JPS5915413B2 - 信号伝送装置 - Google Patents
信号伝送装置Info
- Publication number
- JPS5915413B2 JPS5915413B2 JP3035474A JP3035474A JPS5915413B2 JP S5915413 B2 JPS5915413 B2 JP S5915413B2 JP 3035474 A JP3035474 A JP 3035474A JP 3035474 A JP3035474 A JP 3035474A JP S5915413 B2 JPS5915413 B2 JP S5915413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- signal transmission
- load
- secondary winding
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトランスの入力側と出力側のアースが互いに分
離されている場合、そのトランスを介してS/N比を良
好に保つて信号を伝送できるようにした信号伝送装置に
関する。
離されている場合、そのトランスを介してS/N比を良
好に保つて信号を伝送できるようにした信号伝送装置に
関する。
トランスの入力側と出力側のアースが互いに分離されて
いる場合、アース相互間に電源リップルあるいは電源ラ
インにより誘起される種々のノイズが認められる。
いる場合、アース相互間に電源リップルあるいは電源ラ
インにより誘起される種々のノイズが認められる。
これらの成分は1次側・2次側巻線の層間容量等により
伝送されて負荷両端に雑音となつて現われる。この様子
を第1図に示す。ここでEs、Esoはおのおの信号入
力および出力振幅、ENはアー間にかかる電源リップル
eHおよびノイズeNの重畳された信号の振幅で、EN
oENが層間容量Cco等によ転送され負荷両端に現わ
れる雑音振幅である。そこで、上記雑音成分(eHおよ
びeN)の影響を調べるために、巻数比1対1のトラン
スで、層間容量および分布容量等が一様に分布した対称
な巻線法を施したものを考える。
伝送されて負荷両端に雑音となつて現われる。この様子
を第1図に示す。ここでEs、Esoはおのおの信号入
力および出力振幅、ENはアー間にかかる電源リップル
eHおよびノイズeNの重畳された信号の振幅で、EN
oENが層間容量Cco等によ転送され負荷両端に現わ
れる雑音振幅である。そこで、上記雑音成分(eHおよ
びeN)の影響を調べるために、巻数比1対1のトラン
スで、層間容量および分布容量等が一様に分布した対称
な巻線法を施したものを考える。
第2図の様にこの対称なトランスのl次側・2次側の各
巻線の中点を各々a、bとする。2次側のアース・ポテ
ンシャルを基準とした時の雑音成分の等価回路は第3図
に示すようになる。
巻線の中点を各々a、bとする。2次側のアース・ポテ
ンシャルを基準とした時の雑音成分の等価回路は第3図
に示すようになる。
ここでL1、L2、CCはおのおのa、b点より上半分
あるいは下半分のトランスを考えた場合の漏洩インダク
タンス、相互インダクタンス、層間容量を表わし、Cs
は1次・2次巻線の浮遊容量である。またRNはアース
相互間のインピーダンスである。(但し、信号源インピ
ーダンスRsはRs<<RNであるから省略したjQ)
この第3図よりeN(eH)により、負荷RL(7)両
端に電位差eN0(eH0)が生ずることがわかる。特
に高周波のノイズに対しては、主にCcの呈するインピ
ーダンスとRLとの分割比で大きな影響を与える。本発
明はこのような欠点を除くものである。
あるいは下半分のトランスを考えた場合の漏洩インダク
タンス、相互インダクタンス、層間容量を表わし、Cs
は1次・2次巻線の浮遊容量である。またRNはアース
相互間のインピーダンスである。(但し、信号源インピ
ーダンスRsはRs<<RNであるから省略したjQ)
この第3図よりeN(eH)により、負荷RL(7)両
端に電位差eN0(eH0)が生ずることがわかる。特
に高周波のノイズに対しては、主にCcの呈するインピ
ーダンスとRLとの分割比で大きな影響を与える。本発
明はこのような欠点を除くものである。
第4図はその一基本構成例を示したもので、トランスの
2次側巻線の中点をを接地し基準電位としている。この
回路の雑音成分に関する等価回路を第5図に示す。ここ
で、各記号は第3図と同一である。第5図に示されたも
のは対称回路であり、負荷RLの両端の電位は等しくな
り、雑音成分は打消される。一方、信号成分Esは第6
図に示す等価回路の様に伝送され、負荷RLの両端にE
soとなつて現われるが、これは第10図の実施例に示
す様にトランジスタT1、T2を用いた差動増幅回路等
を用いて取出すことができる。本発明の他の基本構成例
として、第7図に示す装置が考えられる。
2次側巻線の中点をを接地し基準電位としている。この
回路の雑音成分に関する等価回路を第5図に示す。ここ
で、各記号は第3図と同一である。第5図に示されたも
のは対称回路であり、負荷RLの両端の電位は等しくな
り、雑音成分は打消される。一方、信号成分Esは第6
図に示す等価回路の様に伝送され、負荷RLの両端にE
soとなつて現われるが、これは第10図の実施例に示
す様にトランジスタT1、T2を用いた差動増幅回路等
を用いて取出すことができる。本発明の他の基本構成例
として、第7図に示す装置が考えられる。
これは負荷RLを二等分して、その中点を接地し基準電
位としている。この場合の雑音成分および信号成分に対
する等価回路をそれぞれ第8図、第9図に示す。前例と
同様に第8図の負荷の両端で雑音成分は打消されている
。第9図の出力信号EsOは第11図の実施例に示す様
にトランジスタT3,T4を備えた差動増幅回路を用い
て取出せる。さらにこの第7図、第11図の実施例にお
いては負荷として可変抵抗器を使用できる。従つて本例
によれば、トランス巻線の非均一性、非対称性に対して
も、可変抵抗器によりある程度は平衡をとることができ
、雑音の影響を軽減することができる。また本例によれ
ば第4図に示したものと比較して、2次側巻線の中間タ
ツプを取出す必要がない特徴がある。なお図示しないが
第4図および第7図に示した実施例を組合せても同様に
雑音成分は打消され、かつ可変抵抗器によりトランス巻
線の非均一性、非対称性に対してもある程度平衡をとる
ことができる。
位としている。この場合の雑音成分および信号成分に対
する等価回路をそれぞれ第8図、第9図に示す。前例と
同様に第8図の負荷の両端で雑音成分は打消されている
。第9図の出力信号EsOは第11図の実施例に示す様
にトランジスタT3,T4を備えた差動増幅回路を用い
て取出せる。さらにこの第7図、第11図の実施例にお
いては負荷として可変抵抗器を使用できる。従つて本例
によれば、トランス巻線の非均一性、非対称性に対して
も、可変抵抗器によりある程度は平衡をとることができ
、雑音の影響を軽減することができる。また本例によれ
ば第4図に示したものと比較して、2次側巻線の中間タ
ツプを取出す必要がない特徴がある。なお図示しないが
第4図および第7図に示した実施例を組合せても同様に
雑音成分は打消され、かつ可変抵抗器によりトランス巻
線の非均一性、非対称性に対してもある程度平衡をとる
ことができる。
以上実施例より明らかなように本発明によれば、1次巻
線と2次巻線が絶縁して設けられたトランスにおいてそ
の2次巻線に中間点が可変可能な中間端子をもつインピ
ーダンス素子を負荷として接続し、前記中間端子を交流
的な基準電位として前記2次巻線の両端に差動増幅器を
設けることにより雑音成分を除去するようにしたもので
ある。
線と2次巻線が絶縁して設けられたトランスにおいてそ
の2次巻線に中間点が可変可能な中間端子をもつインピ
ーダンス素子を負荷として接続し、前記中間端子を交流
的な基準電位として前記2次巻線の両端に差動増幅器を
設けることにより雑音成分を除去するようにしたもので
ある。
したがつてトランスの1次側、2次側を共通アースにし
ないで信号の伝送を良好に行なうことができる。また1
次巻線と2次巻線の間の雑音成分に対して上記中間点が
可変できるインピーダンス素子により、差動増幅器に加
わる同相成分である雑音信号の振巾のバランス調整が可
能となり、したがつて不要な雑音成分を確実に除去する
ことができる。一方、伝送信号に対してはトランスの負
荷であるインピーダンス素子の両端の値で決定され、上
記バランス調整を行つても伝送特性に影響は与えないも
のである。
ないで信号の伝送を良好に行なうことができる。また1
次巻線と2次巻線の間の雑音成分に対して上記中間点が
可変できるインピーダンス素子により、差動増幅器に加
わる同相成分である雑音信号の振巾のバランス調整が可
能となり、したがつて不要な雑音成分を確実に除去する
ことができる。一方、伝送信号に対してはトランスの負
荷であるインピーダンス素子の両端の値で決定され、上
記バランス調整を行つても伝送特性に影響は与えないも
のである。
第1図は一般の信号伝送装置の結線図、第2図および第
3図はそれぞれの等価回路図、第4図は本発明の一実施
例による信号伝送装置の原理図、第5図および第6図は
それぞれその等価回路図、第7図は他の実施例の原理図
、第8図および第9図はそれぞれの等価回路図、第10
図は第4図に関する具体的な信号の取出し回路を含む実
施例の結線図、第11図は第7図に関する具体的な信号
の取出し回路を含む本発明の一実施例の結線図である。 RO・・・・・・負荷、Tl,T2,T3,T4・・・
・・・トランジスタ。
3図はそれぞれの等価回路図、第4図は本発明の一実施
例による信号伝送装置の原理図、第5図および第6図は
それぞれその等価回路図、第7図は他の実施例の原理図
、第8図および第9図はそれぞれの等価回路図、第10
図は第4図に関する具体的な信号の取出し回路を含む実
施例の結線図、第11図は第7図に関する具体的な信号
の取出し回路を含む本発明の一実施例の結線図である。 RO・・・・・・負荷、Tl,T2,T3,T4・・・
・・・トランジスタ。
Claims (1)
- 1 互いに絶縁された1次巻線と2次巻線を有するトラ
ンスを備え、前記2次巻線に中間点が可変可能な中間端
子をもつインピーダンス素子を負荷として接続し、前記
中間端子を交流的な基準電圧として前記2次巻線の両端
に差動増巾器を設けたことを特徴とする信号伝送装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035474A JPS5915413B2 (ja) | 1974-03-15 | 1974-03-15 | 信号伝送装置 |
US05/529,101 US3944937A (en) | 1973-12-06 | 1974-12-03 | Broad-band signal transmitting device using transformer |
CA215,210A CA1031834A (en) | 1973-12-06 | 1974-12-04 | Broad-band signal transmission device using transformer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3035474A JPS5915413B2 (ja) | 1974-03-15 | 1974-03-15 | 信号伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50123211A JPS50123211A (ja) | 1975-09-27 |
JPS5915413B2 true JPS5915413B2 (ja) | 1984-04-09 |
Family
ID=12301501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3035474A Expired JPS5915413B2 (ja) | 1973-12-06 | 1974-03-15 | 信号伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915413B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332614U (ja) * | 1986-08-15 | 1988-03-02 |
-
1974
- 1974-03-15 JP JP3035474A patent/JPS5915413B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332614U (ja) * | 1986-08-15 | 1988-03-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50123211A (ja) | 1975-09-27 |
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