JPS5915253Y2 - リニアモ−タ - Google Patents
リニアモ−タInfo
- Publication number
- JPS5915253Y2 JPS5915253Y2 JP17916179U JP17916179U JPS5915253Y2 JP S5915253 Y2 JPS5915253 Y2 JP S5915253Y2 JP 17916179 U JP17916179 U JP 17916179U JP 17916179 U JP17916179 U JP 17916179U JP S5915253 Y2 JPS5915253 Y2 JP S5915253Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- yokes
- linear motor
- segment
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はりニアモータに係り、特に励磁コイルを巻装し
てヨークに移動可能に嵌装されるボビンに関する。
てヨークに移動可能に嵌装されるボビンに関する。
第1図および第2図は、従来のりニアモータを示す図で
ある。
ある。
このリニアモータの場合、固定子1は対向して同一方向
に延び両端部が互に接合した2本のヨーク2A、2Bと
、一方のヨーク2Bの内面に当接した永久磁石3とから
なり、永久磁石3によりヨーク2Aと2Bとの間に同一
方向の界磁磁束が形成されている。
に延び両端部が互に接合した2本のヨーク2A、2Bと
、一方のヨーク2Bの内面に当接した永久磁石3とから
なり、永久磁石3によりヨーク2Aと2Bとの間に同一
方向の界磁磁束が形成されている。
一方、可動子4は、ヨーク2Aに移動可能に嵌装された
ボビン5と、それに巻装された励磁コイル6とから構成
されている。
ボビン5と、それに巻装された励磁コイル6とから構成
されている。
ヨーク2Aと2Bの間に形成される界磁磁束と励磁コイ
ル6に流れる電流との相互作用によって発生する磁気的
誘起力で、可動子4がヨーク2Aに沿って移動する機構
になっている。
ル6に流れる電流との相互作用によって発生する磁気的
誘起力で、可動子4がヨーク2Aに沿って移動する機構
になっている。
従来のこのリニアモータでは、薄くてしかも機械強度が
あることから全体が金属で作られたボビン5が使用され
ている。
あることから全体が金属で作られたボビン5が使用され
ている。
ところがこのボビン5は電導性を有しているため、ヨー
ク2A、2B間に形成されている界磁磁束の中を移動す
ることによって、ボビン5の内部に電流が発生する。
ク2A、2B間に形成されている界磁磁束の中を移動す
ることによって、ボビン5の内部に電流が発生する。
しかもボビン5はその軸方向に対して直角の方向の断面
形状が環状になっているから、電気的にショートした形
になって抵抗が非常に小さいため、大きな電流が誘起さ
れる。
形状が環状になっているから、電気的にショートした形
になって抵抗が非常に小さいため、大きな電流が誘起さ
れる。
そしてボビン5に流れる電流は、励磁コイル6に流れる
電流の方向と常に反対の方向に流れる。
電流の方向と常に反対の方向に流れる。
そのためボビン5に流れる電流とヨーク2A、2B間に
形成されている。
形成されている。
界磁磁束との相互作用で発生する力の方向と、励磁コイ
ル6に流れる電流とヨーク2A、2B間に形成されてい
る界磁磁束との相互作用で発生する力の方向とが常に反
対になって、可動子4には常時ブレーキがかかった状態
となり、有効推力が十分に得られず、モータ効率が悪い
。
ル6に流れる電流とヨーク2A、2B間に形成されてい
る界磁磁束との相互作用で発生する力の方向とが常に反
対になって、可動子4には常時ブレーキがかかった状態
となり、有効推力が十分に得られず、モータ効率が悪い
。
これを改善するため、ボビン5を合成樹脂などの非電導
性の材料で作ることが試みられた。
性の材料で作ることが試みられた。
しかし、合成樹脂では薄くてしかも励磁コイル6の巻締
力に耐えるものを作ることができず、ボビン5を肉厚に
すればその分だけ重量が増し、しかもヨーク2Aと2B
との間隔つまり空隙が大きくなって磁気効率が悪くなり
、かえってモータ効率が低下する。
力に耐えるものを作ることができず、ボビン5を肉厚に
すればその分だけ重量が増し、しかもヨーク2Aと2B
との間隔つまり空隙が大きくなって磁気効率が悪くなり
、かえってモータ効率が低下する。
本考案はこのような欠点を解消したもので、以下実施例
を第3図ないし第6図を用いて説明する。
を第3図ないし第6図を用いて説明する。
第3図は、本考案の第1実施例に係るボビンを示す図で
ある。
ある。
ボビン11は、アルミニウム合金やマグネシウム合金な
どの軽金からなりボビン11の軸方向に対して直角の方
向の断面形状がコ字状の第1ボビンセグメント12と、
ガラスを混入したエポキシ樹脂などの非電導性材料から
なる平板状の第2ボビンセグメント13とから構成され
ている。
どの軽金からなりボビン11の軸方向に対して直角の方
向の断面形状がコ字状の第1ボビンセグメント12と、
ガラスを混入したエポキシ樹脂などの非電導性材料から
なる平板状の第2ボビンセグメント13とから構成され
ている。
第1ボビンセグメント12の上面側には、キャリッジ取
付孔14と、上方へ向いて突出した補強用のリブ15と
が形成されている。
付孔14と、上方へ向いて突出した補強用のリブ15と
が形成されている。
一方、第2ボビンセグメント13の下面端部には2つの
銅箔パターン16.16が設けられ、このパターン16
が後述する励磁コイル17の両端部のターミナルとなる
。
銅箔パターン16.16が設けられ、このパターン16
が後述する励磁コイル17の両端部のターミナルとなる
。
また第1ボタンセグメント12の雨下端部と第2ボビン
セグメント13の両側端部にはそれぞれ噛合用の凹凸部
18.18が形成されている。
セグメント13の両側端部にはそれぞれ噛合用の凹凸部
18.18が形成されている。
第1ボビンセグメント12と第2ボビンセグメント13
とを互に凹凸部18を噛み合わせ、接合部を接着剤など
で一体にして箱形のボビン11を作る。
とを互に凹凸部18を噛み合わせ、接合部を接着剤など
で一体にして箱形のボビン11を作る。
この第2ボビンセグメント13によって、ボビン11の
軸方向に沿って貫通した非電導領域が形成される。
軸方向に沿って貫通した非電導領域が形成される。
次にこのボビン11に励磁コイル17ヲ巻装し、励磁コ
イル17の両端をそれぞれ前記銅箔パターン16に溶接
し、さらに二〇銅箔パターン16には電流供給部からの
リード線(いずれも図示せず)も一緒に溶接する。
イル17の両端をそれぞれ前記銅箔パターン16に溶接
し、さらに二〇銅箔パターン16には電流供給部からの
リード線(いずれも図示せず)も一緒に溶接する。
このようにして可動子19が作られる。
一方、固定子20は、対向して同一方向に延び両端部が
互に接合した3本のヨーク21 A、 21 B、 2
1Cと、ヨーク21 Aと21 Cの内面にそれぞれ当
接した永久磁石22とから構成されている。
互に接合した3本のヨーク21 A、 21 B、 2
1Cと、ヨーク21 Aと21 Cの内面にそれぞれ当
接した永久磁石22とから構成されている。
永久磁石22により、ヨーク21Aと21 Bの間なら
びにヨーク21 Bと21 Cの間にそれぞれ磁界が形
成される。
びにヨーク21 Bと21 Cの間にそれぞれ磁界が形
成される。
前記可動子19は中央のヨーク21 Bに移動可能に嵌
装され、励磁コイル17はヨーク21 Aと21 Bの
間ならびにヨーク21 Bと21 Cの間にそれぞれ配
置されている。
装され、励磁コイル17はヨーク21 Aと21 Bの
間ならびにヨーク21 Bと21 Cの間にそれぞれ配
置されている。
可動子19の移動原理は従来と同じであるからその説明
は省略する。
は省略する。
第6図は、本考案の第2実施例に係るボビンを示す図で
ある。
ある。
このボビン11は、軽合金からなる1枚の金属板を折曲
してほぼ箱形に形成したもので、その両側端23.23
は空隙24を介して対向している。
してほぼ箱形に形成したもので、その両側端23.23
は空隙24を介して対向している。
従ってこの空隙24は、ボビン11の軸方向に延びボビ
ン11の一端から他端に貫通して非電導領域となってい
る。
ン11の一端から他端に貫通して非電導領域となってい
る。
25は絞りによって形成された補強用のリブである。
本考案は以上説明したように、ボビンのほとんどを薄く
て機械強度がある金属で作り、そのボビンに軸方向に沿
って貫通した非電導領域を形成したため、ボビンの内部
に電流が流れることがなく、従って従来のものよりも有
効推力が増大し、モータ効率を高めることができる。
て機械強度がある金属で作り、そのボビンに軸方向に沿
って貫通した非電導領域を形成したため、ボビンの内部
に電流が流れることがなく、従って従来のものよりも有
効推力が増大し、モータ効率を高めることができる。
第1図は従来のりニアモータの切断正面図、第2図は第
1図I−I線上の切断側面図、第3図は本考案の第1実
施例に係るボビンの分解斜視図、第4図はそのボビンを
用いたりニアモータの平面図、第5図は第4図II −
II縁線上切断側面図、第6図は本考案の第2実施例に
係るボビンの斜視図である。 11・・・・・・ボビン、12・・・・・・第1ボビン
セグメント、13・・・・・・第2ボビンセグメント、
17・・・・・・励磁コイル、21 A〜21 C・・
・・・・ヨーク、22・・・・・・永久磁石、24・・
・・・・空隙。
1図I−I線上の切断側面図、第3図は本考案の第1実
施例に係るボビンの分解斜視図、第4図はそのボビンを
用いたりニアモータの平面図、第5図は第4図II −
II縁線上切断側面図、第6図は本考案の第2実施例に
係るボビンの斜視図である。 11・・・・・・ボビン、12・・・・・・第1ボビン
セグメント、13・・・・・・第2ボビンセグメント、
17・・・・・・励磁コイル、21 A〜21 C・・
・・・・ヨーク、22・・・・・・永久磁石、24・・
・・・・空隙。
Claims (1)
- 対向して同一方向に延びた複数本のヨークと、そのヨー
ク間に界磁磁束を形成するための永久磁石と、前記複数
本のヨークのうちの少なくともいずれか一方のヨークに
移動可能に嵌装された金属製のボビンと、そのボビンに
巻装された励磁コイルとを備えたりニアモータにおいて
、前記ボビンにその軸方向に延びボビンの一端から他端
に貫通した非電導領域が形成されていることを特徴とす
るりニアモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17916179U JPS5915253Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | リニアモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17916179U JPS5915253Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | リニアモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5696888U JPS5696888U (ja) | 1981-07-31 |
JPS5915253Y2 true JPS5915253Y2 (ja) | 1984-05-07 |
Family
ID=29689663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17916179U Expired JPS5915253Y2 (ja) | 1979-12-26 | 1979-12-26 | リニアモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915253Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-26 JP JP17916179U patent/JPS5915253Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5696888U (ja) | 1981-07-31 |
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