JPS59162167A - 無機質建材の製造方法 - Google Patents

無機質建材の製造方法

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JPS59162167A
JPS59162167A JP3491883A JP3491883A JPS59162167A JP S59162167 A JPS59162167 A JP S59162167A JP 3491883 A JP3491883 A JP 3491883A JP 3491883 A JP3491883 A JP 3491883A JP S59162167 A JPS59162167 A JP S59162167A
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は無機質建材の製造方法に関する。
従来、セメント、石膏など無機質水硬性物質を含む無機
質窯業系粉体を主原料として成形された無機質建材、例
えば壁板、柱材などが非常に多く使用されている。
これら無機質建材の製造手段としては注型法、押出成形
法等のものが知られているが、押出成形法が、複雑な断
面形状を有する製品を連続的に生産し得るといった利点
を有するため、特に中空部を有する建材の製造の手段と
して広く使用されている。
ところで、上記押出成形による製品は、押出成形時に無
機質混練物に対し高圧が加えられるため、成形体の組織
が非常に緻密となり、建材として必要な強度は充分であ
る利点を有する反面、成形体の切断あるいは釘打ちが困
難となり、施工性が非常に悪いといった欠点があった。
即ち、押出成形による建材は硬すぎて、例えば施工現場
にて、所定寸法に任意に切断したり、あるいは壁下地材
などに釘打固定する際、釘を打ち込むことが非常に困難
であるか、全くできないといった問題があった。
このような問題点に鑑み、本発明者らは、押出成形され
る混線材料中にパーライトなどの無機質発泡体を混入し
、もって得られた成形体を多孔化し、切断加工性あるい
は釘打施工性を良くすることを試みてみたが、パーライ
トなどの無機質発泡体の添加量をいかに調整してみても
、押出成形時の圧力、あるいは押出スクリューとの摩耗
などにより添加した無機質発泡体が壊されてしまい、結
局多孔化すること自体ができず、施工性に優ねた押出建
材を得ることはできなかった。
この発明は」−記に鑑み、押出成形による建材であって
も、鋸引性あるいは釘打性などの施工性に優れた建材を
製造することを目的としてなされたものであって、無機
質水硬性物質を含む無機質窯業系粉体85〜99.9重
量部、無機質繊維と合成繊維の合計量0.1〜15重量
部に対し、セルロース系繊維と熱可塑性樹脂発泡粒子の
合計量3〜15重量部を加え、さらに水を35〜70重
量部、成形助剤を0.3〜3重量部加え均一に混練した
材料を押出成形し、得た成形体を養生し、その後成形体
を加熱することによって該成形体中に含まれる熱可塑性
樹脂発泡粒子を溶融せしめ多数の均一分散した空隙を形
成することを特徴とするものである。
以下、この発明を実施例により説明する。
この発明の無機質建材の製造方法は、押出成形を前提と
してなされたものであって、その押出成形される混線材
料としてセメント、石膏などの無機質水硬性原料に所定
の珪砂などの細骨材等を添加してなる無機質窯業系粉体
85〜99.9重量部、無機質繊維、例えば石綿、ある
いはガラス繊維と合成繊維、例えばポリプロピレン繊維
の合計量0.1〜15重量部からなる添加混合物に対し
、セルロース系繊維と熱可塑性樹脂発泡粒子の合計量3
〜15重量部を加え、さらに水を35〜70重量部、成
形助剤を0.3〜3重量部加え均一に混練したものを得
、これを押出成形することによって所望断面形状をなす
成形品を得、次いでこれを養生し、その後成形品を加熱
することによって成形品中に含まれる熱可塑性樹脂発泡
粒子を溶融せしめ多数の均一分散した空隙を形成するこ
とにより構成されている。
上記実施例において、セルロース系繊維としては、バル
ブ繊維が用いられ、熱可塑性樹脂発泡粒子と共に建材の
鋸引性、あるいは釘打性等を改善するために添加される
ものである。
上記において、例えばバルブ繊維と熱可塑性樹脂発泡粒
子の合計量;5〜15重量部の構成としてこれらの中に
バルブ繊維が1%以上、又、熱可塑性樹脂発泡粒子が1
%以上含まれる。
なお、バルブ繊維と熱可塑性樹脂発泡粒子の合計の添加
量を3重量部より少なくすると添加の効果即ち、施工性
等の効果が得られず、又、15重量部より多くすると、
添加の効果は良く得られるが建材として必要な不燃性が
犠牲にされ、又、製造コストの面で不利となる。なお、
不燃性等の理由より合計量5〜10%りするのが望まし
い。
又、成形助剤としては、メチルセルロース等が用いられ
る。これは押出成形品の押出直後の保形性を良くするた
めのものであり、これら添加配合量は、通常の押出成形
時に添加されているのとほぼ同程度の添加量で良い。
なお、上記実施例において主材となる水硬性物質として
は、セメントが主に用いられるが、セメントと珪石など
のシリカ性分との珪酸カルシウム反応によるもの、高炉
水砕スラグ、消石灰とセメントとの混合物系、あるいは
セメントとカルシウムモノサルフェートハイドレート混
合物系のものを用いても良い。
又、その他必要に応じて増量材を用いても良い。
増量材としては一般的には蛇紋岩、フライアッシュ、無
機質板の粉砕ぐず、炭酸カルシウム、水酸マグネシウム
、炭酸マグネシウム、パーライト、石膏、珪藻土などが
ある。
さらに、上記実施例中に、硬化促進剤、あるいは硬化遅
延剤などの反応調整剤を添加し、硬化反応速度を調整し
得ることは言うまでもない。
次に、−上記各配合に基づき、無機質水硬性源としてセ
メントを用い、これに珪石粉を添加した無機質窯業系粉
体と、無機質繊維として石綿を、又、セルロース系繊維
としてバルブ繊維、熱可塑性合成樹脂発泡粒子として発
泡ポリスチレンビーズを用い、表1のような配合にて混
練物を得、成形圧力10 kg7’cmで押出成形し、
厚さ20闘の板状体を得、この板状体を24時間自然養
生し、硬化させたのち、圧力8に97Cm2でオートク
レーブ養生し、同時に熱可塑性合成樹脂発泡粒子を溶融
して、多孔化された硬化体を得た。
これ(硬化体につき、釘打性、及び木工用の鋸での鋸づ
1性についての施工性、及び凍結融解試験(ASTM 
0−666B法で行い300サイクル後の状態)を行っ
たところ、それぞれ下表のような結果を得た。
明細のプノ浄j狙当゛1°;i、=変史なし)表   
  1 *l ×・・・全く切れない、△・・・−発明れるが鋸
切の歯がすぐ摩耗する、◎・・・鋸切の歯の摩耗もなく
良く切れる状態を示す。
*2 ×・・・凍結融解による破損発生、△・・・亀裂
発生、◎・・・異常なしの状態を示す。
さらに、表2〜4に示す配合材料にて、10に9/c1
n2の押出圧力で厚さ20mmの板状体を得、24時間
の自然養生、及び24時間の7o″Cでの蒸気養生を行
った後、120 ’Qで熱処理し、熱可塑性合成樹脂発
泡粒子体を溶融させた後この板状体を気乾状態で2週間
養生し、表1と同様の試験を行った。
表     2 実施例    比較例 ポリプロピレン繊維      0.5       
0.5パルス繊維       54 発泡ポリスチレンビーズ       3゜メチルセル
ロース       1.5         l、 
5水                50     
    5Q曲げ強度(IC9/m2)    112
     120比   重            
o、851.1*1、*2は表1と同様の評価による。
表     3 実施例    比較例 セメント        293゜ 二水石こう      192゜ 高炉水砕スラグ粉     2930 消石灰     9   10 石   綿             55耐アルカリ
ガラス繊維        11ポリプロピレン繊維 
     。、l        O,1パルプ繊維 
      54 発泡ポリスチレンビーズ       、      
    。
メチルセルロース     1.5      1.5
水                50     ’
     50曲げ強度(Icg/Cln2)    
106  ’    110比   重       
    0.8        1.Q釘打性評価  
    良     可曹緒尼苗廊恥   0    
’ 30*1、*2は表1と同様の評価による。
表     4 実施例    比較例 フライアッシュ     ’7      10セメン
ト        5050 カルシウムアルミネート サルフェート・・イドレート         27 
          27スレート粉       5
5 石   綿            22耐アルカリガ
ラス繊維       0.5         0.
5ポリプロピレン繊維      0.5      
 0.5バルブ繊維       55 発泡ポリスチレンビーズ        30メチルセ
ルロース     1.5      1.5水   
             50        5゜
曲げ強度(kg/cm2)    119     1
25比   重           0.93   
     1.12釘打性評価      良    
  可動垢°′″7°0゛へ の破損率(%)560 鋸引性評価*1     ◎      Δ*1、*2
は表1と同様の評価による。
上表1〜4より明らかなように、セルロース繊維及び合
成樹脂発泡粒子を混入して、押出成形した場合、これら
を含まなかったものに比し、やや強度的には低下する傾
向が見られるものの釘打性、鋸引性などの施工性に格段
の改良が見られ、又、強度低下も、建材としては何等問
題となるものでない程度のものであり、従って、従来困
難であった施工性良好な無機質建材が得られるのである
。又、いずれの実施例においても、合成樹脂発泡粒子の
混入により、いちじるしい耐凍害強度も発揮させること
ができるなどの効果を有する。
手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和58年特許願第34918号 2、発明の名称 無機質建材の製造方法 3、 補正をする者 事件との関係特許出願人 住所 大阪市浪速区敷津東−丁目2番47号名称 (1
05)久保1(」鉄工株式会社代表者  代表取締役社
長 三 野 重 和4、代理人〒662

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  無機質水硬性物質を含む無機質窯業系粉体8
    5〜99,9重量部、無機質繊維と合成繊維の合計量0
    .1〜15重量部に対し、セルロース系繊維と熱可塑性
    樹脂発泡粒子の合計量3〜15重量部を加え、さらに水
    を35〜70重量部、成形助剤を0.3〜3重量部加え
    均一に混練した材料を押出成形し、得た成形体を養生し
    1その後成形体を加熱することによって該成形体中に含
    まれる熱可塑性樹脂発泡粒子を溶融せしめ多数の均一分
    散した空隙を形成することを特徴とする無機質建材の製
    造方法。
JP3491883A 1983-03-03 1983-03-03 無機質建材の製造方法 Granted JPS59162167A (ja)

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