JPS591652Y2 - 台所用品乾燥器の排水装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は台所用品乾燥器において、被乾燥物から落下し
てきた水をケース底を這わせて、外部に取付けられる排
水の受は容器に排出する排水装置に関する。

一般にこの種乾燥器は台所等に載置されて、被乾燥物か
らの離脱液をケース底全体で受け、さらにケース底に水
抜き口を設け、排水をケース底から裏面側へ排水するよ
うになされているが、台所のスペースからして、載置さ
れる床面と乾燥器との間隔が狭く形成されるのがよく、
従って排水の受は容器もケース底に沿って水平方向に出
入するようにするのが特筆である。

一方、従来における乾燥器の水抜き田よ、水抜き口を単
にケース底に穿設するだけであり、従って排水がケース
底裏面を伝わって漏れる欠点があった。

この欠点を解消する手段の１つとして、水抜き口をケー
ス底から筒状に垂下させる方法が考えられるが、この方
法では水がケース底裏面に伝わって漏れることはない反
面、前記排水の受は容器の挿入が円滑にできない不都合
を生じる。

本考案は上記欠点を解消し、確実な排水と、その受は容
器の適正な取付けがなされる台所用品乾燥器の排出装置
を提供することを目的とする。

実施例について説明すると、１は乾燥器の熱風供給装置
で、２は乾燥器の乾燥部である。

空気取入口３から空気を取入れ、これをモーター４によ
り回転するファン５で凹所６に導入し、さらにヒーター
７を下方から上方へ通過させて熱風とし、これを導風路
８を通して収容容器９内に吹き上げる。

前記凹所６は基台１０の前記熱風供給装置１側に形成さ
れている。

また、前記導風路８は基台１０の前記乾燥部２の基台底
部１１と収容容器９底との間に構成される。

一方、収容容器９内の被乾燥物１２から落下した液は排
液となって前記基台底部１１上を水抜き口１３に流れ、
排水受は容器１４に収容される。

前記水抜き口１３は前記乾燥部２の基台底部１１のうち
前記熱風供給装置１に近い部分に設けられる。

これは熱風供給装置１の操作と排水受は容器１４の操作
が同じ方向からできることが台所等での取扱い上便利で
あることによる。

前記基台底部１１は水抜き口１３に向って傾斜せられて
いる。

前記排水受は容器１４は前記熱風供給装置１側にある基
台１０の凹部６に隣接して設けられた収納室１５に挿着
される。

該収納室１５は前記凹部６とは逆に、基台１０を内側へ
凹ませて形成しているが、その天井部は前記乾燥部２の
基台底部１１と同様な高さになっている。

この収納室１５の両側壁にガイドレール１６を設け、該
ガイドレール１６に沿って排水受は容器１４が水平方向
に挿入される。

この際、排水受は容器１４の先端部１７は前記乾燥部２
の基台底部１１裏面に達し、前記水抜き口１３を越える
。

このような構成で特に本考案は、基台底部１１の裏面の
前記水抜き口１３の口縁に、環状の溝１８の形成による
水切りリブ１９を設けである。

この溝１８の形状は適当な形状が採用されるが、第３図
に示す如く、水切りリブ１９を鋭角に構成するのが効果
的である。

また、溝１８を二重に形成してもよい。

この水抜き口１３は基台底部１１裏面と同一面に形成さ
れるが、第４図に示す如く排水受は容器１４挿大の進行
方向側の前記水切り’Ｊブ１９の一部を小突起２０に形
成してもよい。

これにより排水受は容器１４挿大の際の位置が確認でき
る。

以上の構成から成る本考案によれば、水抜き口を裏面か
ら筒状に突出させていないので、排水受は容器を側方か
ら水平方向に出入れすることができる。

しかも、水抜き口の口縁に、環状の溝の形成による水切
りリブを設けたので、ケース裏面に伝わってゆこうこと
する排水が該水切りリブで制止される。

よって衛生的であり、乾燥器が載置された床面が濡れる
こともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例を示す縦断面図、第２図は熱風供給装置
の横断面図、第３図および第４図は要部の断面図である
。 ２・・・・・・乾燥部、９・・・・・・収容容器、１０
・・・・・・基台、１１・・・・・・基台底部、１３・
・・・・・水抜き口、１４・・・・・・排水受は容器、
１８・・・・・・溝、１９・・・・・・水切りリブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 被乾燥物収容容器を載置する基台の底部に水抜き口を開
   口すると共に、排水受は容器を乾燥器の側方から嵌挿し
   て、前記水抜き口を受けるようにした台所用品乾燥器に
   おいて、前記基台底部の裏面の前記水抜き口の口縁に、
   環状の溝の形成による水切りリブを設けたことを特徴と
   する台所用品乾燥器の排水装置。