JPS59159913A - アルゴン・酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法 - Google Patents

アルゴン・酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法

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JPS59159913A
JPS59159913A JP3437783A JP3437783A JPS59159913A JP S59159913 A JPS59159913 A JP S59159913A JP 3437783 A JP3437783 A JP 3437783A JP 3437783 A JP3437783 A JP 3437783A JP S59159913 A JPS59159913 A JP S59159913A
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gas
argon
adsorption
exhaust gas
adsorption tower
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Application number
JP3437783A
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English (en)
Inventor
Toshio Yahagi
矢萩 捷夫
Koji Otani
大谷 耕二
Masaomi Tomomura
友村 政臣
Shunsuke Nokita
舜介 野北
Kazunari Shimada
一成 島田
Hiroshi Yokoyama
宏 横山
Akira Kato
明 加藤
Kazuo Someya
染矢 和夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/38Removal of waste gases or dust
    • C21C5/40Offtakes or separating apparatus for converter waste gases or dust

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、アルゴンガス回収方法に係シ、特にアルゴン
−酸素吹錬(Argon Oxygen Decar−
burization 、  以下、AODと略記する
)炉排ガスからアルゴンを連続的に分離するアルゴンガ
ス回収方法に関する。
〔従来技術〕
AOD炉におけるAOD方法は、高価なりロムを酸化す
ることなく脱炭が可能であシ、かつ良好な品質が得られ
るので、高クロム鋼の新しい溶鋼法として注目を浴び、
製錬に採用されている。
しかして、この方法では、製錬の際に発生する排ガス中
にアルゴンガスが60〜80チと極めて高い量で存在す
る。このことに着目して、排ガスから高価なアルゴンガ
スを分離回収して再使用している。
従来のアルゴンガス回収方法について添付図面の第1図
に基づき具体的に説明する。すなわち第1図は、従来の
AOD炉排ガスからのアルゴンガス回収フローの系統図
である。第1図において、符号1はアルゴン及び酸素ガ
ス、2はAOD炉、6は排ガス、4は除塵器、5は冷却
器、6はブロワ−17は排ガスタンク、8は圧縮機、9
は加圧排ガスタンク、10はアルゴンガス回収装置、1
1は精製アルゴンガスを意味する。
AODO2O3部に、アルゴン及び酸素ガス1が一緒に
吹込まれる。これにより発生した排ガス6は除塵器4に
よってダストが除かれ、その後冷却器5で常温まで冷却
され、プロワ−6によって、排ガスタンク7に貯められ
る。排ガスタンク7のガスは圧縮機8によって加圧され
加圧排ガスタンク9に送られる。ここから排ガスはアル
ゴンガス回収装置10に入シ、アルゴンガス以外の排ガ
ス成分が除去され、精製されたアルゴンガス11は再使
用されるものである。
アルゴンガス回収の例として、特公昭52−28750
号では、排ガス中の一酸化炭素を酸化して二酸化炭素と
し、その後深冷分離装置で二酸化炭素を固化分離し、ア
ルゴンガスを回収する方法である。また、特公昭50−
8999号ではAOD炉排ガスを外気から遮へいして回
収し、該排ガス中の一酸化炭素をC!u−NH3錯体で
吸収除去し、二酸化炭素をアル去すで吸収除去し、アル
ゴンガスを回収し再使用する方法である。以上従来の例
について記述したが、特公昭52−28750号では一
100℃はどの深冷処理を要するため、装置構造に難点
がある。
また特公昭50−8999号では吸収と放散の操作を要
するためユーティリティで難点が生じる。したがって、
AOD炉排ガス中のアルゴン回収を、いかに工業的かつ
経済的に実施するかが重要である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、AOD炉から発生する排ガス中のアル
ゴンガス回収において、従来法の難点なくアルゴンガス
を効果的に精製回収する方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明を概説すれば、本発明は、AOD炉排ガス、から
のアルゴンガス回収方法に関するものでチシ、該排ガス
を燃焼処理する工程、次いで得られたガスを、吸着剤を
用いて吸着処理しアルゴンガスを分離回収する工程の各
工程を包含することを特徴とする。
AOD炉排ガスには、アルゴンガス60〜80チと、そ
の他に一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、酸素、水素及び
水分が含まれている。本発明方法では、上記排ガスを、
燃焼処理と吸着処理とを行ってアルゴンガスを回収する
第1工程の燃焼処理では、上記排ガス成分中の水素又は
水素及び−酸化炭素を、同排ガス中の酸素又は系外から
の供給酸素を用いて(接触)燃焼処理し、水素を水分に
、−酸化炭素を二酸化炭素に変換することが好適である
しかし、本発明方法の上記第1工程では、触媒に選択性
を持たせ、水束のみを処理′するのが最適である。犬の
理由は、第1として、−酸化炭素は、第2工程の吸着処
理、特に圧力変動吸着処理で除去可能であシ、しかも除
去した一酸化炭素は高濃度で回収され、燃料あるいは化
学原料として有効利用を図ることができる。第2として
、排ガス中で水素濃度に対して一酸化炭素濃度が高く、
水素と一酸化炭素を同時に触媒燃焼処理を行うと、水素
のみの触媒燃焼に比べて排ガスの昇温か大きくなシ、第
2工程処理に移すためには、多量の冷却エネルギーを必
要とする。以上のことから、本発明方法では、水−素の
みを触媒燃焼処理することによシ、排ガスの昇温を小さ
く抑えることができ、−酸化炭素の有効利用を図ること
が可能である点で、水素のみを接触燃焼処理するのが最
適なことである。
本発明方法の吸着処理工程は、圧力変動吸着法によって
行うことが望ましい。
しかして、圧力変動吸着法による吸着処理では、吸着剤
を充てんした複数個の吸着塔に前記燃焼処理工程からの
ガスを圧入し、該ガス中からアルゴン以外の吸着性成分
を吸着剤に加圧下で吸着させて、アルゴンが濃縮された
精製ガスを取出す吸着工程部分と、吸着塔を減圧して吸
着性成分を系外に排出する脱着工程部分と、該脱着工程
部分を終了した吸着塔に前記精製ガスの一部を通してパ
ージ再生するパージ工程部分と、該吸着工程部分を終了
した吸着塔と該パージ工程部分を終了した吸着塔の両塔
を連通させるか、若しくは製品ガスタンクと該パージ工
程部分を終了した吸着塔を連通させて、圧力を均等化す
る均圧工程部分とを順次繰返して行い、連続的に濃縮・
アルゴンガスを得るようにして処理を行うことが好適で
ある。
以下、本発明方法を、添付図面に基づいて具体的に説明
する。
第2図〜第5図は、いずれも本発明方法の一実施の態様
を示す工程図である。各図において、符号21.22及
び23は吸着塔、24は(接触)燃焼装置、25.25
 (a )及び25 (’b)は冷却器、26は排ガス
タンク、27は圧縮機、28は製品ガスタンク、29 
(a)〜(c)は絞)板、30は真空ポンプ、31は排
ガス導入管、32はガス送入管、33及び34は管、3
5はガス取出管、36及び38はガス排出管、37は酸
素供給管、41〜54は電磁弁、56〜58は調節弁を
意味する。
第2図について概説すると、従来の第1図に示した装置
におけるプロワ−6を経由した排ガスは、排ガス導入管
31から(接触)燃焼装置24に入シ、ここで排ガス成
分の一部が除去処理される。処理後の排ガスは、排ガス
タンク26に貯留される。その後排ガスは圧縮機27に
よって加圧され、圧縮によって昇温した排ガスは冷却器
25によって常温に冷却される。冷却器25を通った排
ガスは、調節弁56、ガス送入管32、電磁弁41又は
45又は49を介して吸着塔21又は22又は23に送
られる。吸着塔を出た濃縮アルゴンガスは、電磁弁43
又は47又は51を通シ、管33、製品ガスタンク28
、ガス取出管35を介して取出され回収される。
次に、第2図に示した工程で、水素のみを接触燃焼処理
し、圧力変動吸着法によυ吸着処理を行う際の動作につ
いて説明する。第1工程処理として、アルゴン、−酸化
炭素、二酸化炭素、窒素、酸素、水素及び水分を含む排
ガスは接触燃焼装置24に入シ、触媒反応によシ排ガス
中の水素が水分になる。この際排ガス中酸素は触媒反応
で消費される。また、同排ガス中の酸素が水素の燃焼に
要する量未満の場合には管37から酸素を供給する。こ
こで、燃焼装置には水素を比較的低温で燃焼できる白金
系、パラジウム系などの触媒が使用される。また、触媒
反応を共栄する可燃物である一酸化炭素に比較して水素
を選択的に燃焼できる温度、例えば白金系では15’0
℃以下に調節することが重要である。
上記のように、この実施の態様では触媒に選択性を持た
せ水素のみを処理する。この接触燃焼装置24を通過し
た排ガスは、排ガスタンク26を介して圧縮機27に入
り、加圧される。圧縮によって昇温した排ガスは冷却器
25で常温に冷却される。同冷却器25を通ることによ
って、排ガス中水分の一部が凝縮するので、ドレーンと
して系外に排出する。該排ガスは第2工程処理として吸
着塔に入る。
吸着塔21又は22又は26には、アルゴンに比較し、
て水分、二酸化炭素、窒素、′−一酸化炭素選択的に吸
着する吸着剤、例えば5A型ゼオライトなどを充てんす
る。
第2図に示した圧力変動吸着法による吸着処理サイクル
は、下記第1表に示したように、6工程部分からなる。
第  1  表 本装置の運転は既に作動中の場合、下記のとおシ移行す
る。
第1工程部分では吸着塔21で吸着工程成分、吸着塔2
2で均圧工程部分、吸着塔23では脱着工程部分を実施
する。この場合、電磁弁43.44.48及び50は開
、電磁弁41.42.45.46.47.49.51及
び52は閉でおる。この弁操作によって、前工程部分で
吸着塔21に供給された排ガスから該吸着塔21によっ
て一酸化炭素、二酸化炭素、窒素及び水分が吸着され、
残ったアルゴンは電磁弁43、管55を通シ製品ガスタ
ンク28に入る。その後ガス取出管35で取出され回収
される。一方、吸着塔22は均圧工程部分にあり、大気
圧状態にある該吸着塔22には、吸着塔21からの濃縮
アルゴンガスの一部が電磁弁44、管34、電磁弁48
を経て、導入される。更に、吸着塔23は脱着工程部分
にあ)、前工程部分で吸着した一酸化炭素、二酸化炭素
、窒素及び水分を電磁弁50及びガス排出管36を介し
、圧力を大気圧に戻しながら排出する。以上が第1工程
部分である。
第2工程部分では、吸着塔21は吸着工程部分が継続さ
れ、吸着塔22は加圧工程部分、吸着塔23はパージ工
程部分にある。この場合、電磁弁43.44.45.5
0及び52は開、電磁弁41.42.46.47.48
.49及び51は閉である。この弁操作によって、吸着
塔21は吸着工程部分が継続される。また、吸着塔22
は加圧工程部分にあ夛、前工程部分で精製アルゴンが導
入された状態に、排ガスが圧縮機27、冷却器25、調
節弁56、ガス送入管62及び電磁弁45を経て、該吸
着塔に供給され、吸着操作圧力まで加圧される。この際
、吸着塔に供給する排ガス流速を上記調節弁56によっ
て調整する。この加圧工程部分ではamアルゴンは該吸
着塔からは出さない。更に、吸着塔23はパージ工程部
分にあシ、前工程部分で大気圧になった状態に、吸着塔
21からの濃縮アルゴンを電磁弁44、管64及び電磁
弁52を介して該吸着塔に導き、吸着剤の再生を行う。
吸着再生に使用したパージガスは電磁弁50゜ガス排出
管36を介して系外に排出する。また、場合によシ、第
2図で点線で示したように、27の前に入れて再精製す
る。以上が第2工程部分でちる。
第3工程部分では、吸着塔21は脱着工程部分、吸着塔
22は吸着工程部分、吸着塔26は均圧工程部分にある
。この場合、電磁弁42.47.48及び52は開、電
磁弁41.43.44.45.46.49.50及び5
1は閉である。この弁操作によって、吸着塔21は脱着
工程部分にあシ、前工程部分で吸着した一酸化炭素、二
酸化炭素、窒素及び水分を電磁弁42及びガス排出管3
6を介し、圧力を大気圧に戻しながら排出する。吸着塔
22は吸着工程部分にちシ濃縮アルゴンガスは電磁弁4
7、管33、製品ガスタンク28及びガス取出管35を
介して取出され回収される。吸着塔23ぼ抑圧工程部分
にあシ、電磁弁48と52が開になシ、吸着塔22から
濃縮アルゴンガスが吸着塔25に導入される。以上が第
3工程部分である。
第4工程部分では、吸着塔21はパージ工程部分、吸着
塔22は吸着工程部分、吸着塔23は加圧工程部分にあ
る。この場合、電磁弁42.44.47.48及び49
が開、電磁弁41.45.45.46.50.51及び
52は閉である。各工程部分の作用は第1から第6エ程
部分で説明したものと同様であり、パージ工程部分では
吸着工程部分からの濃縮アルゴンガスによシ吸着剤の再
生を行う。
第5工程部分では、吸着塔21は均圧工程部分、吸着塔
22は脱着工程部分、吸着塔23は吸着工程部分にある
。電磁弁44.46.51及び52は開、電磁弁41.
42.43.45.47.48.49及び50は閉であ
る。各工程の作用は前箱に説明したものと同様である。
第6エ程部分では、吸着塔21は加圧工程部分、吸着塔
22はパージ工程部分、吸着塔23は吸着工程部分にあ
る。この場合電磁弁41.46.48.51及び52は
開、電磁弁42.43.44.45.47.49及び5
0は閉である。
以上、第1から第6の各工程部分を繰返すことによって
、濃縮されたアルゴンガスを連続的に取出すことができ
る。
ととて、パージ工程部分及び均圧工程部分での効果を説
明する。まず、パージ工程部分は脱着工程部分の次に続
く工程部分で、脱着工程部分で吸着した一酸化炭素、二
酸化炭素、窒素及水分を大気圧に戻しながら系外に排出
する。したがって、パージ工程部分に切替った時点ては
吸着塔の圧力は大気圧である。この状態の吸着塔に、他
塔の吸着工程部分によって生成した濃縮アルゴンガスの
一部を塔頂よ、シ導入し、脱着工程部分で抜けきれない
一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水分などを洗い流す。
このガスは塔底よシ系外に排出する。これによシ吸着剤
の再生効果を高めるものである。
次に、均圧工程部分は、前記したパージ工程部分の次に
続く工程部分で、パージ工程部分で吸着剤が再生され、
大気圧にある吸着塔に、他塔の吸着工程部分によって生
成した濃縮アルゴンガスの一部を塔頂よシ導入し、均圧
工程部分にある該吸着塔と吸着工程部分にある吸着塔の
圧力を均圧する。この操作によシ、前記均圧工程部分に
ある吸着塔はアルゴン濃縮の高い状態、 に保持される
。そして、この状態から加圧操作、吸着操作へと移るこ
とによシ、生成アルゴンガス濃度及び収率の向上を図る
ものである。
なお、第2図による均圧工程部分及びパージ工程部分の
説明において、例えば吸着塔21から吸着塔22又は吸
着塔23にガスを送入する場合、弁44から弁48又は
弁52を介して送入しているが、製品ガスタンク28内
のガスを調節弁57又は58を介して各吸着塔に送入す
りにし、均圧工程及びパージ工程のそれぞれの部分に適
したガス流速値になるよう、弁開度を調整するものであ
る。今、吸着塔21で吸着工程部分、吸着塔22で均圧
工程部分とした場合のガス流れを説明すると、吸着塔2
1からの精製ガスは電磁弁43、管33を通シ製品ガス
タンク28に入る。製品ガスタンク28に入ったガスの
一部が調節弁57、管34、電磁弁48を通シ2、吸着
塔22に入る。このとき調節弁58は閉である。上記の
ように均圧及びパージ各工 □程部分でのガスを調節弁
57又は58を介して吸着塔に導入することにより、前
記した均圧及びパージ各工程部分と同様な効果を得るこ
とができる。
次に、添付の第3図〜第5図によシ、第1工程で、水素
及び−酸化炭素を燃焼処理し、次いで圧力変動吸着法に
よシ吸着処理を行う工程について説明する。
まず第3図に従って動作について説明する。
第1工程では、アルゴンを含有するAOD炉排ガスは、
排ガス導入管31から燃焼装置24に入シ、ここで排ガ
ス中の水素と一酸化炭素は、同排ガス中の酸素若しくは
酸素供給管37から送られる供給酸素によシ燃焼反応さ
せて、水分と二酸化炭素に変える。なお、管37からの
供給酸素量は、排ガス中の水素、−酸化炭素及び酸素量
から、燃焼に必要な量を設定する。次に燃焼装置24に
よって昇温した排ガスは、冷却器25(a)によって冷
却され、排ガスタンク26を介して圧縮機27に入シ加
圧される。圧縮によって昇温した排ガスは、冷却器25
 (b)で常温に冷却される。これら冷却器25 (a
)及び(b)を通ることによって、排ガス中の水分の一
部が凝縮するので、ドレーンとして系外に排出する。該
排ガスは、第2工程処理として吸着塔に入る。
第3図に示した圧力変動吸着法による吸着処理サイクル
は、前記第1表に示したように、6工程部分からなる。
本装置の運転は、既に作動中の場合、前記第2図と同様
に下記のとおシ移行する。
第1工程部分では吸着塔21で吸着工程部分、吸着塔2
2で均圧工程部分、吸着塔23では脱着工程部分を実施
する。この場合、電磁弁43.44.48及び50は開
、電磁弁41.42.45.46.47.49.51.
52及び53は閉である。この弁操作によって、前工程
部分で吐着基21に供給された排ガスから該吸着塔21
によって二酸化炭素、窒素及び水分が吸着され、残った
アルゴンは電磁弁43、管33を通シ製品ガスタンク2
8に入る。その後ガス取出管35で取出され回収される
。一方、吸着塔22は均圧工程部分にアシ、大気圧状態
におる該吸着塔22には、吸着塔21からの濃縮アルゴ
ンガスの一部が電磁弁44、管34、電磁弁48を経て
、導入される。更に、吸着塔23は脱着工程部分にあシ
、前工程部分で吸着した二酸化炭素、窒素及び水分を電
磁弁50及びガス排出管36を介し、圧力を大気圧に戻
しながら排出する。以上が第1工程部分である。
第2工程部分では、吸着塔21は吸着工程部分が継続さ
れ、吸着塔22は加圧工程部分、吸着塔23はパージ工
程部分にある。この場合、電磁弁43.44.45.5
0及び52は開、電磁弁41.42.46.47.48
.51及び53は閉である。この弁操作によって、吸着
塔21は吸着工程部分が継続される。また、吸着塔22
は加圧工程部分にあ夛、前工程部分で精製アルゴンが導
入された状態に、排ガスが圧縮機27、冷却器25 (
b)、ガス送入管32及び電磁弁45を経て、該吸着塔
に供給され、吸着操作圧力まで加圧される。この加圧工
程部分では濃縮アルゴンは該吸着塔からは出さない。
更に、吸着塔23はパージ工程部分にあシ、前工程部分
で大気圧になった状態に、吸着塔21からの濃縮アルゴ
ンを電磁弁44、管34及び電磁弁52を介して該吸着
塔に導き、吸着剤の再生を行う。吸着再生に使用したパ
ージガスは電磁弁50、管36を介して系外に排出する
以上が第2工程部分である。
第3工程部分では、吸着塔21は脱着工程部分、吸着塔
22は吸着工程部分、吸着塔23は均圧工程部分にある
。この場合、電磁弁42.47.48及び52は開、電
磁弁41.43.44.45.46.49.50.51
及び53は閉である。この弁操作によって、吸着塔21
け脱着工程部分にあシ、前工程部分で吸着した二酸化炭
素、窒素及び水分を電磁弁42及びガス排出管66を介
し、圧力を大気圧に戻しながら排出する。吸着塔22は
吸着工程部分にあ)濃縮アルゴンガスは電磁弁47、管
63、製品ガスタンク28及びガス取出管65を介して
取出され回収される。吸着塔23は均圧工程部分にあシ
、電磁弁48と52が開になり、吸着塔22から濃縮ア
ルゴンガスが吸着塔23に導入される。以上が第5工程
部分である。
第4工程部分では、吸着塔21はパージ工程部分、吸着
塔22は吸着工程部分、吸着塔23は加圧工程部分にち
る。この場合、電磁弁42.44.47.48及び49
が開、電磁弁41.43.45.46.50.51.5
2及び53は閉である。各工程部分の作用は第1から第
5工程部分で説明したものと同様であシ、パージ工程部
分では吸着工程部分からの濃縮アルゴンガスにより吸着
剤の再生を行う。
第5工程部分では、吸着塔21は均圧工程部分、吸着塔
22は脱着工程部分、吸着塔23は吸着工程部分にある
。電磁弁44.46.51及び52は開、電磁弁41.
42.43.45.47.48.49.50及び53は
閉である。
各工程部分の作用は前記に説明したものと同様である。
第6エ程部分では、吸着塔21は加圧工程部分、吸着塔
22はパージ工程部分、吸着塔23は吸着工程部分にあ
る。この場合電磁弁41.46.48.51及び52は
開、電磁弁42.46.44.45.47.49.50
及び53は閉である。
以上、第1から第6の各工程部分を繰返すことによって
、濃縮されたアルゴンガスを連続的に取出すことができ
る。
このパージ工程部分及び均圧工程部分の効果は、燃焼処
理した排ガス中に一酸化炭素を含まない点を除いて、前
記第2図に説明したと同様である。
なお、第3図による均圧工程部分及びパージ工程部分の
説明において、例えば吸着塔21から吸着塔22又は吸
着塔23にガスを送入する場合、弁44から弁48又は
弁52を介して送入しているが、製品ガスタンク28内
のガスを弁53を介して各吸着塔に送入することも可能
でアシ、前記した均圧1及びパージ各工程部分と同様な
効果を得ること蝉できる。
第4図は、本発明方法の別の実施の態様を示す工程図で
ある。第4図の工程が、前記第3図と異なる点は、圧力
変動吸着処理におけるガス流速を至適状態で処理を行う
ために、オリフィス板等の絞り板2 q (a)、(1
))及び′Cc)を設けた点にある。第4図に記載の工
程の特徴点について説明すると、吸着処理工程において
、原料である排ガスを吸着塔底部に送入するとき、絞シ
板29 (a)を介して行い、流速を調節する。
また、均圧工程部分では製品ガスタンク28からのガス
を弁53、絞シ板2 q (b)を介して吸着塔に送入
する。更に、パージ工程部分では前記の弁55を閉にし
、弁54、絞シ板29 (c)を介して吸着塔に送入す
るものである。これら各絞シ板によって、ガス流速は、
各工8に適した値に調節される。第4図に記載の方法に
よれば、吸着塔内の脈動の抑制に有効でちゃ、精製アル
ゴンガス濃度及びアルゴンガス回収率が、第3図に記載
の方法におけるよりも向上する。
更に第5図は、本発明方法の更に他の実施の態様を示す
工程図である。第5図の工程が、前記第3図と異なる点
は、圧力変動吸着法処理における吸着剤再生において、
真空操作を行うだめの真空ポンプ30を設置した点にあ
る。第5図に記載の工程の特徴点について説明すると、
第3図による脱着工程部分では各吸着塔の弁42又は4
6又は50を開いて、吸着塔内にあるガスを大気圧に戻
しながら排出している。これに対して、第5図に示した
方法では、脱着工程部分で、吸着塔内ガスを管36を介
して真空ポンプ30によって吸引し、ガス排出管38を
介して系外に排出するものである。とれによって、吸着
剤の再生効率を上げることができ、第3図で説明したパ
ージ工程部分を短縮又は省略することが可能となり、こ
れによって第3図に記載の方法におけるよりも、アルゴ
ンガス回収率の向上がもたらされる。
以上、第2図〜第5図では、6基板着方式によって説明
したが、吸着塔数はこれに制限されるものではない。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 第2図に示した方法を、下記第2表に示す排ガス成分、
装置仕様及び操作条件で実施した。
第  2  表 第2表の条件による実測の結果、接触燃焼装置24出口
からの排ガス中の水素濃度はcL01チ以下、酸素は0
.1%以下であった。そして、吸着塔出口からの精製ア
ルゴンガス濃度は995チ、水素含有率はQ、[11%
以下、アルゴン回収率は60チであった。
次に、接触燃焼装置24の温度を300℃にしたところ
、接触燃焼装置出口排ガス中の水素は(1,5%、酸素
は0.1%以下とな)、吸着塔出口のアルゴンガス濃度
は99係、水素濃度は0.5%となった。しだがって、
温度を高くすると、水素を選択燃焼することが困難で本
発明の効果を十分に発揮することができない。
実施例2 第3図に示した方法を、下記第3表に示す排ガス成分、
装置仕様及び操作条件で実施した。
なお、実施において、燃焼装置24への酸素供給方法は
、該燃焼装置24の出口排ガスの一酸化炭素成分を測定
し、それが完全に燃焼するように、酸素供給管37から
酸素を吹込んだ。
第  3  表 第3表の条件による実測の結果、吸着塔出口からの精製
アルゴンガス濃度は95〜99.9 %、水素含有率は
0.01チ以下、アルゴン回収率は50〜65チであっ
た。
上記の方法を、第4図に示した方法で実施すると、第3
図に示しだ方法よシも、アルゴン回収率が5%上昇した
また、前記実施例2の方法を、第5図に示した方法で実
施すると、第3図に示した方法よりも、アルゴン回収率
と共に吸着剤の再生効率が5多上昇した。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、AOD炉排ガス中のアルゴ
ンガス回収を、本発明方法による(接触)燃焼処理及び
吸着処理の2工程操作で行うこと罠よって、高濃度アル
ゴンを高収率で回収することができる。また、本発明方
法の第1工程で、水素のみを接触燃焼処理する場合には
、−酸化炭素が凸線されるので、その単離した一酸化炭
素を、燃料又は化学原料として有効利用することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のAOD炉排ガスからのアルゴンガス回収
フローの系統図、第2図、第3図、第4図及び第5図は
、いずれも本発明方法の一実施の態様を示す工程図であ
る。 1:酸素及びアルゴンガス、2:AOD炉、5:排ガス
、7:排ガスタンク、10:アルゴンガス回収装置、2
1.22及び23:吸着塔、24:(接触)燃焼装置、
27:圧縮機、28:製品ガスタンク、29 (a) 
(b)及び(C):絞シ板、30:真空ポンプ、37:
酸素供給管、41〜54:電磁弁、56〜58:調節弁
特許出願人   株式会社 日立製作所代理人 中 本
  宏 し−一一一一一−−−−−−<−一−−−−−一一一−
−一−−1第1頁の続き 0発 明 者 加藤明 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% 下松市東豊井794番地株式会社 日立製作所笠戸工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 16  アルゴン・酸素吹錬炉から発生する排ガス中に
    含まれるアルゴンガスを回収する方法において、該排ガ
    スを燃焼処理する工程、次いで得られたガスを、吸着剤
    を用いて吸着処理しアルゴンガスを分離回収する工程の
    各工程を包含することを特徴とするアルゴン・酸素吹錬
    炉排ガス−からのアルゴンガス回収方法。 Z 該燃焼処理工程において、排ガス中の水素を、同排
    ガス中の酸素又は系外からの供給酸素で接触燃焼して水
    分とする特許請求の範囲第1項記載のアルゴン・酸素吹
    錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法。 五 該燃焼処理工程において、排ガス中の水素及び−酸
    化炭素を、同排ガス中の酸素又は系外からの供給酸素で
    燃焼して水分及び二酸化炭素とする特許請求の範囲第1
    項記載のアルゴン・酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガ
    ス回収方法。 屯 該吸着処理を、圧力変動吸着法によって行う特許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載のアルゴン・
    酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法。 & 前記圧力変動吸着法による吸着処理において、吸着
    剤を充てんした複数個の吸着塔に前記燃焼処理工程から
    のガスを圧入し、該ガス中からアルゴン以外の吸着性成
    分を吸着剤に加圧下で吸着させて、アルゴンが濃縮され
    た精製ガスを取出す吸着工程部分と、吸着塔を減圧して
    吸着性成分を系外に排出する脱着工程部分と、該脱着工
    程部分を終了した吸着塔に前記精製ガスの一部を通して
    パージ再生するパージ工程部分と、該吸着工程部分を終
    了した吸着塔と該パージ工程部分を終了した吸着塔の両
    塔を連通させるか、若しくは製品ガスタンクと該パージ
    工程部分を終了した吸着塔を連通させて、圧力を均等化
    する均圧工程部分とをj■次繰返して行い、連続的に濃
    縮アルゴンガスを得る特許請求の範囲第4項記載のアル
    ゴン・酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法。
JP3437783A 1983-03-04 1983-03-04 アルゴン・酸素吹錬炉排ガスからのアルゴンガス回収方法 Pending JPS59159913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136693A (ja) * 1988-11-17 1990-05-25 Topy Ind Ltd 排ガス処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136693A (ja) * 1988-11-17 1990-05-25 Topy Ind Ltd 排ガス処理装置

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