JPS59159853A - 含油合成樹脂組成物 - Google Patents

含油合成樹脂組成物

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JPS59159853A
JPS59159853A JP3363783A JP3363783A JPS59159853A JP S59159853 A JPS59159853 A JP S59159853A JP 3363783 A JP3363783 A JP 3363783A JP 3363783 A JP3363783 A JP 3363783A JP S59159853 A JPS59159853 A JP S59159853A
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JP
Japan
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oil
synthetic resin
mica
weight
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP3363783A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kamiya
薫 神谷
Teruhisa Tomogane
友金 照久
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含油合成樹脂組成物に関するものである。
一般に摺動拐、例えば、ドツト式プリンタのワイヤガイ
ドやM受のようにワイヤ、軸等か摺動する摺動面をもつ
部材は、苛酷な条件下で使用されることか多いため、そ
の耐久性が問題となる。例えば、上記ワイヤガイドの場
合、近年のプリンタの高速化に伴い、ワイヤはθj〜/
6咽程度のストロークで毎秒600〜7000回程度の
往復運変位量は07爺程度以下となることが要求される
これに対し、従来より、上記ワイヤガイドの素材として
種々の合成樹脂組成物が検討され、次のような材料が実
用化されている。
(1)  ガラス繊維強化芳香族ポリアミド樹脂L2]
  ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂 (3)  ポリイミド樹脂 (グ) ポリアミドイミド樹脂 上記(1)および(,2)については、材料自体に自己
潤滑性がないためワイヤーに潤滑油を供給しながら使用
されるが、給油してもワイヤが高速で往復運動している
ため油膜形成が困難であり、フレ、・ティングコロ−ジ
ョン(擦過腐食)を生じ易く、耐摩耗性が低いという問
題がある。一方、上記U)および(り)については、超
耐熱・高強度エンジニアリングプラスチノクとして注目
されている素材であるが、高価であるとともに成形加工
性にも難点があり、さらに、摩耗粉が周囲に飛散するた
め、単による周辺部材等の汚損という問題が生じて(る
本発明は、かかる点に鑑み、合成樹脂に対して潤滑油、
ポリノルボーネンエラストマーおよび雲母をそれぞれ送
缶配合して、摩擦、摩耗特性の向上、機械的強度の向上
並びに成形加工性の向上を図った含油合成樹脂組成物を
提供するものである。
すなわち、本発明にかかる含油合成樹脂組成物は、合成
樹脂100重量部に対して、潤滑油を5〜30重量部、
この潤滑油の担体としてのポリノルボーネンエラストマ
ーをX、2〜76重量部、さらに、雲母を6〜30重量
部重量部柱なることを特徴とするものである。
上記合成樹脂は含油合成樹脂組成物の基礎材料となるも
ので、ボリアリレート、ポリアセタール、ポリアミド、
ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリスルフォン、ポリカーボネートなど自己潤
滑性を有し耐閑耗性に優れたものが使用される。
潤滑油としては、スピンドル油、タービン油、マシン油
、ダイナモ油等の芳香族系潤滑油、ナフテン系潤滑油、
パラフィン系潤滑油又は炭化水素、エステル、ポリグリ
コール、シリコーン等の合成油など、一般に使用されて
いる潤滑油が使用される。この潤滑油は合成樹脂10θ
重量部に対してj〜30重量部重量部柱るが、5重量部
未満では充分な潤滑性を発揮せしめることができず、ま
た、−30重量部を越えると合成樹脂の機械的強度を著
しく低下させる不具合がある。
ポリノルボーネンエラストマーとしては、ツルボルネン
系樹脂の加硫系配合物が使用される。このポリノルボー
ネンエラストマーは、極めてポーラスな構造であるため
潤滑油を多量に吸収させることができ、潤滑油の担体と
して作用する。ポリノルボーネンエラストマーは合成樹
脂700重量部に対してX、2〜76重量部配置部れる
が、/、2重量部未満(潤滑油量に対する割合でいえば
、2グ重量%未満)では潤滑油のブリードを生じ、成形
加工性に悪影響を及ぼす不具合があり、また、76重量
部を越えると(潤滑油量に対する割合が6゜重N%を越
えると)、摩擦特性および摩耗特性に悪影響がでるとと
もに、成形品の外観にも悪影響を及ぼす不具合がある。
雲母は補強材として作用するもので、合成樹脂10θ重
量部に対して6〜30重量部重量部柱るが、5重量部未
満では充分な補強効果が得られず、また、30重量部を
越えると摩擦特性および摩耗特性こと悪影響がでる不具
合がある。この雲母は補強という点でみればアスペクト
比が70以上のものが好ましい。また、雲母の大きさは
100メツシユ程度、つまり’16−グ乙μ程度が好ま
しく、これより大きくなると混線が難しくなり、逆に小
さすきると充分な強度が得られなくなる。
次に、本発明にかかる含油合成樹脂組成物を適用した摺
動材の一例を第1図に基づいて説明する。
本例はドツト式プリンタ1に関するものである。
このプリンタ1において、2はプラテン、6はプ1ラテ
ン2に巻き掛けた印刷媒体、4は印字ワイヤであり、印
字ワイヤ4は印字ワイヤガイド5,5に1h動自在に支
持され、駆動手段乙によりプラテン2へ向けて往復摺動
し、インクリボン7を介して印刷媒体乙に印字を行なう
ようになされている。
駆動手段乙に、$いて、8はL字状の揺動レバーであっ
て、中央の屈曲部に枢支部9を有し、一端が端板1oを
介して印字ワイヤ4に連結されている。この揺動゛レバ
ー8は戻しバネ11で印字ワイヤ4を戻す方向に付勢さ
れており、電磁石12の励磁により、戻しバネ11の付
勢力に抗して印字ワイヤ4を押す方向に揺動するように
なされている。なお、13は拡圧バネ、14はストッパ
である。
しかして、上記印字ワイヤガイド5は本発明にかかる含
油合成樹脂組成物で成形されており、印字ワイヤストロ
ークが95〜76 mm、往復速度が600〜100o
往復/秒、往復回数が数十億回という使用条件の下での
印字ワイヤガイド5の摩耗変位量はθ/膿以下となる。
次に、本発明の実施例を比較例との比較試験に基づいて
説明する。
〈実施例/〉 本例の配合割合は次のとおりである。
後述する試験/および2に供する試験片の製作にあたっ
ては、潤滑油とポリノルボーネンエラストマーとを予め
20℃で3時間の油伸展処理を施し、これをボリアリレ
ート樹脂および雲母と合わせてヘンシェルミキサーにて
混合した後、押出機で混練してペレタイズしたペレット
を用い、射出成形機にて所定の試験片形状に成形した。
〈実施例ノ〉 本例の配合割合は次のとおりである。
(日本ゼオン社製ノルソレノクス) 試験片の製作にあたっては実施例/と同様の方法を用い
た。
く比較例/〉 本例の配合割合は次のとおりである。
試験片は実施例/と同様に潤滑油とポリノルボーネンエ
ラストマーとの油伸展処理を施し、これをポリアセター
ル樹脂と混合し、押出機で混練・ペレタイズし°た材料
を用いて射出成形した。
〈比較例!〉 本例はガラス繊維を30重量%配合してなる芳香族ポリ
アミド樹脂を用いて実施例/と同様の試験片を製作した
〈比較例3〉 本例はポリイミド樹脂を用いて実施例/と同様の試験片
を製作した。
試験/ 本試験の態様は第2図に示されている。すなわち、同図
において、21は内径がg′(転)、外、径が7.2調
、長さが70端の円筒状の試験片であり、線径θj 、
!; mmのS K Hワイヤ22を試験片21に巻き
掛け、錘2ろにより600 grのデッドウェイトを負
荷させた状態で試験片21をgooP、PMで回転させ
1.2グ時間後の試験片21の摩耗変位量(叫)を測定
した。
試験! 本試験の態様は第3図に示されている。すなわち、同図
において、24.24は巾Jmmの試験片であり、両試
験片24.24をその間に直径θ36咽のS K Hワ
イヤ25をおいて圧着させ、その状態でこのワイヤ25
をソレノイド26により/璽ストロークにて100 H
zで摺動させ、2時間後の試験片24の摩耗変位量(覇
)を測定した。。
上記試験/および2の結果を第1表に示す。
第  /  表 試験/において、比較例/では試験片が摩擦熱により溶
融してワイヤが試験片に喰い込み、試験開始後7分経過
した時点で試験の続行ができなくなちた。また、試験/
において、比較例!および3てはいずれも摩擦粉の飛散
がみられた。
上記表から、本発明にかかる実施例では比較例に比べて
潤滑性に優れ、耐摩耗性も高いことがわかる。
次に、雲母が含油合成樹脂組成物の物性に及はす影響に
ついて他の補強材との比較試験に基づいて説明する。
比較試験における各供試材の合成樹脂、潤滑油およびポ
リノルボーネンニジストマーの配合割合はいずれも同じ
で以下のとおりである。
各供試材の補強材の種類および配合量は、試験結果を示
すデータとともに第2表に示されてし)る。
この第2表にお゛ける摩擦係数および摩耗係数はジャー
ナル試験によって測定した。すなわち、供試材は内径!
?咽、外径/2rnm、長さ70聞の円筒体で、この供
試材にシャフトを1俟合し、シャフトの垂直方向にj 
Kg / CTlの荷重を負荷させた状態ナシャフトを
、20 m / +ninの速度で回転させた。シャフ
トの材質は54t6cで表面粗さはJSてあり、クリア
ランスは30μである。また、第2表における摩耗変位
量は前記試験!の方法によって測定した結果である。
第  2  表 *単位 X / 0cni/Kg ・m−m1r+−1
−hr第2表におい一部、軸受部材の強度の指標となる
圧縮強度については、雲母の配合量20重量部程度で飽
和状態となり、それ以上配合量を増やしても圧縮強度の
向上にはあまり寄与しないようである。また、他の補強
材と比較してみた場合、雲母の配合量が20重量部程度
になると圧縮強度が他の補強材に比べて高くなるのが認
められる。
摩擦係数については、雲母は他の補強材よりも摩擦係数
の低下に寄与しているのが認められ、特に雲母の配合量
は30%未満か好ましいことがわかる。
摩耗係数についてみれば、雲母の配合量20重量部程度
で最も低くなり、雲母の配合量が少なすぎる場合や多く
なりすぎると他の補強材との差は認められなくなるよう
である。
摩耗変位量についてみても、雲母は他の補強材に比べて
この摩耗変位量の低減に寄与しているのが認められる。
なS、補強材としてガラス繊維を用いたものでは、ジャ
ーナル試験において相手材であるシャフトを傷つけると
いう現象がみられ、アルミニウム、真ぢゆうなどの軟質
金属(対しては不適である。
因に、本発明にがかる含油合成+6,1脂組成物が印字
ワイヤカイト以外の他の摺動材、例えは、軸受、ブ〜す
、ギヤ、シール材、摺動板などにも適用できることはも
ちろんである。
以上のように、本発明によれば、合成樹脂に潤滑油、ポ
リノルボーネンエラストマーの他、雲母を所定量配合し
たことにより、摩擦特性、摩耗特性および耐熱性に優れ
、かつ、機械的強度が高い摺動材を得ることができ、ま
た、成形加工性か向  ・上するとともに、摺動材とし
て使用した場合の摩耗粉の発生も防止され、さらには、
成形品の製作コストの低減′も図れるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はドツト式プリンタの一部を示す断面図、第2図
は試験/の態様を示す断面図、第3図は試験−の態様を
示す側面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂700重量部に対して潤滑油を5〜30
    重量部、ポリノルボーネンエラストマーをX、2〜7.
    5重量部、雲母をj〜30重量部配置部てなることを特
    徴とする含油合成樹脂組成物。
JP3363783A 1983-02-28 1983-02-28 含油合成樹脂組成物 Pending JPS59159853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3363783A JPS59159853A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 含油合成樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3363783A JPS59159853A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 含油合成樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59159853A true JPS59159853A (ja) 1984-09-10

Family

ID=12391963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3363783A Pending JPS59159853A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 含油合成樹脂組成物

Country Status (1)

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JP (1) JPS59159853A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0530767A2 (de) * 1991-09-03 1993-03-10 Hoechst Aktiengesellschaft Polymerlegierungen aus Cycloolefinpolymeren und Polyacetalen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0530767A2 (de) * 1991-09-03 1993-03-10 Hoechst Aktiengesellschaft Polymerlegierungen aus Cycloolefinpolymeren und Polyacetalen

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