JPS59156887A - タンクの船体内への搭載方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタンクの船体内への搭載方法に関する。

ＬＰＧ等の低温液化ガス運搬船において、その貯蔵用タ
ンクには高級な材料が使用されて２す、タンクより船体
自身の方が先に寿命がくるが、まだ使用できるタンクを
船体と一緒にスクラップにするのは非常に不経済である
。そこで、従来、古くなった既存の船体からタンクだけ
を新しい船体に移しかえる方法が既に提案されているが
、例えばス 移設時のタンクの位置めのむづかしさ等から、夾施され
て力な＾のが現状であった。

そこで、本発明は上記問題を解消し得るタンクの船体内
への搭載方法を提供することを目的とする。

即ち、本発明は船倉の一端部が開放され且つ該船倉内の
横隔壁がない状態で建造された船体を進水させて半潜水
状態に沈め、次に上記船体の船倉内に、水面上に浮かべ
られたタンクを、タンク上面に取付けられた摺動部材を
船倉向上面に設けられたガイド部材に摺動案内させなが
ら、船倉内に引込み、次に上記船倉内に引込まれたタン
クを、タンク底面に取付けられた保合凸部を船倉床面上
に設けられた保合四部に保合させるように沈めることを
特徴とするタンクの船体内への搭載方法で、かかる方法
によると、タンクを船倉内の所定位置に容易に引込むこ
とができると共に、タンクを船倉床面上の所定位置に確
実に着床させることができる。

原子、本発明の一実施例を第１図〜第１０図に基づき説
明する。まず、第１図〜第４図に示すように、船倉（１
）の前端部（船首と船首近傍の二重底以外の部分）が開
放され且つ船倉（１）内の横隔壁が゛　な＾状態の船体
（２）全建造し、そしてこの船体（２）を海上に進水さ
せると共に半潜水状態に沈める。−次に１、低温液化ガ
ス貯蔵用タンク（３）の前後に７０−タ（４）を仮付け
し、このタンク（３）ｔ−海上に浮かべて船体（２）前
端の２重底部（２ａ）上の船倉（１）開放部に対向する
位置まで移動させる（仮想線で示す）。なお、上記フロ
ータ（４）はタンク（３）の吃水を浅くするためのもの
である。次に、第５図に示すように、船体（２）の上甲
板（５）上に設けられた複数個のウィンチ（６）からの
索体（７）ｆ：タンク（３）に接続し、このウィンチ（
６）によってタンク（３）を船倉（１）内の所定位、ｆ
（第１図及び第２図の破線位置）に引込む。なお、上甲
板（５）適所には、索体（７）挿通用の開口（８）が複
数形成されている。そして、上記タンク（３）の引込み
時にあっては、第５図及び第６図に示すように、タンク
（３）の両側傾斜部上面に且つタンク（３）の引込み方
向に沿って取付けられた複数の突条体（摺動部材の一例
）（９）を、船倉（１）内上面（ウィンゲタ゛ンクαＱ
の下１ｆｉ）に設けられた一対のガイトレーｐ（ガイド
部材の一例）　ｔｌｌ）　（１１つ間に摺動案内させな
がら引込まれる。次に、船倉（１）内の所定位置に引込
んだタンク（３）の７０−タ（４）に海水を入れてタン
ク（３）を沈めて船倉（１）の床面面上に着床させる。

そして、このタンク（３）を沈める時、第７図〜第９図
に示すように、タンク（３）底面にしかも前後左右（十
字状）方向で多数取付けられたＶ字型の保合突起（保合
凸部）ｔｌｌが、船倉床置面上に且つ前後左右（十字状
）方向で多数配設されたＶ型支持台α４のＶ字状溝係合
凹部（１４ａ）に挿入保合されるように沈められる。な
お、上記Ｖ型支持台０４は一対の支持材（４４ＡＸＩｄ
Ｂ）よ多構成され、更に互りの対向面が傾斜面にされる
と共にこれら傾斜面によってＶ字状溝（１４ａ）が構成
されている。そしてタンク（３）の着床時においては、
タンク（３）底部下面に多数取付けられた水平当板αυ
が船倉床面面上に多数配設された水平支持台ｕＧ上に載
置された状態となる。なお、上記係合突起（至）とＶ型
支持台（２）との互いの当接面並びに水平当板ＵＳと水
平支持台αＧとの互いの当接面にはそれぞれ緩衝材ａη
が取付けられている。タンク（３）が船倉床面面上の所
定位置に着床されると、７０−タ（４）を取外してタン
ク（３）を船体（２）に固定する。そ上で、再び上記と
同じようにして順次残シのタンク（３）を船倉（１）内
に引込んだ後、船体（２）に固定する。なお、タンク（
３）をすべて搭載した際の状態を第１０図に示す。なお
、横隔壁の設置は、すべてのタンク（３）を搭載した後
、若しくはそれぞれのタンク（３）搭載ごとに行なわれ
る。また、上記タンクの搭載方法は新しいタンクを新し
い船体に積込む場合でも、また古いタンクを新しい船体
に積込む場合でも適用できることは言うまでもない。

艶に、上記実施例においては、船体の前端部よシタンク
を船倉内に引込むようにしたが、例えば船体後部の機関
部分を取外して船体後部よ）タンク全船倉内に引込むよ
うにしてもよい。また、１把実施例において、タンクを
低温液化ガス貯蔵用として説明したが、このものに限定
されるものではなく、例えば油貯蔵用タンクで多つても
よい。

以上の方法によると、タンクを船倉内の所定位置に容易
に引込むことができると共に、ダンクを船倉床面上の所
定位置に確実に着床させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体側
面図、電２図は同平面図、第５図は第１図のＩ−Ｉ矢視
図、第４図は第１図の■−■矢視図、第５図はタンクの
引込み状態を示す概略斜視図、第６図は船倉上部の拡大
斜視図、第７図は船倉床面ゐ拡大斜視図、第８図及び第
９図はタンクの船倉への着床時における要部拡大断面図
、第１０図はタンク搭載完了後の全体平面図である。 （１）・・・船倉、（２）・・・船体、（２ａ）・・・
２重底部、（３）・・・タンク、（４）・・・フロータ
、（９）・・・突条体（摺動部材）、１ｌｌ）（１１’
）・・・ガイドレール（ガイド部材）、面・・・床面、
（至）・・・保合突起（保合凸部）、α滲・・・Ｖ型支
持台、（１４ａ）・・・Ｖ字状溝（保合口部）、（至）
・・・水平当板、αＧ・・・水平支持台 代理人　　　森　　木　　義　　弘 第５図 第５図 第７図 第９図　　　　　　　第９図 ３ 第１θ図 第１頁の続き ０発　明　者　尼子賢治 大阪市西区江戸堀１丁目６番１４ 号日立造船株式会甚内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、船倉の一端部が開放され且つ該船倉内の横隔壁がな
   い状態で建造された船体を進水させて半潜水状態に沈め
   、次に上記船体の船倉内に、水面上に浮かべら−れたタ
   ンクを、タンク上面に取付けられた摺動部材を船倉向上
   面に設けられたガイド部材に摺動案内させながら、船倉
   内に引込み、次に上記船倉内に引込まれたタンクを、タ
   ンク底面に取付けられた保合凸部を船倉床面上に設けら
   れた係合凹部に係合させるように沈めることを特徴とす
   るタンクの船体内への搭載方法。