JPS59151663A - 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置

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JPS59151663A
JPS59151663A JP2662383A JP2662383A JPS59151663A JP S59151663 A JPS59151663 A JP S59151663A JP 2662383 A JP2662383 A JP 2662383A JP 2662383 A JP2662383 A JP 2662383A JP S59151663 A JPS59151663 A JP S59151663A
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valve
hydraulic pressure
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hydraulic
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Masao Nishikawa
正雄 西川
Yoshimi Sakurai
桜井 義美
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/14Inputs being a function of torque or torque demand
    • F16H59/18Inputs being a function of torque or torque demand dependent on the position of the accelerator pedal
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両用自動変速機におけるトルクコンバータの
直結制御装置に関し、特に流体式トルクコンバータの人
、出力部月間を機械的に係合すなわちロックアツプしう
る直結クラッチの作動を、車速に対応した指標に基づい
て制御するようにしたトルクコンバータの直結制御装置
に関する。
流体式トルクコンバータを、その本来のトルク増幅機能
が不要になった時点で機械的に係合(ロックアツプ)し
て、トルクコンバータの滑り損失をな(すことは燃料経
済性の見地から好ましく、その効果を太き(するにはで
きるだけ低速の状態から幅広(トルクコンバータをロッ
クアツプする2とが必要である。
こ9ような観点から本出願人は、複数の変速段にわたっ
てトルクコンバータをロックアツプすることができ、し
かも変速時にはそのロックアツプ状態を一時解除するこ
とにより、変速時のショックを、従来のロックアツプを
行なわない自動・斐速機と同様のレベルに維持すること
ができる制御装置を既に提案している。
また、低速の状態でロックアンプを行なうとトルクコン
バータ本来のトルク増幅機能と流体による振動吸収機能
とが失われるので、パワー感が失われるとともに不快な
車体振動が生じ、これらの問題への伺らかの対策が必要
になってくる。これに対し、本出願人は、テーバとロー
ラとの組合せから成る直結クラッチを提案し、このテー
ノくおよびローラ間の係合押圧力を、車速に比例させて
制御することでトルクコンバータと直結クラッチと゛の
間に任意に分割するようにして、この問題を解決しうろ
ことを提唱した。
これらの提案に基づいて実際の自動変速機の制御装置を
設計する場合に、車速に比例した信号圧としては従来か
ら用いられている変速用のガバナ1     弁の出力
すなわちガバナ圧Pqを用いることが、設置スペースや
コストの点で有利である。ところが、このガバナ圧1)
 yの特性は、一般的に2次放物線の組合せで決められ
ており、低速領域ではガバナ圧の立−しり速度が第1図
で示すように速い。
これは、低速領域では車速の低下につれてロックアツプ
係合力が急激に弱まることを意味して2つ、車両が停止
する前にトルクコンバータのロックアツプ状態が解除さ
れ、エンジンストップ(いわゆるエンスト)が回避され
るので好都合である。しかしその反面で、ガバナ圧Pl
の特性は変速特性を決めるために自ら制約を有しており
、トルクコンバータのロックアツプをする観点がらガバ
ナ圧Pgつ特性を自由に決めるわけにはいがない。した
がって、できるだけ低速の状態までロックアツプの解除
ポイントをもってくると、その解除ポイントよりも上の
車速領域では、直結クラッチの係合力が強過ぎて車体振
動が大きくなるという問題があった。すなわち、第1図
において、ガ・くす圧Pgをかさ上げしてロックアツプ
圧P 7.をつくる場合、より低速からトルクコンノく
−りをロックアツプするためにそのかさ上げ量を増やし
てPL′とした場合に、トルクコンバータの内圧pcと
の交点で定まるロックアツプ開始ポイントは車速Aから
車速Bへと移り、より低速側にシフトするが、中速領域
である車速Cではトルクコンノく一夕の係合力が増加す
るので、車体振動が増大し、しかもノくワー感も乏しく
なってくる。
したがって本発明の第1の目的は、変速用の既存のガバ
ナ圧を利用するという制約の下で、中速領域での振動問
題を解決しつつ、かつ低速領域まてロックアツプ係合力
を保持1−うるようにし、他の犠牲を伴うことなく実用
燃費の大幅な向上を図つた車両用自動変速機におけるト
ルクコン・(−タの直結制御装置を提供することである
また、上記第1の目的に従ってより低速領域までロック
アツプ係合力を保持しうるようにした場合、もし低速段
の変速比(第1速)にまでそのシステムを適用すると、
成る車速以下ではロックアツプ状態を解除するための切
換弁が必要となる。
さもないと、車両停止中にもトルクコンノく一夕のロッ
クアツプが行なわれ、エンジンが円滑に作動せず最悪の
場合にはいわゆるエンストが生じてしまう(なお、動力
分割型であればエンス斗が100%生じるとは限らない
)おそれがある。
そこで、本発明の第2の目的は、低速段の変速比の状態
ではガバナ圧をかさ上げした圧力をロックアツプ係合圧
として用い、このガノくす圧が車速の低下とともに急激
に低下する特性を利用して、車速に応じて切換態様が変
化する専用の切換弁を新設することなく、低速段にお(
゛てもエンジンストップを引き起すことのな(・ように
し、てトルクコンバータをロックアツプしりるようにし
た車両用自動変速機におけるト2Tレクコニ7〕<−夕
の直結化Ij御装置を提供することである。
以下、図面により本発明の実施例につ〜・て説明すると
、先ず本発明を適用する前進3段1.後進1段の自動車
用自動変速機の概要を示す第2図において、エンジンE
の出力は、そのクランク軸1カ)らトルクコンノく一夕
1′、補助変速機M、差動装置Dfを順次経て駆動車輪
Hp’ 、 ttyrに伝達され、こJtらを駆動1−
ろ。
トルクコンバータ1′は、クランク軸1に連結したポン
プ翼車2と、補助変速機AIの入力軸5に連結したター
ビン翼*3と、入力軸5上に相対回4云自在に支承され
たステータ軸4σに一方向クラッチ7を介して連結した
ステータ翼車4とより構成される。クランク軸1からポ
ンプ翼車2に伝達されるトルクは流体力学的にタービン
翼車3に伝達され、この間にトルクの増幅作用が行われ
ると、公知のように、ステータ翼車4がその反力を負担
する。
ポンプ翼車2の右端には、第3図の油圧ポンプPを駆動
するポンプ駆動歯車8が設けられ、またステータ軸4a
の右端には第3図のレギュレータ弁Vrを制御するステ
ータアーム4bが固設される。
ポンプ翼車2とタービン翼車3との間には、これらを機
械的に結合し得るローラ形式の直結クラッチCdが設け
られる。これを第3図及び第3A図により詳細に説明す
ると、ポンプ翼車2の内周壁2うには、内周に駆動円錐
面9をもった環状の駆動部材10が固着される。また、
タービン翼車3の内周壁3αには、外周に前記駆動円錐
面9と平行に対面する被動円錐面11をもった被動部制
御2が軸方向摺動自在にスプライン嵌合される。
この被動部材12の一端にはピストン13が一体に形成
されており、このピストン13はタルビン翼車3の内周
壁3aに設けた油圧シリンダ14に摺合され、該シリン
ダ14の内圧とトルクコンバータ1゛の内圧を左右両端
面に同時に受けるようになっている。
駆動及び被動円錐面9,11間には円柱状のクラッチロ
ーラ15が介装され、このクラッチローラ15は、第3
A図に示すように、その中心軸線Oが、両川錐面9,1
1間の中央を通る仮想円錐面1c(第3図)の母線lに
対し一定角度θ傾斜するように、環状のリテーナ16に
より保持される。
したがって、トルクコンバータTのトルク増幅機能が不
必要となった段階で、トルクコンバータTの内圧より高
い油圧を油圧シリンダ14内に導入すると、ピストン1
3即ち被動部材12が駆動部材10に向って押動される
。これによりクラッチローラ15は両回錐面9,11に
圧接される。
このときエンジンEの出力トルクにより駆動部材10が
被動部材12に対して第3A図でX方向に回転されると
、これに伴いクラッチローラ15が自転するが、このク
ラッチローラ15は、その中心軸線Oが前述のように傾
斜しているので、その自転により両部材i0,12にこ
れらを互いに接近させるような相対的軸方向変位を与え
る。その結果、クラッチローラ15は両川錐面9,11
間に喰込み、両部材10.12間、即ちポンプ翼車2及
びタービン翼車3間を機械的に結合する。直結りオツチ
Cdのこのような作動時でも、その結合力を超えてエン
ジンの出力トルクが両翼車2゜3間に加わった場合には
、クラッチローラ15は各円錐面9,11に対して滑り
を生じ、上記トルクは二分割されて、一部のトルクは直
結クラッチCdを介して機械的に、残りのトルクは両翼
車2゜3を介して流体力学的に伝達することになり、前
者のトルクと後者のトルクとの比がクラッチローラ15
の滑り度合により変化する可変駆動力分割系が形成され
る。
直結クラッチC’dの作動状態において、トルクコンバ
ータ1゛に逆負荷が加われば、被動部材120回転速度
が駆動部材10の回転速度よりも太き(なるので、相対
的には駆動部材10が被動部材12に対してY方向に回
転し、これに伴いクラッチローラ15は先刻とは反対方
向に自転して、両部拐’IO,12にこれらを互いに離
間させるような相対的な軸方向変位を与える。その結果
、クラッチロー215は両川錐面9,11間への喰込み
から解除され、空転状態となる。したがって、り−ビン
翼車3からポンプ翼車2への逆負荷の伝達は流体力学的
にのみ行われる。
油圧シリンダ14の油圧を解除すれば、ピストン13は
トルクコンバータ7゛の内圧を受けて当初の位置に後退
するので、直結クラッチOdは不作動状態となる。
再び第2図において、補助変速機AIの互いに平行する
人、出力軸5,6間には低速段歯車列G1゜中速段歯車
列G2、高速段歯車列G3、及び後進歯車列Gγか並列
に設けられる。低速段歯車列G1は、入力軸5に低速段
クラッチCIを介して連結される駆動歯車17と、出力
軸6に一方向クラッチCoを介して連結され上記歯車1
7と噛合する被動歯車18とより構成され、また中速段
歯車列02G′!:、入力軸5に中速段クラッチC2を
介して連結される駆動歯車19と、出力軸6に切換クラ
ッチCsを介して連結され上記歯車19と噛合する被動
歯車20とより構成され、また高速段歯車列G3は、入
力軸5に固設した駆動歯車21と、出力軸6に高速段ク
ラッチC8を介して連結される被動歯車22とより第1
〜成され、また後進歯車列Gγは、中速段歯車列G2の
駆動歯車19と一体に形成した駆動1m1l−L23と
、出力軸6に前記切換クラッチC5を介して連結される
被動歯車24と、上記両歯車23.24に噛合するアイ
ドル歯車25とより構成される。 前記切換クラッチC
5は前記被動歯車20.24の中間に設けられ、該クラ
ッチCsのセレクタスリーブ26を図で左方の前進位置
または右方の後進位置にシフトすることにより被動歯車
20.24を出力軸6に選択的に連結することができる
而して、セレクタスリーブ26が図示のように前進位置
に保持されているとき、低速段クラッチC1のみを接続
すれば、駆動歯車17が入力軸5に連結されて低速段歯
車列G1が確立し、この歯車列G、を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達されろ。次に、低速段クラッ
チC1の接続状態のままで、中速段クラッチC2を接続
すれば、駆動歯車19が入力軸5に連結されて中速段歯
車列G2が確立し、この歯車列G2を介して入力軸5か
ら出力軸6にトルクが伝達される。この間、低、中速段
歯車列G、、G2の変速比の差により、低速段歯車列G
1 の被動歯車18に比べ出力軸6の方が大きい速度で
回転するので、一方向クラッチCoは空転して低速段歯
車列G1を実質上体止させる。また、低速段クラッチC
7の接続状態において、中速段クラッチC2を遮断する
と共に高速段クラッチC3を接続すれば、被動歯車22
が出力軸6に連結されて高速段歯車列G3が確立し、こ
の歯車列G3を介して入力軸5から出力軸6にトルクが
伝達される。この場合も、中速段歯車列G2の確立時と
同様に一方向りラッチCOkま空転して低速段歯車列G
1を休止させる。次に、セレクタスリーブ26を右方の
後進位置に切換え、中速段クラッチC2のみを接続すれ
ば、駆動歯車23が入力軸5に、被動歯車24が出力軸
6にそれぞれ連結されて後進歯車列Qrが確立し、この
歯車列Qrを介して入力軸5から出力軸6にトルりが伝
達される。
出力軸6に伝−tされたトルクは、該軸6の端部に設け
た出力歯■27から差動装置Dfの大径歯車28に伝達
される。
第3図において油圧ポンプPば、油タンクRから油を吸
い上げて作動油路29に圧送する。この圧油はレギュレ
ータ弁Vγにより所定圧力に調圧された後、マニュアル
弁11mへ送られる。この油圧をライン圧p lという
レギュレータ弁Vγは、調圧ばね30と、その外端を支
承するばね受筒31とを有し、このばね受筒31は調圧
ばね30のセット荷重を加減すべく左右に移動すること
ができる。このばね受筒31の外側面にはχこれに前記
ステータ翼車4に作用する反力、即ちステータ反力を加
えるように前記ステータアーム4bが当接し、さら、に
ばね受筒31にはステータ反力を支承するステータばね
32が接続される。したがって、ステータ反力が増大す
ればステータばね32が圧縮されるので、これに伴いば
ね受筒31は左動して調圧ばね30のセット荷重を増大
させ、その結果作動油路29のライン圧PLは増圧され
る。
レギュレータ弁Vrにより調圧された圧油の一部は絞り
33を有する入口油路34を経てトルクコンバータT内
に導かれて、キャビテーションを防止するようにその内
部を加圧するが、この内圧は、上記絞り330太きさや
、トルクコンバータTの出口油路35に設けたチェック
弁36のばね37の強さ等で決められる。
チェック弁36を通過した油は図示しないオイルクーラ
を経て油タンクRに戻る。
油圧ポンプPより吐出される圧油の余剰分はレギュレー
タ弁Vγより潤滑油路38へ導かれ、各部間滑部および
タイミング弁Tvへ送られるが、この際の必要最小限の
潤滑油圧1) tLを確保するために油圧発生手段とし
ての調圧弁39が潤滑油路38に接続される。
マニュアル弁Vmへ送られた圧油は、絞弁11mが図示
の中立位置Nにあるときは前記クラッチCI  pC2
、C3その他各種油圧作動部の・いず淀も送られること
がない。絞弁Vmが図示の位置から1段左へ移動してド
ライブ位置りにシフトされると、油圧ポンプPかもの作
動油路29が、前記低速段クラッチC1の油圧シリンダ
401に通じる作動油路411 と前記セレクタスリー
ブ26をシフトするための油圧サーボモータ5mのばね
室42に通じる作動油路43とに連通されるので、低速
段クラッチC1が作動(接続)されて、前述のように低
速段歯車列G1が確立すると共に、サーボモータ57F
Lのピストン44は図示の左動′位置に留まり、シフト
フォーク45を介して前記セレクタスリープ26を第2
図の状態の前進位置に保持する。
したがって、後進歯車列Orは不作動状態におかれる。
サーボモータ5mのばね室42に通じる作動油路43か
らは、車速比例信号圧発生手段即ちガバナ弁Vlの入力
ポートに連なる入口油路46が分岐し、絞弁vgの出力
ポートからは第1信号油路47、が延出する。
ガバナ弁Vgは、差動装置Dfの大径歯車28と噛合す
る歯車48により0牙の回転軸49回りに回転される。
したがって、その回転速度ムマ車速に比例するので、ガ
バナ弁Tagは、そのスブ−/し弁体50の2つのウェ
イト51にイ動く遠心力(7)作用により車速に比例し
た油圧、即ちガノ(す圧P!Iを第1信号油路47.に
出力することができる。
このようなガバナ弁V、!7は公知であり、2つのウェ
イト51を有するので、2本の2次放物線の組合せから
なる出力特性を示すが、3つのウェイトを有し3本の2
次放物線の組合せからなる出力特性を示すガバナ弁を用
いてもよい。いずれの特性の場合にも、低速側で一部急
勾配の領域があり、これを利用することにより、車速で
切換わる切換弁を設けることなく、車速低下時にロック
アツプ状態を解除することが可能となる。
また、前記作動油路43からは、スロットル弁Vtの入
力ポートに連なる入口油路53が分岐し、絞弁ytの出
力ポートからは第2信号油路472が延出する。入口油
路53の途中には、スロットル弁ytの入口圧力の上限
値を規定するモジュレータ弁54が介装される。
スロットル弁Vtは公知のもので、スプール弁体55、
該弁体55を左方へ押圧する制御ばね58、該弁体55
を右方へ押圧する戻しばね57、制御ばね58の外端を
支承する制御ピストン59、前記エンジンEの絞弁の開
度増加に連動して回転し制御ピストン59を左動させる
制御カム60、戻しばね57のセット荷重を調節し得る
調節ボルト61等を有する。制御ピストン59が左動す
ると、その変位が制御ばね58を介してスプール弁体5
5に伝わり、これを左へ押すが、この左動に伴い第2信
号油路47□に出力される油圧がスプール弁体55を右
へ押し戻すようにスプール弁体55の左肩部55αに働
(ので、結局、スロットル弁VtはエンジンEの絞弁開
度に比例した油圧、即ちスコツドル圧7) iを第2信
号油路47□に出力することになる。
上記第1及び第2信号油路477,47□は低−中速シ
フト弁V、及び中−高速シフ)%V2の各両端パイロッ
ト油圧室62 、62’; 63 、63’にそれぞれ
接続される。これにより、これらシフト弁V、’+ V
2の各スプール弁体64.65は両端面に前記ガバナ圧
Pg及びスロットル圧Ptを受けて次のように作動され
る。
即ち、低−中速シフト弁V1のスプール弁体64は、当
初ばね66の力で図示の右動位置に留まっているが、車
速が上昇してガバナ圧Pgが増加し、このガバナ圧PI
によるスプール弁体64の左動力がスロットル圧pt及
びばね66による該弁体64の右動力に打勝つと、該弁
体64の右端部に設けたクリックモーション機構67に
おいて弁体64と共に移動するクリックボール68が固
定の位置決め突起69を乗り越えて、該弁体64は左動
位置に急速に切換わり、これまで、油圧ポンプPからの
油圧が低速段クラッチC1の油圧シリンダ40.にのみ
送られていたの力5、作動油路70゜71.412を通
して中速段クラッチC2の油圧シリンダ40□にも送ら
れ、両クラッチC1,C2が接続状態になるので、前述
のように中速段歯車列G2が確立する。
更に皇速か上昇してくると、中−高速シフト弁V2でも
同様な作用が生じ、絞弁772のスプール弁体65は増
加するガバナ圧Pgのために左動して、作動油路41□
 、71を油タンクRに開放する一方、作動油路70を
、今度は、高速段クラッチC3の油圧シリンダ403に
通じる作動油路413に連通させるので、中津段クラッ
チC2が遮断状態、低速段クララf C1及び高速段ク
ラッチC3が接続状態となって、前述のように高速段歯
車列G3が確立する。
このときの変速ショックを緩和するためにアキュムレー
タ72,73、一方向弁74およびオリフィスコントロ
ール弁75などが設けられるが、これらは本発明とは基
本的に重要な関わりをもたないので、これ以上の説明は
省略する。
入口油路53かも分岐した油路81と、各アキュムレー
タ72.73の背圧室に連通する油路82との間には弁
76が介挿される。この弁76は前記スロットル弁V’
tに類似するもので、スプール弁体77と、該弁体77
を左方に押圧する制御ばね78と、制御ばね78の外端
を支承する制御ピストン79と、エンジンEのスロット
ル開度の増加に連動して回転し制御ピストン79を左動
させる制御カム80とを有する。制御ピストン79が左
動すると、その変位が制御ばね78を介してスプール弁
体77に伝わり、スプール弁体77が左動する。この左
動に伴なって油路82に出力される油圧がスプール弁体
77を右に押し戻すようにスプール弁体77の左肩部?
 、70.に働く。これにより、弁16は、エンジンE
のスロットル開度に比例した油圧を油路82に出力し、
前記変速ショックを緩和する働きをする。
マニュアル弁J/’ mをドライブ位置り以外のシフト
位置、例えば中速段保持位置■又は後進位置Reヘシフ
トするときは、中速段クラッチC2のみが作動して中速
段歯車列G2又は後進歯車列Grがそれぞれ確立する。
特に、後進位置Rcヘシフトしたときは、サーボモータ
5mのピストン44がその左端面に圧油を受け、ばね室
42が油タンクRに接続されるので、ピストン44が右
動シ、上述の十うに後進歯車列Grが確立する。なお、
マニュアル弁Vmのシフト位置中、Pkはパーキング位
置を示すものである。
以上のような油圧回路は従来公知である。
さて、本発明の要部を第3図により続けて説明すると、
直結クラッチCdの作動を制御するために、制止手段と
してのタイミング弁Tυ、モジュレータ弁Mυおよびオ
ンオフ弁17 oが油圧的に直列に接続される。ただし
、この接続順序は図示の順序に限定されるものではなく
、接続順序は問わない。
タイミング弁1゛υは、変速時に直結クラッチCdのロ
ックアツプ状態を一時解除するためのものであり、右方
の第1切換位置と左方の第2切換位置との間を移動する
スプール弁体85と、この弁体85の左端面が臨む第1
パイロツト油圧室86と、弁体85の右端面が臨む第2
パイロツト油圧室87と、弁体85を右側に押圧するば
ね88とを有し、第2パイロツト油圧室87には中速段
クラッチC2の作動油路41□から分岐した油路89が
接続され、第1パイロツト油圧室86は油路90を介し
て油タンクRと連通している。弁体85の外周にはラン
ド91を挟んで左右対称に2つの環状溝92゜93が設
けられており、弁体85が図示のように第1切換位置に
あるときには、低速段クラッチC1への作動油路41.
から分岐した油路84がモジュレータ弁Mυへの出力油
路94に連通している。
この状態は弁体85が左方の第2切換位置にあるときに
も変らないが、第1切換位置および第2切換位置間を弁
体85が移動する途中の位置では、出力油路94が油路
84と一時遮断され、ン閏滑油路3Bから分岐した油路
83とのみ連通する。
たとえば弁体85が図示の第1切換位置から第2切換位
置に移動する場合には、先ず油路84がラント:91に
よって閉じられ、次いで油路83と出力油路94とが連
通し、さらに出力油路94が閉じられ、ランド91が通
過してしまうと出力油路94と油路84とが再び連通ず
る。これとは逆に弁体85が第2切換位置から第1切換
位置に右動する場合には、ランド91が先ず出力油路9
4を閉じ、次に出力油路94と油路83とが連通し、さ
らに油路83が閉じられ、最後に出力油路94と油路8
4とが連通ずる。
また、弁体85が図示の位置にあるときには、油路95
は第1パイロツト油圧室86を介して油タンクRに連通
ずるが、中速段クラッチC2の係合中は弁体85が左動
して油路83と連通し、油タンクl?とは遮断される。
モジュレータ弁Mvは、ガバナ圧P!1をベースにして
ロックアツプ係合力を形成するためのものであり、右方
の閉じ位置と左方の開き位置との間を移動するスプール
弁体96と、この弁体96を開き位置に向かって押圧す
るばね97と、弁体96の左端面が臨む第1パイロツト
油圧室98と、弁体96の右端面が臨む第2パイロツト
油圧室99と、入力ポート100と、出力ポート101
とを有する。入力ボート10oはタイミング弁7゛υの
出力油路94に接続され、出力ボート1o1は油路10
2に接続される。第1パイロツト油圧室98は、弁体9
6に設けた絞り103を介して出カポ−)101に常時
連通する。
第2パイロツト油圧室99は、選択手段としてのハイセ
レクト弁V8を介して、油路95と、ガバナ圧pgを導
く第1信号油路471がら分岐した油路47.′とに接
続される。ハイセレクト弁V3は、油路95および油路
471′が同心接続されろケーシング125内に球状弁
体126を収納して構成される。このハイセレク)弁l
/Jは、油路95の油圧すなわち潤滑油圧pwが零と、
油路471′の油圧すなわちガバナ圧P、!7とを比較
し、いずれか高い方の圧力をモジュレータ弁A4υの第
2パイロツト油圧室99に導入する。
オンオフ弁VOは、スロットル開度がアイドル位置にあ
るときに直結クラッチCdのロックアツプの解除な行な
う弁であり、右方の閉じ位置すなわちロックアツプの解
除位置と左方の開き位置との間を移動するスプール弁体
105と、弁体105を閉じ側に伺勢するばね106と
、弁体105の左端面が臨む菓1パイロット油圧室10
7と、弁体105の右端面が臨む第2パイロツト油圧室
108とを有し、入カポ=トはモジュレータ弁Mυから
の油路102に連通し、出力ポートは出力油路109を
介して直結クラッチCdの油圧シリンダ14内に連通ず
る。第2パイロツト油圧室108には、弁76からアキ
ュムレータ72.73の背圧室にエンジンEのスロット
ル開度に比例した油圧を導(油路82かも分岐した油路
110に接続され、第1パイロツト油圧室107は油タ
ンクRに連通する。
このオンオフ弁Voでは、弁76の出力すなわちエンジ
ンEのスロットル開度に比例した油圧かばね106のば
ね力に打ち勝ったときに開弁し、モジュレータ弁Mυの
出力を直結クラッチCdの油圧シリンダ14に導く。ま
た弁76の出力かばね106のばね力よりも弱いときに
は閉弁し、油路109を解放ポート111に連通させ、
油圧シリンダ14内の油圧を油タンクRに解放する。
なお、第2パイロツト油圧室108に変速時のショック
を緩和するために設けられている弁76からの油圧を作
用させて(・るが、原理的にはスロットル弁Vtからの
スロットル圧l)tを作用させてもよ℃・。
次にこの実施例の作用について説明するが、直結クラッ
チCdOロックアツプ制御はマニュアル弁Vmがドライ
ブ位置りにあるときのみ行なわれるので、その場合につ
いてのみ説明する。
先ず、ドライブ位置りにマニュアル弁77771をシフ
トして車両を発進させると、最初は低速段の変速比であ
るので、油路89に油圧は作用しておらず、したがって
タイミング弁Tυは第3図示の第1切換位置にあり、油
路95の油圧は零であり、ハイセレクト弁17 sから
モジュレータ弁Mvの第2パイロツト油圧室99には油
路471′からのガバナ圧J) gが作用する。
このとき、モジュレータ弁Mυでは、出力ポート101
の油圧が絞り103を介して第1パイロツト油圧室98
に作用し、その油圧が弁体96に右動力を与える。この
右動力がばね97と第2パイロット油圧室99に導入さ
れるガバナ圧Pgとの弁体96に対する左動力に打ち勝
つと弁体96が入力ボート100を閉じるように右動す
る。また、それらの力関係が逆になると、弁体96は入
カポート100を開(ように作動する。その結果、出力
ポート101の出力油圧、すなわち直結クラッチCdの
作動油圧は、車体に比例したガバナ圧P、!7から一定
レベルにかさ上げされて、第4図の曲線αで示すように
なる。この作動油圧がトルクコンバータTの内圧pcを
上回る車速Aに達する。
と、その車速以上では直結クラッチCdのピストン13
が右動して、直結クラッチCdが係合され、トルクコン
バータTがロックアツプされる。
車速かさらに上昇して、中速段の変速比が確立されると
、タイミング弁Tυは左動して第2の切換位置となり、
油路95が油路83に連通する。
そのためハイセレクト弁Vsがらモジュレータ弁J/ 
vの第2パイロツト油圧室99に導かれる油圧はガノ5
す圧Pyが潤滑油圧puのいずれが大きい方となり、そ
の人遅い方の油圧をかさ上げした油圧がモジュレータ弁
Mvの出力油圧すなわち直結クラッチCdの作動油圧と
なる。そごで潤滑油圧pwの太きさも第4図示のように
選ぶことによって、前記作動油圧を曲線βで示すように
トルクコンバータTの内圧pcよりも大きくすることが
でき、車速Aよりも低速で直結クラッチCdのロックア
ツプが可能となる。なお、第4図において、潤滑油圧P
u、かわずかに右上りになっているのは、車速の増大す
なわちエンジンEの回転数の増大とともに余剰油量が増
加するために生じる現象であるが、はぼ水平と考えて良
い。
高速段の変速比のどきは、直結クラッチCdのロックア
ンプ動作が車速7以上に限定されるが、第5図に示すよ
うに実用上大きな問題とはならない。すなわち、油圧式
自動変速機の代表的特性マツプを示す第5図において、
点線で区画された3つの領域I、n、IIIは低速段、
中速段および高速段の運転領域をそれぞれ示し、高速段
の領域■は車速7以上に限られるので実害がないのであ
る。
これに対し中速段領域■ではその全域でロックテップ運
転が可能であり、実用燃費の改善が図られる。また車両
を停止する際のことを想定すれば明瞭であるが、低速段
にシフトダウンしたときに車速A以下ではロックアツプ
状態が解除されており、したがって車速に応じて切換動
作をする特別な切換弁を用いることなく、エンジンスト
ップの可能性が回避される。なお、第5図において実線
で示す水平線はオンオフ弁Voの作用によるロックアツ
プ解除線を示す。
この実施例では、油路95への潤滑油圧Pu、の作用の
切換えをタイミング弁Tυで行なわせるようにしたが、
その切換えのための専用の切換弁をタイミング弁Tυと
は別に設けてもよい。またハイセレクト弁Vsにガバナ
圧P1と潤滑油圧pttを導くようにしたが、エンジン
Eの作動に応じてほぼ一定の油圧を発生する他の油圧発
生手段からの油圧を前記潤滑油圧pwに代えて)・イセ
レフト弁V pに導(ようにしてもよ〜・。
第6図はタイミング弁の他の構成を示すものであり、こ
のタイミング弁Tv’では、油路83が連結されるポー
ト83αと、油路94が連結されるポート94aとの間
にもう1つのポート128が設けられ、このポート12
8は油タンクRに連通ずる。この実施例によれば、弁体
8ダが右動して第1の切換位置にあるときに、油路95
はポート128を介して油タンクRと連通し、油路95
の油圧は零となる。このタイミング弁Tυ′によっても
、前述のタイミング弁Tυと同様の機能を果すことがで
きるが、前述の実施例のタイミング弁Tvの方がコンパ
クトに構成される。また、前述のタイミング弁Tυでは
、第1の切換位置と第21 の切換位置との間で弁体8
5が移動するときに、油路83が出力油路94と一時連
通してロックアンプが解除されると説明したが、これは
潤滑油圧pWがトルクコンパ〜り7′の内圧Pcよりも
低い場合に限られ、そうでない場合は、第6図のタイミ
ング弁Tυ′のように油タンクRに連通するポート12
8を設げる必要がある。
なお、タイミング弁Tυ、Tυ′には、低速段クラッチ
C7に作動油を供給する油路411がら分岐した油路8
4が接続されているが、こ、ilはドライブ位置りでの
みトルクコンバータTのロックアツプを行なわせるため
であり−1・中速段保持位置■での前記ロックアツプを
行なわせるためには、油路43から分岐した油路を接続
すればよい。またタイミング弁Tv、Tυ′に潤滑油圧
1) LLの切換機能をもたせたが、それらのタイミン
グ弁l゛υ。
T v’とは別に潤滑油圧切換えのための専用切換弁を
設けてもよい。
第7図は中速段および高速段の変速比のときのみにトル
クコンバータTのロックアツプを行なうときの実施例を
示すもので、マニュアル弁Mυ、ならびに中速段クラッ
チC2に作動油を供給する油路412 (第3図参照)
から分岐した油路89および高速段クラッチC3に作動
油を供給する油路413から分岐した油路130間には
、タイミング弁TIが介装される。このタイミング弁T
d/は、左方の第1切換位置と右方の第2切換位置との
間を移動するスプール弁体131と、弁体131の左端
面が臨む第1パイロツト油圧室132と、弁体131の
右端面が臨む第2パイロツト油圧室133とを有し、第
1パイロツト油圧室132は絞り134を介して油路1
30に連通し、第2パイロツト油圧室133は絞り13
5を介して油路89に連通ずる。したがって中速段の変
速比が・確立したときには弁体131は左方の第1切換
位置にあり、油路89が出力油路94に連通ずる。また
、高速段の変速比が確立したときには弁体131は右方
の第2切換位@にあり、油路130が出力油路94に連
通する。さらに、低速段でのロックアツプが行なわれな
いので、潤滑油圧PTLを導く油路83はハイセレクト
弁Svに直接接続される。
この実施例によれば、中速段および高速段の変速比確立
時にトルクコンバータTがロックアツプされるので、前
述の第5図における車速A以下でトルクコンバータTが
ロックアツプされないイ列と区分される。
第8図は潤滑油圧pLLがそれだけで充分にロックアツ
プを行ないうる程度まで高い場合の実施例を示し、この
実施例では、潤滑油圧Pu、のモジュレーぞ弁Mvでか
さ上げする必要がないので、ハイセレクト弁V3は、モ
ジュレータ弁Aiυからの出力油路102の油圧と、゛
潤滑油圧1) 11.を導く油路83の油圧との比較を
して高い方の油圧をオンオフ弁11oに導くように配置
されろ。
第9図は車速に応じてトルクコンバータI゛の作動およ
び解除を:171J御するようにした実施例を示すもの
で、オンオフ弁Voの第2パイロツト油圧室108は切
換弁Vcを介して油タンクRに接続される。この切換弁
VCは左方の閉じ位置と右方の開き位置との間で移動す
るスプール弁体140と、弁体140を開き側に付勢す
るばね141と、弁体140の左端面が臨む第1パイロ
ツト油圧室142と、弁体140の右端面が臨む第2パ
イロツト油圧室143とを有する。第1パイロツト油圧
室142にはエンジンEのスロットル開度に比例した油
圧をオンオフ弁’Voの第2パイロツト油圧室108に
導く油路110から分岐した油路144が接続され、第
2パイロツト油圧室143にはガバナ圧Pgを導く油路
471′から分岐した油路145が接続される。また入
力ポート146にはオンオフ弁Voの第2パイロツト油
圧室108が油路147を介して接続され、出力ポート
148は油タンクRに接続される。
この実施例によれば、車速が低下したときに、弁体14
0を一右動させて入力ポート146と出力ポート148
とを連通させ、第2パイロツト油圧室108内の油圧を
油タンクRKM放してオンオフ弁Voを閉じ、直結クラ
ッチCdにおけろシリンダ14内の油圧を油タンクRに
解放することができる。したがって車速以下時にはトル
クコンバータTのロックアツプ状態が強制的に解除され
るので、低速段におけるロックアツプ領域をより低速側
に拡大することが可能となる。
以上の実施例では、直結クラッチとして駆動および被動
円錐面9,11間に円錐状のクラッチローラ15を介装
して成るものを示したが、本発明は、滑りを許容しうる
ものであるならば他の形式の直結クラッチをふいた自動
変速機に関しても実施することができる。また変速機も
3段である必要はなく、2速式や4速式の6車両用自動
変速機に本発明を適用することもできる。
以上のように第1の発明によれば、エンジンの作動に応
じてほぼ一定レベルの油圧を発生す1、る油圧発生手段
と、ガバナ弁からのガバナ圧および前記油圧発生手段の
発生油圧を比較し高い方の油圧を選択して出力する選択
手段とを設け、該選択手段の出力を直結クラッチの係合
力制御の指標としたので、低速段の変速比による走行時
にもトルクコンバータのロックアツプに必要な係合油圧
を確保することができ、中速領域での振動問題を解決し
て実用燃費の大幅な向上を図ることができる。
また、車速に応じて直結クラッチへの作動油圧の供給を
切換える切換弁を設ければ、トルクコンバータをロック
アツプしうる領域がより低速領域まで拡大する。しかも
直結クラッチは動力分割型であるので、低速領域でトル
クコンバータをロックアツプしても動力性能が劣化した
り車体振動が増大したりすることはない。この結果、ガ
バナ圧を変速に最も適した特性を有するように設定する
ことができ、設計の自由度が高くなる。
また、第2の発明によれば、低速段の速度比確立時に選
択手段および油圧発生手段間を遮断する制止手段を選択
手段および油圧発生手段間に介挿したので、ガバナ圧が
車速の低下に応じて急激に低下する特性を用いて、低速
段速度比におけるトルクコンバータのロックアツプ状態
を解除することができる。したがって車速に応じて切換
態様が変化する専用の切換弁を設けずに、低速段におい
てエンジンストップを引き起すことなくロックアンプ領
域をより低速領域まで拡大することができ、さらに実用
燃費の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の問題点を説明するための油圧特性図、第
2図〜第5図は本発明の一実施例を示すもので、第2図
は前進3段、後進1段の自動車用自動変速機の全体概要
図、第3図は本発明装置を含む上記自動変速機の油圧制
御回路図、第3A図は第3図の直結クラッチの要部展開
図、第4図は第3図の油圧制御回路の示すロックアツプ
係合圧力線図、第5図はロックアツプ運転可能領域を説
明するだめの図、第6図は第3・図のタイミング弁の一
変形例を示す要部回路図、第7図、第8図および第9図
は本発明の他の実施例をそれぞれ示す要部油圧回路図で
ある。 1・・・クランク軸、2・・・ポンプ翼車、3・・・タ
ービン翼車、5・・・入力軸、6・・・出力軸、14・
・・油圧シリンダ、39・・・油圧発生手段としての調
圧弁、C1,C2、C3・・・低、中、高速段クラッチ
、cd・・・直結クラッチ、E・・・エンジン、GI 
 I G2  rG3・・・低、中、高速段歯車列、M
・・・補助変速機、Mυ・・・モジュレータ弁、P・・
・油圧ポンプ、P9・・・カハナ圧、1゛・・・トルク
コンバータ、Tυ・・・制止手段としてのタイミング弁
、Vc・・・切換弁、Vg・・・ガバナ弁、Vo・・・
オンオフ弁、Vs・・・選択手段としてのハイセレクト
弁 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 落  合     健  ;第1図 BA  C□車速 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  エンジンの出力が伝えられる入力部材および
    出力部材を有する流体式トルクコンバータと;これら人
    、出力部材間に設けられ、両部材を機械的に係合するよ
    うに作動し得る油圧式直結クラッチと;前記トルクコン
    バータの出力部制に接続され、複数段の歯車列を有して
    いて、その歯車列の選択により複数の速度比に変速し得
    る補助変速機と、;車速に比例したガバナ圧を出力する
    ガバナ弁を有し、前記補助変速機の歯車列の選択を車両
    の走行状態に応じて自動的に行なう制御機構と;を備え
    た車両用自動変速機において、前記エンジンの作動中宮
    にほぼ一定レベルの油圧を発生する油圧発生手段と;前
    記ガバナ弁からのガバナ圧および前記油圧発生手段の発
    生油圧を比較し高い方の油圧を選択して出力する選択手
    段と;を備え、該選択手段の出力圧を前記直結クラッチ
    の係合力制御の指標としたことを肪徴とする車両用自動
    変速機におけるトルクコンバータの直結制御装置。
  2. (2)前記油圧発生手段は、自動変速機の各部潤滑を行
    なうための水頭をつくる調圧弁であることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の車両用自動変速機にお
    ける直結制御装置。
  3. (3)エンジンの出力が伝えられる入力部材および出力
    部材を有する流体式トルクコンバータと;これら人、出
    力部材間に設けられ、両部材を機械的に係合するように
    作動しうろ油圧式直結クラッチと;前記トルクコンバー
    タの出力部材に接続され、複数段の歯車列を有していて
    、その[東車列の選択により複数の速度比に変速し得る
    補助変速機と;車速に比例したガバナ圧を出力するガバ
    ナ弁を有し、前記補助変速機の歯車列の選択を車両の走
    行状態に応じて自動的に行なう制御機構と;を備えた車
    1両用自動変速機において、前記エンジンの作動中宮に
    ほぼ一定レベルの油圧を発生する油圧発生手段と;前記
    ガバナ弁がらのガバナ圧および油圧発生手段の発生油圧
    を比較し高い方の油圧を選択して出力する選択手段と;
    該選択手段および前記油圧発生手段間に介挿され、低速
    段の速度比確立時に選択手段および油圧発生手段間を遮
    断する制止手段と;を備え、前記選択手段の出力圧を前
    記直結クラッチの係合力制御の指標としたことを特徴と
    する車両用自動変速機におけるトルクコンバータの直結
    制御装置。
  4. (4)前記制止手段は、中速段の速度比確立に連動して
    、選択手段および油圧発生手段間の遮断状態を解除する
    ように構成され、しかも前記遮断状態”から選択手段お
    よび油圧発生手段間の連接状態への移行、ならびに前記
    連接状態から遮断状態への移行時に前記直結クラッチの
    係合状態を解除す、る切換機構を備えることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(3)項記載の車両用自動変速機に
    おけるトルクコンバータの直結制御装置。
JP2662383A 1982-11-12 1983-02-19 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置 Granted JPS59151663A (ja)

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JP2662383A JPS59151663A (ja) 1983-02-19 1983-02-19 車両用自動変速機におけるトルクコンバ−タの直結制御装置
GB8329947A GB2132710B (en) 1982-11-12 1983-11-10 Torque converter lock-up clutch control
FR838317909A FR2550140B1 (fr) 1982-11-12 1983-11-10 Dispositif de commande du verrouillage d'un convertisseur de couple pour transmission automatique de vehicule automobile
DE19833341160 DE3341160A1 (de) 1982-11-12 1983-11-14 Sperre-steuereinrichtung fuer einen drehmomentwandler in einem fahrzeug-automatikgetriebe
GB8529288A GB2166504B (en) 1982-11-12 1985-11-28 Lock-up control device for torque converter in automatic transmission for vehicle
GB8529289A GB2166818B (en) 1982-11-12 1985-11-28 Lock-up control device for torque converter in automatic transmission for vehicle

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5090527A (en) * 1989-09-26 1992-02-25 Jatco Corporation Pressure control system for lock-up clutch in automotive automatic power transmission with compensation of fluid pressure in low engine speed range

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US5090527A (en) * 1989-09-26 1992-02-25 Jatco Corporation Pressure control system for lock-up clutch in automotive automatic power transmission with compensation of fluid pressure in low engine speed range

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