JPS59157657A - 磁性キヤリア - Google Patents

磁性キヤリア

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JPS59157657A
JPS59157657A JP58031392A JP3139283A JPS59157657A JP S59157657 A JPS59157657 A JP S59157657A JP 58031392 A JP58031392 A JP 58031392A JP 3139283 A JP3139283 A JP 3139283A JP S59157657 A JPS59157657 A JP S59157657A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic carrier
carrier
polyester
magnetization
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JP58031392A
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English (en)
Inventor
Eiji Iwasa
岩佐 英二
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59157657A publication Critical patent/JPS59157657A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一本発明は磁性キャリア、詳しくは、いわゆる静電潜像
現像用の2成分系磁性現像剤にお1いて用いられ、絶縁
性トナーを摩擦接触により所定の極性に帯電させる機能
を果たす磁性キャリアに関する。
一般に、この種の現像剤を用いて静電潜像を現。
像する際、現像剤中において磁性キャリアとの摩擦接触
により絶縁性トナーを所定の極性に帯電させる一方、該
トナーと磁性キャリアとで磁気刷子を形成させ、この磁
気刷子を感光体表面に摺接させて前記現像剤中のトナー
により感光体表面に担持される静電潜像を顕像化して現
像することが行われる。なお、感光体表面上の顕像は一
般的には転写紙上に転写され、その後その表面に定着さ
れることとなる。。
従来、現像剤中の磁性キャリアとしては、100〜20
0μm程度の平均粒径を有する鉄粉等が使用されていた
が、この場合、トナーと磁性キャリアとの混合比を精度
良く一定にしておかなければ良好な現像画像が安定して
得られず、しかも、混合比の適正範囲が狭いため使用時
における適正混合比の維持が困難であること、また長期
使用によって鉄粉表面にトナーが融着してキャリアが劣
化するため、周期的に現像剤を新しいものと交換しなけ
ればならず、保守に多大の工数を要し、かつ不経済であ
ること、また、現像画像中にカブリを生じ号<画像の解
像度も低いことなどの欠点がある。
このため、これらの欠点を改善するために、近年、特開
昭55−32073号公報にて絶縁性樹脂中に磁性微粉
末を分散させてなり、1012Ωα以上の電、気抵抗を
有する粒径5〜40μinの磁性粒子(以下、バインダ
型磁性粒子という)を磁性キャリアとして用いることが
提案されることとなった。ところが、このバインダ型磁
性粒子を磁性キャリアとして用いた場合、前記問題は改
善できるが、複写速度の高速化という最近の複写機にお
ける要望に応するためには、前記現像法を実施する際、
表面電位の高い静電潜像を担持しうる感光体、例えば、
セレン等を蒸着してなる光導電層、または硫化カドミウ
ム系光導電性材料を結着剤に分散させてなる光導電層を
基体表面に有する感光体の使用が不可欠であり、これが
複写機の高速化を計るう・えぞの大きな障害になってい
た。すなわち、前記感光体は耐摩耗性に欠けるため、現
像、転写後、感光体表面に残留するトナーを除去するブ
レードとの摺接により摩耗し易く、感光体表面の移動速
度が増大すればする程、摩耗が激しくなって長期使用が
不可能となるので、この点で、複写速度の高速化にはあ
る一定の限界があった。他方、バインダ型磁性粒子を磁
性キャリアとして用いた現像剤を耐摩゛純性に優れたア
モルファスシリコンやアモルファスセレン化ヒ素等を基
体表面に蒸着してなる感光体と組み合わせて使用するこ
とも一応可能ではあるが、高濃度の現像画像を得るため
には感光体の表面電位を高くすることが必要であり、そ
の光導電層の膜厚を厚くしなければ゛ならない。しかし
ながら、アモルファスシリコン等の蒸゛着速度は一般的
に遅いことから、前記要求に応えるには感光体の製、運
上のコストが高くなるという問題も生ずるのである。
これらの諸点を考慮し、本発明者は、この様な問題を解
決する方法の1つとして、特願昭57−140724号
にて、平均粒径が18〜70μm1電気抵抗が108〜
1012Ωα、10000eの磁場中における磁化が1
200ガウス以上である磁性粒子を前記現像剤中の磁性
キャリアとして用いることを既に提案している。この提
案された方法によれば、帯電電位の低い感光体を用いて
高速現像が行われても画像濃度が高く解像力の良好な現
像画像(複写画像)を得ることができるのであるが、他
方、前記磁性粒子(磁性キャリア)をバインダ型のもの
として製造するうえにおいては、多くの困難があり、こ
の点において多少の問題があることも経験されている。
すなわち、従来現像剤用の樹脂として汎用されているス
チレンやスチレン・アクリル系樹脂を用いてバインダ型
磁性粒子が製造される場合、製造条件の変動によってそ
の特性が大きく変化し、前記所定の特性を有するバイン
ダ型磁性粒子を得るには厳密な製造条件設定等が必要で
あった。別の観点からすれば、前述の高速および低電位
現像を事実上可能とするためには、キャリアとしての磁
性粒子は前記の如き特性、すなわち10000eの磁場
中で1200ガウス以上の磁化とlO8〜1012ΩG
の電気抵抗を有することが要求されるが、その電気抵抗
にのみ着目すると、磁性粒子が前記の如く比較的1氏い
抵抗値にあると磁気刷子担体側からキャリアに対して作
用する磁気吸引力と、感光体表面側からキャリアに対し
て作用する静電吸引力とのかねあいでキャリアが感光体
表面上の非画像部に多量に付着する傾向が生ずる。
この傾向は、磁性粒子の磁化を前記の如き程度にまで強
めて阻止することができるのであるが、そのためには、
いわゆるバインダ樹脂中への磁性粉の・添加率を高める
ことが必要とされる。ところが、スチレンやスチレン・
アクリル系樹脂が前記バインダ樹脂として用いられる場
合、この様に磁性粉の添加率を高めると磁性粉が樹脂中
で凝集して磁性粒子の電気抵抗が著しく低下し、その結
果、磁性粒子が画像部に多量に付着して転写画像中に白
ヌケが発生したり、画像濃度が低下するという別の問題
が生ずる。この電気抵抗の低下は、主として樹脂中にお
ける磁性粉の凝集に起因することから、磁性粉を樹脂中
に均一に分散させることにより前記問題を解決すること
ができるものと考えられるが、スチレンやスチレン・ア
クリル系樹脂を用いた場合、磁性粉の均一分散を達成さ
せるためには、磁性粒子製造時における混合および混練
の条件設定が難−シ<、またそれらの樹脂のモノマーを
磁性粉に含浸させた後重合させる方法や、樹脂溶剤K を溶解させ、これに磁性粉を分散させた後スプレ−ドラ
イで粒子化する方法を採用することによって前記均一分
散を達成させようとするためには、高度の製造技術が必
要であると同時に製造コストが高くなるという問題もあ
る。
本発明は、前記各問題に鑑みてなされたもので、製造が
容易で、前述の高速および低電位現像を事実上可能にす
る現像剤中の磁性キャリアを得ることを目的とし、その
要旨は、本発明に係る磁性キャリアが、磁性粉とバイン
ダとを主成分とし、平均粒径が18〜70μm、電気抵
抗がlO8〜1012Ω鳳xooo6eの磁場中におけ
る磁化が1200ガウス以上であって、しかも、前記バ
インダがポリエステルを含有してなることにある。
本発明の好ましい実施態様においては、極性基含有ポリ
オレフィン、すなわち、分子中に極性基を有するポリオ
レフィンが前記ポリエステルに添加される。この極性基
含有ポリオレフィンの添加量はポリエステル100重量
部に対し0.5〜20重量部とするのが好適である。
使用するポリエステルとしては、一般式:(但し、式中
にはエチレン基又はプロピレン基、m、nは正の整数で
m4−n = 2〜7である)で表わされるグリコール
と、ジカルボン酸類またはジカルボン酸エステル類と、
3価以上のカルボン酸またはその無水物とを重縮合させ
て得られるポリエステル樹脂ニ一般式: (但し、式中、nnは0または1、n1+n2=1S 
2 または2、R3、R5はそれぞれ1〜3の整数、R4は
0〜4の整数、R□は炭素数1〜6のアルキリデン〜4
のアルキル基、ml、m2およびm3はそれぞれ0又は
1、m4は0〜4の整数である)で表わされる化合物と
、多価アルコール類とジカルボン酸類とを重縮合させて
得られるポリエステル樹脂:0 0  ′  0 のアルキレン基、0、s、−c−1−s−1または−5
−11 酸類とを反応させて得られるポリエステル樹脂;一般式
: (但し、式中に0、R2、R3は同じ又は異なりてH1
炭素数1〜4のアルキル基である)で表わ”されるグリ
コールを含む多価アルコールとジカルボン酸類とを反応
させて得られるポリエステル樹脂などがあげられる。
一般式(1)で表わされるグリコールには、ポリオキシ
プロピレン(2,2)−,2,2−ビス(4−オキシフ
ェニル)フロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−
2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン、ポリオ
キシエチレン(2,0) −2,2−ビス(4−t−1
−ジフェニル)プロパン、I’Ffl’〆2ポリオキシ
プロピレン(2)−ポリオキシエチレン(2)−2,2
−ヒス(4−オキシフェニル)フロパンなどが含まれる
一般式(2)で表わされる化合物には、ジフェノール酸
、0−1m−1p−オキシ安息香酸、2,4−ジオキシ
安息香酸、0−1m−1P−オキシフェニル酢酸、フェ
ノールフタレイン、P−オキシベンジルアルコール、オ
キシプロピレン−2,2−ビス(4−オキシフェニル)
プロパン、オキシエチレン−P。
p−ビスフェノール、オキシプロピレン−ビス(4−オ
キシフェニル)チオエーテル、オキシブチレン−ビス(
4−オキシフェニル)ケトンなどが含まれる。
一般式(3)で表わされるグリコールには、2,2−ビ
ス(4−オキシシクロヘキシル)プロパン、2゜2−ビ
ス(4−オキシシクロヘキシル)プロパン、2.2−ビ
ス(4−オキシシクロヘキシル)エーテル、2,2−ビ
ス(4−オキシシクロヘキシル)ケトン、2,2−ビス
(4−オキシシクロヘキシル)スルホンなどが含まれる
また、一般式(4)で表わされるグリコールには、2−
アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−
アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオ−′ル、2
−ジメチルアミノ−2−メチル−1゜3−プロパンジオ
ール、2−ジエチルアミ/−2−メチル−1,3−プロ
パンジオール、2−ジメチルアミノ−2−エチル−1,
3−プロパンジオール、2−ジエチルアミノ−2−エチ
ル−1,3−プロパンジオール、2−メチルエチルアミ
ノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−ジプ
ロピルアミノ−2−メチル−1,3−プロノぐンジオー
ル、2−ジプロピルアミノ−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、2−ジブチルアミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール、2−ジブチルアミノ−2−エチ
ル−1,3−プロ殉ンジオール、2−アミノ−2−プロ
ピル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ブ
チル−1゜3−プロパンジオール、などが含まれる。
一般式(1)、1゛2)、(3)または(4)で表わさ
れるグリコールまたは化合物と反応させるジカルボン酸
類およびそのエステル類には、マレイン酸、フマール酸
、メサコニン酸、シトラコン酸、イタコン酸、クルタコ
ン酸、フタル酸、インフタル酸、テレフタール酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セパ
チン酸、マロン酸、リルイン酸およびそれらの2量体な
らびにそれらの低級アルキルエステル、例えば、フタル
酸のモノメチルエステル、ジメチルエステル、モノフェ
ニルエステル、ジエチルエステル、メチルエチルエステ
ル、ジイソブチルエステルなどが含まれる。
また、一般式(1)で表わされるグリコールと反応させ
る3価以上のカルボン酸類には、1.2.4−ベンゼン
トリカルボン酸、1,3.5−ベンゼントリカルボン酸
、1,2.4−シクロヘキサントリカルボン酸、2.4
.7−ナフタレントリカルボン酸、1.2.4−ナフタ
レントリカルボン酸、1,2.5−ヘキサントリカルボ
ン酸、1.3−ジカルボキシ−2−メチルカルボキシプ
ロペンなどが含まれる。
一般式(2)で表わされる化合物と反応させる多価アル
コール類には、一般式: %式%(51 (但し、式中〆は炭素数1〜20のアルキレン基、mは
1〜5の整数である)で表わされるジオール、(以下 
余白) 一般式: (但し、式中R1は炭素数1〜4のアルキリデン1 数2〜4のアルキレン基またはスチレン残基、Xはハロ
ゲンまたは炭素数1〜4のアルキル基である)で表わさ
れるエーテル化されたジフェノール、およびヒドロキシ
ル基を3〜6個有する炭素数3〜6のポリオキシアルカ
ンおよびそのポリオキシアルキレン誘導体などがあげら
れる。
一般式(5)で表わされるジオールには、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール
、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1.4−ベンタンジオール、水添ビスフェノールAなど
が含まれ、また−一般式(6)で表わされるエーテル化
されたジフェノールには−、ポリオキシエチレン(3)
−2,2−−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
、ポリオキシスチレン(3)−ビス(2,6−ジプロム
ー4−ヒドロキシフェニル)メタン、ポリオキシブチレ
ン(2,5)−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン
、ポリオキシエチレン(3)−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、ポリオキシスチレン(2,8)−ビ
ス(2゜6−ジプロムー4−ヒドロキシフェニル)チオ
エーテル、ポリオキシプロピレン(2,2) −24,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオ
キシエチレン(2,5)−ビス(2,6−ジプロモー4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、ポリオキシプロピレ
ン+31−2.2−ビス(2,6−ジフルオロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン及びポリオキシプロピレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−
ジクロロフェニル)プロパンなどが含まれる。前記ポリ
オキシアルカンには、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ソルビット、ペンタエリトリット、キシリット、
1.2.3−ブタントリオール及び1.2.5.6−ヘ
キサンテトラオールなどが含まれる。
一般式(5)で表わされるジオールや前記ポリオキシア
ルカン等の多価アルコールを一般式(3)で表わされる
グリコールと併用ビてもよい。
本発明に係る磁性キャリアのバインダとしてのポリエス
テルは、前記多価アルコールと多塩基酸とを当量比0,
8〜1.3、好ましくは0.9〜1.2の範囲で混合し
、不活性雰囲気中、160〜210”Cで縮重合させる
ことにより得られる。また、触媒として酸化錫、酸化亜
鉛、酸化チタン、ジブチル錫ジウラレート等が通常使用
される。また、ポリエステルはガラス転移点か50”C
以上、あるいは軟化点が80〜160°Cのものが好適
である。これは軟化点が80℃未満では磁性キャリアが
凝集性を帯び易くなり、160℃を越えると磁性キャリ
アの製造自体が困難となるからである。なお、ここでい
う軟化点は環球法により測定した温度をいう。
本発明に係る磁性キャリアは、前記ポリエステルを単独
であるいはスチレン、スチレン・アクリル系樹脂などの
従来汎用されている樹脂と併用して磁性粉と重量比1:
2〜1:4の割合で混合し、例えば、三本ロール又は押
出機を用いて適当な温度で混練し、冷却後、粉砕、分級
すること等により容易に製造することができる。
ここで、磁性粉の均一分散性を高めるため、前記キャリ
アの組成に少量の極性基含有ポリオレフィンを添加して
もよい。この場合において、極性基含有ポリオレフィン
は前記ポリエステル100重量部に対し0.5〜20重
量部を添加するのが好適である。これは極性基含有ポリ
オレフィンが0.5重量部未満では添加効果が期待でき
ず、20重量部を超えると添加効果が実質的に飽和して
しまうからである。この極性基含有ポリオレフィンとし
ては、分子量500〜5000の乳化型低分子量ポリエ
チレンおよび低分子量ポリプロピレンなどがあげられ、
市販品では三洋化成製すンワツク7、E300P、同E
 250 P、同Ts  200、三井石油化学製三井
ハイワックス4052E、同2203A、同1105A
、同4202E、同4252E、三菱化成製ポリテール
H−3301などがあけられる。
一方、前記磁性キャリアの電気抵抗を10〜1012Ω
・Gとしたのは、前述の如く電気抵抗が1080・■未
満では現象時に磁性キャリアが画像部に付着し、転写画
像の定着性が損われたり磁性キャリアが不要に消費され
、1012Ω・側を超えると現像画像濃度が低下すると
共にエツジ効果が増大する傾向があるからである。なお
、本明細書中において示される磁性キャリアの電気抵抗
値は、全て285 y/σ2の荷重下で5.0X103
V/σの電場を形成して10秒後に測定された際の値で
ある。
なお、ある意味では磁性キャリアの電気抵抗が小さくな
るにつれて現像画像濃度が向上し、エツジ効果が小さく
なるという利点がある反面、前述の如く電気抵抗が小さ
くなり過ぎると画像部に磁性キャリアが付着し、転写画
像中に白ヌケが生じたり、トナーの転写性の劣化から転
写画像自体の濃度が低下するという現象も生ずる。本発
明においては、これらの現象の発生を阻止するため、1
0000e  (エルステッド)の磁場の作用のもとて
の磁性キャリアの磁化が1200ガウス以上とされてい
る。これは磁化が1200ガウス未満では磁性キャリア
自体が非画像部に付着する量が著しく増大されるからで
ある。また、この値が大きすぎる場合、磁性キャリアの
磁気搬送性か損われることとなるため、この値は400
0ガウス以下であることが望ましい。なお、本明細書中
において示される磁性キャリアの磁化は、全て1000
0eの磁場の作用のもとで測定された値である。また、
粒径(平均粒径)を18〜70μmとしたのは、平均粒
径か18μm未満ては画像濃度が低く、ベタ画像部にカ
スレを生じ、加えて画像部への磁性キャリアの付着も増
えることとなり、70μmを超えると、画像濃度は向上
するが、解像力が低くなるからである。
磁性キャリア中の磁性微粉末としては、通常使使用すれ
ばよい。
本発明に係る磁性キャリアは、そのバインダである前記
ポリエステルに対する磁性粉の分散性が良いため、多量
に磁性粉を添加して磁化を高めても電気抵抗(体積固有
抵抗)の低下が少なく、しかもバインダと磁性粉との混
合や混線時の条件によって磁化や電気抵抗等の特性が大
きく左右されず、従って、前述の所望の特性のものを容
易に製造することができる。また、前述の所望の特性を
満すため、すなわち電気抵抗が108〜1012Ω・■
で、1ooooeの磁場における磁化が1200ガウス
以上であるため、現像剤中の磁性キャリアとして用いら
れた際、現像剤の搬送性は良好であって現像効率が向上
し、しかも感光体表面の画像部や非画像部への磁性キャ
0リア付着がほとんどなく、高速および低電圧現像でも
良好な画質の現像画像を得ることを可能にする。さらに
、バインダの成分として極性基含有ポリオレフィンを添
加してなる磁性キャリアは、極性基含有ポリオレフィン
が磁性粉の分散性を一段と向上させると共に、磁性キャ
リアの電気抵抗を実質的に高める働きをする。このため
、磁性粉の含有量を一段と増大させたとしても電気抵抗
を実質的に低下させることなくキャリアの磁化を強める
ことが可能であり、より優れた搬送性を示し、かつ現像
効率の向上された現像剤が得られる。加えて、極性基含
有ポリオレフィンが耐オフセツト剤としても機能するた
め、例工磁性キャリアが転写紙表面に付着されて定着部
へと搬送されたにせよ、定着ローラの汚れを生じること
もない。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1 ポリオキシプロピレン(2,2>−2,2−ビス(4−
オキシフェニル)プロパン70Q、pとテレフタル酸9
7.29を容器に入れ、マントルヒータ中装置き、窒素
雰囲気中、シフチル錫オキシド0.052を加え200
′cて反応させ、その後、1.2.4−ベンゼントリカ
ルホン酸156yを加えて更に反応させ、軟化点120
′c、カラス転移点58℃のポリエステルを得た。
このポリエステルと、軟化点i o o ’c、ガラス
転移点53°Cのスチレン・アクリル系樹脂、酸化型ポ
リオレフィン、′サンワックスー1’ S −200、
゛同F、 −2s o P″<商品名、5洋化成社製)
を第1表に示す割合で配合し、さらにシリ′力1.5重
量部、カーボンブラック4重量部をそれぞれ加え、ボー
ルミルにて混合後、マクネタイトIRB−BL”、(商
品名、チタン工業社製)を第1表に示す割合で投入し、
さらに混合する。この混合物を三本ロールにて150〜
160°Cで充分に混練し、冷却後、粉砕、分級して粒
径分布16〜64μm、平均粒径35//mのバインダ
型磁性粒子(磁性キャリア)を得る。
このようにして得た各磁性粒子の電気抵抗および100
00eの磁場中における磁化を測定した。
その結果を第1表に示す。第1表中、×を付した試料番
号の磁性粒子は本発明の範囲外のものである。
(以下 余白) 第1表の結果から、ポリエステルをバインダとする本発
明の磁性キャリアに該当する磁性粒子(試料番号1,1
4.15)はスチレン・アクリル系樹脂をバインダとす
る磁性粒子(試料番号2,3)のものに比べ、磁性粉の
含有量か同一であるにも係わらず、電気抵抗および磁化
が高く、また極性基含有ポリオレフィンを添加した磁性
粒子(試料番号4〜8)は両特性とも一段と増大してい
ることがわかる。なお、スチレン・アクリル系樹脂に極
性基含有ポリオレフィンを添加してなる磁性粒子(試料
番号9.10)はポリエステルの場合とは逆に電気抵抗
か著しく低下していることは特に注目すべきことである
。さらに、試料番号11〜13の結果から、ポリエステ
ルと極性基含有ポリオレフィンを併用したものは、磁性
粉の量を増大させても比較的高い電気抵抗を示すのに対
し、スチレン・アクリル系樹脂に対して車番ト極性基含
有ポリオレフィンを併用したものでは磁性粉の量を増大
させると磁化は増加するが、電気抵抗が著しく低下し一
高速および低電位現像に適する磁性−キャリアに側底な
り得ないことがわかる。
前記磁性粒子を磁性キャリアとして用いた際の結果を確
認するため、前記磁性粒子のうちの数種を市販の負帯電
性トナー(電気抵抗=1015〜10′60・硼、平均
粒径:12μm)と重量比100:10の割合で混合し
て静電潜像現像用の2成分系磁性現像剤を調整した。各
現像剤を市販のトナー像転写型電子写真複写機の現像装
置内に装填し、感光体表面上の静電潜像を現像し、転写
紙上に形成さ゛れた3 0 X 30 mmのソリッド
画像の中央部の画像濃度および先端縁部と中央部との画
像濃度の差を求めた。それらの結果を各磁性粒子の真比
重と共に第2表に示す。なお、前記複写機は、蒸着セレ
ンからなる20μm厚の光導電層を有する感光体ドラム
を有し、更に、高速回転するマグネットローラを内蔵す
ると共に感光体ドラムとの間に微少間隙をおいて配置さ
れた現像スリーブと、現像剤を攪拌してトナーを摩擦帯
電させると共にその現像剤を現像スリーブの周面に供給
するパケットローラからなり、マグネットローラの作用
で現像剤の刷子を形成すると共に感光体ドラムの現像領
域へ搬送する型式の磁気刷子現像装置、表面をテフロン
加工した定着ローラを有する熱定着装置等を備えたもの
で、複写機1どおける静電潜像の現像条件は次の通りで
ある。
(現像条件) 光導電層上の静電潜像の最高電位(Vo )=+ 20
0V現像スリーブのバイアス電圧=+5ov現像スリー
ブ表面での磁場の強さ=100006感光体表面の周速
度= 380tna/Sec第2表 第2表の結果から明らかなように、本発明に係る磁性キ
ャリアは、スチレン・アクリル系樹脂をバインダとする
同じ配合割合の磁性キャリアに比べ、比重が大きく、磁
性粉が密に充填されており、その結果、現像剤としての
搬送性が良いため画像濃度が高く、画像濃度差が著しく
少ない良質の複写物を得ることを可能にしている。なお
、試料番号9.13の磁性粒子を磁性キャリアとして用
いた現像剤では、ソリッド画像部に白いまだら模様の転
写不良を生じていたが、これは磁性キャリアの抵抗が低
いために感光体ドラム上の画像部に多量のキャリアが付
着し、これが転写されないのが原因である。また、試料
番号3,4の磁性粒子を磁性キャリアとして用いた各現
像剤について耐刷テストを行なったところ、試料番号3
に関しては、磁性キャリアが表面をテフロン加工した定
着ローラにオフセット付着し、5000〜10000 
枚(A4サイズ)で定着部に紙ずまりを起したが、試料
番号4に関する本発明に係る磁性キャリアを含む現像剤
では60000枚(A4サイズ)でもわずかにローラ汚
れが認められる程度で複写に何ら支障がなかった。
さらに、試料番号11,12.13の磁性粒子を磁性キ
ャリアとして用いた各現像剤について、前記電子複写機
における感光体ドラムの周速度を570 rstn/ 
secにし、静電潜像の最高電位■0を+300Vとし
た条件下で複写し、画像濃度および画像濃度差を同様に
測定したところ第3表に示す結果が得られた。
第3表 第3表および第2表の結果から、本発明に係る磁性キャ
リアを用いた現像剤は、低電位な静電潜像を高速現像す
る際に使用されても良好な現像画像を得ることができる
ことも明らかである。
また、電気抵抗と10000eの磁場における磁化が異
なる種々の磁性粒子を製造し、これを磁性キャリアとし
て用いるために市販の種々のトナー(負帯電性トナー、
あるいは正帯電性トナー)と組み合せて現像剤を調製し
、静電潜像(正極性、あるいは負極性)の最高電位が低
く高速現像しても良質の複写物が得られる特性の範囲を
調べたところ、電気抵抗が108〜1012Ω’6m、
1o o odeの磁場における磁化が1200ガウス
以上であっても、更に、第1図に斜線で示される領域の
範囲が特に望ましいことが確認された。これは、この範
賊内の特性を示す磁性粒子であれば、磁性キャリアとし
て用いられた場合、いわゆるキャリア付着が皆無となる
からである。図中の数字は各試料番号を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁性キャリアのより好ましい特性
の範囲を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性粉とバインダとを主成分とし、平均粒径が1
    8〜70μm、電気抵抗が108〜1012ΩCa+、
    10000eの磁場中における磁化が1200ガウス以
    上である磁性キャリアであって、前記バインダ、がポリ
    エステルを含有してなることを特徴とする磁性キャリア
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