JPS5916247B2 - レンズの色収差による合焦位置検出方法 - Google Patents

レンズの色収差による合焦位置検出方法

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JPS5916247B2
JPS5916247B2 JP8008077A JP8008077A JPS5916247B2 JP S5916247 B2 JPS5916247 B2 JP S5916247B2 JP 8008077 A JP8008077 A JP 8008077A JP 8008077 A JP8008077 A JP 8008077A JP S5916247 B2 JPS5916247 B2 JP S5916247B2
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JP
Japan
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light
objective lens
pinhole
chromatic aberration
receiving element
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JP8008077A
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JPS5414232A (en
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邦夫 下山
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、レンズの色収差による合焦位置検出方法、
更に詳しくは、対物レンズの色収差を積極的に利用して
合焦位置を検出する方法に関する 、ものである。
近時、カメラ等の自動化は著しく進展し、ピット合せの
自動化、すなわちオートフォーカシングの実現のみが課
題として残されている程度となつている。
しかし、このオートフォーカシングについては、種々提
案はなされているけれども、現在5 のところ、いずれ
も具体化に今一歩のものばかりで、或るものは大損りな
装置を必要とし、また或るものは精度上問題のあるもの
であつた。本発明の目的は、レンズの持つ色収差を利用
して、簡単かつ精度のよい合焦位置の検出方法を提゛0
供することにより、上記のオートフォーカシングにお
ける問題点を解決し、以てカメラの一層の自動化、その
他に寄与することにある。
一般に、レンズは、単体では勿論、組合わせによつて色
消しされたものでも多少の色収差を持つ”5 ており、
そのため、同一物点から発してレンズの同一点に入射し
た光線は、屈折後、波長によつてその進路を多少異にす
る。
従つて、波長によつてその像点位置も若干異なる。本発
明は、レンズの欠点ともなつているこのような特性を有
効に利用’0 し、かつピンホールを通る光束は合焦位
置において最も多くなることを利用して、合焦位置を簡
単かつ精度よく検出する方法を提供せんとするものであ
る。以下、図示の実施例に基いて本発明を具体的に5
説明する。
第1図において、カメラの撮影レンズもしくはビューフ
ァインダーレンズ或いはその他の光学機器等における対
物レンズ1(以下対物レンズと総称する)には、左方か
ら右方に向けて入射光束が0 通過するようになつてお
り、この通過光束は、対物レンズ1の光軸01に対し4
50傾斜して配設された半透明反射鏡2によつて、上方
に向けて反射される光束と更に右方に向けて透過する光
束とに分光される。
半透明反射鏡2を通過した光束は、5 その光路上に配
設された赤色光透過フィルター4によつて赤色光束のみ
が透過せられ、この赤色光束は上記フィルター4の右方
に配置されたピンホール板5のピンホール5aを介して
受光素子6に入射するようになつている。上記ピンホー
ル5aは対物レンズ1の予定焦平面に配設される。また
上記半透明反射鏡2を通過した光束の光路土には、当該
光束の一部を下方に向けて反射するよう、対物レンズ1
の光軸に対し45て傾斜して、今1個の半透明反射鏡3
が配設されている。そして、この半透明反射鏡3によつ
て反射された光束の光路上には、拡散板7を介して受光
素子8が配設されている。この受光素子8は、上記受光
素子6の出力電圧と対比する基準出力電圧を得るための
ものである(第2図参照)。一方、上記半透明反射鏡2
によつて上方に反射された光束は、その光路上に配設さ
れた青色光透過フィルタ一10により青色光束のみが透
過され、この青色光束は上記フイルタ一10の上方の、
前記対物レンズ1の予定焦平面となる位置に配設された
ピンホール11aを通じて受光素子12に入射するよう
になつている。
上記ピンホール11aはピンホール板lに穿設されてい
る。また上記半透明反射鏡2で反射した光束の光路上に
は、当該光束の一部を右方に向けて反射するよう、上記
半透明反射鏡2により曲折された対物レンズ1の光軸0
2に対し、45曲傾斜した半透明反射鏡9が配設されて
いる。そして、この反射鏡9によつて反射された光束の
光路上にI叙拡散板13を介して受光素子14が配設さ
れている。この受光素子14は、上記受光素子12の出
力電圧と対比する基準出力電圧を得るためのものである
(第2図参照)。従つて、この受光素子14および前記
受光素子8は全色光束を受光することになる。両ピンホ
ール板5,11のピンホール5a,11aと両受光素子
6,12の受光面は、それぞれ、対物レンズ1に対して
互に共役の位置に配置されており、また両受光素子8,
14の受光面は、それぞれ、対物レンズ1に対して互に
ほK共役の位置に配置されている。そして、両受光素子
6,8の受光面の、半透明反射鏡3の中心からの距離、
および両受光素子12,14の受光面の、半透明反射鏡
9の中心からの距離は、それぞれ、ほK等しい長さに設
定されている。上記半透明反射鏡2および各フィルタ一
4,10は、本発明において、異なつた波長の2種の光
束を、対物レンズ1の通過光から分光するための分光手
段を構成するもので、赤色光透過フイルタ一4は、対物
レンズ1を通過した全光束のうち、波長約600〜70
0nmの赤色光束のみを、ピンホール5aを通して受光
素子6の受光面に入射させる。
また、青色光透過フイルタ一10は、対物レンズ1を通
過した全光束のうち、波長約400〜500nmの青色
光束のみを、ピンホール11aを通して受光素子12の
受光面に入射させる。但し、これらの分光手段としては
、上記のほか、他の周知の手段を自由に利用できる。両
ピンホール板5,11は、対物レンズ1の合焦時、ピッ
トがそれぞれのピンホール5a,11aに合つたとき、
そこを通過する光束の光量を最大にする。これを、たと
えば第3図に示すピンホール板PHPを例に挙げて説明
すると、このピンホール板PHPをレンズ15の光軸0
3土で左右に動かすとき、ピンホールPHにピットの合
つていない位置Pl,P2などでは、ヒソホールPHに
は角度θ1の範囲内の光束しか入射しないが、ピンホー
ルPHにピットの合う位置POにピンホール板PHPが
置かれると、角度θ2で示すように、極めて大きい角度
範囲からの光束がピンホールPHを通過する。このよう
にピンホールを利用すると、合焦位置においてのみ、格
段に大きい光量を得ることができる。なお、ピンホール
の数は、1個に限られるものではなく、複数個あつても
よい。次に、第2図によつて、各受光素子6,8,12
,14を接続した合焦検出回路の例を説明する。
まず、赤色光束を受光する上記受光素子6は、その一端
を接地されると共に、測光用演算増巾器IClの非反転
入力端子(4)に接続されており、またその他端は、測
光用演算増巾器C1の反転入力端子(へ)に接続される
と共に、対数圧縮用ダイオード16を介して、測光用演
算増巾器1C1の出力端子に接続されている。測光用演
算増巾器IClの出力端子には、固定抵抗17を介して
、比較用演算増巾器1C2の反転入力端子(へ)が接続
されている。固定抵抗17と、比較用演算増巾器IC2
の反転入力端子(へ)との間には、一端を接地した、レ
ベル設定用固定抵抗18が接続されている。全色光束を
受光する受光素子8は、その一端を接地されると共に、
測光用演算増巾器1C3の非反転入力端子(イ)に接続
されており、またその他端は、測光用演算増巾器1C3
の反転入力端子(へ)に接続されると共に、対数圧縮用
ダイオード19を介して、測光用演算増巾器1C3の出
力端子に接続されている。
測光用演算増巾器1C3の出力端子には、固定抵抗20
を介して、前記比較用演算増巾器1C2の非反転入力端
子…が接続されている。固定抵抗20と比較用演算増巾
器1C2の非反転入力端子(イ)との間には、一端を接
地したレベル調整用可変抵抗21の他端が接続されてい
る。青色光束を受光する前記受光素子12は、前記赤色
光束の受光素子6の場合と同様にして、測光用演算増巾
器1C4、対数圧縮用ダイオード22、固定抵抗23、
比較用演算増巾器1C5、およびレベル設定用固定抵抗
24と結線されており、また全色光束を受光する受光素
子14も、前記全色光束の受光素子8の場合と同様にし
て、測光用演算増巾器1C6、対数圧縮用ダイオード2
5、固定抵抗26、比較用演算増巾器1C5およびレベ
ル調整用可変抵抗27と結線されている。両比較用演算
増巾器1C2,IC,の各出力端子には、LEDなどの
発光素子28,29の一端が接続されており、画素子2
8,29の他端は、固定抵抗30,31を介して、電源
に接続されている。
このように構成された本発明の方法の適用された合焦検
出装置において、今、対物レンズ1を、その光軸01に
沿つて変移させながら合焦操作を行うと、受光素子8,
14の測光値は、測光用演算増巾器1C3,IC6によ
り、第4図において直線1。
で示すように、合焦操作中連続して一定のレベルで出力
される。一方、赤色光束の受光素子6の測光値は、測光
用演算増巾器1C1によつて、第4図において曲線1R
で示すように出力される。即ち、この曲線1Rからも解
る通りこれは、ピンホール板5のピンホール5aに赤色
光束が結像するときのレンズ位置Aにおいて極値1mと
なるものである。比較用演算増巾器1C2は、測光用演
算増巾器1C1,C3の出力を比較して、たとえば、出
力1Rが出力。と等しいか、またはその極く近傍の値と
なつたとき、発光素子28を点灯させるようになつてい
る。また、青色光束の受光素子12の測光値は、測光用
演算増巾器1C4によつて、第4図において曲線1Bで
示すように出力される。これは、上記レンズ位置Aから
対物レンズ1を若干繰り込むとピンホール板11のピン
ホール11aに、青色光束が結像し、このときのレンズ
位置Bにおいて極値1mとなるものである。比較用演算
増巾器1C,は、測光用演算増巾器IC4,IC6の出
力を比較して、たとえば、出力Bが出力1。と等しいか
、またはその極く近傍の値となつたとき、発光素子29
を点灯させるようになつている。なお、このような比較
用演算増巾器1C2,IC5の作用は、従来の演算増巾
器を適宜に採択することによつて容易に達成される。こ
のように作動する本発明方法の適用された合焦検出装置
においては、両受光素子6,12の出力が、共に、基準
用受光素子8,14の出力に等しいか、あるいはその極
く近傍の値になると、両発光素子28,29が共に点灯
する。このとき、両受光素子6,12の出力は、第4図
においてS位置で示すように相等しく、対物レンズ1は
この位置において丁度バランス良く合焦されている。従
つて操作者は、両発光素子28,29の両者が共に点灯
するのを看取することにより、対物レンズ1が合焦した
ことを容易に知ることができる。上述したとおり、本発
明によれば、ピンホールと受光素子の組合せによつて、
レンズの色収差による異波長光束を測光するようにして
いるので、極めて正確かつ容易に対物レンズの合焦を行
うことができる。なお、本発明において、受光素子に入
射させる異なつた波長の光束の組合わせは、上記実施例
卜示した赤色光と青色光の組合せのほか、任意の単色光
または複色光の複数の組合わせによつて、これを代替す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す、対物レンズの合焦
位置検出装置の側断面図、第2図は、本発明において使
用する合焦検出回路の一例を示す結線図、第3図は、ピ
ンホールの位置によつてピンホールを通過する光量が異
なることを示す説明図、第4図は、測光用受光素子の合
焦時の出力変化を示すグラフである。 1・・・・・・対物レンズ、2・・・・・・半透明反射
鏡、4,10・・・・・・フイルタ一、5,11・・・
・・・ピンホール板、6,12・・・・・・測光用受光
素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対物レンズを通過した光のうち分光手段によつて、
    互に波長の異なる2種の光束を得るように分光し、この
    分光した各光束を、その各分光光路の上記対物レンズの
    予定焦平面の位置にそれぞれ配置されたピンホールを通
    して1対の受光素子にそれぞれ入射させ、上記波長の異
    なる両光束の、上記各ピンホールを通過する光量が各波
    長の光束の合焦位置において最も多くなることに基き、
    上記対物レンズの合焦時、同対物レンズの色収差により
    上記両受光素子のそれぞれの出力の極値間における、こ
    れら両受光素子の出力の一致点を検出し、これを合焦位
    置とすることを特徴とする、レ ンズの色収差による合
    焦位置検出方法。
JP8008077A 1977-07-05 1977-07-05 レンズの色収差による合焦位置検出方法 Expired JPS5916247B2 (ja)

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JPS57155528U (ja) * 1981-03-27 1982-09-30
JPS5859413A (ja) * 1981-10-06 1983-04-08 Olympus Optical Co Ltd 自動焦点調節方法
JPS5944009A (ja) * 1982-09-06 1984-03-12 Asahi Optical Co Ltd 合焦検出装置

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