JPS59163058A

JPS59163058A - 無限軌道式連続鋳造装置

Info

Publication number: JPS59163058A
Application number: JP3806483A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Tanaami; 田名網　嘉昭; Toshiyuki Fukai; 深井　利行; Yutaka Yoshida; 豊吉田; Hiroshi Tsuchida; 浩土田
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1983-03-08
Filing date: 1983-03-08
Publication date: 1984-09-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は無限軌道式連続鋳造装置に関する。

従来、この種の装置としては、第Ｈ］こ示すようなもの
が知られている。図中１．２はプロ・ンク移動系であり
、上下（こ対向して設備されている。

両ブロック移動系１，２は、共に長円形の無限軌道を描
くように鋳型ブロック３が移動するものであり、互いに
接するように配置されている。すなわち、各移動系１，
２は、それぞれ水平位置に離間配設された二個のスプロ
ケット４，５に、複数の鋳型ブロック３を連結したルー
プを必要に応じてチェーンを介して巻（ロ）したもので
あり、上側のループは矢印（イ）方向、下側のループは
矢印（切方向に同速度で移動するよう構成され、互いに
相対向する直線部で外周面が接するようにされている。

そして、その接した部分において、上下のブロック移動
系１．２の鋳型ブロック３は互いに組合わさｎて先後端
が開口した鋳込空間を形成し、かつその組合わされた状
態で鋳型ブロック３は隣り同士密着させられて連らねら
れて、全体で細長い連続した鋳込空間６を形成している
。

第２図１こその部分の詳細断面を示す。上下のブロック
移動系１，２の鋳型ブロック３，３の互いに接し合う外
周面）こはそれぞれ凹形の釣込面３ａが形成されている
＠そして、こうして連続された鋳込空間６の始点側（図中
左側）の開口端に注湯炉７からノズル８を導き、鋳込空
間６に連続的に溶鋼９を注ぎ込み、鋳型ブロック３の移
動とともに矢印（ハ）方向に搬送されて少なくとも外面
が凝固した鋳造片９ａを終点側（図中右側）の開口端か
ら取出し、こ１月こより連続的をこ鋳造を行なっていた
。

ところで、このような従来の連続鋳造装置は、外周面Ａ
のみに鋳込面３ａを有する鋳型ブロック３を使用し、こ
れら鋳型ブロック３をループ状に連結して、循環させる
ことにより、鋳型ブロック３の外周面Ａの鋳込面３ａに
より鋳込空間６を形成して制造を行なうというものであ
るから、鋳型ブロック３の同一面すなわちＡ面が溶鋼６
に接して反復使用゛されることになる。このため、鋳型
ブロック３内の温度分布が不均一となって、熱歪、熱応
力が生じ、また溶鋼９との接触面の荒れもひどくなり、
寿命が短かくなり、鋳型ブロック３の交換頻度が高くな
るという問題があった。

本発明は上記事情（こ鑑みてなされたちので、鋳型ブロ
ック内の温度分布を均一にし、発生する熱歪、熱応力を
減少させ、また溶鋼との接触面の損耗を減らし、鋳型ブ
ロックの寿命を延ばして交換頻度を少なくすることがで
きる無限軌道式連続鋳造装置を提供することを目的とす
る。

本発明の特徴は、鋳型ブロックの周面に複数の鋳込面を
形成するととも（こ、鋳型ブロックの移動系に、移動さ
れる鋳型ブロックの姿勢を変えて利用される鋳込面を順
次交替させるための鋳型ブロック姿勢変換機構を設けた
点にある。

以下、本発明の内容を具体的な実施例に基づいて第３図
〜第６図を参照して説明する。

まず、＠３図を参照して本実施例に用いる鋳型ブロック
について述べると、この鋳型ブロック１０は二個組合わ
せて両端が開口した鋳込空間１１を形成する゛ものであ
り、周面のうち上面および下面番こ凹溝（鋳込面）１０
ａが形成され、全体として断面Ｈ形をなしている。なお
、端面１０ｂは別の鋳型ブロック１０の端面と密着でき
るようフラットになっている。

次に、装置の全体について述べる。第４図に示すよう）
こ、本装置においても上下に対向してブロック移動系１
２．１３が設備されてどり、各ブロック移動系１２．１
３は、前述の第３図に示した鋳型ブロック１０が無限軌
道を描くように移動するような構成になっている。

この場合の鋳型ブロック１０は、左右両側面にビン１４
が突設されており、また各々連結されずに完全分離して
おり、上下にそわ、それループをなすように配置さ０２
、スプロケット１５．１６により上側のブロック移動系
１２の鋳型ブロック１゜は矢印に）方向、下側のブロッ
ク移動系１３の鋳型ブロック１０は矢印（ホ）方向に同
速度で移動するよう構成されている。すなわち、ブロッ
ク移動系１２．１３には直線部および折返し部（こそれ
ぞれすべりガイド板１７．１Ｂ、押さえガイド板１９゜
２０、およびカーブドガイド２１，２２、抜は落ち防止
ガイド２３．２４が設けられており、スプロケツ）１５
，１６の歯部を鋳型ブロック１０のビン１４（こ掛けて
、スプロケット１５および１６を回転することにより、
順次鋳型ブロック１０が隣り合うブロック１０を押し動
かしながら、垂ｒａ面内でそ第１．ぞれ無限軌道を描く
ように移動するよう１こなっている。

この場合、一方（図中右（Ｉｌｌ）のスプロケット１５
の周りには、抜は落ち防＋ｆｚガイド２３．２４が第５
図、第６図に示す如くついており、またさらに姿勢規制
用にガイド２５，２６，２７が設けてあり、これにより
鋳型ブロックｌＯは不プロケット１５の圓転番こしたが
って水平状ｒ？ｐを保ったまま平行移動するよう（こな
りている。その際、ガイド２５．２６，２７は＃型ブロ
ック１０が自由に転回しないよう姿勢を規制する。この
ように鋳型ブロック１０は近返し部分で平行＄動しなが
ら向きを変えるので、スプロケット１５に入るときと出
、るときとで外周側と内周側が逆になることになる。

つまり、入ると＠Ａ面が外周側であったとすると、出る
ときはその８１ｆｉｉのＢ面が外周側ｊになる。

このように、各ブロック移動系１２．１３！こは、スプ
ロケット１５、抜は落ち防市ガイド２３，２４、および
姿勢規制用のガイド２５，２６，２７からなる鋳型ブロ
ック姿勢変換機構２８が組込まれており、利用される切
込面を順次交替できるようになっている。

また、他方（Ｉｌ！ｌ　（図中左側）のスプロケット１
６の周囲にはカーブドガイド２１．２２がついており、
ここでは、ｖ：１型ブロツク１０がスプロケット１６に
沿って同時に転回するよう（こなり、ている。

したがって、入るときと出るときとで外周側と内周側は
逆にならない。つまり入るときＡ面が外周（ｆｉｌｌで
あったとすると、出るときもＡ面が外周側１とな６０以上の如く、鋳型ブロック１０は上記の無限軌道上を一
周するうちに上下面が逆転させられるよう（こ構成され
ている。そして、上下のブロック移動系１２．１３は従
来同様、相対向する直線部において上下の門型ブロツ、
り１０の外周面が互い）こへ接し、その接する部分（こおいて、上下のブロック移動
系１２．１３の鋳型ブロック１０は互い（こ組合わさ、
ｔ７．て外周面の鋳込面１０゛ａにより先後端が開口し
た鋳込空間；：１．１　ｔ″形成、かつその組合わさ石
、た状態で鋳型ブロック１０は吃り同士密ｊさせられて
連らねらイ］１、これにより連続した細長い鋳込空間２
９を形成している。そして、この鋳込空間２９の始点ψ
１１　（図中左側）の開口端には、従来例と同様をこ溶
鋼９の入りた注湯炉７から尋かれたノズル８がＪψ入さ
右ている。

なお、３０．３１は王ビンチロール、３２，３３は小ピ
ンチロールである。これらは、押さえガイド板１９．２
０ｆこ設けである穴にセットされており、鋳型ブロック
１０を押圧するとともに転送する役目を来す。ま７；、
主ビンチロール３０，３１とスプロケット１６との間に
適当な速度差７ｉ−設けることにより、鋳型ブロック１
０同士の間のすき間を除去し、溶鋼の洩れ防止を図る。

このように、構成された装置により鋳？ｉを行なう場合
、鈎ｆｊ、Ｉ！ブロック１ｏを移動させながら、ノズル
８ｆ））ら晒込突間２９内に）７１！続的に溶鋼９を注
ぎ込み、鋳型ブロック１ｏの移・肋とともに矢印（へ）
方向へ搬送さｎて少なくとも外面が凝固したｉｈｉ造片
９ａを終点イロリ開口端から取出し、これ（こより連続
的に鋳造を行なう。

その際、鋳型ブロック１０は、無限軌道を一周するうち
交互にＡ面、Ｂ面が入れ換わるので、Ａ面が利用さｎま
た後はＢ面が利用され、交互（こ鋳込面が交替利用され
ること（こなる・したがって、鋳型ブロック１ｏの表面が上下均等に溶鋼
に接触することになり、温度分布が均一となりて、熱応
力、熱歪が減少する。また溶鋼と接する部分の損耗も減
少し、寿命が延びる。

また、この場合の装置によれば、鋳型ブロック１０は完
全分離式になっているので、連結手段は不要で構造が簡
単であるばかりか、任意に軌道上から取外すことができ
保守点検も楽に実施できる。

なお、上記実施例では、各鋳型ブロック１０を完全分離
式（こし連結手段を設けない場合番こつぃて示したが、
移ｉｔ＜ｉ＋の妨げにならない程度の連結手段、また１
上記実施例では、第４図中右側１のスプロケット１５に
より鋳型ブロック１ｏの外周側］と内周側とを逆転する
ようにしたものを示したが、同図の左右の構成を匝き換
えても勿論よい◇また、上記′ｔ！施例では、上下にブ
ロック移動系１１．１２を配置し、垂直面内で別型ブロ
ック１゜を移動して組合わせるいわゆるたて型タイプの
ものを示したが、水平面内で鋳型ブロックを移動して組
合わせるいわゆる横型のものとしてもよい。

また、上記実施例では、二組のブロック移動糸のゲ１型
ブロック◆こよりＩｊ込空間を形成する場合について示
したが、三組以上の移４！糸を配ｔｇシて、各移動系の
三個以上の鋳型ブロックにより一つのυ）込空間を形成
するようにしてもよい。

また、上記実施例においては、ｌｊ型ブロック１゜の対
向する二面（こ駒込面１０ａを設けた場合を示したが、
′より多数の駒込面と形成してもよい。その場合、ブロ
ック移動系には、それらの鋳込面をＪ’Ａ次利用できる
よう番こする鋳型ブロック姿勢変換機構を設ける必要が
ある。

以上説明したように、本発明の無限軌道式連続鋳造装置
は、鋳型ブロックの周面番こ複数の鋳込面を形成し、鋳
型ブロックの移動系に、移動される鋳型ブロックの姿勢
を変えて利用さＶ、る鋳込面を順次交替させるための鋳
型ブロック姿勢変換機構を設けたものであるから、鋳型
ブロックの複数の鋳込面を順次交替して使用しながら鋳
造することができ、鋳型ブロック内の温度分布を均−蛋
こできる。したがって、熱応力、熱歪を減少させ得ると
ともに、溶鋼との接触面の損耗も減少させることができ
、寿命を延ばして交換頻度を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

＠１図は従来の無限軌道式連続鋳造装置の側断面図、第
２図は第１図の■−■矢視図、第３図は本発明の一実施
例の装置に用いられるＩＡ型ブロックの斜視図、第４図
は本発萌の一実施例の側断面図、第５図は同実施例の要
部の拡大図、第６白は第５図の■矢視断面図である。１０・・・・・・鋳型ブロック、１０ａ・・・・・・鋳
込面、１１　″・・・・・・鋳込空間、１２，１３・・
・・・・ブロック移動系、２８・・・・・・鋳夢プロ・
ツク姿勢変換機構、２９・・・・・、＠込空間。出願人　石川島播Ｐ４重工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

無限軌道を描くように複数の鋳型ブロックが移動させら
れるブロック竪軸系を複数互いに接するように配置し、
その接する部分において、各ブロック移動系の鋳型ブロ
ックを互いに組合わせてそれぞれに形成されている鋳込
面により先後端が開口した鋳込空間を形成し、かつそれ
らの鋳型ブロックを順次連らねて前記鋳込空間を連続さ
せ、この連続した鋳込空間に溶湯を注入して釧造を行な
う無限軌道式連続鋳造装置において、前記鋳型ブロック
の周面に複数の鋳込面を形成するととも舎こ、前記ブロ
ック移動系昏こ、各鋳型ブロックの姿勢を変えて利用さ
れる鋳込Ｕｋｉを順次交替させるための鋳型ブロック姿
勢変換機構を設けたことを特徴とする無限軌道式連続鋳
造装置。