JPS5915875B2 - マンコンベアのステツプ - Google Patents

マンコンベアのステツプ

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Publication number
JPS5915875B2
JPS5915875B2 JP9178280A JP9178280A JPS5915875B2 JP S5915875 B2 JPS5915875 B2 JP S5915875B2 JP 9178280 A JP9178280 A JP 9178280A JP 9178280 A JP9178280 A JP 9178280A JP S5915875 B2 JPS5915875 B2 JP S5915875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleat
width
passenger conveyor
passenger
hanging
Prior art date
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Expired
Application number
JP9178280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5719270A (en
Inventor
和平 小嶋
忠一 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9178280A priority Critical patent/JPS5915875B2/ja
Publication of JPS5719270A publication Critical patent/JPS5719270A/ja
Publication of JPS5915875B2 publication Critical patent/JPS5915875B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エスカレータあるいは電動道路等のマンコン
ベアのステップに関する。
マンコンベアは、商業ビルから公共施設へと使用分野が
拡大し、建屋内における必要不可欠なサービス設備とし
て定着してきている。
特に最近では、都市交通網の一環として地下鉄駅や立体
高架駅などの人口密集地域にも設置されはじめ、従来に
ない厳しい設置環境での稼動を強いられている。
このため、従来広く利用されてきたデパート等での使用
環境に比べると、例えば地下水を想定した耐食性、それ
に利用客の増加に対応して耐摩耗性など寿命面での配慮
も必要になるなど、従来にない新しいニーズが発生しは
じめており、これらのニーズに対応できるマンコンベア
の出現が期待されている。
ここで、従来のマンコンベアは、第1図に示したように
、無端状に配設されて乗客を運ぶステップ1、このステ
ップ1と同期的に回動するバンドレール2などの回動体
と、欄干部3、外装板4などの静止体で構成され、これ
ら全部材を頑丈な本体枠5が支持する仕組みになってい
る。
そして、乗客輸送の主部材であるステップ1は、第2図
に示したように、乗客が踏むクリート部1a、段差を塞
ぐライザ部1b1さらに骨部材となるフレーム部10な
どで構成され、その前後に配設したローラ1dが転動す
ることによって移行する構造になっている。
さらに、クリート1aの詳細は、はぼ1メ一トル程度の
横幅Wをもち、これがマンコンベアの長手方向の全域に
配置されており、その横断面は、第3図に示したものが
最も一般的になっている。
すなわち、その表面部は、頂部1eと底部1fを有する
多数の凹凸面で形成されており、その裏面部には第4図
に示したような補強部1gが格子状に配置されるのが普
通である。
このように、ステップ1の上面は多数の凹凸模様と厚肉
の補強部1gで形成されるために、かなり頑丈になって
おり、乗客が安心して利用できるように配慮されている
一方、ライザ部1bは、前記クリート部1aと同一の横
幅をもち、各ステップ1の段差を塞ぐための蹴あげ板の
役目をもっている。
そして、外観的には、ステップ1自体の上下移行とベル
ト状の回動に邪魔にならないように曲面状に成形され、
かつ通常はクリート部1aの前縁が噛込めるよう凹凸状
の表面を有している。
以上述べた、クリート部1aおよびライザ部1bは、通
常アルミニウム合金を用いたダイキャスト成形法で製作
されるのが普通で、ステップ1自体の周囲における人身
事故を防止する等の目的からかなり精密に仕上げられる
ものである。
以上のような従来のステップの構成において、耐食性、
耐摩耗性および経済性の面で問題が指摘され、その改善
が望まれている。
マンコンベアの耐食性は、地下鉄駅に設置された場合の
地下水等による腐食、それに一般の建築現場においての
コンクリートの付着による腐食などの面で議論され、種
々の対策が施されてきている。
しかしながら、ステップ群1の主材料となっているアル
ミニウム合金(以下、アルミと略す)は、耐食性が劣る
とされ、とりわけコンクリート(アルカリ性)に弱く、
その付着によって10日前後で見苦しい黒点腐食が生じ
てしまう。
ちなみに、日本金属学会の文献(昭和37年刊耐食合金
)では、耐アルカリ性のデータとじてと、アルミは、ス
テンレスおよび鉄に比較して25.000倍腐食すると
されている。
この結果はマンコンベアの周囲が強アルカリ性のコンク
リートで敷きつめられ、その影響が避は得ないものとな
っているため極めて深刻であり、大多数のマンコンベア
が少なからず腐食している実情にある。
一方、耐摩耗性は、ステップ群1のクリート部1a上に
利用客が乗り、絶えず接触物の影響を受けることから特
にクリート部1aの材質選定の重要なポイントなってい
る。
一般に、アルミの耐摩耗性は、ステンレスあるいは鉄材
に比較して1/10程度と言われており、この値は専門
技術者の間での通説となっている。
さらに、最近ではアルミ精練の電力事情悪化が深刻な状
況にあり、慢性的にコストアップを続けているという経
済面での実体も無視できない。
以上のように、従来のステップ群1を構成するアルミは
、耐食性、耐摩耗性および経済性の面で再検討の余地が
残されている。
そこで、最近、本発明者によりステンレス製のステップ
を提案している。
このステンレス製ステップの構造は、第5図以下第10
図の如くなっている。
すなわち、いまクリート部6aを代表例として説明すれ
ば、このクリート部6aには1〜3ミリメートル程度の
薄板のステンレス材(もしくは鉄材)を用い、これを第
5図に示したような波状成形体としたものである。
この場合、クリート部6aはプレス成形加工により頂部
5e、溝部6fを次々に成形し、さらにその底部には上
下の電極XおよびYによってスポット溶接(ビスなど他
の接合手段でもよい)される複数の補強体7を配設した
ものである。
このようにして成形したクリート部6aの端部には、当
然のことながら第6図に示した開口部Kが現出する。
この開口部Kには乗客が傘の先を入れたり、手先を入れ
る危険性があるため、第7図のように前後端に端部クリ
ート8および9を配設することも先に提案しである。
そして、この端部クリート9の例では、第8図および第
9図のような構成になっている。
即ち、図示の通り、端部クリート9の形状は、クリート
部6aと同一の上面を有し、ライザ部6bとの間も塞い
でいる。
ここで、上記の構成になるステップには、次のような技
術的な課題が残っている。
1、ごく基本的な懸案として、横幅Wが1メートルにも
及び、しかも約百個の頂部6eを成形するに際し、各頂
部6eの累積誤差を吸収するのが極めて困難である。
なお、この横幅Wの出来具合は、第9図に示したように
側壁(図中S)とのすき間gの大小に影響し、この部分
の人身事故を誘発する。
2、また、第9図にHで示した部分に黄色の注意色を施
したり第10図に符号りで示した合成樹脂製の側方クリ
ートを設けて側壁S部分への近接を心理的に防ぐものも
あるが、これらいずれの場合でも、補強体Iの側壁S側
への出張りが問題となる。
3、この補強体7の側壁S側への出張りは、同種の金属
で成る側壁Sとの接触を招き、極めて不快な摺動音を発
したり、両者の損耗を助長する結果となる。
さらに、この出張り現象は前記のすき間gの確保を困難
となさしめ、人身事故の発生にも影響することになる。
以上のことから、この種ステップにおいては、精度(特
に横幅)、安全性及び損耗など解決されるべき問題があ
ると言える。
この点にかんがみ、本発明は耐久性の向上を主目的に、
精度確保、及び安全増しを図るためになされたものであ
る。
本発明の要旨は、乗客の乗るクリート部、このクリート
部の側方に設けられた側方クーリートとを備えたマンコ
ンベアのステップにおいて、前記クリート部をステップ
の進行方向に沿った溝を有する薄板のステンレス材をプ
レス加工して作られた波状成形体によって構成し、さら
に前記クリート部の両側方には平坦部と垂下部を設け、
かつ、この平坦部には、この垂下部よりも外側に突出し
てステップの横幅を構成する合成樹脂製の側方クリート
を載せたものである。
以下、本発明の一実施例を図にもとづき説明する。
第11図及び第12図において、ステップの全体構成(
クリート部、ライザ部、補強体など)は従来と略同様で
あるが、本発明では、両側方に平坦部10a1この平坦
部10aとは直角方向で下方に伸びる垂下部10b1ス
テップの中央側には従来と同様な多数の凹凸部から成る
クリート部10cを有するステップ10としたことに特
徴がある。
この場合、クリート部10cは、ステップ10の横幅W
(従来と同様)に対してその両側に2〜5個程度の頂部
を減じて他の部分は全て凹凸となっている。
そして、2〜5個(例示では3個)の部分には、平坦部
10aに載るような形状の側方りIJ−Nlが配設され
、平坦部10aとはビス12で強固に締結されている。
さらに、このクリート部10cの下方には従来と類似し
た補強体13が配設されて強度保持する仕組みとなって
いる。
一方、このステップ10の横幅Wは従来と同一値である
が、クリート部10cと一体を成す垂下部10bの外側
までの横幅wcは前記横幅Wよりもδ(1〜2ミリメー
トル程度)だけ幅狭となっており、ステップの実質的な
横幅Wは側部クリートで構成するようにしである。
そして、多数の凹凸部を有するクリート部10cの全体
幅wcを設定しておき、これの平坦部10aに側方りI
J−ト11を載せて組付けた段階で全体の横幅Wを確保
するようにしである。
この場合、側方クリート11は矢印(第11図)のよう
に横移行させて横幅Wを確保するものであるが幅狭分δ
は、クリート部10cの製作上の経験をもとに、このク
リート部10cの精度を見極めた上で決定されるもので
あるが、通常はδ−1〜5ミリメートル程度が妥当であ
る。
さらに、前記の幅狭分δは第13図のようにして更に余
裕を持たせることも可能である。
すなわち、所定の幅狭分δに加えて垂下部10bの折曲
げによる逃げ分δ1を設けて従来のような側壁Sとのす
き間gの確保を安定させるものである。
なお、側方りIJ−ト11の材質は、金属製の側壁Sと
接触しても摺動音や摩耗が発しないものが良く、更に黄
色などの注意色を施して安全効果を持たせたものが望ま
しい。
このようにしたことにより、従来懸念された補強体の突
出による不具合は全て解消できる。
以上説明した本発明によれば、耐久性に優れたステンレ
ス板などを用いたステップを大幅に性能アップできる利
点がある。
なお、上記の説明ではクリート部についてのみ述べたが
ライザ部にもそのまま応用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はマンコンベアの上部付近の側面図、第2図は従
来のステップの単体斜視図、第3−図は第2図のI−1
線に沿う断面図、第4図は第3図を斜め下方から見た裏
面図、第5図以下は本発明に関する図面で第5図は第3
図相当の断面図、第6図は第4図相当の裏面図、第7図
は第2図相当の斜視図、第8図は第7図の■−■線に沿
う断面図、第9図は第1図のI[I−1線に沿う断面図
、第10図は側方部の構成を説明する斜視図、第11図
以下は本発明の一実施例を示すもので、第11図は第9
図相当の断面図、第12図は第10図相当の斜視図、第
13図は本発明の他の実施例を示した断面図である。 1c・・・・・・フレーム部、6・・・・・・ステップ
、6a・・・・・・クリート部、6b・・・・・・ライ
ザ部、7,13・・・・・・補強体、・1”’Oa−’
・・・・・平坦部、10b・・・・・・垂下部、−1’
Oc・・・・・・クリート部、10・・・・・・ステッ
プ、11・・・・・・側方クリート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 乗客の乗るクリート部、このクリート部の側方に設
    けられた側方クリートとを備えたマンコンベアのステッ
    プにおいて、前記クリート部をステップの進行方向に沿
    った溝を有する薄板のステンレス材をプレス加工して作
    られた波状成形体によって構成し、さらに前記クリート
    部の両側方には平坦部と垂下部を設け、かつ、この平坦
    部には、この垂下部よりも外側に突出してステップの横
    幅を構成する合成樹脂製の側方クリートを載せたことを
    特徴とするマンコンベアのステップ。 2、特許請求の範囲第1項において、前記垂下部の下端
    をステップの中央側に向けて折曲げたことを特徴とする
    マンコンベアのステップ。
JP9178280A 1980-07-07 1980-07-07 マンコンベアのステツプ Expired JPS5915875B2 (ja)

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JP9178280A JPS5915875B2 (ja) 1980-07-07 1980-07-07 マンコンベアのステツプ

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JP9178280A JPS5915875B2 (ja) 1980-07-07 1980-07-07 マンコンベアのステツプ

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Publication Number Publication Date
JPS5719270A JPS5719270A (en) 1982-02-01
JPS5915875B2 true JPS5915875B2 (ja) 1984-04-12

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ID=14036156

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63164961A (ja) * 1986-12-15 1988-07-08 ペーター フォン ベルク エクストラコルポラーレ ジステーメ−メディツィンテヒニーク ゲーエムベーハー 計量装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63164961A (ja) * 1986-12-15 1988-07-08 ペーター フォン ベルク エクストラコルポラーレ ジステーメ−メディツィンテヒニーク ゲーエムベーハー 計量装置

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JPS5719270A (en) 1982-02-01

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