JPS59150221A - 電熱装置付高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高周波加熱装置の加熱室内に電熱装置を設け
て、調理物に焦げ目も伺ける、いわゆる電熱装置付高周
波加熱装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来より定周波加熱による食品の調理では、食品に焦げ
目が付かない為、改善策として、加熱室内に電熱装置を
設けた、いわゆる電熱装置付高周波加熱装置が市場にて
多く普及している。これらの電熱装置としては、高周波
に、さらされても耐久性ケ有するように構成されており
、大きく二つの方式が採用されている。一つの方式は、
金属パイプの中に電熱線コイルと絶縁パウダーを内蔵し
た、ｂわゆるシーズヒーターである。又もつ一つの方式
として、石英管等の耐熱絶縁物のバルブの中に電熱コイ
ルを内蔵しただけの、ｂわゆる赤外線ヒーターがある。

ただしこの赤外線ヒーターは、電熱ヒーターや石英管等
が高周波にさらされると異常温度上昇を起こし、又、電
熱コイルにお−てはコイル巻線ピッチ間でスパーク事故
が生じたりするので、金属網等で高周波をしゃ断する構
成をとってｂる。

さて、上記二つの従来方式の欠点を掲げてみる。

寸ずシーズヒーターによる構成においては、電熱コイル
は絶縁パウダ゛−を介して金属ノくイブに熱伝導するも
のであるので、通電スタートから金属ノくイフか高温に
至る時間が比較的長い。これはスヒ。

−ド加熱調理’ｆｆ’ｌＦＺ大の利点とする高周波加熱
との併用には不向きである。又、２つ目の方式である赤
外線ヒーターにおいては、ピー１タ一温度の立ち上がり
時間は短かく出来るが、高周波をしゃ断する為の金属網
によハ赤外線の約２〜３割がカットされて食品に放射さ
れるものであり、熱効率全低下させているという欠点を
有している。

以下第１図と共に上記従来例の内の１つである赤外線ヒ
ータ一方式の構成を詳しく説明する。まず高周波加熱後
であるマグネトロン１から放射される置局／Ｂ７．は食
品２に吸収され、食品２は急速に内部から席１度上昇す
る。次に赤外線装置に通電されると、電熱コイル４は、
ただちに赤熱し、赤外線を発するｇこの赤外線は、その
一部は金属網５で反射及び吸収さｒｔ、又、残りの赤外
線は金属網５の１５″ｒ１０部を通過し食品２に照射さ
れ、焦げ目を付ける。父上記金属網１５は、高周波照射
時に、電熱コイル４や石英バルブ６が高周波により、ス
ノ（−り及び異常温度上昇を防ぐ為のもので、高周波が
透過しなり程度の多くの孔を有している。以上の構成に
は次のような欠点があった。赤外線ヒーター３は金属網
５に囲まれているので発生熱は金属網５内にこもってし
まめ焦げ目付性能が低下していた。熱効率を上げようと
して、金属網５の孔径を大きく、すなわち開口率を上げ
ると高周波が赤外線ヒーター３に照射され、電熱コイル
４のピッチ間でスパークを起こし寿命を灼かぐしたりし
ていた。又、上記金属網５ば、こもった熱と赤外線照射
（てより極めて高温になる為、耐久性の優れた高価な材
料を使用する必要があった。さらに、加熱室Ｙ内の食品
２　Ｋよる汚れを自動的に落とす為、自己浄化能力を有
する表面処理層を施こすものが一般的であるが、その耐
熱温度から、前記赤外線ヒーター３と金属網５の距＠は
大きくとる必要があり、結果的に加熱室内有効高さを小
さくしてし１つと込う欠点があった。以上が赤外線ヒー
ターを有した構成の焦げ目イ・］け高高周波加熱膜の従
来例の欠点であるか、上記欠点を一部解消する方法とし
て、次のような構成系が考えられる。

まず′１１．熱コイル４０表簡に絶縁被膜処理を施こし
、金（帆綱５をＩ？３止する（“１に成である。すなわ
ち電熱コイル内 八でもスパークしな−よつにするものである。しかし、
かかる構成［オいても、石英）＜バルブ６　ｉｄ高置局
ｆ直接吸収し極めて短時間に高温となる為、使用者が高
周波加熱後、安心して触れた時ヤケドケする危険がある
。又、電熱コイル４は、所定の焦げ能力を得ようとすれ
ば、９００℃程度以上の表面温度ｒ設計する必要があム
とすれば通電サイクルの繰り返しにより、上記電熱コ４
　／ｌ／　ａ　（７）　ピッチムラが牛じて来る。この
ピッチムラＩ／Ｃより１電熱コイル４の巻ピツチ距離が
小さくなる部分が発生し、この部分は、絶縁被膜を破か
いし、スノく−り事故に至る。すなわち本来の電熱コイ
ル４のノーを命’ｊ５ｚ３０００時間に設計しても、高
周波による早ｉｔ、ＩＩ破壊が生じ寿命は約１／３〜１
／４となってし１う０又、上記寿命を当初設定力１ら３
〜４倍に設計すれば、電熱コイル４の表面温度は著しく
低下することとなＶ）、今度は焦がす能力、すなわち赤
外線照射量が極端に低下するという欠、褪力；ある。

発明の目的 本発明は上記赤外線ヒーターの欠、薇ヲ解消するもので
、熱効率を向上して焦げ目付性會し全向上すると共に、
寿命が長く信頼性の高いヒーター付高周波加熱装置を提
供することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成する為に、本発明のヒーター付高周波加
熱装置は、特に電熱コイル内に導電性直線材を内蔵する
構成であり、これにより、このヒーター装置を直接高周
波電界中に配設すること７′）；できるので、このヒー
ター装置から輻射される熱量を途中で失うことなく極め
て高い効率で被カロ熱物へ照射できるという効果を有す
ると共に、異常加熱ニよる火傷事故や、スノく−クによ
る寿命の低下を防ぐ等、耐久性、信頼性共高めるといつ
効果を有するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について、図面に基づ−て訝５
明する〇 第２図は本発明の一実施例である電熱装置付高周波装置
を示すＷ面断面図、第３図は同上要部断面図、第４図は
同上電熱装置の構成を示す斜視図である。まず、第２図
において、マグトロン１から放射され５る高周波は、食
品２に吸収される。その後、電熱コイル４に通電され、
電熱コイル４は赤熱し輻射熱ｒ（より、食品２の表面に
焦げ目が付く。

６は石英・・ルブで電熱コイル４の赤外線を透過する。

８はチョークであり、高周波が加熱室７の外へ媚力、る
のを防いでいる。さて、上記電熱装置３け第３図、第４
図に示すごとく、上記電熱コイル４や石英バルブ６の他
に、短絡棒９と絶縁管１０からｂ’Ｚっている。上記短
絡棒９け、電熱コイル４のコイル状の中央部に、直線的
に配しており、導電性の金１訳材料で構成している。す
なわち、高周波が放射さ）″した場合、上記短絡棒９の
長手方向に短絡’ｉｈ：流が流れる為、同長手方向の電
圧はゼロとなる。こｆ′Ｌはその近傍に配設されている
電熱コイル４ピッチ間の電圧も、はぼゼロに近い値まで
低下させることとなる。又、前記絶縁管１ｏ１ｄ、電熱
コイル４と短絡棒９を絶縁する為のもので、耐熱性の高
周波透過性材料からなっている。

発明の効果 上記構成によれば次のような効果が生じる。

■　速熱性の高い石英管と電熱コイルからなる電熱装置
を加熱室内に直接配設できるのでさらに熱効率が向上す
る。

■　電熱コイルの巻きピンチてムラがあってもスパーク
事故が生じな−ので電熱コイルの生産性が向上する。

■　長年使用して電熱コイフレピッチにムラが生シテモ
、スパーク事故が生じないので、寿命を伸ばし品質面の
向上が図れる。

■　石英管の高周波吸収が極端に少なくできるので、異
常温度上昇が防げ、ヤケド等の事故が無くなる。

■　石英管の高周波吸収が少なめとＡうことにより、食
品への高周波吸収効率が向上する。

（リ　電ｖ′：装置全カバーするものが何もないので力
１」熱室内の有効寸法を広くする事ができる。

■　雷、熱装置Ａをカバーするものがないので、熱がカ
バー内にこもる事が無く、加熱室の材料衿安価なものを
使用できコストダウンとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す側面断面図、第２図は本発明の一
実施例を示す正面断面図、第３図は同要部断面図、第４
図は同電熱装置を示す破断斜視図である。 ４・・・・・・’Ｑｉ　熱コイル、６・・・・・・石英
バルブ、９・・・・・・短絡棒、１０・・・・・・絶縁
管、１１・・・・・・導波管、１２・・・・・・ドアー
。゛ 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名。 第１図 第３図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を高周波加熱する為の高周波発生手段と
   、上記被加熱物を電熱加熱する為の電熱加熱手段を有し
   、この電熱加熱手段は、コイル状の電熱線と・この電熱
   線のコイル巻さ径の内部の長手方向に導電性の直線材を
   配設した電熱装置１！月高周波加熱装置
2. （２）コイル状の電熱線は耐熱性絶縁物のバルブに内蔵
   した特許請求範囲第１項記載の電熱装置付高周波加熱袋
   ＠。
3. （３）　　コイル状の電熱層と導電性の直線材の間には
   耐熱絶縁物からなるバルブを介在させた特許請求範囲第
   １項記載の電熱装置付高周波加熱装置。