JPS59156500A - 生物学的反応装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、基本的に水平な軸の周りを回転する攪拌器
と、一端に消化すべき汚泥を導入するだめの取入口と、
反対端に消化した物質を除去するだめの取出口と、上部
にメタンカス回収用の取出口を備えた基本的に円筒形状
の容器を含み、該容器は、その底部に沈澱した固形物を
、その取出端からその取入端へ返送するだめの手段を含
む、有機汚泥の嫌気性消化ならびにメタンカス生成のだ
めの生物学的反応装置に関するものである。

イキリス特許第２．０３７．７３１号明細書には、水平
軸の周りを回転する攪拌器を備えた反応装置が開示され
ている。この反応装置において、容器底部に沈澱した固
形物を該反応装置の取出端から取入端に向けて返送する
操作は、該攪拌器と−しよに回転し、かつ、該水平軸に
対して成る角度で配設されるパイプによって行なわれる
。この公知の解決方法に伴なう欠点は、返送される固形
物の量を調節できないということである。該返送用パイ
プが詰することがあり、その場合には、反応装置全体を
開けて、内部を空にしなければならない。

本発明の主たる目的は上述の欠点を防止することにある
。

本発明による生物学的反応装置の主な特徴は、該返送手
段が、容器の取出端と取入端を接続する通路と、該容器
の底部に沈澱した固形物を該返送用通路まで案内すると
ともに、カスにより、該返送通路を経て該固形物を移転
する手段を含むことに在る。該反応装置内で生成した男
スを移転用カスとして使用するのが好寸しい。

返送量を調節可能にすること以外に、本発明による問題
解決の最も重要な利点は次の通りである。

一生物塊網（バイオフロックス）が毀れないよう、固形
物をゆっくり返送する。

−砂のような有害で、重い粒子は返送しない。

一構造が簡単である。

一閉塞が起きにくい。

ｍ−維持管理が容易である。

一混合しないで返送できる。

以下、添付の図面に示した実施態様に基いて、本発明を
更に詳述する。

図に卦いて、参照番号２は反応装置の水平容器１を画定
する円筒状ジャケットである。

混合用ブレード４を備え、かつ、水平軸３の周りを回転
する攪拌機は、該円筒状ジャケット内に配設されている
。該水平軸は、その両端を、端部壁５および６に設けた
ヘアリング上に取りつけられ、かつ、動力源に接続され
ている。容器１の壁５には、処理を行なう汚泥（スラッ
ジ）の取入ロアがある。反対側の壁６には、消化した汚
泥を取出すだめの開口８がある。更に、該容器１は、消
化カス用の取出口９をすくなくとも１個備えている。こ
の取出口９は、汚泥面２１の上方に配設されたガス室２
２と連通ずるよう該円筒状ジャケット２の最上点に配置
される。該円筒状ジャケット２の最下点では、沈澱した
固形物を容器１の取出一端８から排出するだめの、傾斜
底部を有する通路１０が接続されている。また更に、該
容器１から砂を除去するだめの手段（図示せず）が設け
られている。

攪拌器の軸３は中空である。２列の開口１１．１２が互
に間隔を置いて、軸３の取入端側で軸線方向に配設され
ている。可動スライド１３が軸３の内部に配設されてい
る。この可動スライドにより、開口を覆って１列の開口
のみを開としたり、あるいは両列の開口を部分的に開と
することができるようになっている。

反応装置の取出端には、傾斜底部１５を有する通路１０
と中空軸３の端部とを接続する通路１４が配設されてい
る。該傾斜底部１５には、開口１６があり、この開口を
通して、消化カス用の取出口９から排出さ孔るとともに
圧縮機２４によりパイプ２３を介してポンプ給送される
ガスを該通路１０の下部端へ供給することができる。通
路１４の口部１７はカス導入用取入口１６の前面に配置
する。通路１０内には、まだ、該通路１４の口部前面−
３返送する固形物を移転させる供給スクリュー１８が設
けられている。

本発明の反応装置の作動は以下のとうりである。消化処
理される汚泥は、回分毎にあるいは連続的に、取入ロア
を通じて反応装置内に供給される。容器１の底部に沈澱
し・、通路１４および軸３を通って移。転された消化済
みの汚泥は、加熱した汚泥に加えられる。この汚泥は、
開口１６を通って導入したカスにより移転される。消化
済み汚泥の大部分は′、端部壁６の取出口８を通って外
部へ取出される。

容器１内で生成し、ガス取出口９を通って除去される加
圧ガスを、反応装置の取入端へ返送した汚泥の移転用ガ
スとして使用する。ガス流、つまり、返送される汚泥の
量は、操作を定期的に行なえ−るよう、バルブ１９によ
って調節するのが好ましい。返送される汚泥は、可動ス
ライド１３によって所望の箇所まで案内することができ
る。軸３は連続的あるいは定期的に回転される。

第３図に示した別の態様は、上述の装置と、以下の点で
異なる。即ち、消化済みの汚泥は、反応装置の取出端か
ら取入端へ、該容器１の外側に配設した返送用パイプ２
０により返送される。このパイプの一端は円筒状ジャケ
ット２内の開口２１に接続されており、また、その他端
はその口部１７がガス取入口１６の前面に来るよう配設
される。通路１０の底部は、沈澱した固形物が重力によ
って取入口の前面に移動し、ガスにより返送用パイプへ
供給され得るよう傾斜をつけである。

以上、本発明を特定の実施態様により説明したが、本発
明の精神と範囲から逸脱しない限り、上述の記載に基い
て各種の改変を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施態様を示す縦断面図。 第２図は、第１図のＡ−Ａ線に沿って見た断面図。 第３図は、本発明の別の実施態様を示す縦断面図。 （主なる符号の説明） １　・・　水平容器 ２・・・・　円筒状ジャケット ３・・　水平軸 ４・・・・混合用ブレード ５．６・・・・・端壁 ７・・・汚泥取入口 ８　・・・消化・済み汚泥取出口 ９・・・・消化用ガス取出口 １０．１４・・・・・通路 １３・・・・・・可動スライド １８・・・　供給スクリュー ２０・・・・・返送用パイプ ２２・・・・ガス室 手続補正書 昭和５９年６月９［３ 特許庁長官　若杉和夫　殿 １事イ１の表示昭和５８年　特許　　願第２５２６０５
号２　発明の名称 生物学的反応装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 ４代理人 別紙のとおり、印書。せる全文明細書１通を提出　　　
′いたします。 上申：出願当初手書の明細占を提出いたしましたので、
このたびタイプ印書明細書と差し替えたく上申いたしま
す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基本的に水平な軸（３）の周りを回転ず為攪拌器（
   ４）と、一端に消化すべき汚泥を導入するだめの取入口
   （７）と、反対端に消化された物質を除去するだめの取
   出口（８）と、上部にメタンガス回収用の取出口（９）
   を備えた基本的に円筒形状の容器（１）を含み、前記容
   器は、その底部に沈澱した固形物を、その取出端からそ
   の取入端へ返送するだめの手段を含み、該返送手段は、
   前記容器の取出端と取入端とを接続する通路（３，１’
   ４．２０）と、前記容器の底部に沈澱した固形物を該返
   送通路へ搬送するとともに該固形物をガスにより該返送
   通路を経由して移転するだめの手段（１０゜１６、Ｉ８
   ．）を含むことを特徴とする有機汚泥の嫌気性消化なら
   びにメタンガス生成のための生物学的反応装置。 ２、　前記攪拌器の軸（３）が中空で、がっ、前記容器
   の取出端と取入端を接続する通路を形成している特許請
   求の範囲第１項の反応装置。 ３、取出用通路（１０）が前記容器の取出端に配置され
   ている特許請求の範囲第１項の反応装置。 ４、　前記取出用通路が傾斜底部を有する特許請求の範
   囲第３項の反応装置。 ５　カスの取入口（１６）が前記取出用通路の底部（１
   ５）に配置されている特許請求の範囲第３項または第４
   項の反応装置。 ６　前記返送通路（１４，２０）の口部（１７）がカス
   の取入口（１６）の前面に配置されている特許請求の範
   囲第５項の反応装置。 ７、　給送用スクリュー（１８）が前記取出用通路（１
   ０）内に配置されている特許請求の範囲第３項の反応装
   置。 ８、　前記攪拌器の軸（３）が、該軸方向に互に間隔を
   置いて配置口だ連続開口（１１゜１２）を有するととも
   に、摺動部材（１３）をその内部に配設し、返送すべき
   固形物を前記容器の所望部分へ案内できるようにした特
   許請求の範囲第２項の反応装置。 ９、　前記返送用通路（２０）が前記容器（１）の外側
   に配設されている特許請求の範囲第１項の反応装置。