磁界測定器Info
- Publication number
- JPS5916846Y2 JPS5916846Y2 JP2372479U JP2372479U JPS5916846Y2 JP S5916846 Y2 JPS5916846 Y2 JP S5916846Y2 JP 2372479 U JP2372479 U JP 2372479U JP 2372479 U JP2372479 U JP 2372479U JP S5916846 Y2 JPS5916846 Y2 JP S5916846Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- eddy current
- current probe
- measuring device
- pickup coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、第１図に示すように、コイルＣａ及びｃｂを
カプセル状治具の胴の周りに適宜間隔を存して平行に巻
回してなる渦電流プローブＰの性能を検査するための磁
界分布測定器に関する。
カプセル状治具の胴の周りに適宜間隔を存して平行に巻
回してなる渦電流プローブＰの性能を検査するための磁
界分布測定器に関する。
この種の渦電流プローブＰは、第１図のハツチングで示
すように、熱交換器等の伝熱管内に挿入しコイルＣａ
、Ｃｂを高周波電流で励磁するとその発生磁界は伝熱管
Ｔ中に渦電流を生起させる。
すように、熱交換器等の伝熱管内に挿入しコイルＣａ
、Ｃｂを高周波電流で励磁するとその発生磁界は伝熱管
Ｔ中に渦電流を生起させる。
もし、伝熱管Ｔに減肉、溺死等の欠陥があると、この渦
電流に変化が生じるから、この変化を前記コイルＣａ、
Ｃｂのインピーダンス変化として検出することにより伝
熱管Ｔの材質の欠陥の有無を検査することができる。
電流に変化が生じるから、この変化を前記コイルＣａ、
Ｃｂのインピーダンス変化として検出することにより伝
熱管Ｔの材質の欠陥の有無を検査することができる。
ところで、渦電流プローブＰの発生する磁界分布は渦電
流プローブＰの探傷性能を支配するので、その磁界の分
布状態を調べる必要があるが、従来第２図に示すように
高周波電流により励磁されたコイルＣａ 、Ｃｂの発生
する磁界中にコイルＣｃを近ずけるとコイルＣｃには電
磁誘導作用により起電力が誘起するから、この誘起起電
力を測定することにより渦電流プローブＰの発生する磁
界の分布状態を調べており、その要領を示すと、第３図
に示すように渦電流プローブＰの側方にガイド棒Ｇに緩
挿されたソレノイド状のピックアップコイルＣｐを設け
、ピックアップコイルＣｐをガイド棒Ｇに沿って移動す
ることによりコイルＣａ 、Ｃｂの磁界分布を測定して
いる。
流プローブＰの探傷性能を支配するので、その磁界の分
布状態を調べる必要があるが、従来第２図に示すように
高周波電流により励磁されたコイルＣａ 、Ｃｂの発生
する磁界中にコイルＣｃを近ずけるとコイルＣｃには電
磁誘導作用により起電力が誘起するから、この誘起起電
力を測定することにより渦電流プローブＰの発生する磁
界の分布状態を調べており、その要領を示すと、第３図
に示すように渦電流プローブＰの側方にガイド棒Ｇに緩
挿されたソレノイド状のピックアップコイルＣｐを設け
、ピックアップコイルＣｐをガイド棒Ｇに沿って移動す
ることによりコイルＣａ 、Ｃｂの磁界分布を測定して
いる。
しかしながら、このようなソレノイド状のピックアップ
コイルは嚢中が広いので磁界のコイル通過投影面積すな
わち磁界検出巾が大となり、その結果、測定磁界の分解
精度が低下するという欠点がある。
コイルは嚢中が広いので磁界のコイル通過投影面積すな
わち磁界検出巾が大となり、その結果、測定磁界の分解
精度が低下するという欠点がある。
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので磁
界検出巾をできるだけ狭くすることにより測定分解精度
の高い渦電流プローブの磁界測定器を得ることを目的と
し、内孔の軸線に直角な面上に半径方向に凹設された環
状溝を有する電気絶縁材料の筒状治具と、上記筒状治具
の環状溝中に巻回収蔵された単層のスパイラルピックア
ップコイルとよりなることを特徴とする。
界検出巾をできるだけ狭くすることにより測定分解精度
の高い渦電流プローブの磁界測定器を得ることを目的と
し、内孔の軸線に直角な面上に半径方向に凹設された環
状溝を有する電気絶縁材料の筒状治具と、上記筒状治具
の環状溝中に巻回収蔵された単層のスパイラルピックア
ップコイルとよりなることを特徴とする。
本考案の一実施例を図面について説明すると第４図はそ
の部分縦断面図、第５図は第４図の磁界測定器で渦電流
プローブの磁界分布を測定する要領を示す説明図、第６
〜８図はそれぞれ第４図の磁界測定器の治具構造を示す
縦断面図である。
の部分縦断面図、第５図は第４図の磁界測定器で渦電流
プローブの磁界分布を測定する要領を示す説明図、第６
〜８図はそれぞれ第４図の磁界測定器の治具構造を示す
縦断面図である。
まず第４図において、１は電気絶縁質よりなる円筒状治
具２の筒壁中に軸線に直角な平面上に単層を形成するよ
うに巻回されたスパイラルピックアップコイルであり′
、３は治具２の内孔に緩挿された被検査渦電流プローブ
である。
具２の筒壁中に軸線に直角な平面上に単層を形成するよ
うに巻回されたスパイラルピックアップコイルであり′
、３は治具２の内孔に緩挿された被検査渦電流プローブ
である。
スパイラルピックアップコイル１は一層に巻回されてい
るので、その軸線方向の巾は、コイルを構成する線の太
さに等しいこととなり、その巻始めと巻終りの取出しは
ピックアップコイルに影響のないように取出しコネクタ
にて外部回路に接続される。
るので、その軸線方向の巾は、コイルを構成する線の太
さに等しいこととなり、その巻始めと巻終りの取出しは
ピックアップコイルに影響のないように取出しコネクタ
にて外部回路に接続される。
なおスパイラルピックアップコイル１はプリント配線で
構成してもよい。
構成してもよい。
次に、このような磁界測定器で渦電流プローブ３の磁界
分布を測定するには第５図に示すような回路でこれを行
なうことができる。
分布を測定するには第５図に示すような回路でこれを行
なうことができる。
すなわち、第５図において４は治具２に内蔵されたスパ
イラルピックアップコイル１に接続された信号変換増巾
器、５は信号変換増巾器４に接続された記録器、６は高
周波電流供給器である。
イラルピックアップコイル１に接続された信号変換増巾
器、５は信号変換増巾器４に接続された記録器、６は高
周波電流供給器である。
このような装置において高周波電流供給器６により渦電
流プローブ３のコイルＣａ 、Ｃｂを励磁してこれを治
具２の内孔に矢印に示すように挿入すると、その挿入位
置に対応する磁界がスパイラルピックアップコイル１の
出力として取出され、信号変換増巾器４を経て記録器５
に自動的に記録されることになる。
流プローブ３のコイルＣａ 、Ｃｂを励磁してこれを治
具２の内孔に矢印に示すように挿入すると、その挿入位
置に対応する磁界がスパイラルピックアップコイル１の
出力として取出され、信号変換増巾器４を経て記録器５
に自動的に記録されることになる。
その際スパイラルピックアップコイル１の磁界検出巾は
、線の太さに等しいから、この点で第３図に示したよう
な公知のピックアップコイルによるものに比べて格段に
精度の高い磁界分布の測定が可能となる。
、線の太さに等しいから、この点で第３図に示したよう
な公知のピックアップコイルによるものに比べて格段に
精度の高い磁界分布の測定が可能となる。
このような単層スパイラルピックアップコイル１を内蔵
する治具の構造の数例を示すと下記の通りである。
する治具の構造の数例を示すと下記の通りである。
すなわち、第６図に示すものは、単一の円筒状治具２の
中央部にスパイラルピックアップコイル１のワイヤの太
さｄに若干の余裕中αを加えてなる溝巾Ｗ（Ｗ＝ｄ＋α
）の深溝７が半径方向に刻設され、この深溝７中にスパ
イラルピックアップコイル１が巻回されて収納されてい
る。
中央部にスパイラルピックアップコイル１のワイヤの太
さｄに若干の余裕中αを加えてなる溝巾Ｗ（Ｗ＝ｄ＋α
）の深溝７が半径方向に刻設され、この深溝７中にスパ
イラルピックアップコイル１が巻回されて収納されてい
る。
第７図に示すものは治具を厚肉部と薄肉部とよりなる雄
型段付円筒部２０と雄型段付円筒２０の薄肉部に外挿さ
れる厚肉の雌型円筒部２０′との２部材よりなり、両者
の対向端面間に適宜の溝巾Ｗを生ずるように両者の相貫
位置を調整した後両者を接着剤により固着してなるもの
である。
型段付円筒部２０と雄型段付円筒２０の薄肉部に外挿さ
れる厚肉の雌型円筒部２０′との２部材よりなり、両者
の対向端面間に適宜の溝巾Ｗを生ずるように両者の相貫
位置を調整した後両者を接着剤により固着してなるもの
である。
第８図に示すものは、治具を薄肉内筒２００と薄肉内筒
２００にそれぞれ外挿された同一形状の２個の厚肉短筒
２００’、 ２００″の３部材よりなり、厚肉短筒２０
０’、２００″を軸線方向へ動かすことにより両者の対
向端面間に必要な巾Ｗの深溝７を構成して両者を薄肉内
筒２００に接着材で１着してなるものである。
２００にそれぞれ外挿された同一形状の２個の厚肉短筒
２００’、 ２００″の３部材よりなり、厚肉短筒２０
０’、２００″を軸線方向へ動かすことにより両者の対
向端面間に必要な巾Ｗの深溝７を構成して両者を薄肉内
筒２００に接着材で１着してなるものである。
このようにすれば、所望の深溝の巾Ｗが容易に形成され
最小の磁界検出巾をもったスパイラルピックアップコイ
ルを容易に治具に収蔵することができる。
最小の磁界検出巾をもったスパイラルピックアップコイ
ルを容易に治具に収蔵することができる。
要するに本考案によれば、内孔の軸線に直角な面上に半
径方向に凹設された環状溝を有する電気絶縁材料の筒状
治具と、上記筒状治具の環状溝中に巻回収蔵された単層
のスパイラルピックアップコイルとよりなることにより
測定分解精度の極めて高い渦電流プローブの磁界測定器
を得るから本考案は産業上極めて有益なものである。
径方向に凹設された環状溝を有する電気絶縁材料の筒状
治具と、上記筒状治具の環状溝中に巻回収蔵された単層
のスパイラルピックアップコイルとよりなることにより
測定分解精度の極めて高い渦電流プローブの磁界測定器
を得るから本考案は産業上極めて有益なものである。
第１図は公知の渦電流プローブで伝熱管の材質の欠陥を
検査する要領を示す部分縦断斜視図、第２図は第１図の
渦電流プローブの発生する磁界とこれを検出する検出コ
イルとの電磁誘導作用を示す説明図、第３図は第１図の
渦電流プローブの磁界分布を検出する要領を示す斜視図
、第４図は本考案に係る磁界測定器の一実施例を示す部
分縦断面図、第５図は第４図の磁界測定器で渦電流プロ
ーブの磁界分布を測定する要領を示す説明図、第６〜８
図はそれぞれ第４図の磁界測定器の治具構造を示す縦断
面図である。 １・・・・・・スパイラルピックアップコイル、２・・
・・・・円筒状治具、３・・・・・・渦電流プローブ、
４・・・・・・信号変換増巾器、５・・・・・・記録器
、６・・・・・・高周波電流供給器、７・・・・・・深
溝。
検査する要領を示す部分縦断斜視図、第２図は第１図の
渦電流プローブの発生する磁界とこれを検出する検出コ
イルとの電磁誘導作用を示す説明図、第３図は第１図の
渦電流プローブの磁界分布を検出する要領を示す斜視図
、第４図は本考案に係る磁界測定器の一実施例を示す部
分縦断面図、第５図は第４図の磁界測定器で渦電流プロ
ーブの磁界分布を測定する要領を示す説明図、第６〜８
図はそれぞれ第４図の磁界測定器の治具構造を示す縦断
面図である。 １・・・・・・スパイラルピックアップコイル、２・・
・・・・円筒状治具、３・・・・・・渦電流プローブ、
４・・・・・・信号変換増巾器、５・・・・・・記録器
、６・・・・・・高周波電流供給器、７・・・・・・深
溝。
Claims (1)
- 内孔の軸線に直角な面上に半径方向に凹設された環状溝
を有する電気絶縁材料の筒状治具と、上記筒状治具の環
状溝中に巻回収蔵された単層のスパイラルピックアップ
コイルとよりなることを特徴とする渦電流プローブの磁
界測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2372479U JPS5916846Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 渦電流プロ−ブの磁界測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2372479U JPS5916846Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 渦電流プロ−ブの磁界測定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55123880U JPS55123880U (ja) | 1980-09-02 |
| JPS5916846Y2 true JPS5916846Y2 (ja) | 1984-05-17 |
Family
ID=28860865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2372479U Expired JPS5916846Y2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 渦電流プロ−ブの磁界測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916846Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-27 JP JP2372479U patent/JPS5916846Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55123880U (ja) | 1980-09-02 |
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