JPS5915271Y2 - ブラシレスモ−タ駆動回路 - Google Patents

ブラシレスモ−タ駆動回路

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JPS5915271Y2
JPS5915271Y2 JP1976156077U JP15607776U JPS5915271Y2 JP S5915271 Y2 JPS5915271 Y2 JP S5915271Y2 JP 1976156077 U JP1976156077 U JP 1976156077U JP 15607776 U JP15607776 U JP 15607776U JP S5915271 Y2 JPS5915271 Y2 JP S5915271Y2
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JP
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brushless motor
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transistors
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JP1976156077U
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JPS5372120U (ja
Inventor
光男 宇塚
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ソニー株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案はブラシレスモータ駆動回路に関する。
従来のブラシレスモータ駆動回路はステータコイルの接
続された複数個の駆動用トランジスタをスイッチング動
作させる際に、互いに一部期間が重なり合うようにオン
させたり、また位置検出素子の出力の生じる期間を互い
に一部期間が重なるようにしておいて電気的に駆動用ト
ランジスタのオン状態が重ならないように処理していた
本考案はこれら従来のものとは異なる新規な構成のブラ
シレスモータ駆動回路である。
本考案は駆動回路″の消費電力を低減して、効率を向上
でき、また起動トルクを向上すると共に、起動時のトル
クリップルを減少でき、更に電磁音を軽減できるブラシ
レスモータ駆動回路を提案せんとするものである。
以下、本考案の一実施例について説明するに、本例は第
1図に示すように、2極の永久磁石からなる円柱状のロ
ータ1と、ロータ1の外周に配されたステータコア2に
巻回された3つのステータコイル11.12.13と、
これらステータコイル11゜12、13の巻回位置に対
応して配設され、且つロータ1の回転位置に応じた検出
出力を発生する位置検出素子例えばホール素子21.2
2.23とからなるブラシレスモータを駆動するように
したものである。
そしてホール素子21.22.23からの検出出力によ
りステータコイル11.12.13に駆動電流を通電す
ることによりロータ1を回転させるようにしている。
第1図はステータコイル11のみが通電されたときの駆
動電流の方向を示している。
更に、本例につき第2図以下を参照して詳述するに、ス
テータコイル11.12.13の一端は電源端子(−1
−Vcc)に共通に接続され、その他端は夫々駆動用の
トランジスタ31.32.33のコレクタに接続される
トランジスタ31.32.33のエミッタは接地され、
夫々のベースに抵抗器41.42.43を含む負帰還ル
ープを有するアンプ51.52.53の出力が供給され
るようになされる。
これらアンプ51,52゜53の入力端子には夫々ホー
ル素子21.22.23の出力端子が接続される。
この場合、アンプ51.52゜53のゲインは定格回転
時にステータコイル11゜12、13をトランジスタ3
1.32.33が駆動するに十分なベース電流が得られ
るように充分小さく設定する。
又、アンプ51.52.53のゲインが最も小さくなる
定格回転時において、アンプ51.52.53の出力電
圧Eoがトランジスタ31.32.33にベース電流I
bが流れ始める電圧例えば0.65V以上となる期間を
120°となるように設計する。
これらホール素子21.22.23の入力端子の一端は
共通に接続されてインピーダンス変換用のアンプ3の出
力に接続されると共に、その他端は共通に接続されてダ
イオード4を介して接地される。
アンプ3はその出力端子と反転入力端子が共通接続され
たもので、その非反転入力端子が抵抗器5を介して電源
端子に接続されると共に、ダイオード61.62.63
を介してトランジスタ31.32.33のコレクタに接
続される。
上述の構成で検出電圧Eiは制御電流Iaに比例し、導
通しているトランジスタ31.32.33のコレクター
エミッタ間の最小電圧とダイオード61゜62、63の
順方向電圧降下との和よりなる電圧がホール素子21.
22.23に印加され、その電圧に応じて制御電流Id
が制御される。
従って、トランジスタ31.32.33のコレクターエ
ミッタ間の飽和電圧が増加すると、ベース電流が増加す
るようになされ、トランジスタ31.32.33のコレ
クターエミッタ間の飽和電圧が一定レベルになるように
制御される。
又、ホール素子21.22.23は外部磁束密度Bと制
御電流Idに対して、 Ei = KBId なる検出電圧を発生する。
Kはホール定数である。そしてアンプ51.52.53
の出力電圧Eoは、ホール素子21.22.23の特価
抵抗をR1とし、抵抗器41゜42、43の値をR2と
すれば となる。
今、ホール素子21.アンプ51及びトランジスタ31
を例に説明すると、ホール素子21に第3図Aに示すよ
うに回転角(電気角の意味である以下も同様)θに対し
て略正弦波状の磁束密度Bが作用すれば、制御電流Id
が一定であれば、第3図Bに示すようにホール素子21
の等価抵抗及びダイオード4による所定の直流レベルを
有する略正弦波状の検出電圧Eiが発生する。
またアンプ51のゲインは充分小さいので、アンプ51
の出力電圧Eoは第3図Cに示すものとなる。
この出力電圧EOが例えば0.65Vを越える点から次
段のトランジスタ31に第3図りに示すようにベース電
流Ibが流れ始める。
また、トランジスタ31には第3図Eに示すようにコレ
クタ電流Icが流れる。
そしてアンプ51の出力電圧Eoが例えば1.2■を越
えるようになると、トランジスタ31が飽和して、その
コレクタ電流Icが一定となる。
第3図Eの波形はトランジスタ31の負荷が抵抗Rの場
合を表わし、飽和時ではそのコレクタ電流Icは(3%
Q )となる。
また、以上の説明は第3図B−Eにおける実線波形の定
格回転時の場合で、このときステータコイル11の実質
的な通電角は120°と設計的に選択される。
従って他のホール素子22.23の検出電圧に応じてア
ンプ52.53の出力で゛上述と同様にトランジスタ3
2.33が制御されることにより、ステータコイル12
.13の実質的な通電角も120°となり、各ステータ
コイル11.12.13に駆動電流の流れる通電区間は
互いに重ならないようになる。
かかる定格回転時では、トランジスタ31.32.33
の何れかに必ずコレクタ電流が流れてこれらのコレクタ
電圧は低下している。
即ち第4図においてT1□はステータコイル11の通電
角を示し、T1□はステータコイル12の通電角を示し
、T13はステータコイル13の通電角を示し、これら
各相の通電角は定格回転時で120°となされ、従って
通電角は互いに重なり合わない。
そして、第4図でトランジスタ31のコレクタ電圧は実
線で示すものとなり、トランジスタ32のコレクタ電圧
は一点鎖線で示すものとなり、トランジスタ33のコレ
クタ電圧は破線で示すものとなる。
この第4図から明かなように定格回転時ではアンプ3の
非反転入力端子に与えられる電圧(以下これを検知電圧
と呼ぶ)は、小さくなり、ホール素子21.22.23
に供給される制御電流Idも小さくなり、第3図Bで実
線にて示すようなレベルの検出電圧Eiを発生するので
ある。
また、起動時では何れのステータコイルも電流が流れて
おらず検知電圧は、起動の瞬間には電源電圧(十Vcc
)となるように大きい。
このためホール素子21.22.23に対する制御電流
Idも大きくなる。
従って第3図B及びCにおいて一点鎖線で示すように例
えばホール素子21の検出電圧Ei及びアンプ51の出
力電圧Eoは大きくなり、同図り及びEにおいて一点鎖
線で示すようにベース電流Ib及びコレクタ電流Icの
流れる区間が広がる。
即ち起動時においては実質的なステータコイルの通電角
は180°近くの広いものとなるのである。
上述せる所から明かなように、本考案では超微時にトラ
ンジスタ31.32.33のコレクタ電圧が大きくなり
、それに見合ったベース電流Ib、ホール素子の制御電
流Idが流れるが、モータの負荷が軽くなるに従いコレ
クタ電流Icが減少するので、従来のように起動時め最
悪状態を想定して十分な駆黴電流を流せるようにし、然
もその値を起動及び無負荷の何れにおいても一定とする
のに比して駆動回路の消費電力を減少させることができ
る。
また、本考案では、起動時には駆動用のトランジスタが
飽和するに十分なベース電流が流れるように検出電圧E
iが増加するので、通電角が3相の場合で180°近く
まで広がり、第5図Bに示すように実効的な起動トルク
が向上する。
従来では起動時でも通電角が120°であるため、第5
図Aに示すような起動トルクが生じていたのである。
然も、ロータ1からステータコイル11.12.13に
対する鎖交磁束が正弦波状の場合では、通電角が120
°の場合に比して、通電角が180°近くの場合の方が
トルクリップルを減少することができる。
また、鎖交磁束が正弦波状に変化する場合では、通電角
が大きくなる程平均的な鎖交磁束は減少することになり
、従って効率(電気的エネルギーを機械的エネルギーに
変換する変換効率)が悪くなるが、本考案では定格回転
時では通電角を起動時に比べて120°まで少なくでき
るので効率は良い。
これと共に、前述のように駆動回路の消費電力が必要以
上に大きくならないので、この点でも効率を向上するこ
とができる。
更に本考案では電磁音を低減することができる。
即ち、従来のようにトランジスタが完全なオン・オフ動
作を行なうときでは、第6図において破線で示す鎖交磁
束に対して1相当りの駆動電流は実線で示すように急激
なレベル変化を有するものとなる。
ここでステータコイル11、12.13は第7図Aに示
すようにある区間同一方向に駆動電流が流れるように構
成されているから、第7図Bに示すように近接するステ
ータコイルの導線間で駆動電流による電流力が発生し、
駆動電流のレベルが急激に変化するとこの電流力も急激
に変化して、そのため電磁音が発生していたのである。
これに対して本考案では駆動用のトランジスタの動作は
、通電の最初は能動領域を通り徐々に電流が増加し、次
に飽和領域に達し、その後徐々に電流が減少するもので
あるから、第8図において実線で示すように駆動電流の
レベル変化が緩和されることになる。
従って電磁音を低減できるのであり、従来のように駆動
用のトランジスタのコレクタ・ベース間、コレクタ・エ
ミッタ間にコンデンサを挿入して電磁音を減少させる必
要がない利点がある。
なお、本考案は第1図に示すものと異なり、ロータがス
テータコアの外側に配されるブラシレスモータにも適用
でき、また位置検出素子としては、ホール素子以外に磁
気抵抗素子、充電素子等を用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用しつるブラシレスモータの構成図
、第2図は本考案の一実施例の接続図、第3図〜第5図
はその動作説明に用いる波形図、第6図〜第8図は電磁
音の低減の説明に用いる図である。 1はロータ、11.12.13はステータコイル、21
゜22、23はホール素子、31.32.33は駆動用
のトランジスタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石よりなるロータと、複数のステータコイルと、
    上記ロータの回転位置を検出する複数の位置検出素子と
    よりなるブラシレスモータに対し、上記複数のステータ
    コイルに夫々複数の駆動用トランジスタを接続し、上記
    複数の位置検出素子の検出出力を夫々複数のアンプに供
    給し、該複数のアンプの出力を上記複数の駆動用トラン
    ジスタの夫々の制御端子に夫々供給し、上記複数のステ
    ータコイル及び上記複数の駆動用トランジスタの接続点
    を複数のダイオードを介して上記複数の位置検出素子の
    制御電流回路に接続し、上記複数のダイオードにより上
    記複数の駆動用トランジスタの飽和電圧を検出し、上記
    複数の駆動用トランジスタの上記飽和電圧が一定レベル
    になるように上記複数の位置検出素子の制御電流を変化
    させるようにしたことを特徴とするブラシレスモータ駆
    動回路。
JP1976156077U 1976-11-19 1976-11-19 ブラシレスモ−タ駆動回路 Expired JPS5915271Y2 (ja)

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JPS5372120U JPS5372120U (ja) 1978-06-16
JPS5915271Y2 true JPS5915271Y2 (ja) 1984-05-07

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