JPS5915354B2 - 着色アスファルト混合物の製造法 - Google Patents

着色アスファルト混合物の製造法

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JPS5915354B2
JPS5915354B2 JP56120570A JP12057081A JPS5915354B2 JP S5915354 B2 JPS5915354 B2 JP S5915354B2 JP 56120570 A JP56120570 A JP 56120570A JP 12057081 A JP12057081 A JP 12057081A JP S5915354 B2 JPS5915354 B2 JP S5915354B2
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asphalt
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JP56120570A
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JPS5821449A (ja
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練一 大西
正一 間山
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NIPPON DORO KK
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NIPPON DORO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は着色アスファルト混合物の製造法更に詳しくは
脂肪油にアルキルアミドを加えた混合物に、約200〜
300%の水分を含む赤泥を加えて加熱撹拌した後、昇
温しながら前記赤泥粒子を練り合せて油性のスクリー状
物となし、これを加熱溶融したアスファルト中に混合撹
拌して着色ア5 スフアルト組成物となし、該組成物に
砂又は砂と砕石とを配合することを特徴とする着色アス
ファルト混合物の製造法に関するものである。
赤泥はアルミニウム工業に於て、ボーキサイトをアルカ
リ液で処理してアルミナを抽出する際に10多量に生成
する赤褐色の泥状抽出残渣で、その構成成分は表Iに示
す通りである。
表I(赤泥構成成分の分析例) フo 所で、赤泥にはボーキサイト中に存在するアルカリ不溶
性である酸化鉄、石英等の他に、アルミナ抽出に際して
液中に溶出したアルカリ易溶性の’5 珪酸分が液中の
アルミナ分及びナトリウム分と融合して析出した珪酸ア
ルミニウムナトリウムの微細な沈澱を主要な成分として
含有し、200〜300%におよぶ水分を保有するため
、アスファルトの着色材料としてその侭使用した場合、
多量の水分’0 を除去しなければならず、又その性状
も剥離抵抗性に劣り、水浸により強度低下がみられ、経
日的にその傾向が著しくなる等の欠点があるのでその侭
使用することができない。
しかして、この赤泥をアスファルトの着色材料として使
用する手段と5 しては800〜1200℃の高温で焼
成し、機械的に微細化して使用するか或は、水性エマル
ジョンとして使用することが考え得るがこの様にするこ
とは大した経済性がないので、現在では陸上埋立て、海
洋投棄等で処分している。
この点に鑑み発明したのが本発明で、従つて本発明の目
的は、約200〜300%の水分を含む赤泥をそのまま
の状態で有効に利用した、しかも、隠蔽力が大で、着色
が良好な着色アスフアルト混合物の製造法を提供するこ
とであり、この目的を達成するために本発明方法は脂肪
油にアルキルアミドを加えた混合物に、約200〜30
0%の水分を含む赤泥を加えて加熱撹拌した後昇温しな
がら前記赤泥粒子を練り合せて油性のスラリー状物とな
し、これを加熱溶融したアスフアルト中に混合撹拌して
着色アスフアルト組成物となし、該組成物に砂又は砂と
砕石とを配合した点を要旨とするものである。
前記の如く本発明は加熱アスフアルトの着色材料として
約200〜300(fl)の水分を含む赤泥を使用する
ものである故、前記の如く多量の水分を含む赤泥を親水
性活性剤で凝集力を弱め、粒子間隙をひろげ、脂肪油を
滲透させ、水滴を分離し親油性として容易に加熱アスフ
アルト中に分散することができる如くして隠蔽力が大で
、しかも着色が良好な着色アスフアルト混合物としたの
である。
即ち、赤泥のブラッシングに用いたアルキルアミドは飽
和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とジメチルアミンとのアミド
で、アミド結合の窒素原子に2個のメチル基又はエチル
基が結合した末端に水素結合Zのない構造R−C−N〈
(Rはアルキル基、ZllZはメチル基或はエチル基
)で示され、このものは次の如き性質を有するのである
1 溶解性 炭化水素、可塑剤、脂肪酸、動植物油、エステル類によ
く溶解し、水も溶解する。
2.電子供与性 カルボニル基を有するため電子供与性があり、電子受容
体であるアルコール、フエノール、酸類やその他の水素
イオン供与体等と親和性を示し、赤泥との複合体を形成
すると考えられる。
3.熱安定性 高温に於て安定で、赤泥の水分を蒸発させる際の加熱に
よる脂肪油の劣化を防止する。
4.化学的安定性並びに物理的特性 赤泥が含む水によつて加水分解を受けることなく、珪酸
アルミニウムナトリウムのアルカリ性溶液に対して安定
である。
又練りつぶし等の機械的分散性を向上する。等の特性を
有するので前記の如く約200〜300%の水分を含む
赤泥を加熱アスフアルト中に分散することができたので
ある。
しかして、本発明に於て有効なアルキルアミド化合物の
性状範囲は表に示す通りである。
又アルキルアミド化合物は、分散に用いる助剤である脂
肪油に対して吸油量を低減し、該油に水分を水滴として
移行させるのでブラッシング法により赤泥を油性赤泥ス
ラリー状物と成し得るのであり、これを加熱溶融したア
スフアルトに撹拌しながら混合して、稠度及び着色性に
応じて種々に調整して着色アスフアルト組成物となし、
これに砂又は砂と砕石を配合して着色アスフアルト混合
物としたのである。
次に本発明着色アスフアルト混合物の製造方法を図示の
フローチヤートに基づいて説明す。
脂肪油、脂肪油残渣、石油系重質油、タール抽出油の一
種又は数種の混合油Aに、1〜20%CH(重量%)の
構造式R−C−Nく 3で示される CH3アルキルア
ミドBを加え、よく混合して混合物Cとする。
約200〜300(Fbの水分を含む赤泥Dと混合物C
とを90〜60:10〜40重量部の比に秤量し、10
0℃で1時間加熱しながら混合撹拌後、ロールミル或は
ボールミルで赤泥粒子を練りつぶす。
この練り合せ中に110〜150℃まで徐々に温度を上
げ、混合油に移行した水分を蒸発させ、赤褐色のスラリ
ー状物Eを作るのである。次に、150〜160ECに
加熱溶融したアスフアルトF95部〜35部に前記スラ
リー状物Eを5〜65部の範囲内で加え、均等になるま
で、よく混合撹拌して着色アスフアルト組成物Gとなし
、この組成物Gに所要量の砂又は砂と砕石とを配合して
着色アスフアルト混合物としたのである。
次に本発明の一実施態様を説明する。脂肪酸の蒸溜残渣
157.5部(重量部以下同じ)と、不飽和脂肪酸ヂメ
チルアミン7.5部とを混合し、この混合物165部に
250%の水分を含む赤泥318部を混合し、100℃
で加熱しながら混合撹拌した後、ロールミルで赤泥粒子
を練りつぶした。
この練合せ中に130℃迄徐々に温度を上げ前記脂肪酸
の蒸溜残渣に移行した水分を蒸発させた。
斯くして得た赤褐色スラリー状物15部に15『Cに加
熱溶融した針入度100(255C)のアスフアルト8
5部を配合し、よく混合撹拌して着色アスフアルト組成
物となし、この着色アスフアルト組成物9部に砕石7号
28部、砂63部を加え、混合撹拌して着色アスフアル
ト混合物を得た。(実施例1)又前記赤褐色アスフアル
ト組成物6,5部 】に、砕石6号21.5部砕石7号
35部、砂37部を配合して着色アスフアルト混合物を
得た。(実施例2)次にアスフアルト(針入度25合C
40〜200)と、アスフアルトに対する赤褐色スラリ
ー状物Eンの混合比を変えたもの2種類、計3種類につ
いてその性状例を表Iとして示す。
但し前記AはアヌフアルトFlOO部に赤褐色スラリー
状物E4部を配合したもの、又前記BはアスフアルトF
85部に、赤褐色スラリー状物El5部を配合したもの
、換言すれば前記実施例により得たものを示す。
又、アスフアルトFに対する着色性は赤褐色スラリー状
物Eの配合量が多い程、良好で例えばアスフアルトF9
5部、赤褐色スラリー状物E5部では黒褐色に近いチヨ
コレート色を呈し、アスフアルトF35部、赤褐色スラ
リー状物E65部では明度があるのである。
次にアスフアルトFと赤褐色スラリー状物Eの混合割合
と着色性を表として示す。
次に前記実施例1及び2で得た着色アスフアルト混合物
の性状例を表として示す。
尚前記の如くして得た赤褐色スラリー状物Eは石灰石、
火成岩、消石灰等と同様にアスフアルト用フイラ一とし
て使用できるものである。
本発明着色アスフアルト混合物の製造法は前記の如く構
成したので、赤褐色スラリー状物Eを作るに当り使用し
た脂肪油及びアルキルアミドは赤泥中の水分と懸濁状態
となり、小さな発泡状態と容易な混練により赤泥は5μ
m以下の粒子となり、これが分散した赤褐色のスラリー
状となるので、隠蔽力が大きく、かつ、着色状態が良好
な着色アスフアルト混合物を製造することができるので
あるO又着色アスフアルト混合物中には前記の如く脂肪
油が存在しているので赤泥に含まれる塩基性物が加熱し
たアスフアルト中でもプローン化せず、結果的にアスフ
アルトのプローン化を防止することができて敷設したア
スフアルトの硬度が硬くならない等の顕著な効果を奏す
るのである。
又以上の説明により明白な如く約200〜300%の水
分を含む赤泥をそのままの状態で有効利用した隠蔽力が
大で、かつ、鮮明な赤褐色の着色アスフアルト混合物を
簡単に製造し得るという顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明製造法を示すフローチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脂肪油にアルキルアミドを加えた混合物に、約20
    0〜300%の水分を含む赤泥を加えて加熱撹拌した後
    、昇温しながら前記赤泥粒子を練り合せて油性のスラリ
    ー状物となし、これを加熱溶融したアスファルト中に混
    合撹拌して着色アスファルト組成物となし、該組成物に
    砂又は砂と砕石とを配合することを特徴とする着色アス
    ファルト混合物の製造法。
JP56120570A 1981-07-30 1981-07-30 着色アスファルト混合物の製造法 Expired JPS5915354B2 (ja)

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JPS5821449A JPS5821449A (ja) 1983-02-08
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