JPS59155244A - 超音波診断装置の階調処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）発明の技術分野 本発明は画像メモリを内蔵したディジタル・スキャン・
コンバータ方式を用いる超音波診断装置に係り、特に超
音波エコー信号に輝度変調を与えて超音波エコー像の観
測を行う場合、該輝度変調を任意に変化させて実施し得
る超音波診断装置の階調処理方式に関する。

（ｂ）従来技術と問題点 超音波断層像１Ｍモード像等の超音波エコー像は人体に
対し超音波パルスを照射し、その反射波を増幅して輝度
変調をかけ、モニターに表示するものである。人体の各
組織は夫々異なる音響特性を持ち、その境界に於て超音
波の反射が発生する。

音響特性の差が大きいと大きな反射波が得られ。

その差が小さくなるほど反射波は小さくなる。この様に
超音波エコー信号は対象によりレベル差のある信号で、
モニターに表示する場合階調性を有するものである。

階調処理とは得られた超音波エコー信号に輝度変調を施
し、モニター表示する迄の入出力の間で或入力レベルは
強調し或入カレヘルは抑圧する等の信号処理を行うもの
である。この階調処理は主として当初は写真撮影のため
に行われていた。即ら写真に写した際の画質がモニター
の表示と異ならぬ様、撮像系のγ特性を考慮したもので
、アナログ的に処理されていた。しかし最近の超音波診
断装置は超音波エコー信号をディジタル化し、一旦画像
メモリに格納し表示するディジタル・スキャン・コンバ
ータ方式を用いるものが多くなってきており、この種の
装置では画像メモリに格納する前と後での処理を夫々前
処理、後処理などと呼んでいる。前処理では主としてエ
コー強調が行われ１階調処理は後処理で実施されている
。又階調処理も写真撮影の為でなく、超音波診断法をよ
り広範に、より有用なものとする為に重んじられてきて
おり１階調処理の種類も豊富なものとなってきている。

現在の装置で用いられている階調処理パターンの代表的
な特性を第１図に示す。横軸は入力レベル、縦軸は出力
レベルを示す。しかしどの様な階調処理が超音波診断法
の上で有効であるかは今後の問題であるにも拘わらず、
現在の装置に於ては第１図に示す如く階調処理のパター
ンを限定している。従って顧客ば任意の階調処理パター
ンを用いて最も超音波診断に適したパターンを設定して
得られた超音波エコー像を観測することが不可能である
欠点を有する。

（Ｃ）発明の目的 本発明の目的は顧客が夫々の診断目的に適した任意の階
調処理を簡便且つ容易に行なえる超音波診断装置を提供
することにある。

（ｄ）発明の構成 本発明の構成は画像メモリを内蔵したディジタル・スキ
ャン・コンバータ方式を用いる超音波診断装置に於−て
、該画像メモリの出力データがアドレスとして入力し、
出力データがモニター表示される階調処理用のメモリと
、顧客の操作により階調処理パターンを設定する手段と
、該階調処理パターンを記憶する手段と、該階調処理パ
ターンを表示する手段と、該階調処理パターンの効果を
表示する手段とを設け、顧客が該階調処理パターンの表
示を参照しつつ任意の階調処理パターンを設定し、該階
調処理パターンの効果を認識して超音波のエコー信号に
輝度変調を与えてモニター表示し、超音波エコー像の観
測を可能とする様にしたものである。

（ｅ）発明の実施例 第２図は本発明の一実施例を示す回路のブロック図であ
る。超音波送受信器３より送出された超音波は探触子２
を経て人体１に送られ、超音波エコー信号が探触子２を
経て超音波送受信器３に入り、増幅器４で増幅されディ
ジタル値に変換されてから画像メモリ５に格納される。

画像メモリ５より読出された超音波エコー信号はグレー
スケール発生部６からのグレースケールと合成回路８に
て合成されアドレスマルチプレクサ９を経て階調処理メ
モリ１０に入る。操作パネル１６より操作された信号が
マイクロプロセッサ１４に入り、マイクロプロセッサ１
４は該操作信号に従い階調処理パターンを設定してアド
レスマルチプレクサ９を経て階調処理メモｌＪｌ’ｏの
内容を制御する。該制御内容はデータマルチプレクサ１
１を経てマイクロプロセッサ１４に報告される。従って
合成回路８を経て階調処理メモリ１０に入った超音波エ
コー信号とグレースケールとは該調処理メモリ１０の内
容により階調処理され、輝度変調を受ける。

階調処理メモリ１０の出力はデータマルチプレクサ１１
を経て表示制御回路１２に入り１Ｍ輝線。

キャリパ、文字等の線画を発生する線画発生部７からの
表示信号と合成され１表示部１３に表示される。アドレ
スマルチプレクサ９とデータマルチプレクサ１１とは表
示制御回路１２により階調処理メモリＩＯが表示部１３
の垂直帰線期間にマイクロプロセッサ１４側に接続する
様に切り換えられ、その他の期間は合成°回路８と表示
制御回路１２側に接続する様に切り換えられる。ＲＡＭ
１５はマイクロプロセッサ１４に入った操作パネル１６
からの操作信号を記憶するので、一度設定した階調処理
パターンは再設定する必要が無い。従ってＲＡＭ１５は
電源切断により記憶内容の消滅が生じない様にすること
が望ましい。

上記の如く階調処理パターンは操作パネル１６より顧客
が選択する。其のパターンはキャリパ等の線画と同様に
表示部１３に表示される。従って該パターンはキャリパ
マークを用いて設定が可能である。このため、ジョイス
ティック等の座標入力装置によりキャリパマークを移動
させることにより任意の階調処理パターンを得ることが
出来る。

又グレースケールは前記の如く設定された階調処理パタ
ーンにて輝度変調を受けるため１階調処理の効果を輝度
の変化として認識し得るものである。

第３図はキャリパマーク１７とグレースケール１８とを
表示部１３に表示した場合の一例を示す。

キャリパマーク１７を移動し任意の傾斜と区間を定めれ
ば良い。又グレースケール１日はこの時の画面に表示さ
れる超音波エコー信号の輝度が表示される。

尚本発明での階調処理方式はフリーズ（画面の動きを停
止させ、その時の静止画像を表示すること）時のみなら
ず、リアルタイム時にも有効であることは勿論である。

（ｆ）発明の詳細 な説明した如く本発明は顧客が夫々の診断目的に通した
任意の階調処理を簡便且つ容易に行なえる超音波診断装
置を提供することが出来るため。

その効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は現在の装置で用いられている階調処理パターン
の代表的な特性を示す図、第２図は本発明の一実施例を
示す回路のブロック図、第３図はキャリパマークとグレ
ースケールとを表示部に表示した場合の一例を示す図で
ある。 １は人体、２は探触子、３ば超音波送受信器。 ４は増幅器、５は画像メモリ、６はグレースケール発生
部、７は線画発生部、８は合成回路、９はアドレスマル
チプレクサ、１０は階調処理メモリ。 １１はデータマルチプレク号、１２は表示制御回路、１
３は表示部、１４はマイクロプロセッサ。 １５はＲＡ’Ｍ、１６は操作パネルである。 華　１［ 入力

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 画像メモリを内蔵したディジタル・スキャン・コンバー
   タ方式を用いる超音波診断装置に於て。 該画像メモリの出力データがアドレスとして入力し、出
   力データがモニター表示される階調処理用のメモリと、
   顧客の操作により階調処理パターンを設定する手段と、
   該階調処理パターンを記憶する手段と、該階調処理パタ
   ーンを表示する手段と。 該階調処理パターンの効果を表示する手段とを設け、顧
   客が該階調処理パターンの表示を参照しつつ任意の階調
   処理パターンを設定し、該階調処理パターンの効果を認
   識して超音波のエコー信号に輝度変調を与えてモニター
   表示し、超音波エコー像の観測を可能とすることを特徴
   とする超音波診断装置の階調処理方式。