JPS6243440B2 - - Google Patents

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JPS6243440B2
JPS6243440B2 JP55054930A JP5493080A JPS6243440B2 JP S6243440 B2 JPS6243440 B2 JP S6243440B2 JP 55054930 A JP55054930 A JP 55054930A JP 5493080 A JP5493080 A JP 5493080A JP S6243440 B2 JPS6243440 B2 JP S6243440B2
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voltage
current
transistor
speed
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Makoto Goto
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6243440B2 publication Critical patent/JPS6243440B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブラシレス直流モータに関するもので
あり、特に、電源から供給される電力を効率良く
利用するようにしたものである。
従来、ブラシレス直流モータでは、出力電圧が
一定の直流電源からトランジスタ等を用いて減
圧.制御し、たとえばモータの速度に対応した駆
動電圧(または電流)を供給していた。
第1図に従来のブラシレス直流モータの構成例
を示す。同図において、1は直流電源、2は通電
制御器、3,4,5は駆動トランジスタ、X,
Y,Zは3相のステータ駆動巻線(以下は駆動巻
線と称す)、6はロータマグネツトである。
上記通電制御器2はマグネツト6の回転に応じ
て通電状態となる駆動トランジスタを切換えると
共に、回転速度に応じた電流を駆動巻線X,Y,
Zに供給する。従つて、直流電源1の電圧は、駆
動トランジスタ3,4,5と駆動巻線X,Y,Z
に分割してかかる。その結果、直流電源の供給電
力は駆動巻線での有効消費電力と駆動トランジス
タのコレクタ損失の和となる。
通常の直流モータにおいては、駆動トランジス
タのコレクタ損失がかなり大きく、電源の供給電
力に対する有効消費電力の比(電力効率)は小さ
く、10%〜30%程度であつた。特に、速度可変範
囲の広い、たとえば多段速度切換えができる直流
モータでは、低速度動作時の効率が著しく悪くな
つていた。
本発明は、そのような点を考慮し、可変出力の
直流電圧を取り出すことのできるDC―DCコンバ
ータのごときスイツチング方式の電圧変換器を使
用した電力効率の良いブラシレス直流モータを提
供するものである。特に、本発明は可変速度電動
装置に好適なものであり、低速度動作時での電力
効率のすぐれたモータを実現可能にしたものであ
る。以下に、本発明を図示の実施例に基いて説明
する。
第2図は本発明の基本ブロツク図である。
同図において、1は直流電源、2は通電制御
器、3,4,5は駆動トランジスタ、X,Y,Z
は3相の駆動巻線、6はロータマグネツトであ
る。
7はスイツチング方式の電圧変換器、8は駆動
巻線への供給電流を検出する電流検出器、9は電
流検出器8の出力に基いて前記駆動巻線X,Y,
Zに生じる電流による電圧降下に対応した電圧を
発生する降下電圧発生器、10はロータマグネツ
ト6の定格回転速度(設定速度)において前記駆
動巻線に生じる速度発電電圧に対応した電圧を設
定することのできる速度対応電圧発生器、11は
降下電圧発生器9の出力と速度対応電圧発生器1
0の出力を加算する加算器、12は加算器11の
出力に応じて電圧変換器7のスイツチング.デユ
ーテイを制御するPWM制御器であり、これは周
知の適当な構成のものを使用し得る。以上の加算
器11とPWM制御器11によつて電圧変換器7
の出力電圧を可変制御するスイツチング制御器1
3を構成している。14はロータ6の回転速度誤
差に対応した指令信号Eが供給される端子であ
る。なお、速度検出の方法および速度一指令信号
変換の方法は周知の各種の方法を採用できるの
で、ここでの説明ならびに図示は省略する。
前記スイツチング方式の電圧変換器7は、たと
えばトランジスタ,サイリスタ,FETなどのス
イツチング半導体、インダクタンス素子,フライ
ホイール.ダイオード,コンデンサ等にて構成さ
れ、スイツチング半導体をオン・オフ動作させる
ことにより、電力供給源である直流電源1から他
の直流電圧を作つており、その出力電圧Vcはオ
ン時間、オフ時間(スイツチングのデユーテイ)
に関係して広範囲に変化できる。電圧変換器7の
出力電圧は、駆動トランジスタ3,4,5を介し
て駆動巻線X,Y,Zと電流検出器8に供給され
る。
通電制御器2は、駆動巻線X,Y,Zとロータ
マグネツト6の相対位置を検出する位置検出器を
含み、その位置検出器の出力に応じて駆動トラン
ジスタ3,4,5の通電状態を制御して順次所定
の角度間隔通電することにより、ロータマグネツ
ト6に同一方向の持続的な駆動力を発生させる。
また、通電制御器2には端子14から指令信号E
が加えられ、その指令信号Eの大きさに応じ
て駆動トランジスタ3,4,5の通電電流を変化
させ、その結果、ロータマグネツト6の回転速度
を一定となすように駆動巻線X,Y,Zへの供給
電流を変化させる。
駆動巻線X,Y,Zへの供給電流は、電流検
出器8によつて検出される。電流検出器8は、供
給電流に応じた電圧信号VKを降下電圧発生器
9に入力する。降下電圧発生器9では、各駆動巻
線X,Y,Zに生じる供給電流による電圧降下
R・(ここに、Rは巻線抵抗)を算出し、その
電圧降下に対応した信号Viを出力する。また、
速度対応電圧発生器10は速度制御状態において
各駆動巻線X,Y,Zに生じる速度発電電圧(通
電時の駆動巻線に生じる逆起電圧)に対応した一
定の電圧Voを出力する。上記ViおよびVoはス
イツチング制御器13に入力され、加算器11に
より加算することによつて、通電時に駆動巻線
X,Y,Zに印加される電圧を検出する。その加
算電圧は、PWM制御器12に入力され、PWM制
御器12の出力周波数信号のデユーテイを変化さ
せ、電圧変換器7のスイツチング.デユーテイを
制御し、その出力電圧Vcを所要の値にしてい
る。すなわち、電圧変換器7の出力電圧Vc
(Vi+Vo)に応じて変化し、駆動巻線への印加
電圧(電圧降下RI+速度発電電圧)よりも常に
少し大きくなるように変化する。その結果、駆動
トランジスタ3,4,5の通電時の動作電圧は、
アクテイブ領域内の小さな値または範囲内に保た
れる。
このように、通電時の駆動トランジスタの動作
電圧をアクテイブ動作状態の小さな値とするよう
に、電圧変換器7の出力電圧を変化させるなら
ば、駆動巻線X,Y,Zへの供給電力に比較し
て、駆動トランジスタ3,4,5における損失は
小さくなる。また、電圧変換器7はスイツチング
動作によつて電圧変換しているために、その変換
損失は極めて少ない。従つて、本発明のブラシレ
ス直流モータの電力効率は良好に保たれる。これ
について説明する。
たとえば、第2図の駆動トランジスタ3が通電
状態にあり、駆動巻線XにI=1Aの電流を供給
している場合を考える。ここで、駆動巻線Xの抵
抗値を3Ω,直流電源1の電圧を20V,駆動巻線
Xの速度発電電圧(逆起電力)を2Vとすると、
電圧変換器7が無い場合には、駆動トランジスタ
3の動作電圧は20V―2V―3Ω×1A=15Vとな
り、その電力損失は15V×1A=15Wにもなる(電
流検出器8の電力損失は小さいので無視する)。
これに対して、上記本発明の実施例のように電
圧変換器7によつて駆動トランジスタ3の動作電
圧をアクテイブ動作状態の小さな値にすれば、電
力損失は大幅に低減する。たとえば、降下電圧発
生器8の電圧信号をVi=3V,速度対応電圧発生
器10の電圧信号をVo=2Vとし、その加算値
(Vi+Vo)=5Vに応じてスイツチング制御器13
が電圧変換器7の出力電圧をVc=(Vi+Vo)+
2V=7Vに制御すれば、駆動トランジスタ3の動
作電圧は2Vとなる。従つて、駆動トランジスタ
3の電力損失は2V×1A=2Wになる。また、電圧
変換器7はスイツチングトランジスタのオン・オ
フ動作によつて電圧変換しているので、電圧変換
器7における電力損失も小さい(1A出力時に
0.5W程度)。その結果、本実施例のブラシレス直
流モータ全体の電力損失(2.5W程度)が大幅に
小さくなり(約1/6)、電力効率が向上する。
また、通電状態にある駆動トランジスタ3の動
作電圧が2Vもあるので、駆動トランンジスタ3
はアクテイブ動作(能動領域内で動作)している
から、駆動トランジスタ3によつて指令信号E
に応じた電圧または電流が駆動巻線Xに正確かつ
高精度に供給される。従つて、電圧変換器7によ
る制御上の亜影響はないといえる。ここに、駆動
トランジスタの能動領域とは動作電圧と通電電流
が独立に制御できる範囲を意味し、駆動トランジ
スタのアクテイブ動作とは動作電圧と通電電流が
能動領域内にあることを意味する。なお、上記の
本発明の構成では、供給電流Iの値にかかわら
ず、通電時の駆動トランジスタ3の動作電圧は能
動領域内の所定の小さな値(2V),もしくは所定
の範囲内に保たれている。
なお、多段速度切換えを行なう場合には、前述
の速度対応電圧発生器10の出力電圧Voを切換
えるようにすれば良い。また、駆動トランジスタ
はバイポーラ形トランジスタに限らず、電界効果
形トランジスタであつても良い。
次に、本発明の具体的な実施例を第3図および
第4図を参照して説明する。
第3図は本発明に適用できるブラシレス直流モ
ータの一例の要部構造図であり、第4図は本発明
の実施例の駆動回路を示す結線図である。
まず、モータ構造について説明する。第3図に
おいて、ロータ21に取付けられた円環状のマグ
ネツト22(第2図の6に相当)は、内面が20極
に多極着磁され、ステータを構成する電機子鉄心
23の15個の突極と対向して回転し得る。上記各
突極には、それぞれ1個の巻線X1,Y1,Z1,…
…,X5,Y5,Z5が順次巻装され、Xi,Yi,Zi
(ただし、i=1,……,5)はそれぞれ直列接
続されて3組の駆動巻線X,Y,Zを形成し、そ
れらは星形結線されている。ロータ21の回転軸
24には位置検出手段を構成するところの磁性体
製の位置検出ロータ25が取付けられ、同軸に回
転し得る。この位置検出ロータ25にはマグネツ
ト22の磁極周期に対応した10個の突起が等角度
間隔で設けられ、位置検出用の1次側コイル2
6,28,30および2次側コイル27,29,
31が巻装されている電機子鉄心23の内周の対
を成す突起と対向して位置検出ロータ25は回転
し、その回転位置に応じて上記1次側コイルと2
次側コイルの電磁結合度を変化させるようになつ
ている。
次に、第4図の駆動回路について説明する。
同図において、2は第3図に例示したごとき位
置検出ロータ25、位置検出用の1次側コイル2
6,28,30および2次側コイル27,29,
31、低周波ないしは高周波の発振器48、さら
には整流用ダイオード49,51,53、平滑用
コンデンサ50,52,54および共通バイアス
用直流電源55を含めてなる位置検出器47と、
その位置検出器47からの各相出力に応動する3
差動回路を構成するところのトランジスタ56,
57,58と、電流検出器8による電流検出信号
と端子14に与えられる指令信号Eを比較し、
その差信号で駆動トランジスタ3,4,5の通電
電流を制御すべく前記トランジスタ56,57,
58のエミツタ電流したがつてコレクタ電流を制
御するための電流制御器59を含めて構成されて
いる。
また、電流検出器8は、駆動巻線X,Y,Zへ
の給電路に直列に接続された電流検出抵抗60に
よつて構成され、その両端の電圧降下によつて供
給電流を検出している。
電圧変換器7は、直流電源1の正極端子から駆
動トランジスタ3,4,5のエミツタ共通接続点
へ至る給電回路中にエミツタ・コレクタ路を直列
にして挿入された給電制御用半導体スイツチング
素子を構成するところのスイツチング・トランジ
スタ40と、そのバイアス用抵抗41,42と、
上記スイツチング・トランジスタ40を制御する
ためのトランジスタ43と、フライホイール.ダ
イオード44と、インダクタンス素子45と、コ
ンデンサ46を含めて構成されている。
降下電圧発生器9は、エミツタフオロワとなる
タイプの異なるトランジスタ61と64および抵
抗62,63によつて供給電流Iに比例した電流
をトランジスタ64のコレクタ電流となし、コレ
クタ抵抗65の両端子間に駆動巻線X,Y,Zの
電圧降下に応じた電圧Viを発生させる。
速度対応電圧発生器10は、たとえば定電圧素
子やダイオードなどを利用して基準電圧源66,
67を作り出している。なお、スイツチ68は定
格回転速度の切換えに連動して切換えられ、高速
回転時の電圧を大きくしている。
次に、その動作について説明する。
前記電圧変換器7の出力電圧Vcは、スイツチ
ング・トランジスタ40のオン時間,オフ時間に
関係して変化する。このスイツチング・トランジ
スタ40がオンの時にはVp〓Vsとなり、直流電
源1はインダクタンス素子45を通して負荷側に
電流を供給する。スイツチング・トランジスタ4
0がオフの時には、フライホイール・ダイオード
44がオンとなり、インダクタンス素子45に蓄
えられたエネルギーをコンデンサ46および負荷
側に供給する。その結果、電圧変換器7の出力電
圧Vcはトランジスタ40のオン時間のデユーテ
イに対応した値となる。
電圧変換器7の出力電圧Vcは、通電制御器2
の位置検出器47によつて通電状態が制御された
駆動トランジスタ3,4,5を介して駆動巻線
X,Y,Zに供給される。
このことについて更に説明するならば、1次側
コイル26,28,30には、発振器48により
50KHz程度の高周波信号が加えられている。位置
検出ロータ25の位置に応じて1次側コイルと2
次側コイルの結合度が変調されるため、2次側コ
イル27,29,31からは位置検出ロータ25
の位置、すなわち第3図のマグネツト22と駆動
巻線X,Y,Zの相対位置に応じた振幅を有する
3相の交流信号が得られる。従つて、それらの2
次側コイル27,29,31に生じる交流信号を
ダイオード49,51,53とコンデンサ50,
52,54とで整流,平滑するならば、トランジ
スタ56,57,58のベースには、ロータ21
の回転位置に応じて各々電圧を得ることができ
る。トランジスタ56,57,58はエミツタが
共通接続されて3差動動作を行なう。
今、ベース電位の最も高いトランジスタ、たと
えば56のみがオンとなつた場合を考えると、他
のトランジスタ57,58はオフとなり、駆動ト
ランジスタ3のみをアクテイブにし、駆動巻線X
にのみ電流を供給する。
このようにして、位置検出ロータ25の回転に
伴つてアクテイブとなる駆動トランジスタが切換
わり、供給電圧Vcの駆動巻線X,Y,Zへの通
電路を順次切換え、一定方向への接続的な駆動力
を得ている。
駆動巻線への供給電流は、電流検出器8を構成
する電流検出抵抗60の電圧降下として検出さ
れ、その電流検出信号と指令信号Eが電流制御
器59にて比較され、両者の差に応じたエミツタ
電流ieをトランジスタ56,57,58に与え
ている。従つて、駆動巻線X,Y,Zへの供給電
流は指令信号Eに応じた値となり、相間のバラ
ツキ等は極めて小さなものとなる。
電流検出器8の信号(抵抗60の電圧降下
Vh′)は降下電圧発生器9に入力される。PNP型
のトランジスタ61およびNPN型のトランジス
タ64を、継続接続したエミツタフオロワとする
ことにより、トランジスタ64のエミツタ抵抗6
3の両端に前述の抵抗60の電圧降下Vh′と等し
い、または、ほぼ等しい電圧Vhを発生させてい
る。これにより、トランジスタ64のコレクタ電
流は駆動巻線X,Y,Zへの供給電流Iに比例す
る。従つて、コレクタ抵抗65の両端の電圧Vi
は駆動巻線での供給電流Iによる電圧降下に比例
する(正確には、駆動巻線と抵抗60での供給電
流Iによる電圧降下に比例させる)。
トランジスタ64のコレクタ側には、スイツチ
68を介して速度対応電圧発生器10の電圧源6
6または67が接続されている。従つて、トラン
ジスタ64のコレクタ端と直流電源1のVs側の
間には、電圧降下対応電圧Viと速度対応電圧Vo
の和が得られる。その和電圧はPWM制御器12
に入力される。
PWM制御器12は発振器、鋸歯状波発生器、
コンパレータ等を有し、入力電圧(Vo+Vi)に
対応したデユーテイを持つパルス信号を発生す
る。
PWM制御器12は電圧変換器7のトランジス
タ43を介してスイツチング・トランジスタ40
のスイツチング・デユーテイを制御し、その出力
電圧Vcを所要の値となしている。
すなわち、電圧変換器7の出力電圧Vcは、供
給電流Iによつて駆動巻線X,Y,Zおよび抵抗
60に生じる電圧降下と駆動巻線に生じる速度発
電電圧よりも少し大きな値となる。
その結果、駆動トランジスタ3,4,5の通電
時の動作電圧はアクテイブ動作状態内の小さな値
となり、コレクタ損失は小さくなる。
また、電圧変換器7はスイツチングによつて電
圧変換しているため、その損失も極めて小さい。
従つて、第4図のブラシレス直流モータは電力効
率のすぐれたものとなる。この場合、駆動トラン
ジスタはアクテイブ動作しているため、指令信号
Eに対応した電流が駆動巻線に供給され、良好
な速度制御性能が得られる。
なお、速度対応電圧発生器10の出力電圧Vo
は、定格回転速度の設定切換えに連動してスイツ
チ68にて切換えられ、速度が早いときには大き
な電圧値として出力される。
以上の実施例に示すように、駆動トランジスタ
の通電時の動作電圧を所定の小さな値または範囲
に保つようにブラシレス直流モータを構成する
と、次のような数々の効果が得られる。
(1) 電力利用率が極めて高い。従つて、特に、可
変速度モータに好適となる。
(2) 駆動トランジスタがアクテイブ動作するた
め、制御性能が良好となる。
(3) 駆動トランジスタとして定格電力,サイズが
小さいものを使用し得る。
(4) 電圧変換に伴うスイツチング・ノイズは駆動
巻線に生じない。従つて、ノイズに対するシー
ルドは電圧変換器の部分だけで良く、簡単とな
る。
さらに、前述のごとき電流検出器や電流制御器
等の使用により、駆動巻線への供給電流を指令信
号に応じた値とするようにしたならば、次のよう
な効果も得ることができる。
(1) 供給電流の相間のバラツキが極めて小さくな
る。
(2) 発生駆動力のむらが小さくなる。
(3) 駆動トランジスタのhFEバラツキに基づく供
給電流の脈動がなくなり、または小さくなり、
供給電流の検出および駆動巻線での供給電流I
による電圧降下に対応した電圧Viの発生が容
易になる。
(4) 電圧変換器のリツプルによる供給電流の変動
がなくなる。
なお、前述の本発明の実施例では3相のモータ
を例にとつて説明したが、本発明はそのような場
合に限らず、任意の相数のブラシレス直流モータ
を構成することができる。また、位置検出器は前
述の実施例に示したごとき高周波結合を利用する
方式に限らず、そのほか、たとえばホール素子等
の磁電変換素子を用いた方式のものでも使用でき
る。
また、前述の実施例では、電圧変換器の出力電
圧は直流電源よりも低くしたが、本発明はそのよ
うな場合に限らず、たとえば乾電池等の低電圧電
源から高い出力電圧に変換し、電動部に供給する
ようにしても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明のブラ
シレス直流モータは、電力効率が著しく改善され
たものとなる。従つて、本発明を例えばポータブ
ル型テープレコーダのごとき音響機器またはビデ
オ機器等のの駆動源に使用した場合には、消費電
力が極めて小さく、高性能のものとし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブラシレス直流モータの要部構
成例図、第2図は本発明の基本的ブロツク図、第
3図は本発明に適用し得るブラシレス直流モータ
の要部構造図、第4図は本発明の実施例を示す駆
動回路の結線図である。 1……直流電源、2……通電制御器、3,4,
5……駆動トランジスタ、X,Y,Z……駆動巻
線、6……ロータマグネツト、7……電圧変換
器、8……電流検出器、9……降下電圧発生器、
10……速度対応電圧発生器、11……加算器、
12……PWM制御器、13……スイツチング制
御器、14……指令信号供給用の端子、21……
ロータ、22……マグネツト、23……電機子鉄
心、40……スイツチング・トランジスタ、47
……位置検出器、59……電流制御器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定磁化されたマグネツトを有するロータ
    と、前記マグネツトが発生する界磁磁束と鎖交す
    る位置に配設された複数個のステータ駆動巻線
    と、スイツチングトランジスタとインダクタンス
    素子を含んで構成され、前記スイツチングトラン
    ジスタのオン・オフ動作によつて所定電圧の直流
    電源から可変の出力直流電圧を作り出す電圧変換
    器と、前記マグネツトと前記ステータ駆動巻線の
    相対位置を検出する位置検出器を含んで構成され
    た通電制御器と、前記電圧変換器から前記ステー
    タ駆動巻線に至る給電回路中に設けられ、前記通
    電制御器の出力信号によつて通電状態が制御され
    る複数個の駆動トランジスタと、前記ステータ駆
    動巻線に生じる供給電流による電圧降下に対応し
    た電圧信号を発生する降下電圧発生器と、前記ロ
    ータの定格回転速度において前記ステータ駆動巻
    線に生じる速度発電電圧に対応した電圧信号を設
    定する速度対応電圧発生器と、前記降下電圧発生
    器の電圧信号と前記速度対応電圧発生器の電圧信
    号の加算値に応じて前記電圧変換器の前記スイツ
    チングトランジスタのオン・オフ動作を制御する
    スイツチング制御器とを具備し、前記スイツチン
    グ制御器は、前記駆動トランジスタのアクテイブ
    動作時の電力損失を低減するように、前記加算値
    が小さいときに前記電圧変換器の出力直流電圧を
    小さくし、前記加算値が大きくなると前記電圧変
    換器の出力直流電圧も大きくしたブラシレス直流
    モータ。 2 固定磁化されたマグネツトを有するロータ
    と、前記マグネツトが発生する界磁磁束と鎖交す
    る位置に配設された複数個のステータ駆動巻線
    と、スイツチングトランジスタとインダクタンス
    素子を含んで構成され、前記スイツチングトラン
    ジスタのオン・オフ動作によつて所定電圧の直流
    電源から可変の出力直流電圧を作り出す電圧変換
    器と、前記電圧変換器から前記ステータ駆動巻線
    に至る給電回路中に設けられた複数個の駆動トラ
    ンジスタと、前記ステータ駆動巻線への供給電流
    を検出する電流検出器と、前記マグネツトと前記
    ステータ駆動巻線の相対位置に応じて前記駆動ト
    ランジスタの通電状態を制御する位置検出器、お
    よび前記電流検出器の出力信号と指令信号を比較
    して前記駆動トランジスタによる前記ステータ駆
    動巻線への供給電流を制御する電流制御器を含ん
    で構成された通電制御器と、前記ステータ駆動巻
    線に生じる供給電流による電圧降下に対応した電
    圧信号を発生する降下電圧発生器と、前記ロータ
    の定格回転速度において前記ステータ駆動巻線に
    生じる速度発電電圧に対応した電圧信号を設定す
    る速度対応電圧発生器と、前記降下電圧発生器の
    電圧信号と前記速度対応電圧発生器の電圧信号の
    加算値に応じて前記電圧変換器の前記スイツチン
    グトランジスタのオン・オフ動作を制御するスイ
    ツチング制御器とを具備し、前記スイツチング制
    御器は、前記駆動トランジスタのアクテイブ動作
    時の電力損失を低減するように、前記加算値が小
    さいときに前記電圧変換器の出力直流電圧を小さ
    くし、前記加算値が大きくなると前記電圧変換器
    の出力直流電圧も大きくしたブラシレス直流モー
    タ。
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JPH07108111B2 (ja) * 1986-07-18 1995-11-15 三洋電機株式会社 ブラシレスモ−タ駆動回路
JPH02101980A (ja) * 1988-10-07 1990-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータのトルク制御方法及びその装置

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