JPS5915436A - ジエチレングリコ−ルビスアルキルフタレ−ト可塑剤 - Google Patents

ジエチレングリコ−ルビスアルキルフタレ−ト可塑剤

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JPS5915436A
JPS5915436A JP12446582A JP12446582A JPS5915436A JP S5915436 A JPS5915436 A JP S5915436A JP 12446582 A JP12446582 A JP 12446582A JP 12446582 A JP12446582 A JP 12446582A JP S5915436 A JPS5915436 A JP S5915436A
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JP
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diethylene glycol
ester
reaction
phthalate
plasticizer
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JP12446582A
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Satoru Matsumoto
哲 松本
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 無水フクール酸1モルにジエチレンクリコール0.5モ
ル以下を充分に反応させて得られるエステルカルボン酸
に)−官能性のC6・−ζ のアルコールを加え一脱水
エステル化反応を行って\得られるジエチレングリコー
ルアルキルフタレートを主成分とするフタール酸エステ
ル混合物を可塑剤として使用する方法に関するものであ
る。
無水7タール酸七アルコール類との反応は既に良く知ら
れた反応であるが、二官能性アルコールであるジエチレ
ングリコール1モルに無水フクール酸(1)2モルが定
量的に反応すると反応式に記載されるエステルカルボン
酸(IV)が生成する。
更に化合物(工■)にC6〜C8の一官能性アルコール
(v)を加えて脱水エステル化反応を行うと構造式(V
I)の化合物が得られることは・容易に考えられること
である。
この主反応及び関連する反応式を下に示す。
(I)      (IV) (V)     、   (VI) (V)、     (VII) この反応において為 (1)と(エエ)の等モルでは構
造式(III)で示されるエステルカルボン酸が生成す
るが)(:[I工)は−官能性アルコール(V)と脱水
エステル化反応を行うと(VII)式で示されるフター
ル酸のジエチレングリコール及び−官能性アルコールエ
ステルを生成する。
特に反応速度を上げる為に一官能性アルコールを過剰に
使用したり1あるいは生成物の酸価を下げる目的で過剰
量を使用する場合には1フタール酸残基は多量にある一
官能性アルコールと反応い(III)のアルコール末端
は最後迄反応せず一反応中間体である構造式(エエエ)
の化合物が未反応で残っているとエステルアルコール構
造式(VII)が生成する。 これ等の(エエ■)及び
(VII)はジエチレングリコールの片側のみが反応し
てエステル構造をしているのでジエチレングリコール半
エステル又ハ半エステルとして記載することにする。 
 (VII)式で示される半エステルは目的とするエス
テルに対比して分子量が小さく)従って揮発性が大きい
許りではなくh可塑剤として使用した際に塩化ビニール
シートの透明性が悪く\更忙電用特性が著しく悪くなる
。 本発明は(VII)構造のアルコール末端を有する
ジエチレングリコール半エステルの副生MUに製品中へ
の混在を最少限にする為の方法として為無水フタール酸
1モルに対して1ジエチレングリコール0・485モル
以下を使用して充分反応させ)ジエチレングリコールの
両末端アルコールをエステル化して構造式(IV)を作
り1過剰の無水フタール酸との混合物に一官能性アルコ
ールを加えて脱水エステル化反応を行い(VI)構造を
有するエステルを主成分とするフタール酸エステル混合
物とし1可塑剤として使用した際揮発性が少くしかも一
次可塑剤のDOPと同等の可塑化効率の優れた可塑剤。
として使用する方法に関するものである。
多官能性アルコールであるジエチレングリコール及びペ
ンタエリスリトールを使用し一般構造式(VI)で示さ
れるポリオールアルキルフタレートを作る研究はジエチ
レングリコールビスブチルフタレート(v工:R,ジエ
チレングリコール残基R1ブチノリがケミカルアブスト
ラクト72  (8) 32707に記載され1ペンタ
エリスリトールポリビスブチルフタレートがケミカルア
ブストラクト及び特公昭44−15190に記載されて
いる。 又ジエチレングリコールを使用する先願の特許
記載例として特公昭44−936及び特公昭47−16
970には類似の構造式記載があシλ構造式(VI)及
び次式のべ載がある。
即ち戦4公昭44T 936には(VI)構造のエステ
ルを作る際に)無水フタール酸と等モル当量のエチレン
グリコール及び1.4倍モルのオクタツールを使用し脱
水エステル化反応を一段階で行って(VX)構造の化合
物が得られるとして記載されている。 しかし予想され
る反応生成物はオクタノ    ゛−ル0.2モルが回
収されたと述べられており)従ってオクタツールの1.
2モルが反応しているとすると反応物は0.2モルのエ
チレングリコール半エステルを含んでいる筈であり更に
一段反応生成物であるのでエステル重合体オリゴマー構
造一般式(VII工)で示されるエステル混合物である
と考えられる。 更に(Vエエ■)式で示されるエステ
ル化合物オリゴマーの生成は特公昭47−16970忙
記載されている。 塩素置換無水フタール酸と等モル当
量のジエチレングリコール及び1.1モル当量の一官能
性アルコールとの反応を前と同じ様に一段階で脱水エス
テル化反応を行って(VIIII式で示されるエステル
混合物を作、1 、(vxu)式中のnの数がθ〜1.
2であることが述べられておシーその分子量に対応して
粘度が高くなっている。 本発明の実施例にも記載した
が粘度は高くなると可塑性能も悪くなる。 従って(V
III)式の様なオリゴマー構造を持たず更に既に述べ
た半エステルの生成を極力最少限にする製造法が最も好
ましい可塑剤の製造方法になる。 この様な目的には無
水フタール酸1モルに対し0.475モル以下のジエチ
レングリコ・−ルを使用して、ジエチレングリコールの
両末端を略完全にフタール酸エステルとすることが必要
でありλ無水フタール酸の反応率を測定することによっ
て確認することができ1この反応を充分行った後−官能
性アルコールを加え二段階の反応で脱水エステル化反応
を行うことによって1始めて低粘度高可塑性で然も揮発
性の少い好ましいフタール酸エステルを製造スる′Lと
ができる。 ただ(Vエエ)構造の不純物及び(VII
I)構造の高分子量副生物を最少にする方法を用いて(
VI)構造を主とするフタール酸エステル混合物を製造
して可塑剤として使用するものであるが1大きな短所は
)過剰分の無水フタール酸に相当するジアルキルフタレ
ートを共存するエステル混合物となる。 之等の反応に
よって生成するエステル類は何れもジアルキルフタレー
トと同程度又は更に高分子量であるので、沸点が非常に
高くA減圧蒸留によって分割精製することが非常に困難
である詐りでなく1共存量を確認し規格化することも容
易でないので製造方法によってその範囲を規定するので
あつで得られるポリオールアルキルフクール酸エステル
は1高分子量エステルとしてはいちじるしく粘度の低い
エステル混合物に関するものであり1工業的に可塑剤を
製造する事を目的として1高真空下での分別蒸留を行わ
ないで1高性能の可塑剤を生産性良く製造することが可
能なフタール酸エステル混合物を可塑剤として使用する
方法に関するものでありh本発明は(1)無水フタ−ル
酸1モルに対し0.5モル以下のジエチレングリコール
を充分反応させ為次いで一官能性アルコールと脱水反応
を行わせて得られるジエチレンクリコールビスアルキル
フタレートを主トスるフタール酸エステル混合物を可塑
剤として)使用する方法 (2)(1) 記qのアルキルフタレートが%−官能性
アルコールの 2−エチルヘキシルアルコール及びヘキ
サノール、ヘプタツール、オククノール又はノナノール
を使用する方法 (3)ジエチレングリコールを無水フタール酸表充分反
応させる(1)記載の方法 (4)エステル混合物は表題化合物とジアルキルフタレ
ートとの混合物であって1ジエチレングリコール半エス
テル及び高分子副生成物を最少量とした混合物である(
1)記載の方法に関するものである。
本発明に使用されるポリオールはジエチレングリコール
であり)−官能性アルコールはC6〜C9のアルコール
が使用され特に好ましいアルコールハC7C8゛C9ノ
ノルマルアルコール及び2−エチルヘキシルアルコール
である。  特に本発明が工業材料として廉価なブタノ
ール或はイソブチルアルコールを使用しない理由は先に
フ゛チルエステルが文献に記載されているというためで
はなく1本願発明の方法に従って製造する時はジブチル
フタレートが副生ずる為に高分子量フタール酸エステル
を目的として製造するにも拘らず)従来使用されるDO
Pに対比しても揮発減量が必ずしも良い結果とならない
だめである。
次に一般的な本発明の製造方法について述る。
無水フタール酸1モルに対い酸無水物量を測定しその量
に対し最高96〜97%当量好ましくは90〜9596
のアルコールを添加して\100゜0〜130°Cでエ
ステル化すセてエステルカルボン酸が製造される。 反
応は酸無水量を化学的に定量し無水物%かOH含量を滴
定法Nl/IR又は赤外吸収スペクトルを使用して測定
し1充分に反応させることが必須因子となる。 反応条
件として酸無水物量をジエチレングリコールに対して過
剰量使用して1ジエチレングリコールを完全に反応させ
るが1過剰量の無水フタール酸は例えばフタール酸ジオ
クチルエステルとなって生成物中に混在する。等モル関
係にあるフタール酸無水物1モルとジエチレングリコー
ル0,5モルの反応を行った場合には酸無水物の反応は
〜100゜0〜130°Cでは比較的早いけれども19
5%以上の反応は極端に遅いばかりではなく)加熱によ
る脱水エステル化反応が部分的に進み高分子化重合が進
行し然も酸無水物を完全に0にすることほぼとんど不可
能であった。 乃ちこの様な反応では未反応副生成物と
して(工II)を経て(VII)構造のエステルアルコ
ールが最後まで残存する。この様なエステルアルコール
ヲ含むエステルカルボン酸混合物に1ジエチレングリコ
ールを充分反応させる為に過剰の2−エチルヘキサノー
ルを使用せず)等モル量の一官能性アルコールを加えて
脱水エステル化反応を行う時は為酸価を下げる為に非常
に長時間の加熱が必要であるしかし適当に酸価を下げた
後過剰のアルコールを追加して加熱脱水エステル化を行
って酸価の低いフタール酸エステルを作ることができる
。 然しこの様な方法で作ったエステルは既述の(VI
II)構造を支持する高分子量重合エステル混合物と考
えられ)得られたエステル混合物はその粘度が高く可塑
化効果も充分でない。 一方同じ様゛にして1モルの無
水フタール酸と等モル当量の0.5モルのジエチレング
リコールとの反応を略充分と考えられる6時間の反応を
行っても)先に述べた様にアルコール末端は未反応で残
存するが1酸価を下げまだ脱水エステル化反応を容易に
行う為に過剰量の一官能性アルコール乃ち185〜2.
5モルを使用して脱水エステル化を行うと1混合エステ
ル中には構造式(VII)に由来するアルコールが赤外
吸収スペクトルによって相当量存在することが確認され
)粘度は比較的低いが1このエステル混合物を塩化ビニ
ールの可塑剤として使用する時は1シートの透明性が悪
く揮発減量も尚不充分であり電気特性は悪いことが予想
された。 既述の特公昭44−936にはジエチレンク
リコール1モルと無水フタール酸2モル及びオクタツー
ル2.4モルの脱水エステル化反応が記載されているが
1この様な配合割合を使用して酸価3.0のエステルを
得る場合には問題がなかったものと思われるが\現在可
塑剤として要求される低酸価にする時は\例えばエステ
ル交換触媒であるチタン酸エステルを使用すると得られ
る生成物は前述の場合と同じ様に高分子量重合エステル
となυ高粘度になり可塑化性能も悪くなり八また不充分
なエステル化反応では末端アルコール残存を減少させる
ことができなかった。
この様な対照実験に対比して本発明では使用する無水フ
タール酸1モルに対しジエチレングリコールは0.46
モル以下を使用して約−6時間の力11温を行って略定
量的にジエチレングリコールを反応させた後オクチルア
ルコール又はC6〜C9のアルコールを使用して脱水エ
ステル化反応を行う時は)得られたエステルはその粘度
も大略100センチポイズの低粘度の高分子量エステル
であって\塩化ヒビニール対する可塑性はジオクチルフ
タレートと比較して同程度の優れた性質を示い揮発減量
はDOPの略′115〜1/10となり非常に好ましい
可塑剤の性質を示している。 ジエチレングリコールと
無水フタール酸の反応は1赤外吸収スペクトルやNMR
を使用して測定することができるが本発明の実施例では
無水物滴定法によって測定し1無水物量は一定量の反応
液をトルエン−アニリン液中に加え)酸無水物を酸アニ
リドとした後残存酸量を滴定しく A mQ) 1一方
同量の反応液を少量のピリジンを含む水中で水和した後
記を滴定しくB−)酸無水物量は(B−A)酸量は(2
A−B)従ってアルコールと反応した際のエステルカル
ボン酸中の無水物%は(B−A)/(2A − B) 
+ ( B − A)  = ( B−A )  / 
A xloo 96使用するフタール酸の純度は2(B
−A)/B.X100%として測定することができる。
更にジエチレングリコールと無水フタール酸との反応は
少量のトルエン存在下で100°C〜120°Cではそ
れぞれに一次の二次反応として説明され1ジエチレング
リコールの場合には一級二級アルコールのジプロピレン
グリコール等に対比して両アルコールの反応性の差がほ
とんどなく)又その他の二官能性アルコールに対比して
も反応速度が比較的早く1従ってモル比を本発明の如く
酸無水物量を過剰にとると容易にアルコール両末端をエ
ステル化することができる。 一方反応速度を上げる為
の触媒を使用することができ・この様な目的には水酸化
アルカリ、炭酸塩及びアルコラード更に各種の有機塩基
類が使用されるが1特に好ましい触媒は2価錫化合物で
あって酸化錫、錫マレエート、2−エチルヘキサン酸錫
等が使用され1酸無水物とアルコールの反応のみならず
次段階の脱水エステル化反応の着色も防止する触媒とな
る。
以下に実施例について述べる 実施例1 ジエチレングリコールビス2−エチルヘキシ
ルフタレート 11の反応器に無水フタール酸(純度99.2%)22
29 (1,5モル)を入れ1反応触媒として2−エチ
ルヘキサン酸錫1gのトルエン溶液20m1!を加え1
加熱溶融した後純度を測定すると共にジエチレングリコ
ール76.39  (0゜72モル) (無水フタール
酸当り96.7%)を添加し130°C〜95°Cで攪
拌下に充分反応させた。 触媒の存在下では反応開始後
15分で無水物%は459630分後に17%45分後
89後玉0分で59690分で3%に低下するが)以後
は測定誤差内で反応が進行しA理論的にはこの最も早い
例でも3時間が必要であり1更に反応を充分に行う為に
計6時間の反応を行った。 −夜放置後2−エチルヘキ
サノール3259 (2,5モル)及ヒ脱水エステル化
触媒の補助分として0.5gの2−エチルヘキサン酸錫
を加え)浴温190°〜220°の反応温度で少量のト
ルエンを共沸助剤として使用して)脱水エステル化反応
を行った。 8時間後には略言1算量に近い水を滴量す
るが更に8時間反応を行って酸価を0.15としだ後、
5miの水と100°Cで1時間加温しA次いでトルエ
ンとの共沸により水を除去し1炭酸ソーダ0.3gの飽
和水溶液で中和し1活性白土409及び活性白土による
着色を防止する目的で活性炭約0.5gを加えて攪拌−
夜装置した。 遠・し・濾過により固形物を除き残存す
るトルエン及びオクタタノールを減圧下に除去して高沸
点フタール酸エステル9209 (収率99.4%)ジ
エチレンクリコールビス2−エチルへキシルフタレート
(4’1式V工:R−ジエチレングリコール残基R’:
 2−エチルヘキシル)を得た。 このフタール酸エス
テルは理論割算量として4%のDOPを含む混合エステ
ルであり−その23°dにおける粘度は120センチポ
イズであり1ステアリン酸バリウム5 PHRジブチル
錫シラウリルート2 PHRの安定剤を含み同゛上の可
塑剤50 PHRを含む平均重合度1100の塩化ビョ
ールシートの硬度は8s、、 so PHRでは73で
あシ同上配合のDOP可塑化RVCシート50 PHR
86,80PHR72に対比して同等又はいく公使れた
可塑性を有していた。 又一方別記ジエチレングリコー
ルブチルフタレートに対比して硬度は高いが1得られた
シートの透明性が一段優れていた。 一方1600Cギ
ヤーオーブン中2時間の加熱減量は1.76%であって
)DOPの加熱減量の略1/2を示し優れた低揮発性を
示した。
比較例  ジエチレングリコールビスブチルフタレート
(等モル反応で反応不充分な例) 11の反応器に22291.5モル純度99.2%の無
水フタール゛酸を入れへ反応触媒として2−エチルへキ
サン酸錫1gのトルエン溶液を加え加熱溶融した後無水
フタール酸含量に等量のジエチレングリコール78.9
 g(0,744モル)を加えて110°〜1306C
で加熱した。 2時間反応した後ブチルアルコール22
29 (3モル)更に脱水エステル化触媒としてチタン
酸エステル0.5gを加え120°〜14000の浴温
で32時間にわたって反応を行い酸価0.4を得た。 
水を加えて加熱再び共沸脱水し1活性□白土1脱水剤1
活性炭を加えて不純物を吸着させ遠心濾過後溶剤及びブ
タノールを除去して1ジエチレングリコールビスブチル
フタレート(構造式VOR−ジエチレングリコール残基
 R′=ブチル)を得た。得心だエステルの23°Cに
おける粘度は320センチポイズと高く1安定剤として
ステアリン酸バリウム5 PHRジブチル錫シラウリレ
ート2 PHRを含み)上記可塑剤50 PHRを含む
重合度1400のポリ塩化ビニールシートの硬度は85
80PHRでけ73であった。 一方このシートの透明
性は一番悪く、又160°Cギヤーオーブン中での揮発
減量も5.42%であってDOPと比較しわるく、無水
フタール酸中の7タール酸量0.8%及び未反応無水フ
タール酸量に見合うジブチルフタレートが工ろテ、ル中
に混在し揮発性を示す。
対照実施例 2゛ゴ等モル当量反応による重合体を含む
エステルの製造例) 無水フタール酸1489 (1モル)純度99.2%ト
ルエン50 mQを三日11フラスコに入れ溶解して純
度をi11定した後ジエチレングリコール739 (0
,5モル)を加え100°〜1200Cで攪拌して反応
を行った。  3時間後に無水物%は4.5%に低下し
たが未だ反応が完全に終らない状態で次の反応を行った
。  2−エチルヘキサノール130g(1モル)及び
チタン酸ブチル1gを加え)1600〜190°Cで脱
水共沸蒸留によってエステル化反応を行った。 約15
 mQの水を除き1酸価が15になった時2−エチルヘ
キサノール過剰分1309 (1モル)を加え脱水エス
テル化して酸価0゜10とした後)後処理を行った。 
乃ち水10 mQ、を加え1時間加温攪拌した後トルエ
ンを加え共沸で水を除き、0.39 /3tbQの炭酸
ンーグで中和し次いで活性白土、活性炭を加えて放置後
濾過し溶剤トルエン及び2−エチルヘキサノールを減圧
で除去してエステル混合物を得だ。 このエステルの2
5゜Cにおける粘度は1020センチボイズの高い粘度
−を示した。 一方ポリ塩化ビニール100部に安定剤
とともに50部を加えて作ったシーi・の表面硬一度は
91であり)一方80部を加えて作った場合は76であ
って1本発明の実施例に比べて可塑化効率が著しく悪い
対照実施例3 無水フタール酸14B9(1モル)、!:I−ルエン5
0 mQを11三ロフラスコに入れ1ジエチレングリコ
ール146 ’;j (1モル)を加え反応触媒として
2−エチルヘキサノール1g を加え100°〜120
゜Cで反応を行った。 1時間後には酸無水物は2%に
下り2時間後には酸無水物は略完全に反応した。 次い
で2−エチルヘキサノール2009 (1,5−f:ノ
リを加え1600〜190°Cに加熱攪拌し1共沸で水
を除去し酸価を0.1迄下げた後1水を加えて1時間加
温共沸脱水し少量の炭酸ソーダで中和し吸着剤脱色剤を
添加した後濾過し溶剤を除去してジエチレングリコール
半エステルを作った。
得うれたエステルの25°Cにおける粘度は370セン
チポイズであシ低粘度のエステルである。
ポリ塩化ビニール100部に安定剤とともに50部を添
加して得られるプレスシートは表面が87と割合に良゛
い可塑性を示すが1白濁して透明性が悪く放置後シート
表面がべとついた。 本発明の実施例2記載のエステル
に添加混合して得られるエステル混合物を使用したポリ
塩化ビニールシートの透明性も悪かった。
実施例 2 ジエチレングリコールビスn−オクチルフ
タレート 無水フタール酸2229 (1,5モル)純度99.2
%を11の三口フラスコに入れ反応触媒として2−エチ
ルヘキサン酸錫 1 g30mQのトルエン溶液を加え
て加熱溶融した。 ジエチレングリコール76.39 
(0,72モル)を添加すると直ちに温度が上り最高1
30°CとなったがA100°Gで充分反応を行い6時
間後にn−オクタツール3259  (2・5モノリ及
び脱水エステル化触媒の補助分として0.2gのオルト
チタン酸ブチル0.2gを加え1浴温190’C〜23
0°Cの反応温度で少量のトルエンを共沸助剤として加
え〜脱水エステル化反応を行った。 8時間後には略計
算量に近い水を滴量するが1更に8時間反応を行って酸
価を0.15とした後、5mQの水を100°Cで加え
1時間攪拌した後共沸脱水で水を除き)常温に冷却し無
水炭酸ソーダ0.4gの飽和水溶液を加え活性白土40
17活性炭少量を加え攪拌し)−夜装置した。 遠心濾
過で固形物を除き高沸物及び溶剤を減圧下で除去し高沸
点エステルジエチレングリコールビスn−オクチル7タ
レート(構造式VI : R==ジエチレングリコール
残基R′二n−オクチル)620gを得だ。 このエス
テルはジn−オクチルフクレートの理論計算量4モル%
を含有する混合エステルであり123°Cにおける粘度
は97センチポイズを示しDOPに近い比較的粘度の低
い高分子量エステルであった。 5PHRの上記可塑剤
を含有する平均重合度1400のポリ塩化ビニールのシ
ートの硬度は85でありA80 PHRでは74であっ
たが、その透明性は比較例のジエチレングリコールビス
ブチルフタレートに比べ優れ1揮発減量はDOPの1/
3 の値を示しA低揮発性好可塑性で透明性の優れた可
塑剤であった。
実施例3  ジエチレングリコールビスヘプチルフタレ
ート 11の反応器に222gの無水フタール酸(1,5キル
)を入れ反応触媒として2−エチルヘキサン酸錫 19
及びトルエン30 mQを加えて加熱溶解し)少量をサ
ンプリングして無水物%を測定し純度は99.2%であ
った。 ジエチレングリコール76.39 (0,72
モル)を添加し1300〜110°Cで充分反応を行い
16時間後ヘプタツール290gを加え更に脱水エステ
ル化触媒として0゜2gのテトラブチルチタネート及び
少量のトルエンを共沸剤として加えた後浴温190°〜
230°Cで脱水エステル化反応を行った。 16時間
後酸価が0.12となり冷して水を加えて攪拌し共沸で
水を除き少量の炭酸ソーダ飽和液で中和し1活性白土活
性炭を加え攪拌放置し濾過後揮発分を減圧下に蒸留除去
しジエチレングリコールビスヘプチルフタレート(構造
式VI : R−ジエチレングリコール残基RL:ヘプ
チル)9009を得た。 このエステル混合物は理論的
にはジヘプチルフタレート4%を含有し1その23°C
における粘度は95センチボイズであった。 平均重合
度1400のポリ塩化ビニールにステアリン酸バリウム
5 PHRジブチル錫ジラウリレー) 2 PHRの安
定剤を含み511 PHRの上記可塑剤を含むシートの
硬度は86であった。 80 PHRのシートの硬度は
77を示し160’Cのギヤーオーブン中での加熱減量
は2時間値が1.8196であってDOPの約−1/′
2の揮発減量を示し)可塑性は略DOPと同等で揮発性
が小さく透明性の優れたシートを力え塩化ビニールの可
塑剤として好ましいものであった。
特許出願人 松 木 哲

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)無水フタール酸1モルに対し0.485モル以下
    のジエチレングリコールを充分反応させ)次いで一官能
    性アルコールと脱水反応を行わせて得うレるジエチレン
    グリコールビスアルキルフタレートを主とするフタール
    酸エステル混合物を1可塑剤として使用する方法 (h)(1)記載のアルキルフタレ−1・が−一官能性
    7 /L/ :l−ルノ2−エチルヘキシルアルコール
    及びヘキサノール、ヘプタツール、オククノール又はノ
    ナノールを使用する方法 (3)ジエチレングリコールを無水フクール酸と充分反
    応させる(1)記載の方法 (4)エステル混合物は表題化合物とジアルキルフタレ
    ートとの混合物であって)ジエチレングリコール半ニス
    チル及び重合体副生成物を最少量とした混合物である(
    1)記載の方法
JP12446582A 1982-07-19 1982-07-19 ジエチレングリコ−ルビスアルキルフタレ−ト可塑剤 Pending JPS5915436A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106590460A (zh) * 2016-12-30 2017-04-26 东莞市尼的科技股份有限公司 一种防静电保护膜
WO2022146021A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 한화솔루션 주식회사 에스테르계 가소제 조성물 및 이의 용도
WO2022146062A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 한화솔루션 주식회사 에스테르계 가소제 조성물 및 이의 용도

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WO2022146021A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 한화솔루션 주식회사 에스테르계 가소제 조성물 및 이의 용도
WO2022146062A1 (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 한화솔루션 주식회사 에스테르계 가소제 조성물 및 이의 용도

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