JPS59152980A - 液晶組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディスプレイ・デノぐイスなどに利用しうる
液晶組成物に関し、特に低温領域で高速応答性能を有し
、しかも温度の変動によって生じる閾値特性の変動が小
さいネマチック液晶組成物に関する。

従来のディスプレイ・デバイスの駆動法として、スタテ
ィック・ドライブ方式とダイナミック・ドライブ方式が
知られているが、ダイナミック・ドライブ方式は多桁デ
ィスプレイに有利であるため、電卓や腕時計などの数字
や文字ディスプレイに利用されている。

しかし、これまでのダイナミック・ドライブ方式を用い
たディスプレイ・デバイス用の液晶として数多くのもの
が提案されているが、これらは一般に温度変化に対する
閾値電圧の変動が大きいこと、さらに低温領域での応答
速度が遅いという欠点を有している。特に、従来の液晶
組成物の温度変化に対する閾値電圧の変動は、２０ｉｎ
ｖ／℃と大きく、充分なコントラストを得ようとした場
合、クロストークを生じる温度範囲が広くなる。

又、この様な閾値電圧の温度依存性は、温度補償回路を
導入することにより、一応の改善はなされるが、この分
だけコストは上昇することになり、しかもデバイスの薄
型化にも障害を帰だすことになる。さらに、低温領域で
の応答速度に対する補償法はなく、液晶のダイナミック
特性に限界を与えているものである。

本発明の目的は、ダイナミック・ドライブ方式に適した
液晶組成物を提供することにある。

本発明の別の目的は、低温領域での応答速度を改善した
液晶組成物を提供することにある。

すなわち、本発明の液晶組成物は、下記一般式（１）で
表わされるフェニルシクロヘキサン系液晶の少なくとも
１種、下記一般式（２）で表わされるフェニルシクロヘ
キサンエステル系液晶の少なくとも１種と下記一般式（
３）で表わされるビフェニルシクロヘキサン系液晶の少
なくとも１種を含有することを特徴としている。

一般式 （但し、鴇はアルキル基を表わす。） （但し、鴇はアルキル基を表わす。） （但し、Ｒ１はアルキル基を表わす。）前述のｔｔ、、
ｔｔ２および馬で表わされるアルキル基の具体例として
は、炭素原子数１〜１５の系列のアルキル基、好ましい
アルキル基としては、エチル、ｎ−プロピル、ｎ−ブチ
ル、ｎ−アミル、ｎ−ヘキシル、ｎ−ヘプチル、ｎ−オ
クチル、ｎ−ノニル、ｎ−デシルを挙げることができる
。

前記一般式（１）〜（３）で表わされる液晶の具体例は
、下記のとおりである。

ＩＩ　−（１） ■ Ｔｌ１−＋３）Ｈ Ｉｔ　−（５）　　　　　　　　　　　　　　Ｈ前記一
般式（１）〜（３）で表わされる液晶は、それぞれ２種
以上を組合せて用いることができる。

又、一般式（１）で表わされる液晶は、液晶組成物中に
５〜９０　ｗｔ％の割合、好ましくはｌＯ〜６゜ｗｔ％
の割合で含有することができ、一般式（２）で表わされ
る液晶組成物中に１〜５０　ｗｔ％の割合、好ましくは
５〜４　Ｑ　ｗｔ％の割合で含有することができる。又
、一般式（３）で表わされる液晶は、液晶組成物中に５
〜９０　ｗｔ％の割合、好ましくはｌＯ〜５　Ｑ　ｗｔ
％の割合で含崩することができる０ 本発明の液晶組成物中に含有する前述の各液晶は、一般
式（１）の液晶ニ一般式（２）の液晶−９５＝５〜２０
：８０で一般式ｍの液晶ニ一般式（３）の液晶＝９０：
１０−１０：９０の比率で配合されることができる。

又、本発明の液晶組成物は、下記一般式（４）で表わさ
れるシアノビフェニル系液晶の少なくとも１種、さらに
下記一般式（５）で表わされるターフェニル系液晶を含
有させることができる。

一般式（４） （但し、１〜はアルキル基を示す。） 一般式（５） （但し、瓜はアルキル基を示す。） 前記Ｉ淘およびＲ３で表わされるアルキル基の具体例と
しては、炭素原子数１〜１５の系列のアルキル基、好ま
しいアルキル基としては、エチル、ｎ−プロピル、ｎ−
ブチル、ｎ−アミル、ｎ−ヘキシル、ｎ−へブチル、ｎ
−オクチル、ｎ　−／ニル、ｎ−デシルを挙げることが
できる。

これらの液晶は、前述の液晶組成物の低温領域における
応答速度を一層速めることができ、前述の一般式（１）
〜（３）の液晶を含有する液晶組成物に対して、一般式
（４）で表わされる液晶を１〜８０ｗｔ％、好ましくは
５〜２０　Ｗｔ！Ｘの割合で含有させることかできる。

又一般式（５）で表わされる液晶については、液晶組成
物に対し、１〜８゜ｗｔ％、好ましくは５〜２０　ｗｔ
％の割合で含有させることができる。

この他に本発明の液晶組成物には、前述した液晶以外の
ネマチック液晶、コレステリック液晶、スメツクチック
液晶あるいはカイラルネマチック液晶を含有することが
でき、又ネマチック液晶は正の誘電異方性をもつもので
あってもよく、あるいは負の誘電異方性をもつものであ
ってもよい。

本発明の液晶組成物は、例えば特開昭４７−１１７３７
号公報に開示されたねじれネマチックモードに適用する
ことができる。

以下、本発明を実施例に従って説明する。

実施例１ 下記組成の液晶組成物を副製し、この組成物を液晶セル
中に注入した。この液晶セルは、表面をポリイミド樹脂
で被覆した１対の電極板を布で一方向にこすって配向処
理し、しかる後こすり方向が互いに直交する様に電極板
を配置し、その縁に沿って予めエポキシ樹脂系接着剤を
スクリーン印刷法によって塗布しておき、電極板の間隔
が６μとなった七ころで固定した後、接着剤の硬化条件
下で接着剤を硬化させることによって作成した。この液
晶セルに下記の液晶組成物を注入した後、その注入口は
接着剤で封止した。

液晶組成物（Ａ） Ｉ　−（３１１６，０ｗｔ％ Ｉ−（４）２３．５ｗｔ％ Ｉ　−（５）　　　　　　　　　　　　　　２５．５　
ｗｔπＩＩ　−（２）　　　　　　　　　　　　　　２
．５ｗｔ％ＩＴ　−（３）　　　　　　　　　　　　　
　２．５　ｗｔＸＩＩＩ−（２）　　　　　　　　　　
　　　１４．５ｗｔ％Ｔｌｌ　−（５）　　　　　　　
　　　　　　　１５．５ｗｔ％次に、液晶組成物（Ａ）
を注入した液晶セルを用いて、この組成物（Ａ）におけ
る０℃〜４０℃間での閾値電圧変動を測定した。この結
果を表１に示す。又、比較試料として西独メルク社の「
Ｅ−２５Ｊについても同様のテストを繰シ返した。この
結果を表１に示す。

表　　１ 試　料　　　０℃〜４０℃間での閾値′市′、圧変動組
成物（Ａ）　　　　　　　　３．２　ｍＶ　７℃ｇ−２
５１６，３ｍＶ／℃ 又、組成物（Ａ）の−２０℃における立ち上がり応答速
度と立ち下がり応答速度を測定したところ、立ち上がり
応答速度は１５Ｑｍｓｅｃで、立ち下がり応答速度は３
５Ｑｍｓｅｃであった。

一方、比軟試料として下記組成の液晶組成物を調製した
。

比較用組成物（Ａ） ■−（３）　　　　　　　　　　　　　１６．０ｗｔ％
ｍ　−（４１２３，５ｗｔＸ Ｉ＝（５）　　　　　　　　　　　　　　２５．５ｗｔ
にＩ　−（２＋　　　　　　　　　　　　　　２．５ｗ
ｔ％ｍ　−（３）　　　　　　　　　　　　　　２．５
ｗｔ％この組成物（Ａ）′の特性を前記と同様の方法で
測定した。との結果を表２に示す。

表　　２ 比較用組成物（Ａ）’　　　２７．８　ｍＶ／’Ｃ結晶
相で測定不能　　　・実施例２ 下記組成の液晶組成物を２種類調製した。

液晶組成物（Ｂ） Ｉ　−（２）　　　　　　　　　　　　　１２．５ｗｔ
％ｍ　　（３）　　　　　　　　　　　　　１２．Ｏｗ
ｔ％■−（４）　　　　　　　　　　　　１８．５ｗｔ
％■−（５）　　　　　　　　　　　　　７．０ｗｔ％
ＩＩ　−（２）　　　　　　　　　　　　　　２．Ｏｗ
ｔにＩＴ　−（３）　　　　　　　　　　　　　　１．
．５ｗｔ％ｍ　−（４）　　　　　　　　　　　　　　
１．５ｗｔ％ＩＩＩ　−（２１１８，５ｗｔ％ ｍ　−（５１１，６，５ｗｔ％ Ｉ　−ｆ３１　　　　　　　　　　　　　　　　　　２
３．５　ｗｔ％Ｉ　−（５）　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　２６．５ｗｔ％ｍ　−１２１２，５ｗ
ｔ％ ｍ　−１４）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　２．５ｗｔ％ｍ　　　（２１１０，ｏｗｔ％ ＴＩＴ　　　ｉ３１　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１０．Ｏｗｔ％■−（５）　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１０．０ｗｔ％これらの組成物（
Ｂ）と（Ｃ）の特性について前記と同様の方法で測定し
た。この結果を表３に示す。

表　　３ 組成物（Ｂ）　　　　　　２．２ｍＶ／℃１２０ｍ５ｅ
ｃ　３００ｍ５ｅｃ組成物（Ｃ）　　　　　　２．０ｍ
Ｖ／℃８０ｍ５ｅｃ　３００ｍ５ｅｃ特許出願人　　キ
ャノン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　下記一般式（１）で表わされるフェニルシク
   ロヘキサン系液晶の少なくとも１種、下記一般式（２）
   で表わされるフェニルシクロヘキサンエステル系液晶の
   少なくともｌ褌と下記一般式（３）で表わされるビフェ
   ニルシクロヘキサン系液晶の少なくとも１棹を含有する
   ことを特徴とする液晶組成物。 一般式 （但し、Ｒ１はアルキル基を表わす。）す （但し、鴇はアルキル基を表わす。） （但し、Ｒ１はアルキル基を表わす。）（２）下記一般
   式（１）で表わされるフェニルシクロヘキサン系液晶の
   少なくとも１ｆＭ％下記一般式（２）で表わされるフェ
   ニルシクロヘキサンエステル系液晶の少なくとも１種、
   下記一般式（３）で表わされるビフェニルシクロヘキサ
   ン系液晶の少なくとも１種と下記一般式（４）で表わさ
   れるシアノビフェニル系液晶の少なくとも１棟を含有す
   ることを特徴とする液晶組成物。 一般式 （但し、几、はアルキル基を表わす。）（２） す （但し、鳥はアルキル基を表わす。） （但し、鴫はアルキル基を表わす。） （但し、ル、はアルキル基を表わす。）（３）下記一般
   式（１）で表わされるフェニルシクロヘキサン系液晶の
   少なくとも１種、下記一般式（２１で表わされるフェニ
   ルシクロヘキサンエステル系液晶の少なくとも１種、下
   記一般式（３）で表わされるビフェニルシクロヘキサン
   系液晶の少なくとも１種と下記一般式（５）で表わされ
   るターフェニル系液晶の少なくとも１棹を含有すること
   を特徴とする液晶組成物。 一般式 （但し、Ｒ１はアルキル基を表わす。）す （但し、Ｒ２はアルキル基を表わす０）（但し、１（３
   はアルキル基を表わす。）、９ （但し、鳥はアルキル基を表わす。）